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===================================================== 発行部数 27 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2010/03/15 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル コード・ブルー −ドクタヘリ緊急救命− ２ｎｄ ｓｅａｓｏｎ 局 名 フジテレビ系 放映日時 月曜21時 キャスト 藍沢耕作（山下智久） （フライトドクター候補生） 白石 恵（新垣結衣） （フライトドクター候補生） 緋山美帆子（戸田恵梨香）（フライトドクター候補生） 冴島はるか（比嘉愛未） （フライトナース） 藤川一男（浅利陽介） （フライトドクター候補生） 田所良昭（児玉 清） （救命センター部長） 森本忠士（勝村政信） （フライトドクター） 梶 寿志（寺島進） （パイロット） 西条 章（杉本哲太） （脳外科医） 三井環奈（りょう） （フライトドクター） 橘 啓輔（椎名桔平） （フライトドクター） 脚 本 林宏司 主題歌 Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ「ＨＡＮＡＢＩ」 あらすじ 第１０話「岐路」 医療行為とは選択の連続だ。出血覚悟で手術に踏み切るか、保存的 治療で押し通すか。いずれにせよその分かれ道は、選んでしまえば二 度と引き返せない。リセットできない。それは人生と同じ……。不確 かな分かれ道の連続。でもどちらかを選び進んでいくしかない。人生 の岐路は容赦なく迫って来る。 フェロー修了の認定の３月２５日が迫って来た。 田所所長（児玉清）のオペで行われる循環停止法は、優秀な外科医 でも一生に１度か２度行うくらいのもので、翔北病院内では慎重な検 討が繰り返されていた。 恵（新垣結衣）は青森への講演会に行く途中で翔北病院に立ち寄っ た父親とランチの約束をしていたが、急患が入ってなかなか時間が空 かず、１３時を過ぎてしまった。父親は時計をせわしく見ながら、待 ち続けていたが、結局時間がとれず病院を後にした。 それと入れ替わるように、黒田（柳葉敏郎）が翔北病院へやって来 た。ただの挨拶回りに来たという話だったが、田所所長は「万一のと きはよろしくお願いします」と言った。手術開始まで１時間になって いた。 耕作（山下智久）は絹江（島かおり）に電話して、母の命日の墓参 りのことを話した。母の過去を知った今年は改まった気持ちで行きた いと耕作は思っていた。電話を終えたとき、視線の先に黒田が映った。 田所所長の手術が始まった。西条（杉本哲太）はまず、循環停止法 を使わない方法でオペを始めた。 「腕は？」 耕作は短く聞いた。黒田は首を横に振ってから答えた。 「ダメだ。もう２度とメスは握れん」 それでも黒田の手にはボールが握られていた。リハビリを諦めてい ないのだろうと耕作は思った。だが、黒田は徐にその球を耕作に投げ た。 「しっかり走れよ。全力疾走できる時間は意外と短い」 黒田はつぶやくように言った。耕作はただボールを黒田の手のひら の上に置いた。 そこへ成田空港近辺で飛行機墜落事故が起きたという連絡が入った。 羽田発の国内線がエンジントラブルで成田へ向かう途中に墜落したの だ。東京発青森行き。それを聞いて恵の表情が強張った。父親が搭乗 していた便だった。 事故の規模ははっきりしておらず、まず環奈（りょう）、一男（浅 利陽介）、はるか（比嘉愛未）がドクターヘリで出動した。現場に到 着すると思った以上に被害は甚大で、環奈ですら驚きですぐにはどう すべきかの判断に迷うほどだった。とりあえず、患者が運ばれる近く の小学校の体育館で治療に当たった。そして橘（椎名桔平）、耕作、 恵、美帆子（戸田恵梨香）が後を追って現場に向かった。 「ダメだ。動脈瘤が大きすぎる。やはり循環停止法で行こう」 西条はこれ以上通常の手術では無理だと判断した。体温を２０℃に 下げる。ここから２０分以内にオペを完了しなくてはならない。 恵は父親の安否が気になって、患者の処置に手間取っていた。そん な恵に耕作は「集中しろ」と厳しく言った。まごまごしているような 状況ではない。 美帆子は腹部にひどい火傷を負った男性を診ることになった。その ひどさに美帆子は思わず息をのんだ。そして考え込んだ。意識はあり、 会話も可能だが、すでに血管も破壊され危ない状況だった。迷ったま ま美帆子は家族を呼んだ。そして送管して治療にかけるか、それとも 残された時間を最期の会話に当てるかを聞いた。 「治る確率は？」 「はっきり言って……厳しいです」 美帆子は動揺して相手の顔を見れなかった。 「どうすれば？」 家族は不安と焦りで答えられない。患者の状態が悪化する。しかし 美帆子は顔を引きつらせ、立ち尽くすだけだった。 「緋山、代われ！」 橘がやって来て、送管を指示した。 「こんな状況で家族が判断できるわけないだろう。こんなときこそ俺 らが決めるんじゃないのか？」 「……」 「いつまでも引きずるな！」 「でも、でもまた間違うかもしれません」 美帆子は目に涙を浮かべながら言った。 だが頭の中を整理する暇もなく美帆子に別の患者を診てくれという 依頼が入って来た。美帆子はすぐ駆けつけて診断を始めた。まだ小さ い男の子だった。 「先生が来たからね、大丈夫だよ」 母親が声をかける。それが美帆子に強烈なまでのプレッシャーにな った。 恵は耕作、橘とともに事故現場に行った。その中に足を引きずりな がら担架を運ぶのを手伝う父親の姿が見えた。恵は駆け寄った。 「お父さん！何で体育館で治療を受けないの！」 「恵、お父さん医者だから……」 そう言って父親は笑った。 耕作は消防車にもたれかかっている男性を見つけて声をかけた。診 断しようとする耕作を父親は激しく拒否した。 「どうされました？」 「息子だ、息子を俺は見捨てて逃げてきたんだ！」 額から血を流しながら父親は鬼の形相だった。 そのころ循環停止法の残り時間が５分を切った。しかしオペは難航 し、時間内に終えるのが危うくなった。いつもは冷静な西条にも焦り の色がありありと浮かんだ。 寸 評 美帆子がドラマチックです。医療過誤に巻き込まれてから医師と しての自分に自信を失い、苦しんでいて、それが現場で直に出てしま っています。自分で判断しなければいけないのに、怖くて患者に判断 を投げてしまう。でも二度と同じことを繰り返さないためにはそうい う防衛本能みたいなものが働いてしまうのでしょう。その気持ちはと てもよく分かりますし、どう乗り越えてくれるのかすごく気になりま す。２ｎｄシーズンの後半の主人公は美帆子なんじゃないかと思える ほどです。 次週は最終回。３０分拡大でかなり濃い内容になりそうです。修了 後の進路も気になります。 執 筆 者 けん() ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- ミニコンポでＭＤに録った録音をＰＣに取り込んでみましたが、 ｐｌｕｇ−ｉｎ機能のおかげで予想以上に楽にできるものです。もはやＰＣは 家電製品みたいなものですね。 実はＤＶＤレコーダーのＤＶＤドライブが壊れてメディアを認識できなくな っているので困っているのですが、これもＰＣに取り込めないかと思案中です。 （けん） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |