メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2010/01/24 特上カバチ! (2)  2010/02/26


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/01/24 (Sun) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 日曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 特上カバチ!
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 田村勝弘(櫻井 翔)
 住吉美寿々(堀北真希)
 重森寛治(遠藤憲一)
 検備沢京子(浅野ゆう子)
 栄田千春(高橋克実)
 大野 勇(中村雅俊)
脚  本 西荻弓絵
主題歌  「」

あらすじ  2 絶対不敗の交渉術

 依頼人の利益を守るというのは、相手方を地獄に落とすことだ、と
大野勇(中村雅俊)。
 田村勝弘(櫻井翔)は、そんな心を無くした法律家にはなりたくな
い、と啖呵を切る。


 朝、雨に濡れた服を着替えようと、下宿先に戻ってくる田村。
 大家さん夫婦は、うちの敷地に違法駐車をして、何度言っても止め
ないのよ、と田村に愚痴る。

 Quiz =*=*=
 無断駐車に対して、その土地の所有者は、損害賠償請求をすること
が出来るでしょうか?
 =*=*=

 人生には正解がありませんが、法律には正解があるのです。

 =*=*=
 正解は『できる』
 =*=*=

 法律って知っていると得なのね。懐が温かくなった気がすると大家
さん。


 <<一発逆転!絶対に負けない逆転交渉術!!借金巌流島完結
編!!>>


 田村は出社すると、大野に、昨日の暴言を謝る。
 だが、改心したわけではない。とにかく依頼人を守ることに全力を
尽くす、と言う。


 まず中山家へ行く田村。そして、中山 (吉田栄作)に、借金の延長
があったという証言を得られなかった。そのため、上杉 (田口浩正) 
は裁判に訴えてくるかもしれない。裁判でも負けるだろう、と言う。

 中山は、それってクビくくれってことですか?と激昂する。

 田村は、実は裁判というのは怖くないのです。訴訟費用もかかりま
すし、決心する頃には1年経ってます、と言う。

 頑張って、野菜の配達へ行こうとする中山。
 だが、ぎっくり腰になってしまう。

 田村が頑張ります!と代わりに配達に行こうとすると、同じくぎっ
くり腰に。


 ヨレヨレになって事務所に戻ってくる田村に、なんでこんなに遅い
のだと文句を言う栄田千春(高橋克実)と重森寛治(遠藤憲一)。

 中山の仕事を手伝っていたという田村に、金にならない仕事は、自
分の仕事が終わってから取り組むよう言う。

 その時、から田村に電話。
 田村は、電話を取った栄田に、自分はこれから役所へ行くので出ら
れないと言って欲しいと頼む。
 栄田は、それを許さない。


 田村は中山を連れて、上杉の所へ行った。

 住吉美寿々(堀北真希)は、裁判なんて怖くないと思っているだろ
うけれども、支払督促申立をした。
 中山は、銀行にも借金があるだろうし、この建物にも抵当権が付い
ているだろう。普通、銀行からの借入金の約款には、期限の利益の喪
失が書いてあり、支払督促の申立を受けたときも、それに該当する。
よって一括支払いしなければならなくなると言う。

 中山は、店を手放せっていうんですか!?と、気色ばむ。
 田村は、なんとかできないか、調べると言う。

 美寿々が、妥協しませんか?と提案する。支払い猶予をあげる、と
言う。10日間の猶予。2月10日までに支払う。そのために手形を
切ってください。つまり、2月10日に支払えなければ、お店が潰れ
ると言うことですよ、と。

 『お店が潰れる』との言葉に、雷に打たれたようになる中山と田村。

 田村は、ひどいじゃないか。支払延長の口約束を保護にして。そし
て銀行にチクルなんて脅して、と言う。

 美寿々は、貸したお金を返して貰うだけじゃないですか。それも
10日間も猶予を与えたのです、と言う。
 そして、そんなに大切なお友達なら、そんなに簡単にお金を借りな
ければいいのです。それ以上言っていると広島弁の.....そう......
『カバチ』になってしまいますよ、と言う。

 中山が、ガックリと座り込む。
 田村は、対抗策について、帰って事務所の先輩と検討します、と言
う。

 中山は、それなら最初からその先輩をボクの担当にしてくださいよ!
と文句を言う。


 上杉は、勤め先で、400万円融通して欲しいと頭を下げる。でも
みんな、そんな大金、どうにもならない。それより、いったい何に使
ったんだということになり、全然貸して貰えない。

 そこに美寿々が現れて、「上杉さんは困ってらした友人に、
400万円貸したのです。その400万円をまだ返して貰えなくて、
困っているのです。事実は正確に伝えませんと」と言う。


 中山は、入院中の母親を訪ね、せっかく作ってくれた店、潰すこと
になるかもしれないと、うなだれて言う。


 美寿々は上杉の息子と話す。美寿々も昔はワルをやったが、あんた
親に2年も浪人させて貰ったんだんら、もっと将来のことを考えなさ
いよ。おにいさんと違って、生きているんだから。うるさくってゴメ
ンね、と一方的にしゃべる。


 田村は、大野に連れられて、飲みに行く。

 そこで梅干しの話になる。梅干しが酸っぱいのは、中の天神様を守
るためにある。天神様が一番おいしいから、と大野。

 大野は、相手の弱点を考えてみろと言う。
 それは、期日までにどうしても400万円要ること。そのためのハ
ッタリとして、支払督促の申立をした。期限の利益を失わせるために。


 田村は資料を揃えて、中山の所へ行く。
 だが、中山は相手にしない。
 どうしても、中山を勝たせたい。中山さんと奥さんと、今は入院し
ている母親のお店を何としてでも守りたいのだと田村が力説すると、
中山は勝てますか?と訊く。
 田村は、勝って見せます。まずこの書類を読んでください、と差し
出す。

 中山は、読むのは大変なので、田村が要点だけ話してくれ、と言う。


 田村が事務所に、中山に必要な書類を書いて貰ったと言いながら戻
ってくる。

 美寿々から電話。いつ、検討は終わるのですか?と。
 今日返事するところですと田村が言うと、下で待ってます、と
美寿々。

 栄田と重森は、美寿々がどういう顔をしているか、勝手な想像をし
て騒いでいる。

 大野は田村を所長席に連れて行き、ここから動くなと言う。
 その向かいに、1脚椅子を置く。

 顔を出した重森が、「例のですね」と言う。
 「必殺巌流島戦法だ」と大野。

 美寿々かやってくると、大野は美寿々を田村の向かいに座らせる。
 大野は、美寿々と背中合わせのソファーに座る。

 着席した美寿々は、向かいの田村がまぶしく見える。田村が、日が
差し込む窓を背にしているからだ。

 美寿々は、申立が、簡易裁判所に受理された。手形の件の返答を早
く聞かせてください、と言う。

 返事をしようとした田村の声がうわずる。
 横の窓から田村を見ていた栄田が、田村は汗をかいているという。
 大野は、だからあの席なのだ。汗が見えなくなる、と言う。

 田村の返答を、じりじりと待っている美寿々。
 −− ぺーぺーのクセに、何よこの自信。ボスに智恵付けられたわ
け?

 逆に美寿々を見ていた田村は、感じる。
 −− よく見える。表情も、目の動きも。

 田村はまず、2月10日に、半金の200万円をお返しし、残りの
200万円は年末までに払います。それが中山が出来る精一杯だと説
明する。

 美寿々は、タバコに火を付け、
 −− ちっとも表情が見えない。何考えてんのよ
 と、益々苛つく。
 美寿々は、そんな中山の身勝手は受け入れられない。銀行にも申立
を通知します。これで中山商店も終わりですね、と言う。

 田村は強気に出る。「それなら、400万円は、踏み倒させていた
だきます」

 怒り出す美寿々に、中山商店はすでに株式会社に移行し、資産の移
転も済ませた。中山個人の借金について、銀行が中山商店に借金の一
括支払いを求めることは出来ない、と田村。

 美寿々は失地回復を図り、株式会社移行について、税制上の問題が
無いか、調べさせて貰います、と言う。

 そこに大野が割って入り、もう勝負は付いている。これ以上はみっ
ともないと、美寿々を止める。これ以上やるつもりなら、大野行政書
士事務所との闘いになる、と。
 栄田に、美寿々はお帰りだ。出口までご案内して、と言う大野。
 美寿々は、一人でサッサと帰っていく。

 田村は、背中が凝ったという。

 大野は、駆け出しの頃、やはり自信が無く、よくその席で太陽を背
に座った。姑息な手段だが、効果は絶大だ、と言う。


 中山の家を訪ね、首尾良く行ったことを報告する田村。
 だが、中山は、頑張ってくれた田村には悪いが、ここに200万円
ある。これを上杉に返してくれと頼む。

 田村は、中山自身で渡してあげれば、というが、中山はこれから行
かなければならないところがあるので、田村にお願いします。残りの
200万円、なるべく早くかき集めるつもりだ、と。上杉の息子の入
学金に足らなくて、申し訳ないけれどもと言いたす。


 その頃、美寿々は上杉を訪ね、失敗したことを詫びる。
 上杉の息子は、国立に失敗した自分が悪い。来年、国立を狙う、と
言う。

 そこに上杉の知り合いたちが、息子さんの合格、おめでとうといい
ながらやってくる。
 彼らの後ろに、田村もいる。

 田村は、中山から預かった200万円を上杉に差しだし、残りの
200万円を作れなかったことを詫びていた、と言う。
 それから、銀行の封筒を何通も取り出す。
 それは、上杉たちの野球仲間だった人や、大家さんの知り合いなど
が、少しずつお金を貸してくれたものだ。
 田村も15万円出す。
 これで残りの200万円が揃う。ある時払いの催促なし、というこ
とになる。

 美寿々が、それ何?と訊くと、ポケットマネーです、と田村。

 上杉は、なぜ中山が来ないのだろう、と言う。

 田村は、上杉と美寿々を、中山のバイト先へ連れて行く。
 中山は、腰痛を抱えながらお店とバイトを掛け持ちしているのだ。
ビルの清掃をしている中山。

 上杉は、なぜ。中山が直接会いに来ないんだよ!と、中山に文句を
いいに行こうとする。
 美寿々は止めようとするが、田村は連れて行く。

 上杉は中山に、こんなことでオレ達の友情が壊れるとでも思ってい
るのか?といいながら、中山を抱きしめる。

 美寿々は、田村にいつもこんなことやってるの? すごいとは思う
けど、プロにはなれないわね。本当のこと言っちゃってごめんね、と
言うと、タクシーを止めて去っていく。


 その後、田村は、夜間道路工事のアルバイトをしていた。
 お腹が空いたと言いながら、給料日まで一日一食しかない、とつぶ
やく。

 そこに、食料の入った紙袋を提げた栄田が通りかかり、田村を見て、
袋を落としてしまう。


 その夜、大家さんは、外車を無断駐車した男・阪本に、そこの看板
が見えないか、と言う。そこには、『違法駐車をしたら100万円頂
きます』と書いてあるでしょ、と。
 雷に打たれたようになる阪本。


 大野は田村に、非情になりきれないと言われる。

 重森は田村に、書類作成の有料以外の仕事をした時間を算出しろ、
と言う。その分、給料をさっ引くから、と。

 栄田は、田村がそんなことをしていると、教育係のオレの恥になる、
と怒る。

 そこに、大家さん夫婦が入ってくる。
 重森が、駐車場の相場は、1時間200円程度。24時間駐車して
も、取れるのはせいぜい4,5千円。阪本さんからうちへ正式な依頼
があれば、受ける、と言う。
 雷に打たれたようになる大家さん夫婦に、田村。


 大家さん夫婦が出て行くと、入れ替わりに美寿々が入ってくる。

 田村は、中山の件でまだカバチ......文句があるのか!?といきり
立つ。

 大野が、みすずは今日からこの事務所に入ることになった。田村よ
り2歳年下。だが、すでにキャリアは4年、と紹介。

 重森は、それなら高校卒業と同時に、資格を取ったんですね、と言
う。

 栄田が、うちは実力主義だから、好きなところ、使ってと言う。

 田村が美寿々に、「やっぱり住吉先生って呼ぶべきですよね」と言
う。
 美寿々は「田村」と言う。
 「え?」と聞き直す田村に、「だから、田村と呼ばせて貰います」
と美寿々。
 呆然としてしまう田村。



寸  評  田村は、空回りしている感じがします。
 分からないのに、安請け合いすることが、きっと司法書士の試験に
合格しない、本当の理由でしょう。

 田村と美寿々がずっとライバルなのかと思ったら、同じ事務所に美
寿々が移ってきて。
 美寿々と京子と大野との関係に何か移籍の理由があるのでしょうか。

 大野の作戦、さすがに亀の甲より年の功といったところですね。
 姑息な手段だろうがなんだろうが、勝つことが大切。でも、負けた
からって、美寿々のように引き際がわるい、悪あがきは、プロとはい
えないですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 これを書いているとき、オリンピックの女子フィギュアは、ショート・プロ
グラムが終わり、フリー・プログラムはまだ、という状態です。
 スポーツには興味がなく、テレビで見ることも無いのですが、フィギュア・
スケートだけは毎年のグラン・プリ シリーズも含めて、ずっと見ています。
 別に日本人を応援するという気は無いのですが、浅田真央に金を取って欲し
いと思います。
 わたしの回りでも、真央ちゃんを嫌いという人がいません。
 世の中、好きな人と嫌いな人が別れる選手と、誰にでも応援して貰える選手
がいるように思います。
 だから何という訳では無いのですが。

 ところで、フリーを録画予約して出勤するのですが、帰宅して、録画を再生
するまで、結果を聞きたくないのですが、その望みは叶うでしょうか。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。