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タイトル:Daily Drama Express 2010/01/26 泣かないと決めた日 (1)  2010/03/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/01/26 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1. 火曜日の連続ドラマ
  2. 編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 泣かないと決めた日
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 角田美樹(榮倉奈々)
 桐野征治(藤木直人)
 仲原翔太(要 潤)
 立花万里香(杏)
 西島賢治(五十嵐隼士)
 角田 愛(川口春奈)
 藤田千秋(片瀬那奈)
 栗田琴美(紺野まひる)
 白石京子(有坂来瞳)
 工藤早苗(町田マリー)
 井上 誠(田島優成)
 小松亮介(山田明郷)  
 鈴木慶介(内田 滋)
 梅沢 仁(段田安則)
 佐野有希子(木村佳乃)
脚  本 西荻弓絵
主題歌  miwa「don’t cry anymore」

あらすじ  第一回 新人配属。ハラスメント地獄始まる

 −− 社会という名の扉の向こうには、きっとキラキラと輝く未来
が待っている。そんな風に思っていた。

    でも、その扉は、夢へと続く入り口なんかじゃなかった。

    わたしを待っていたのは、長い長いトンネルだった。誰の姿
も見えない。自分の足元さえ見えない暗闇だった。


 夜、大雨の降るビルの屋上に、傘も差さずに制服姿のまま飛び出し、
四つんばいになって泣く。

 立ち上がると、そのまま縁石の上に立ち上がり、身体を前に傾ける。


 2010年4月。

 角田美樹(榮倉奈々)は出勤途上、男性とぶつかってしまう。それ
でもしっかりと立ち上がり、勤務先のビルに入ると、制服に着替え、
入社式に臨む。家族からは、頑張れというメールが届く。

 近くの人と携帯ストラップが、色違いのお揃いだったので見せ合う
美樹。

 美樹はそのあと、新製品のワインの発表会に連れて行かれる。

 外人と流暢に話す女子社員。
 食材を丁寧に説明する男性社員。


 美樹は、立花万里香(杏)と共に、海外食品部に配属になった。

 海外食品部は、主にワインと食材とに分かれ、そこのチーフも今度
異動してきた人だった。

 美樹が配属されたのは、食材の方。

 早速、頼まれてコピーを取る美樹。

 美樹は万里香に会い、希望していた部署で良かったですね、と言う。

 すると万里香は、当然ここ、狙っていたのだから。わたし、今まで
欲しいものはなんでも手に入れてきた、と言う。

 美樹はコピーを取る際、誤って、白紙の面をコピーしてしまう。

 そこに工藤早苗 (町田マリー)が来て、急いでるんだけど、と言
う。

 美樹は、コピー複合機を明け渡す。

 早苗がコピーを取ろうとすると、早苗宛の電話が掛かってきて、リ
ーダーの佐野有希子(木村佳乃)が出るようせかせる。

 美樹がコピーを取り終わるが、直後、部長の梅沢仁(段田安則)が、
社外秘の売り上げ資料が、お客様に届いていると連絡を貰ったと言っ
て、入ってくる。

 有希子は、美樹に、コピー機の使い方、教えてなかったわね.....
と言う。
 美樹は、コピー機の使い方ぐらい、知ってますと反論するが、誰も
聞いていない。みんなの冷たい目が美樹に突き刺さる。

 有希子が梅沢に、深々と頭を下げて、今回の不始末を詫びる。

 −− わたしは足を踏み入れた。かすかな光さえ届かない、長い長
い闇のトンネルに。


 タイムカードを入れて、帰ろうとする美樹。

 有希子が、「あんた、嘘つき?」と訊く。
 美樹は反論しようとしたが、有希子が、「目撃者もいるの。学生の
時はごまかせたかも知れないけど、社会人になったら無理。いいこと、
1年は試用期間だってこと、忘れないで」と言う。

 美樹は、唇をかみしめて、会社を出る。


 美樹は、待っていた母親・角田紘子(大塚良重)と、杖を突いた妹
・角田愛(川口春奈)と一緒に自分の下宿先へ行く。

 そこで紘子の手料理を食べて、舌鼓を打つ美樹。

 愛は、足に怪我を負っていた。

 愛が風呂に入っている間に、紘子は、愛の足の手術が決まり、リハ
ビリもあるので、大学は1年間休学にすることにした。本当は、紘子
がずっと付き添っていられるのが一番いいのだけど、仕事を辞めるわ
けにはいかない。お父さんが生きていてくれたら良かったのだけど。
美樹はせっかく葵井商事に就職できたのだから、頑張り続けなさい、
と言う。


 翌朝、胸を張って出勤する美樹。

 すでに職場には有希子がいた。
 とりあえず美樹は有希子に謝る。
 有希子は、それが一晩考えた結果なの?じゃあ、みんなにも謝って、
と言う。

 美樹が振り返ると、他の人たちも出勤してきていて、美樹を冷たい
目で見ていた。
 美樹は、その人たちにも謝る。

 そんな美樹の様子を、昨日からずっと、マネージャー室から見続け
ていた、統括マネージャー・桐野征治(藤木直人)。


 美樹がコピーを取っている。
 そこに桐野がやってきて、お前の謝るというのは、あんな表面的な
ものなのか?と囁く。


 会議。
 有希子が、先週のフェアの成果を話したあと、今度、新規にプロジ
ェクトを立ち上がるが、これのリーダーをやりたい人、と訊く。

 一人の女性社員が手を挙げかけるが、有希子は彼女には目もくれず、
美樹にやってみないかと言う。

 最初は無理ですと言っていた美樹も、有希子の説得に、引き受ける。

 机の下では、文書が回っている。
 『さすがリーダー。
 部長の前で器のでかいとこアピールしている』
と書かれていたものに、みんな次々と、受けた被害を書き込んでいく。

 最後の女性が、その文書をグシャッと丸める。


 美樹が早苗に訊こうとするが、早苗は忙しいのに、邪魔しないでと、
相手にしない。


 仕方なく美樹は、夜遅くまで、自力で調べる。

 そんな時、机上の電話機が鳴る。まわりに誰もいないので、美樹は
思いきって受話器を取る。

 しかし、電話の相手が言っている資料がどこにあるのだか、わから
ない。
 納品書の控えファイルがあればと言われ、見つけ出す。

 電話の相手、経営企画本部の仲原翔太(要潤)は、美樹に、新人さ
ん?と訊く。
 美樹はそうですと答え、一つだけ質問させて貰う。『ジュチュザン
モコモデ』という外国語の意味を。

 仲原は何回かその言葉を繰り返し、それは『受注残も込みで』だと
言う。

 仲原は、一年目の時が、仕事も人間関係も分からなくて、一番つら
い時期だったという。でも、誰にでもある時期だから、頑張れ。きっ
と誰かが見ていると言う。
 心が軽くなる美樹。

 電話を終えたあと、仲原は座席表で、そっと美樹の机を確認する。


 夜、家で見積書を作っている美樹。
 そこに紘子から電話があり、愛が主治医の先生に会えなかった。明
日、美樹が行って、必ず話を訊いてきて、と言う。


 朝、出社する美樹。
 会社の前で、万里香に会う。
 万里香は、今晩、おいしいもの食べに行かない?と誘う。
 だが美樹は、今晩は予定がある。病院へ行かなければならないから、
と断る。
 どこが悪いの?と訊く万里香に、自分ではなく、妹なの、と美樹。
 万里香は、それなら、お昼、おいしいところへ行こうと言い、同意
する美樹。

 職場へ着くと、美樹は机上に見積書を並べ、有希子にテープの場所
を訊く。
 有希子は、備品室にある。ちゃんとカードを通すのよ、と言う。

 美樹が備品室へと立ち去ると、有希子は早苗に、美樹が作成した見
積書をチェックするよう言う。
 早苗は、サッと目を通して、大丈夫そうと言う。

 そこに、隣の席の藤田千秋(片瀬那奈)が、本当に大丈夫なの?と
やってきて、ファイルの中身と、伝票を交換して置き直してしまう。

 美樹が社食でお昼を食べようとすると、社員証が無かった。慌てて
いると、後ろの男性が一緒に払ってくれる。
 美樹は、その男性の社員証−−仲原の名前を見て、昨日、内線で話
をした人だと気付く。お金をどこに返しに行けばいいか訊くと、今度
会ったときにでも、と仲原。
 そこで、美樹は仲原と名刺交換する。
 美樹は、内線電話を取ったのも、名刺交換したのも初めて、と浮か
れる。
 仲原も、社内の人間と名刺交換したのは初めてだという。

 先に社食のテーブルを確保していた万里香が、美樹を呼ぶ。
 美樹は万里香のテーブルへ行き、仲原は別の人と、食べながら仕事
の話を始める。

 午後、自席に戻った万里香は、仲原について調べる。

 有希子が、美樹の出して見積書は、赤星食品と、白井食品が逆だと
いう。封筒と中身が逆になっていたのだ。

 有希子は美樹に、見積書を作ったのだから、両者の仕切り価格が違
うことを知っているでしょ!と怒鳴る。
 有希子は早苗に、ちゃんとチェックしてよねと言ったわよね、と言
う。
 早苗は、封筒まではチェックしませんでした、と言う。
 有希子は、それぐらい、チェックしなさいよ!といきり立つ。

 有希子は、美樹を連れて謝りに行くと、桐原に報告する。
 桐原は、その資料を手に、梅沢のところに行く。そして、二人で始
末すると言って、部長室を出て行く。

 資料を抱えて廊下を歩いていた美樹は、開いていたドアの隙間から、
室内を見てしまう。
 中では、梅沢と桐原が土下座をしていた。

 有希子は、桐原に謝ろうとする。
 梅沢が、有希子に文句を言う。なぜ、赤星食品社長に謝ったのだ、
と。
 そこに美樹が戻ってきて、自分のミスです、と言う。

 梅沢は、単価と数量を見直せ!と指示する。

 美樹は、何か自分にできる仕事、ありませんか?とみんなに訊くが、
みんな無視する。

 美樹の向かいの席の女子社員は、美樹の席にウェブカメラを設置し
て、美樹の様子を監視している。

 栗田琴美(紺野まひる)は、保育園に延長保育を頼んで、残業して、
仕事を終わらせようとしている。
 ダンナさんにお願いしたら?と訊く同僚に、そんなことをしたら、
殴られてしまうと答える。
 DV?と訊かれ、そんなことはないと否定する琴美。

 美樹は、こっそりと廊下に出て、残業で遅くなるが、面会時間は何
時までか、メールで問い合わせる。

 その返信が、席に戻ってきたときに届き、携帯が鳴る。
 みんな、わたしたちに残業させておいて、自分はメール!?と美樹
に嫌みを言う。
 西島賢治(五十嵐隼士)は、美樹のせいで、こんなことまでやらな
ければならないなんて、やってられないよ!とぼやく。

 データの修復が終わると、有希子も含め、みんな仕事を終える。
 美樹はみんなに、深々と頭を下げて、礼を言う。

 すると早苗は、まだまだ余力ありそうね。このダイレクトメールの
宛名貼り、しておいて。それくらいなら、美樹にもできるでしょう。
明日の朝までにね、と段ボール箱一杯のダイレクトメールを押しつけ
る。

 美樹は頑張って貼るが、時間はドンドン過ぎていく。
 そのうち、シールが曲がって、しわになったまま貼り付いてしまい、
剥がそうとしたら、封筒が破れた。

 美樹が泣きそうになっていると、万里香が顔を出し、今日、妹さん
の病院に行くんじゃなかった?と訊く。
 美樹が、明日の朝までに、全部宛名を貼らなければならないという
と、手伝うと万里香。二人でやれば、半分の時間で済むから、と。

 全部貼り終わると、万里香より一足先に会社を飛び出し、病院へと
急ぐ美樹。

 万里香が、宛先を貼り終わったダイレクトメールを箱に戻している。
 そこに井上誠(田島優成)が顔を出し、「遅くまで大変だね」と声
を掛ける。
 万里香は、これを明日の朝までに終わらせなければならないと言う
と、井上は、おかしいな。これって、いつも業者に委託しているのに、
と言う。


 東法大学病院に駆け込む美樹。

 夜遅くなったにもかかわらず、主治医の小松亮介(山田明郷)は、
ニコニコと待っていてくれた。美樹に、新入社員なんですってね。金
を稼ぐというのは、大変なことです。自分もまだまだだと思います、
と言う。

 そして、愛については、4歳の時、膝を粉砕骨折しているそうだけ
れども、問題はありません。左右の足の長さを揃える手術をします。
リハビリは、4,5ヶ月かかると思っておいてください、と言う。

 美樹に、質問があるかどうか訊く。
 美樹は、言いよどんだ後、事故について、愛から聞いているかと訊
く。
 詳しくは聞いていない、と小松。

 美樹は話す。
 その時、4歳の愛は木の上に取り残されていた。木に立てかけられ
ていたはしごが倒れている。愛は大声で、「お姉ちゃん!」と泣き叫
んでいた。
 美樹は、はしごを持ち上げようとしたが、重くて持ち上がらない。
 美樹は諦めて、その木に背を向ける。

 すると愛は飛び降り、膝を抱えて、「痛い!」と泣き叫ぶ。

 美樹はそれを話し終わり、小松の元を去る。

 美樹は、愛の病室を覗く。愛は、穏やかな寝顔で、「お姉ちゃん」
と寝言を言っている。


 朝、目覚ましの音で目覚める美樹。
 起きるのをつらそうにしているが、会社に行かなければ、と起きあ
がる。

 朝、会社に着くが、受付にも、ロビーにも、人がいない。
 オフィスに行っても、誰もいないし、灯りも消えている。

 やっと、掃除をしているおじさんを見つけ、なぜ誰もいないのかと
聞くと、今日はホールで、創立記念日の式典だと、教えてくれる。

 美樹がホールに駆けつけ、中に入ると、列席者全員の突き刺すよう
な鋭い視線を浴び、演説者も、演説を中断する。そして、すぐに創立
60周年式典は終了する。

 −− 社会という名の扉の向こうには、きっとキラキラと輝く未来
という名の世界が待っている。そんな風に思っていた。でもその扉は
夢へと続く入り口なんかじゃなかった。わたしの存在は、この瞬間に
消えたんだ。

 みんな、美樹を冷ややかな目で見て、ホールを出て行き、呆然と立
ちつくす美樹。

 なんとかオフィスに戻ると、やはり誰もいなくて、灯りも消えてい
る。
 机の上を見ると、くしゃくしゃに丸められた文書が捨ててあった。
 それを開いてみると、一通は、創立記念日について書かれていた。
 もう一通は、今日のワイン・食糧倉庫の棚卸しについてだった。

 美樹は屋上に飛び出すと、泣く。

 すると、背後から、カチッ、とライターのふたを閉める音。
 美樹が振り返ると、桐原がタバコを吸っていた。そして、棚卸しに
行かなくていいのか?と訊く。

 美樹は、その場を収めるために謝ることがいけないということは分
かっている。本当に謝りたいと思えば、人から言われなくても謝りた
くなるし、申し訳なく思えてくる。それぐらいのことは分かっている。
葵井商事に入れると決まったとき、嬉しかった。それなのに、今は居
場所がない、と言う。

 それに対して桐原は、居場所は自分で作るものだ。力の強い者だけ
が居場所をもてる。自分に出来ること、いや、自分にしかできないこ
とがなければ、必要とされない。そんな弱い奴なら、辞めちまえ、と
言う。


 棚卸し倉庫へと向かうためのバス。
 食品部のみんなは、いつまでも来ない美樹に、イライラしている。
辞めたんじゃない?と無責任なことをいう人もいる。

 そこに美樹が現れ、一直線にバスへと向かい、絶対に辞めません、
と言う。


 倉庫に着くと、みんな防寒具を着る。

 美樹は、万里香と一緒に、冷凍倉庫の棚卸しをすることになる。
 二人を指導しているのは、鈴木慶介(内田滋)。注意書きとリスト
を挟んだフォルダーを二人に渡し、冷凍倉庫の温度はマイナス20度。
2時間が限度だという。
 注意書きには、冷凍倉庫を中から開けるための暗証番号が書かれて
いる。

 三人は、仲原と会う。仲原は取引先のお偉いさんを案内するために、
倉庫の下見に来ているのだ。

 仲原は美樹に、「キュウちゃん」と呼びかける。

 万里香は、自分のことを話そうとするが、仲原は聞いていなくて、
美樹に、会社に慣れた?と聞く。
 「はい」と答える美樹。

 冷凍倉庫に入る三人。
 鈴木は、ここは二人で充分だろうと言って、出て行く。

 万里香は美樹に、『キュウちゃん』って何?と訊く。
 「内線が9番だったから」と美樹。
 二人で食事に行くの?と訊く万里香。
 美樹は手を振って、そんなこと、したことがないと答える。

 美樹は在庫を数えていたが、暫くして、ふたの開いた段ボール箱が
倒れて、中身がこぼれているのに気付く。
 美樹は、フォルダーを万里香に預けて、箱の中身を戻し始める。

 そこに先輩が来て、万里香に、急ぐので、別の倉庫を手伝って欲し
いという。

 冷凍倉庫の中で、一人片付ける美樹。
 片付け終わった美樹は、棚卸しを再開しようとして、フォルダーが
無いのに気づく。万里香に預けたままだったことを思い出す。

 万里香は別の倉庫へ行こうとして、美樹のフォルダーを持ったまま
だったことに気付く。でも、いいやと、返しに行かない。

 美樹は、フォルダーを返して貰うため、倉庫を出ようと、扉に手を
掛けるが、開かない。注意書きに、暗証番号が書いてあったことを思
い出し、テンキーを押すが、正確な数列を思い出せない。

 倉庫の外と繋がっている電話を掛けるが、誰も出てくれない。
 近くにあった脚立で、ドアをバンバンと叩くが、誰も来ない。


 バスの中。
 みんな作業を終えて乗り込んでいるが、美樹がいない。
 万里香が乗り込んできたので、美樹について訊くが、知らないと答
える万里香。万里香は、こっそりとほくそ笑む。
 みんな、美樹は一人で帰ってしまったんじゃない?などと、無責任
なことを言う。

 バスは、美樹を乗せないまま走り出す。


 みんなが去ったあとの部屋に戻ってくる仲原。机の上には、仲原の
カバンだけが残っている。

 ゴミを捨てようとした仲原は、ゴミ箱に、女物のカバンが捨てられ
ているのに気付く。
 カバンの中の社員証を見ると、美樹のものだった。

寸  評  イジメのレベルが、低いですね。棚卸しは部署だけなので隠せる
かも知れませんが、社内メールで一斉通知するこのご時世に、創立記
念式典を隠すのは、不可能に近いのではないでしょうか。通知が、個
人宛の紙だけって。エコの観点からも、今時は、紙にしても個人宛に
せずに、掲示などで、枚数を減らすのではないでしょうか。それに、
この時はまだ仲が良かった万里香が、「明日の創立記念式典.....」
と話してしまうことも、考えられますよね。

 ただ、万里香が、一方的な恋の嫉妬から、虐める側にまわったとき、
美樹に救いは無くなりました。

 上司の桐原や梅沢が、美樹の味方をしない場合、美樹は退職に追い
込まれるのが現実では無いでしょうか?労働組合活動をしているよう
でも無いですから。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 愛が、膝の粉砕骨折で、左右の足の長さが違ってしまったというとこがあり
ましたが、中学の時の同級生の女の子が、肘の粉砕骨折をしてしまいました。
腰を掛けていた、胸ぐらいの高さのロッカーから滑り落ちて、肘を最初に着地
してしまったからでした。(もちろん、ロッカーに腰を掛けてはいけないこと
になっていましたが、その規則を彼女は破っていました)
 救急で運ばれ、腕の牽引をされましたが、結局、左右の腕の長さは違ってし
まいました。
 卒業後は会っていないので、その後治したか、そのままかは知りませんが。
 このエピソードを思い出してしまいました。明るくていい子だったので、と
ても残念なことだったのですが。
 テニス部だったのですが、右肘を損傷してしまって、その後、できるように
なったのでしょうか。やはり再起は無理だったのでしょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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