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タイトル:Daily Drama Express 2010/02/07 特上カバチ! (4)  2010/03/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/02/07 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 特上カバチ!
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 田村勝弘(櫻井 翔)
 住吉美寿々(堀北真希)
 重森寛治(遠藤憲一)
 検備沢京子(浅野ゆう子)
 栄田千春(高橋克実)
 大野 勇(中村雅俊)
脚  本 西荻弓絵
主題歌  「」

あらすじ  第四話 保証人地獄に落ちた妻

 住吉美寿々(堀北真希)は、バツイチ子持ち。栄田千春(高橋克実)
は、何をそんなに行き急いでいるんだ?と言う。重森寛治(遠藤憲一)
は、奥さんを貰ったのはいいのだが、毎日フレンチ。それもつらいね
ぇ、と栄田。

 そういえば、栄田には、浮いた話がない。もしかして、栄田が狙っ
ているのは、田村勝弘(櫻井翔)では?と言われ、身震いする田村。

 ホステスの一人が、財布を拾ったお礼に、まんじゅうを貰った話を
する。その財布の中には、100万円以上入っていたと言う。

 田村は、それじゃあ5万から20万円ぐらい貰えたはずなんだとい
い、ホステスは残念がる。

 Quiz =*=*=
 お金を拾った場合、その金額の一割を謝礼として、現金で請求でき
るでしょうか?
 (A)できる
 (B)できない
 =*=*=

 遺失物法で決められているのは、5%から20%。ただし、1ヶ月
以内に請求しなければならないので、注意と田村。


 栄田が飲みつぶれてしまい、田村が仕方なく、自分の下宿先まで、
負ぶっていく。

 やっとの事で畳の上に下ろすと、田村が住むアパートの大家さん、
柿崎晴子(38)が、どうしても訊いて欲しい話があると言う。
 田村が、疲れていると言っても、解放してくれない。

   =*=*=
  今回の依頼人
  吉田香織(39)
  夫が経営する饅頭屋が倒産
  夫と別居中
  =*=*=


  香織が、生活費などのために銀行にお金をおろしに行ったら、預金口
座が凍結されていた。これでは、生きていけない、と言う。

 田村は、借金をしているのですか?と訊く。
 していません、と香織。
 それでは、連帯保証人になったことはありませんか?と訊く田村。
 それもありません、と香織。

 田村は、貯金を凍結した会社の名前を訊く。
 香織が答えた社名は、サラ金業者だった。

 田村は、さっそく明日、そのサラ金業者を調査してみよう。それに
はまず、事務所に来て欲しいと、自分の名刺を香織に渡す。


 翌朝の事務所。

<<美寿々のコスプレ潜入捜査! 0.3秒で偽造書類が見破れるプ
ロの丸秘テクニック!?>>

 事務所に香織が入ってくる。手首には、痛々しく包帯が巻かれてい
る。自転車で転んでしまって、と言う。

 するといきなり栄田が、香織に優しくする。
 <<衝撃のフォーリンLOVE>>

 栄田が、考えられることを説明する。
 1.銀行に行ったら、口座が差し押さえられていた。
 2.ご主人の借金の連帯保証人だと言われた。
 3.保証人になった覚えがない。
 4.ご主人が奥さんの名前を勝手に使ったようだ。

 田村と美寿々が呆気にとられていると、重森が、栄田は包帯フェチ
だと教える。


 栄田は、田村にビデオを用意させ、サラ金業者の事務所に乗り込む。

 そこで栄田は出して貰った契約書を田村に読み上げさせながら、ビ
デオで撮影。

 これだけで充分です、と事務所に戻ってくる。


 事務所で契約書のコピーを見た香織が、自分の名前として書かれて
いる字は、自分のものではない、と言う。誰かが偽造? 夫の字に見
える、と。

 更に、栄田がビデオを再生すると、日付が消える!?
 <<偽造を暴く必殺テク!! 夜間モード撮影>>
 と、得意そうに説明する栄田。

 所長の大野勇(中村雅俊)は、栄田と田村がこれ以上関わることに
反対する。

 二人が新しいことをやっているのを見て、美寿々は二人についてい
くことにする。
 三人で行くことは無いじゃないですか、と田村が言うと、田村が留
守番したら? と美寿々。田村は、そんな殺生な、と二人についてい
く。


 筆跡鑑定を依頼しに行く。

 =*=*=
 元堀源五郎(57)
 筆跡鑑定人 行政書士
 =*=*=

 民間で筆跡鑑定をしている人は、元警察の科捜研に勤めていた人が
多い。元堀もそうだった。

 元堀の事務所は、アシスタントが先に死んでしまったということで
ほこりまみれ。

 本鑑定か、簡易鑑定か、と元堀。
 栄田が、簡易鑑定と答えると、がっかりする元堀。すなわち、簡易
鑑定は5万円で、本鑑定は50万円の違いがあったからだ。本鑑定は、
裁判資料として使える。


 放っておいて着手しない元堀に、美寿々は、依頼人が苦しんでいる
と迫って、鑑定を始めさせる。

 鑑定の方法は秘密と言いながらも、解説してくれる元堀。

 元堀は、香織の字ではないと結果を出す。
 では、字を書いたのは夫か!?

 まず、三人は香織に、鑑定結果を伝える。

 田村は、すぐ解決するようなことを言って香織を安心させるが、栄
田と美寿々は、まだ解決していないのに、安心させない方がいい、と
田村を諫める。

 三人は、香織の夫のところへ行く。

 =*=*=
 吉田学(40)
 香織の元夫 饅頭屋を経営
 倒産して、現在無職
 =*=*=

 田村の住んでいるアパートよりも、ボロ屋だった。

 学は、あの頃は倒産騒ぎで、大量の書類を書かされて、一々覚えて
いないが、この書類に香織の名を書いた覚えは無い、と言う。

 栄田は、それならここに一筆書いてくださいと言って、レポート用
紙を差し出す。


 三人は、学が書いたレポート用紙を持って、元堀のところへ行く。

 元堀は学の字との鑑定をし、この香織の名前は、学が書いたもので
はない、と言う。

 田村は、ということはこの字は第三者が書いたということ。それは
すなわち有印私文書偽造、あるいは詐欺ということになる、と言う。
それを立証するために関係者の筆跡鑑定を、と。

 栄田は、そんな鑑定料、香織に払えるわけがないだろう。もうこの
件は諦めろと言う。

 元堀が、今回の鑑定料を要求する。


 スーパーでパートをしている香織。店長から給料を渡されるが、
3/4しか入っていないと、文句を言う。
 店長は、1/4は、差し押さえられてしまっていると言う。
 香織は、3/4では、家賃を払って、子供と暮らしていくことはで
きないと、なおも言う。
 すると店長は、オレが埋め合わせしようか?と言う。
 断る香織。


 香織が泣きながら、学の部屋の戸をドンドンと叩く。「どこまで苦
しめたら、気が済むの。生活できないじゃない。そこにいるのはわか
っているのよ!」と叫ぶ。


 美寿々が田村に、グズグズしているから、間に合わないじゃないの!
と怒鳴りながら駆けつける。

 そこでは、香織が逮捕されていた。アパートの住人からの通報で、
泣きわめいて騒いでいる人がいる、として。

 美寿々は、これは妻が夫を訪ねてきただけで、住居不法侵入とまで
はいえない。夫婦喧嘩では、民事不介入ですよね、と言って、香織の
身柄を取り戻す。


 その頃学は、パチンコをやっていて、そこそこ稼いでいる。

 三人が学のところに来て、妻子にお金を払おうとは思わないのです
か!と文句を言う。
 だが学は、お金なんて無いと言う。

 三人は、とにかくこれでは香織の生活が破綻する。銀行口座の解除
を銀行に掛け合おう。連帯保証人ではないのだから、と決める。


 銀行に着くと、そこには京子と土方と沖田が優雅にお茶を飲んでい
た。京子はこの銀行の顧問弁護士。差し押さえ口座の解除の請求が上
がっているからとのことで、呼ばれたのだった。

 田村が、この連帯保証人の香織の署名は、本人の字では無い。よっ
てそれに基づく凍結も解除して欲しい、と言う。

 だが京子は、連帯保証契約が無効であることについて、裁判所の判
決は得てきたの?それが無ければ応じられない、と言う。
 京子は田村に対して、さすがゆとり世代は詰めが甘いわね、と言う。
 栄田と美寿々に対しては、あなたたちが付いていながら、と言う。

 美寿々は、「ですよね」と言って、さっさと引き下がる。


 事務所に戻る三人。
 重森は、もうこの件からは手をひけという。
 それに対して大野は、これは大野の看板を賭けた闘いだ。負けるな、
と言う。


 翌日、事務所に田村がいない。

 栄田と美寿々が、元堀の事務所に行くと、田村が掃除をしていた。
一晩掃除して、大分きれいになったという。

 これなら、鑑定作業も進みますね、と言って、資料が入ったボック
スを元堀の前に置く、栄田と美寿々。

 元堀は観念して、鑑定作業を進める。


 お茶が欲しい、と元堀。
 電気ポットでお茶を沸かそうと、とぐろを巻いているプラグの一つ
をコンセントに挿す田村。
 すると、青い光の出るライトが灯る。

 そんなことをしていて、お湯一つ沸かせない田村に、しびれを切ら
した美寿々が、さっさと電気ポットのプラグをコンセントに挿す。

 遂に、香織の代わりに署名をした人物が割り出される。

 =*=*=
 猪股蘭子(33)
 スナック『ジャッカル』のママ
 =*=*=

 そんな犯罪の片棒を担ぐということは、蘭子も何か弱みを握られて
いると言うことなのか。

 スナック『ジャッカル』の前で、どうするか?という段になると、
美寿々は、スナック『ジャッカル』がホステスを募集しているのを指
さし、ホステスとして、潜入すると言う。


 ホステスとして、スナック『ジャッカル』に潜入している美寿々。
 客として、大野もやってくる。
 美寿々が大野を、コンサルタント会社の社長と紹介すると、一人の
ホステスがアシスタントとして入る。

 その時、蘭子が店の外に出て行く。
 美寿々はアシスタントのホステスに、お客様なら、ママはどうして
中にお通ししないのかしら?と無邪気に訊く。
 するとアシスタントのホステスは、あれは蘭子の恋人だから、と答
える。蘭子の妖艶な魅力に釣られた男は大勢いるけれど、今のは学。
学が羽振りが良かったときには、蘭子にマンションをかってやったこ
ともあるらしい、と。


 そのマンションの登記を、栄田と美寿々は法務局に調べに行く。
 そのマンションの、蘭子の前の所有者は『狸まんじゅう』。すなわ
ち、学の会社。
 登は、マンションの所有権を蘭子に移転し、債権超過にして、計画
的に倒産させた。債権者達は、残り少ない資産を分け合うしか無くな
った。


 登の所へ行き、登記の謄本を見せて、登を問い詰める。ほとぼりが
過ぎたら、蘭子と住むなり、転売するなりするのだろう、と。

 すると登は、あのマンションは、木島商会という製餡所に転売した。
蘭子に転売したのは、木島商会だと主張し、木島商会との売買契約書
を見せる。
 だが、肝心の契約書の名前の部分が黒く塗り潰されている。
 学は、登記料を節約するために、登記を飛ばすのはよくあることで
はないか、と主張。

 栄田が登記を依頼した司法書士を訊く。
 だが学は、登記は自分たちでやった。法務局へ行けば丁寧に教えて
くれるし、安上がりだし、と言う。そして、気が済むまで調べてくだ
さいと、その書類を栄田に渡す。


 事務所に戻って、ビデオで赤外線撮影をするが、黒く塗りつぶされ
ている下に書かれている文字は見えない。


 途方に暮れて、夜の街を歩いていた栄田と田村は、ブラックライト
を使った看板を見る。赤外線がダメでも、紫外線があるじゃないか!
と気付く二人。


 美寿々は、休み時間に、ホステス仲間の法律問題を解決してあげて、
大人気。


 栄田と田村は、学を訪ね、この契約書を偽造しましたね、と言う。
 だが、とぼける学。

 そこで田村は、文書鑑定のプロとして元堀を紹介する。
 元堀は、インクにはいろいろあり、赤外線を吸収するものと、透過
するものがある。そして、紫外線を当ててみると、光り出すものがあ
る。
 この黒く塗りつぶされたところに紫外線を当てても、何も出ない。

 でも、裏から当てると、文字が浮かび上がる。インクは紙の裏にま
で染みる。そこには、猪股蘭子の文字。

 これで、有印私文書偽造並びに詐欺罪で刑務所行きだ、と田村。

 栄田が、まあ刑務所へ行っても、依頼人には一文の得にもならなの
で、香織に対する慰謝料2000万円払ってください、と言う。

 そんな大金はない、と学。
 マンションを売ればいいじゃないか、と栄田。
 学は、相談してみないと答えられないといいながら、電話をかけな
がらトイレに入る。

 学がなかなか戻ってこないので、その共同トイレを覗くと、向こう
側の窓が開いている。学は逃げ出したのだ。


 学は蘭子を店の外に呼び出し、マンションを売ってくれ、と頼む。
 だが、蘭子はあのマンションは自分のものだから売れない、と言う。

 そこに美寿々が来て、蘭子も詐欺の共犯になると脅しを掛ける。
 向こうからは、ヤクザのように栄田がやってきて、2000万円か
刑務所か、と迫る。


 香織のアパートにやってくる田村、美寿々、栄田。
 香織の前に、慰謝料2000万円を置く。それと、離婚届と和解書。
借金の連帯保証人からも解放された。
 これで新たな人生を始められる。

 そこに、香織の中学一年生になる息子が帰ってきた。
 栄田は、必死にその息子と仲良くなろうとしている。
 美寿々が栄田に小声で、「公園にでも誘ったら?」とアドバイスす
る。

 そこに、香織がパートをしているスーパーの店長が、スケボーを持
って訪ねてくる。
 香織の息子は、店長と遊びに行く。

 香織に訊いてみると、店長と交際しているという。


 香織のところを辞した栄田は、気落ちしている。だが、包帯フェチ
だから、もう包帯を外してしまった香織に、興味はない、と強がる。


 事務所で美寿々は、あの店長はきっとオタク。変な性癖を持ってい
るに違いない、とブツブツ言っている。

 田村は、そんなに用心深いと、恋人できないですね。でも、なんで
離婚なんてしたんでしょ。やっぱり見る目が足らないのでは?と言う。

 美寿々は、自由になりたかっただけ。恋人もいない田村に言われた
くない、と言う。

 結構もてるんですよ、と負け惜しみを言う田村。



寸  評  慰謝料の額などを提示しては、司法書士の職分を超えているので
はないでしょうか。
 いくら払いたいから、公正証書を作って欲しいというのなら司法書
士のお仕事でしょうが。

 そういえば、父親が家を建て直したとき、建物の登記は本を買って
きて、自分でやっていました。司法書士に頼むと、何万だかかかると
のことだったので、大分節約できたといっていました。

 あと、自分には、法学部で民法ゼミで、司法試験を目指していたら、
ある日親戚に、駐車場として貸している土地の権利関係を調べたいか
らと言うのに付き合わされて、法務局まで行って、土地台帳を調べた
ことがあります。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 温かくなり、いよいよ標準木も5輪以上花開いて、東京も開花宣言となった
のに、このところ、オーバーを着ないと、外出できません。せっかくスプリン
グコートに替えていたのに。
 しかも雨は2日近く降ったあと、さらに短時間でも降るし。
 俗に「春雨じゃ、濡れていこう」というように、生暖かいもののはずなのに、
寒い雨降りですよね。

 週刊誌に、太陽の黒点の活動から見て、プチ氷河期になるとも書かれていま
した。最高に暖まったのは、1998年だったらしいです。

 確かに今年は、今までで一番にはまだ遠いけれども、とても寒く感じます。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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(http://www.mailux.com/)
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