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タイトル:Daily Drama Express 2010/02/18 不毛地帯 (16)  2010/03/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/02/18 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 不毛地帯
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 壱岐 正(唐沢寿明)
 壱岐佳子(和久井映見)
 壱岐直子(多部未華子)
 壱岐 誠(高橋 平)
 谷川正治(橋爪 功)
 秋津紀武(中村敦夫)
 秋津千里(小雪)
 秋津清輝(佐々木蔵乃介)
 大門一三(原田芳雄)
 兵頭信一良(竹野内豊)
 塙 四郎(袴田吉彦)
 里井達也(岸部一徳)
 小出 宏(松重 豊)
 海部 要(梶原 善)
 黄 紅子(天海祐希)
 田原秀雄(阿倍サダオ)
 鮫島辰三(遠藤憲一)
 貝塚道生(段田安則)
 川又伊佐雄(柳葉敏郎)
 芦田国雄(古田新太)
 久松清蔵(伊東四朗)
 小牧徹也(小野武彦)
 鮫島倫敦(石田卓也)
 角田保(篠井英介)
 不破秀作(阿南健治)
 李(榎木孝明)
 一丸  (山田明郷)
 八束  (山崎樹範)
原  作 山崎豊子
脚  本 橋部敦子
主題歌  『』

あらすじ 第十六回

 壱岐正(唐沢寿明)は、イランのサルベスタン鉱区の入札に関して
東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)の妨害で近畿商事の出資比率が低く
抑えられたことに反発し、アメリカのオリエントオイルとの提携を進
める。

 だが、新聞各紙はこの提携は日本の国益を損ねると激しく非難する。

 小出宏(松重豊)が壱岐の前に現れた。

 小出は壱岐に壱岐のことが心配で来たと話、現政権を敵に回しては
まずい。元の鞘に戻れるようにある人物に引き合わせたいと言う。

 ある人物とは、総会屋の林田(梅野泰靖)だった。小出の有無を言
わせぬ態度に壱岐は小出と共に林田に会いに行く。

 林田は佐橋総理は自分の友人なので、公社グループに戻れるように
話をしてみると持ちかけるが、壱岐は断る。

 会社を去る里井達也(岸部一徳)が大門一三(原田芳雄)にあいさ
つに来た。壱岐の暴走を苦々しく思う里井は、壱岐はいずれ大門を追
い落とすと言う。

 近畿商事に対する各省庁の締め付けが始まった。壱岐は大門に営業
部門には耐えてもらうしかないと話す。

 兵頭信一良(竹野内豊)は、入札価格を知るキーマンを探している。

 壱岐は今更ながら石油ビジネスの厳しさを感じていた。

 壱岐は韓国の友人・李(榎木孝明)から京都で会わないかという連
絡をもらう。

 壱岐は李に会う前に秋津清輝(佐々木蔵乃介)に会いに行く。心静
かに修行生活を送る清輝の姿が壱岐にはうらやましく、自分もこんな
静かな生活で生きられたらと話す。

 清輝は汚れた世間に生きていても清廉な生き方をすることができる
と話す。

 李は壱岐に有力な情報を伝える。イラン国王にぴったりとついてい
る主治医の存在だ。
 国王のいわば分身のような存在でキーマンらしい。

 壱岐は李と別れ京都駅へ行こうとするが、秋津千里(小雪)の工房
へ立ち寄る。千里は驚くが喜んで壱岐を迎える。

 壱岐は清輝にも会ったことを話す。千里は壱岐の現在置かれている
立場を心配する。

 壱岐は一段落したら、壱岐と千里と直子夫婦で食事をしようと話す。

 壱岐に田原秀雄(阿倍サダオ)から電話があった。

 田原に会った壱岐は、公社グループが入札できなかった時の安全弁
として近畿商事も入札するのだと話す。

 田原は、近畿商事が一番札を引き公社グループが入札できなかった
時には、一番札を公社グループに譲るのかと聞くと、壱岐は公社グル
ープに譲るつもりだと答える。

 田原は壱岐が国賊なのか今後の成り行きを見届けさせてもらうと言
う。

 ベイルート支店の兵頭。側近の医師団は10人。その中で壱岐の言
った人物に該当するものが見つかった。

 壱岐は黄紅子(天見祐希)がイラン前王妃とも交流があるというこ
とを思い出し連絡をとる。

 ドクターフォルジュという今回のキーマンになりそうな主治医は前
王妃からの信任も厚いということなので、前王妃に頼んで、ドクター
フォルジュとの仲を取り持ってほしいと紅子に頼む。
 鮫島辰三(遠藤憲一)は、五菱商事と五井物産の専務と話し合う。
今のところ一位に入札しそうなのは西ドイツのデミネックス、公社グ
ループが二位、三位に近畿商事とオリオンオイルが入っているという
予想。

 一番札を勝ち取るには、イランへの経済協力をアピールすること。
鮫島は総理に連絡してイランへ経済ミッションを送ることを提案する。

 紅子は前王妃からドクターフォルジュへの親書を兵頭に渡す。ドク
ターフォルジュは、火曜の夜だけ山間の山荘にこもるらしい。

 火曜日といえば今夜。兵頭は早速山荘へと向かう。兵頭は親書を渡
そうとするが、ドクターフォルジュは誰にも会わないと取りついでも
らえなかった。

 兵頭は会えないフォルジュに聞こえるように外から大声で石油にか
ける情熱を語る。

 壱岐のところへ兵頭からドクターフォルジュには会えなかったとテ
レックスが届く。

 鮫島らは、経済ミッションを送り日本のイランへの貢献をアピール
しようとする。

 兵頭の元に映画のチケットが送られてきた。

 映画館。兵頭の後ろに座った男が、ドクターフォルジュが会っても
いいと言っているが、条件はひまわりの種だと話す。

 兵頭は壱岐にドクターフォルジュが会ってくれる旨を報告する。

 石油開発の中心人物を連れて行くことと、会う場所はモスクワとい
うこと。一緒に行ってもらえますねと言う兵頭に壱岐はモスクワには
行きたくないと話す。

 かたくなにモスクワには行きたくないと言う壱岐。兵頭は壱岐の国
益とは随分ご都合主義なんですねと非難する。

 壱岐は、シベリアでの11年間の強制労働をした人間の苦しみがわ
かるかと激しい口調で怒りを見せる。


 谷川正治(橋爪功)に会った壱岐は、モスクワに行くことになった
と話す。谷川は、モスクワに行けば壱岐には監視がつくだろうから身
辺に気をつけるようにと心配する。

 モスクワに行くことを知った直子は驚く。壱岐に何かあっては心配
な直子。

 壱岐は今は妻して母として生きるようにと諭す。そして、鮫島には
モスクワに行ったことは悟られないようにしてほしいと頼む。

 総理官邸。イランとの経済ミッションが行われた。イランへの貢献
をアピールする鮫島。

 モスクワへ旅立とうとする壱岐の前に小出が現れ公社グループに戻
らないと勝ち目はないと言う。

 兵頭と共に壱岐はモスクワへの飛行機に乗った。壱岐は二度と足を
踏み入れまいとしていた土地へ行くことになった。



寸  評  近畿商事が一番札を引いたら、公社グループに譲るなどと言いま
したが本当のところどうなのだろうと思いました。

 鮫島も裏をかいてよく動きますね。予告で兵頭が壱岐を非難してい
た理由がわかりましたが、辛い記憶というものは時間が経っても癒え
ることがないと思います。壱岐はそれでも行くんですね。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 松岡享子さんの講演録「ことばの贈りもの」(東京子ども図書館)を読みま
した。

 松岡さん、翻訳家でもあり東京こども図書館の理事長でもある方ですが、子
どもの言葉が弱くなってきていることを憂いて、講演会では本のことではなく
こどもの言葉の大切さ、親子関係で養われることばの大切さを話されるように
なったということでした。

 本の読み聞かせ以前の親子関係の大切さを改めて感じました。(たま)

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