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タイトル:Daily Drama Express 2010/02/06 ブラッディ・マンデイ2 (3)  2010/03/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/02/06 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ブラッディ・マンデイ
局  名 TBS系
放映日時 土曜19時56分
キャスト 高木藤丸(三浦春馬)
 折原マヤ(吉瀬美智子)
 九条音弥(佐藤 健)
 加納生馬(松重 豊)
 南海かおる(芦名 星)
 高木竜之介(田中哲司)
 霧島悟郎(吉沢 悠)
 神崎 潤(成宮寛貴)
 高木 遥(川島海荷)
 水沢 響(黒川智花)
原  作 龍門諒、恵広史『ブラッディ・マンデイ Season2 絶望ノ  匣』
脚  本 渡辺雄介
主題歌   『』

あらすじ  03 友情と裏切り…驚愕の毒ガステロの真相!!

 SUNDAY 11:00

 課長・萩原太朗(高嶋政宏)が、魔弾の射手の毒ガステロの原因が
分かった、と言って、現れる。やったのは、HORNET。

 都市ガスの供給は、コンピュータ化されている。これにハッキング
したのだ。都市ガスは、圧力をかけて、各家庭に供給されている。こ
のことを利用している。

 どういうことなんだ? 圧力と毒ガスと、どういう関係があるのか?
 と質問。

 萩原が答える。ある種の毒ガスは、普通では毒性を帯びていない。
だが、圧力をかけると、毒性を帯びるものがある、と。


 自殺しようとした八木。
 だが、電灯の笠に絡めた電気コードに全体重をかけると、電灯の笠
が外れて、八木の身体は落下する。


 拳銃を口にくわえたJ(神崎潤(成宮寛貴))は、引き金を引くが、
空振り。
 狂ったように何度も引き金を引くが、一発も発射できず、Jは吼え
る。

 そのJを、霧島悟郎(吉沢悠)たちが、取り押さえる。


 萩原が、説明を続ける。通常の都市ガスは、1.5から2.0キロ
ヘクトパスカル。だが、HORNETは、これを3.0キロヘクトパ
スカルに上げて、毒性が発揮されるようにした。このガスは不燃性の
ため、ガスを消したあとも漏れ続け、そこにいた人々の生命を奪って
いく。総延長800キロメートルに及ぶガス管が、HORNETに押
さえられているのだ。HORNETにすべてを押さえられているため、
中央管制センターからは、制御できない状態になっている、と。


 SUNDAY 11:30

 九条音弥(佐藤健)たちを襲ったライフル銃を持っていた男と、音
弥たちを蹴った女が、気弱そうなメガネの男に、音弥から奪ったチッ
プを渡す。

 そして、釈放は14時。釈放されたら、即座に奪還すると、確認す
る。


 おとなしくベッドに寝かされているJを治療する男性医師。

 女医の倉野理沙(満島ひかり)が、高木藤丸(三浦春馬)の治療を
する。そして、Jとの関係を訊く。

 藤丸は、2年前、父親と親友が、Jの組織によって殺された。

 倉野は、Jが悪い人には見えないのだけど、と言う。

 藤丸は、倉野がそう思うなら、それでいいのではないか。藤丸にと
っては、Jがテロリストだということだけだ、と言う。

 藤丸が戻ってくると、危険な目に遭わせてしまったことを、霧島が
詫びる。

 その霧島に、男性医師は文句を言う。Jをこんな状態にするのなら、
尋問は許されない。もし尋問の必要が生じたら、医師の立ち会いを必
須とする、と。

 男性医師が話している間に、霧島の携帯に着信。男性医師は不快感
を示すが、霧島は電話に出る。

 電話は、局長・苑麻孝雄(中原丈雄)からで、九条彰彦(竜雷田)
総理大臣が、事態の収束のために、FALCON(藤丸)を
Third−iに協力させろと指示している、と言う。

 桐原が、藤丸に話そうとしたが、藤丸はその場を脱出したあとだっ
た。


 藤丸は外へ逃げ出して、街中でパソコンを開いていた。2つの携帯
からの電波が、一緒に移動している。藤丸は、一つは音弥で、もう一
つは折原マヤ(吉瀬美智子)。二人は一緒に移動している、と予測す
る。


 八木はチャットで『死ねませんでした』と書き込む。
 そうすると、『死ななくてよかったね』『怪我してない?』との書
き込みが次々と集まっている。
 八木は、「偽善者め」と吐き捨てながら、『ご心配をおかけしまし
た』と書き込む。


 霧島の車に乗っている、加納生馬(松重豊)と南海かおる(芦名
星)。

 霧島は、Third−iの中に、魔弾の射手のスパイがいる。だか
ら彼らは、Jの乗った飛行機に爆弾を仕掛けられたのだ。

 加納とかおるが、Third−iに呼ばれたのは、そのスパイを捜
査するため。このことは、Third−iの幹部たちは承知している。

 藤丸は、音弥を追っているのだろう。藤丸が音弥を見つけ出したら、
一緒に保護する、と言う。


 音弥はマヤと一緒にホテルの一室にいる。
 音弥は、マヤは友人を殺したと言って、逃げようとする。

 マヤは、藤丸がハッキングすると、朝田あおい(藤井美菜)が死ぬ
と伝えた。それでも藤丸はハッキングをした。だから、あおいは死ん
だ。すなわち、藤丸があおいを殺したことになるでしょ、と言う。

 マヤは、誰かが来るのを待っている。

 その誰かがやってきた。
 なんと、部屋に入ってきたのは、側近に車いすを押された、九条総
理だった。

 九条は、部屋にはいると、側近を下がらせる。

 九条は、孫である音弥を、こんな危険なことに巻き込んではいけな
いという。自分には、国民を守る職責がある、と。

 音弥は、1人の女性も守れなくて、何が国民を守るだ、と毒づく。

 マヤは、今回は、九条総理派の人間だと言う。だが、音弥は信じな
い。

 マヤは、車いすの九条総理にしなだれかかり、言うことを信じて貰
えない、と言う。九条総理は、よくやっていると認める。


 藤丸がホテルにやってきて、問題の一室の前に立つ。

 だが、飛び出してきた大人たちに、身体を押しつけられる。男たち
は拳銃を手に、ホテルの部屋を探す。


 その頃、音弥と九条総理は、マヤが運転する車に乗っていた。

 音弥はマヤに、本気でテロを止めるつもりか訊く。
 マヤは、クライアントがそう望んでいるので、と答える。
 音弥は、それなら藤丸は、自分に任せて欲しい、と言う。あおいを
殺した奴が許せない、と。


 高架下のゴミ捨て場に連れ込まれ、暴行を受ける八木。

 もうお金は出せるだけ出した。貯金もはたいたし、親からも盗める
だけの金は盗んだ。でも、もう親に感づかれている。親は学校と警察
に相談に行くと言っている。それはまずいだろう、と八木。

 いじめっ子は、八木に死ねと言う。保険金ぐらいかけてあるだろう
から、それを払えって......冗談だよ、と。

 明日までに、次の方法を考えておけよ、と言うと、いじめっ子たち
は立ち去る。

 その背中に対して、死んだら本当にいじめはしないのだな、と確か
める八木。だが、いじめっ子たちの返事は無い。


 『怒りの原因より、怒りの結果の方が、はるかに重い。
        マルクス・アウレリウス』


 TIMELIMIT 01:59:58

 魔弾の射手のメンバーは、ガス管の先にいる、都民は全部人質だ、
と言う。爆弾が作動し、カウントダウンを始める。


 会議室では、九条総理が戻ってこないと騒ぎ始める人が出てきてい
る。

 男性が内閣情報調査室調査官・竹内由希に、わたしが代わりをする
しかない、と言う。
 竹内は、九条総理の留守中に、やりすぎないようにしなさいと、釘
を刺す。


 Third−iで、澤北美姫(阿南敦子)は、加納とかおるを小さ
な部屋に呼び、三人の受刑者のうち、本当に欲しかったのは、笹嶋で
しないか、と言う。笹嶋の罪名は強姦罪だが、その前にも前科があり、
それが爆弾----プルトニウムだった。原子工学の博士号を持っている。
その技術が欲しかったのだろう。

 その会話を盗聴している萩原。


 藤丸を車に拉致した、九条の側近は、このテロを回避するために
2つの方法がある。一つが全世帯へのガスの供給停止だ。これは全世
帯にパニックを発生させるし、今回のパニックを発生させないとする
九条総理の方針に反する。
 そこで、もう一つの方法が、FALCON(藤丸)だと言う。

 藤丸は、それをやるなら、Third−iでは無理だと言う。
 にらみつける九条総理の側近に、「Third−iのコンピュータ
では遅すぎる。だから藤丸の要塞へ行こう」と説明。


 TIMELIMIT 01:31:56

 加納は、スパイは萩原だと言って、萩原の執務室に飛び込む。

 だが逆に、加納こそスパイじゃないかと、拘束されてしまう。

 萩原はリストを見せる。毎月95万円が加納の口座に振り込まれて
いて、しめて28,750万円。離婚した妻への慰謝料と、子供の養
育費は、窓際ではまかなえないだろう。加納は、スパイとして金を貰
っていた、と。


 八木の携帯に、
 『初めまして ヤギさん
 掲示板 見ました
 一緒に死にませんか
     ホタル』
 というメールが着信する。


 電話を終えたマヤは、「あそこの組織は、やっぱり面倒ね」と言う。


 萩原は、この人は誰ですか?と加納に問う。加納は分からないと答
える。


 美姫は、萩原がハッキングしていた痕跡は、きれいに消されていて
分からないという。


 逆に、加納がスパイだという証拠はあるのだと、萩原が捜査資料を
見せる。


 魔弾の射手が要求した釈放の件でもめ始めたところに九条総理が戻
ってきて、会議は落ち着きを取り戻す。

 TIMELIMIT 00:59:55


 藤丸が、秘密基地で10台近くのモニターを調べていると、水沢響
(黒川智花)が調理をしている。


 藤丸は、FALCON(サイバー空間を飛ぶ鷹)をサイバー空間に
放つが、次々ととらわれてしまう。

 手を組み、うなだれる藤丸。
 響にガスを使うのを止めろ!と命じる。
 訳が分からないまま、不承不承ガスを止める響。

 キーボードの上で、両手をせわしなく動かしていた藤丸の手が、遂
に止まる。なんと、クラウドのコンピュータを使い、HORNETを
すべて捕まえたという。


 TIMELIMIT 00:09:59

 九条総理宛に、また魔弾の射手からの電話。
 テロはもうしない。我々の目的はもう達せられた。あの三名はいず
れも釈放された。法務大臣の英断に感謝する。

 九条総理は、テロに屈して釈放をしてしまった法務大臣を責める。


 「待ち合わせの場所に、まだいますか?」とメールを送る八木。

 その後、遥からの電話が入る。今朝、電話できなかったことを詫び
る。
 八木は西山たちに脅されているのではないか。八木のことが心配な
どだという。
 八木は、偽善者だというと、全話を切る。

 携帯のメールを見ると、次の文面が着信していた。
 『まず、その店でCDを買ってください。わたしたちが一緒に死ぬ
には必要なんです。タイトルは、『魔弾の射手』 オペラのCDです。
     ホタル』


 霧島の携帯に着信。電話をかけてきたのは藤丸で、ガス供給システ
ムのファイアーオールを強固にしておいたという。
 霧島が、音弥のことはと言うと、藤丸は、音弥は自分一人で取り戻
しますと言う。

 一人きりでできるの?と訊く響。
 親友なのだから、一人でやらなければならないという藤丸。

 霧島は、なにかあったらいつでも頼って欲しいという。


 ホタルの指示通り、CDを購入する八木。
 次の指示が着信している。
 『CDを買ったら、トイレに入り、タンクのふたを開け、中身を摂
りだしてください。
     ホタル』

 トイレのタンクのふたを開けると、木のケースが入っている。でも、
開かない。

 携帯に着信。
 『CDの中に鍵があります。それで開きます
     ホタル』

 CDの中に入っていた鍵を使って、箱を開ける八木。


 ベッドに寝ているJが、「あーあ、またパンドラの匣が開いちゃっ
た」とため息をつく。


 八木が開けた箱の中には、拳銃が入っていた。


 藤丸がコンピュータに向かっていると、響が拳銃を藤丸に向けてい
て、振り返った藤丸の眉間に銃口を向ける。

 藤丸が、止めろと言うが、響は、三番目の皇帝から招かれているの
だから、欠席は許さない、と言う。


 マヤは、音弥に、皇帝が待っている。さあ、『皇帝の牙』を追いか
けなくちゃと言って、スピードを上げる。

 『常に世界のどこかで朝が訪れている
     リチャード・ヘンリー・オーレ』


寸  評  また、誰も信じられない状態になってきました。
 藤丸だけは、信じていいんですよね......と確かめたくなってしま
います。

 音弥も、あおいを殺したとして、藤丸を憎んでいるわけですよね。

 また、マヤは今度は九条総理側のエージェンシーになっているし。

 加納とかおるが、Third−iのスパイ捜しを裏の使命にしてい
る。

 それらが、いろいろな思惑で絡み合っています。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 春ドラマも、原作ものが少なくなった気がします。また、従来のドラマ枠以
外の枠が、時期をずらして放送されるのも増えているような。
 『チームバチスタ』シリーズも第二シリーズが開始します。同じ時期の事件
として、原作では『ジェネラル・ルージュの凱旋』と『ナイチンゲールは啼か
ない』がありますが、ナイチンゲールの方はこの間スペシャルとして放送し、
『ジェネラル・ルージュの凱旋』の方を柱にしたのですね。
 確かにこちらの方が、救急医療の崩壊という社会問題を浮き彫りにしやすい
ですね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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ID  :MM3E195F16414CD 
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