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タイトル:Daily Drama Express 2010/01/23 ブラッディ・マンデイ2 (1)  2010/02/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/01/23 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ブラッディ・マンデイ
局  名 TBS系
放映日時 土曜19時56分
キャスト 高木藤丸(三浦春馬)
 折原マヤ(吉瀬美智子)
 九条音弥(佐藤 健)
 加納生馬(松重 豊)
 南海かおる(芦名 星)
 高木竜之介(田中哲司)
 霧島悟郎(吉沢 悠)
 神崎 潤(成宮寛貴)
 高木 遥(川島海荷)
 水沢 響(黒川智花)
原  作 龍門諒、恵広史『ブラッディ・マンデイ Season2 絶望ノ  匣』
脚  本 渡辺雄介
主題歌   『』

あらすじ  01 今夜日本に核投下!!最凶テロ

 今から2年前、テロ組織が殺人ウィルスを手に入れた。奴らの目的
は、日本でウィルステロを起こすこと。作戦名は、『ブラッディ・マ
ンデイ』。

 完璧な計画を立てたのは、神崎潤(成宮寛貴)。通称『JUN』。

 テロ集団は、殺人ウィルスと、それに対するワクチンの両方をちら
つかせることにより、人々を支配し、神になれると信じていた。

 教団が、ウィルステロの陰に隠した計画−−『K』を追った。それ
は、オレ達の身近にいた。
 『KANZAKI』から『K』を取ると、『ANZAI』。『K』
は、腐った日本を終わらせると、中性子爆弾を爆発させようとした。

 オレ達が安斎真子(徳永えり)を阻止している間に、折原マヤ(吉
瀬美智子)は姿をくらませた。『J』もまた、中性子爆弾を持って、
行方をくらました。


 FRIDAY 13:00 SAKHAKIN

 女が、男を、いたぶっている。
 女は、無口な男は嫌い、と撲つ。

 女は部屋に戻り、電話を受け、日本で核爆弾を破裂させる、と言う。
 その女性は、マヤ。


 AT THE SAMETIME TOKYO

 警察庁 警備局 公安特殊三課 Third−I
 テロリズム対策機関として、警察庁に設置された、警備局直属の実
働部隊である。独自の捜査権限を保有し、その超法規的な活動により、
警察機構内でも非公式とされている。
 敵は、核爆弾を31時間以内に爆発させる予定。
 捜査官は、2年前の事件並びにマヤとJのまわりを洗え、と指示す
る。

 九条音弥(佐藤健)は、教室で、核爆弾についての講義を受けてい
た。


 AT THE SAMETIME MISCOW

 「我々が押収したプルトニウムは10.5kg。容疑者が日本から
持ち出したものと一致しているか?」
 「確かに、10.5kgだ」

 進め、神々の待つところへ。賽は投げられた。ジュリアス・シー
ザー。


 コンビニでアルバイトをしている高木藤丸(三浦春馬)。
 朝田あおい(藤井美菜)と音弥と一緒に、高木遥(川島海荷)の誕
生祝いをするために集合する予定だった。

 音弥は優秀で、今日も大学で教授から話しかけられて遅れたのだ。
 相変わらず優秀なんだ、とあおい。

 コンビニのアルバイトの女性が、藤丸に、パソコンが壊れたから直
して欲しいと頼む。
 だが藤丸は、オレはパソコン、詳しくないんで、と断る。

 唖然とするあおいと音弥に、これでもパソコンを捨てるとき、悲し
かったんだぞ、と藤丸。


 FRIDAY 16:30

 バイオリンケースを提げた美人が、マンションの最上階を借りに来
る。
 その女性をチラチラと見る不動産屋の社員。
 彼女が上着を脱ぐと、胸元から二の腕にかけて彫られたドラゴンの
タトゥーが現れる。
 不動産屋の社員は、そっと引き、逃げようとする。
 不動産屋が盗み見た申込書に書かれた彼女の名前は『折原マヤ』。

 マヤは拳銃を取りだし、上着を巻き付けると、その営業マンを撃ち
殺す。

 その後、ベランダに出て、バイオリンケースを広げ、中からライフ
ル銃を取りだして、組み立てると、向かいのビルのレストランに照準
を合わせる。

 そのレストランには、あおいと音弥が来ていた。
 そこに九条彰彦(竜雷田)総理大臣もやってくる。電話を掛けても、
音弥が出てくれないから、と。

 だが、電話が一本入り、乾杯までしかいられなくなってしまった、
と言う。

 その時、ガラス窓が割れる。

 マヤが、九条総理に狙いを定める。
 一拍早く、音弥が祖父・九条総理の身体を倒す。
 だが、九条総理は、胸を撃たれてしまう。
 窓ガラスに空いている2発の銃痕。

 藤丸は、携帯メールで、仕事を抜けられず、朝までになった。パー
ティーは欠席する、と送信する。


 警視庁。
 SUTURDAY 09:00

 資料室で眠りこけていた加納生馬(松重豊)は、電話だと呼び出さ
れる。

 ボクシングで身体を鍛えていた南海かおる(芦名星)は、加納から、
九条総理が撃たれたことを知らされる。


 国立総合医科大学附属救命救急センター・特別室。

 待っていた音弥とあおいに、秘書官が、九条総理の容態は、銃弾が
左肩を貫通。早ければ明日にでも退院できる予定と言う。

 その時、音弥の携帯に着信。
 廊下に出て通話すると、相手はマヤ。音弥が覚えていてくれて嬉し
い、と言う。
 音弥が、じいさんを撃ったのは、マヤか?と訊くと、死んじゃった?
とマヤ。
 まだ、と答えると、よかった。報酬まだなのよ、とマヤ。
 そして、渡したいものがあるので、いったん出てこられない?と言
う。今夜、東京の上空で、核爆弾が爆発するかも知れないんだけど、
と。


 STURDAY 09:30

 一人で行こうとする音弥に、あおいは、せめてThird−i に
は連絡を取ったら、と言う。
 だが音弥は、Third−i は、2年前のウィルス事件の時、我
々を助けてくれなかった。それにじてさんがテロ集団と繋がっている
なんて言えるかよ。あいつらは、藤丸の心を壊したのだから、藤丸に
は言うなと、念を押す。


 STURDAY 10:00

 Third−i に、加納とかおるが呼ばれる。
 課長は新しくなっていて、萩原太朗(高嶋政宏)だった。加納に、
警視庁では窓際だったんだんら、早く勘を取り戻さなければな、と嫌
みを言う。
 かおるには、またよろしく、と言う。
 いぶかしがる加納に、かおるは、萩原は以前の上司だったの、と囁
く。


 STURDAY 11:30

 遥は昼食を作っている。
 バイトから戻ってきた藤丸は、昼飯ならいらない、と言う。

 遥は出かけるという。
 何だ?と問う藤丸に、サッカー部の八木と勉強をする、と言う。
 藤丸は、勉強なら、一人でやれ。それにサッカー部なんて、遊び人
見え見えだろう、と言う。
 勉強が嫌で、大学へ行かなかった藤丸に、そんなことを言われたく
ない、と遥。

 藤丸は、シャワーを浴びて、寝てしまう。


 STURDAY 14:00

 Third−iでは、どの核施設が狙われるか調べたが、見当が付
かない。

 萩原は、2年前に見つけたように、ファルコンを呼べ、と言う。
 加納は、もう藤丸に負担を掛けたくないと反対するが、萩原は、加
納の意見なんて聞いていない。命令だ、と言う。


 寝ている藤丸を起こすあおい。コートを着たままで、藤丸に伝えて
おきたいことがあって、と言う。夕べ、音弥の祖父が撃たれた、と。
 そんなニュース、あったっけ?て他人事の藤丸。

 あおいは、今日の午後6時に核爆弾が爆発するんだって。それを止
めるために、音弥はたった一人でマヤに会いに行った。音弥に電話し
てあげて、と言う。

 たが藤丸は、自分には関係ない。それにバイトに行かないと、と言
う。

 そのまま家を出る藤丸。
 そして音弥に電話を掛ける。だがでない。


 その頃、藤丸がバイトしているコンビニに、マヤがやってきて、藤
丸はどこ?と訊く。
 レジにいた店員は、バックヤードかも.....と言う。
 マヤは拳銃を取りだし、店内で乱射する。

 水沢響(黒川智花)は、棚の裏に隠れて生き延び、藤丸に事件を伝
える。

 コンビニ前には、警察と救急車が駆けつけ、コンビニはブルーシー
トに覆われている。

 コンビニの手前まで来ていた藤丸は、立ち番をしている警官の肩ご
しに、マヤの姿を見つける。
 あおいに電話で、あおいもマヤに顔を見られている。すぐ逃げるよ
うにと言う。


[[ すべての想像の前に、まず破壊がある。 パブロ・ピカソ ]]


 STURDAY 15:00

 藤丸のバイト先のコンビニで発砲事件があったとの報告が、萩原に
届く。
 萩原は、コンビニの監視システムとつなぐよう指示。


 インターネット・カフェ。
 藤丸の所に、響がやってくる。
 藤丸は、響が犯人の顔を見たことを確認すると、パソコンを立ち上
げ、USBメモリーを刺す。
 藤丸は、「オレ、ハッカーなんだ。つらいから、見ない方がいいか
も」と言う。
 だが、響は気丈に、見ていると言う。


 同じ映像を、Third−iでも見ている。


 藤丸は、アップになった女性を見て、「折原マヤじゃない」と言う。

 直後、藤丸のパソコンの画面が乱れる。攻撃を受けたのだ。
 やがて、蜂のイラスト共に、『HORNET』の文字が浮かび上が
る。

 マヤがインターネット・カフェに入ってきて、通路に立っていた店
員を射殺。
 とある一室を勝手に開けるが、無人だった。


 STURDAY 15:44

 全力で走って、インターネット・カフェから、藤丸の秘密基地へと
移動した二人。

 藤丸はそこで、いろいろなサイトに対する攻撃を監視していた。
 響に、中学生の時、ハッキングで捕まったこともある。結局オレに
は、これしかできないと言う藤丸。

 パソコンに、『不審者侵入』の文字が浮かぶ。

 そのうち、秘密基地のドアが、外からガタガタと揺すられる。
 藤丸は、小型のスタンガンを手に、棚の後ろで身構える。

 ドアが開くと同時に、侵入者に飛びかかる藤丸。
 だが、侵入者に捕まってしまう。

 その侵入者は加納。
 加納の後ろでは、南が拳銃を構えている。


 南が運転するワゴン車に乗っている加納と藤丸。

 車中から藤丸は、あおいに電話をする。どこにいるか訊く。
 あおいが、自宅に帰ったと聞くと、遥を連れて、早く藤丸の家へ行
ってくれ、と言う。そして、明日一緒に食事しよう。今日の埋め合わ
せに、と。

 電話を終えると藤丸は、核爆弾でしょ。それでオレはまた、
Third−iに呼ばれるんでしょ、と言う。
 そこまで分かっているんなら、帰ってもいいんだぞ、と加納。
 しかし、藤丸は一緒に行くという。ブラッディ・マンデイは、まだ
終わっていないとつぶやく。


 音弥は、マヤと一緒に、ビルの屋上を歩いている。目の前を電車が
走っている。

 音弥は、なんの用だと訊き、そういうところ、変わっていないと、
軽く受け流すマヤ。

 マヤは音弥に拳銃を突きつけ、両手を挙げて、後ろを向くよう命じ
る。
 そのようにする音弥。
 マヤは、音弥のポケットから携帯を取り出すと、カードを入れ替え
る。そしてその携帯を、音弥のポケットに戻すと、やってほしいのは
この携帯を総理に渡すことだけ、と言う。

 携帯を音弥のポケットに入れたマヤは、音弥の腹を殴り、音弥は倒
れる。

 直後、マヤも倒れ、マヤの身体の下に、血が広がる。

 音弥は、どこから撃ったのかと頭を回すと、また銃弾が飛んできて、
身をすくめる音弥。


 あおいは、藤丸の家に着くと、遥に早く帰ってくるよう電話する。
 だが、遥は帰らないと言って、電話を切ってしまう。

 遥は、カフェにいた。そして向かいに座る八木に、ずっと今日は帰
るつもりはない、と言う。


 音弥は、肩をすくめながら、急ぎ足で歩いている。


 あおいは、チャイムが鳴ったので、「遥ちゃん?」と声を掛けなが
ら、玄関ドアを開ける。

 しかし、そこに立っていたのは、すべての指に指輪をはめた、大柄
な男。
 あおいは慌ててドアを閉めようとするが、男が左腕を挟んでいて、
ドアを閉められない。

 男に腕を捕まれたあおいは思わずドアを引く力が弱まり、男はドア
を開けて中へ入り、あおいを襲う。


 藤丸の前にやってきた萩原が名乗ろうとするが、それより早く藤丸
が、
 「現在のThird−iの指揮官。萩原太朗。2年前、警視庁から
やってきて、サイバーフォースの強化に取り組む。そのため、現場捜
査官の規模は縮小.....このことならだいたいわかります.....加納さ
んは出世の話もあったのに、現場捜査を希望して、断った。その断り
方が悪かったのか、干されていた。南さんは、Third−iと警視
庁とのパイプ役。その二人とも、苑麻局長に呼び戻された」
と言う。
 「Third−iの内部情報を調べていたのか?」と萩原。
 「はい、そうです」と藤丸。
 「それは問題だ」と萩原。
 「済みません。調べたのはそれだけでなく、教団についても。オレ
が調べたところでは、内部から崩壊しているはずなのに」と藤丸。
 「それが、崩壊していないので、また動き出した.....」と萩原。

 もう1人の折原マヤ.....とつぶやく南。

 総理大臣の孫−−音弥は?と訊かれ、マヤと一緒に行ったきり、連
絡が取れない、と藤丸。
 萩原は、その件ならこっちで探すからいい。他に気になることはと
問う。
 藤丸は、自分のコンピュータにハッキングされた。ハッキングした
者は、HORNET。
 藤丸は、ハッカーが藤丸のパソコンを経由してどこに忍び込んだの
かを解析した。
 そこは JAPAN SKYLINE 421便。モスクワから東
京に向けて飛んでいる。この便の運行が乱れていないか、何度もチェ
ックしていた。


 JSL No421 From MOSCOW To TOKYO
 ロシア・ハバロフスク上空 STURDAY 18:00

 その飛行機には、神崎と、神崎を護送する霧島悟郎(吉沢悠)が同
乗している。

 飛行機で、腹をこわし、トイレに入りたがっている男性がいるが、
中に入っていることは、一向に出てこない。トイレの中の人物は、拳
銃を持っていた。


 Third−iでは、421便が、あと38分、8時に到着すると
いうことは、この飛行機を核ミサイルにするのだろうと予測する。

 神崎は霧島に、ウィルスの件では恋人を殺してしまった。でも、粘
ったよね、職務に忠実というか.....

 思い出させられて、苦い顔をする霧島。
 だが神崎は、霧島も自分の妹を殺したのだから、おあいこだという。


 新潟上空 STURDAY 18:30

 −−スカイライン 421便 緊急メッセージがあります
 −−了解

 霧島は、東京とホットラインが繋がっていると呼び出され、コック
ピットへ行く。Third−iからで、その飛行機に、核物質が積ま
れているはずだ。それを捜せと言われる。

 空席の下を探すと、核爆弾らしきものが、出てくる!

 Third−iでは、飛行機を戻す方法を検討してみるが、方法が
無い。
 この爆弾は、時限爆弾であるが、ロシアのGPSに相当する、イセ
ーラスを積んでおり、ロシア領内では爆発しないようにセットされて
いた。

 核爆弾について訊かれた神崎は、自分も乗っている飛行機に仕掛け
るはずが無い、と言う。

 この爆弾を止めるには、パスワードが必要。外交ルートを辿ってい
ては、時間が無い。

 藤丸が、やってみると、ハッキングを開始する。
 南は、アメリカのCIAと並んでセキュリティーが厳しいところだ
から、と心配する。
 途中、画面が乱れ、その後にHORNETのロゴが現れる。その後
ろにディスプレーが並ぶ部屋に吊されているあおいの映像が映る。
 必死に映像の解析をする藤丸。分からないため、苛つく。
 南が、これ以上藤丸がハッキングを続けると、あおいが苦しめられ
るってことじゃない?と言う。

 萩原が、映像の背景から方角を洗い出し、捜査を始める。

 藤丸は、あおいと一緒に家にいる遥も危ないと言う。
 遥に対する護衛も付けると言われる。

 一緒に行くと取りすがる藤丸を残していく加藤。

 萩原は、遥やあおい、音弥のことはこちらに任せて、藤丸はハッキ
ングを続けて、パスワードを入手してください、と言う。どうせ核爆
発してしまえば同じなのだから、と。

 藤丸は、またパスワード取得に挑む。パソコンの画面には、『ハッ
キングは罪です』と表示されている。


 STURDAY 19:38
 国家緊急テロ対策会議。
 東京上空で核爆発が起きた場合の被害を予測している。

 内閣情報調査室調査官・竹内由希。
 機内にテロリストがいるのだとすると、東京に突っ込むことになる
と言う。
 総理がここにいないことで突き上げられると、総理は別室で考えて
いる。今更対面を考えるのは、およしなさいと言う。

 そこに実際に総理がやってくる。そして421便への航路変更を命
じる。

 管制塔から421便に 行き先変更指示。TOPOSへ行くよう指
示される。

 パイロットは霧島に、管制塔から指示があるまで、東京へ近づくな
と言われて、ずっと太平洋上を飛んでいて、いったい国って何だよと
ぼやくパイロット。
 霧島は、我々は国民を守らなければならない、と言う。パイロット
も我々も、乗員乗客の生命を守らなければならない義務はある、と。


 会議の席上、百里基地に戦闘機2機をスタンバイさせた、と言う。
 戦闘機で、421便の両翼を打ち落とし、太平洋中に突っ込ませる
と、核爆発する。
 由希がたんたんと、水中で爆発させるのが、一番安全ね、と言う。


 421便の乗客が、なかなか成田が近づかないことに、いらだち始
める。

 すると神崎が立ち上がり、この飛行機は成田なんかに向かっていな
い。テロリストに乗っ取られて、トイレに核爆弾をセットされた。
 テロリストは、コックピットにも出入りしているあいつらだ、と霧
島達を指さす。

 421便の中はパニックになる。

 霧島は、仕方なく神崎を席に座らせた後、自分は警視庁公安3課の
刑事です、と身分証を示しながら、名乗り、乗客をおとなしくさせる。


 萩原が一同に、政府が421便を太平洋上で爆破させることを決定
した、と伝える。
 その場の空気が、重く沈む。

 加納が、音弥と遥を確保したと連絡してくる。

 遥は八木に、また明日もここで会おうと言って別れ、加藤と一緒に
行く。

 南はあおいを探している。

 そのうち、あおいを映していたモニターが消える。
 それと同時に、南があおいを確保したと連絡してくる。

 藤丸は南に、本当にあおいを確保したのか確認すると、パスワード
解読に全力を尽くす。


 STURDAY 19:55

 霧島達並びに政府会議の場に、藤丸からパスワードの連絡が口頭で
流れる。『シフト4 KELFY』

 打ち込むとパスワードが解除され、LOADING が始まる。残
り時間はあと4分少し。

 その時、突然、CAが一人の男を羽交い締めにして、「わたしたち
はこの男を消さなければならない」と言う。
 霧島は、思わずそのCAを撃つ。

 霧島の前に、拳銃を構えている男。
 だが、霧島より先に拳銃を下ろし、「千葉県警の中林です」と名乗
る。
 霧島は、中林の腕を下げさせたまま身体を探り、身分証を取り出す。
そこには、『千葉県警 警部 中林信行』とあった。

 Third−iに、霧島からテロリストにより、町村のパソコンが
破壊されたとの報告が入る。このパソコンにしか、解除プログラムを
導入していない。代替機はない。

 パソコンは壊れたが、GPS認識装置も生きていて、カウントダウ
ンは続いている。

 霧島は、神崎の仲間に振り回されるのはこりごりだというと、町村
に421便の高度を1万フィートまで下げるよう、パイロットに言っ
てこい、と命じる。

 藤丸は、GPSが生きているなら、まだ方法があるはずだと、猛然
とパソコンに向かう。

 政府方針では、由希が421便の撃墜を要請する。

 迷っていた九条総理が遂に決断。撃墜命令を出す。
 そこに局長・苑麻孝雄(中原丈雄)が飛び込んできて、撃墜命令を
待つよう依頼する。今、Third−iで処理しているから、と。

 スクリーンから421便の機影が消える。みんな水中で爆発してし
まったかと諦める。

 そこに霧島から、爆弾が解除されたとの報告。
 みんな、どうしたのだろう、と思う。
 藤丸が疲れ切った声で、GPSは生きていたので、ソ連の宇宙船管
理システムにハッキングして、421便がロシア領内にいると錯覚さ
せた。そのことにより、爆弾は解除されたのだ、と説明する。


 東京での日常の時間が流れる。

 藤丸は、モルグであおいの死体を発見する。そして近くにいた萩原
に、あおいを助けたって言っていたじゃないかと文句を言う。
 萩原は、死んだと伝えたら、藤丸は使い物にならなくなっていただ
ろう。
 南が駆けつけたときには、すでにあおいは亡くなっていたという。

 南は藤丸に、殴るなら殴りなさい、と言う。

 萩原が行くと、加納は、南にこんな指示をしたのは萩原か?と確認
する。
 南は、これで東京が救われたのよ、と言う。

 あおいのところに、音弥と遥も来る。
 藤丸は、声を上げて嘆き悲しむ。


 [[ 国家あるところに戦争は絶えない エドマンド・パーク ]]

 特殊医療拘置所。

 検査室に神崎が入ってくる。
 霧島がオペレーションルームに入ってきて、1時間後に神崎の尋問
をしたいという。
 だが、技師は、検査結果が出るまで無理だ。神崎は中性子を浴びて
いるので、検査が重要だという。


 航空機に爆弾をしかけたという人物から、九条総理宛に電話が入る。
九条が出て名乗ると、
 「傷はいえましたか?総理。我々は魔弾の射手です。総理並びに日
本を守る方々にお伝えします。今夜のことはほんの始まりに過ぎない。
そして皆様には我々の真の計画を阻止することは出来ない」と言う。
 「君達の『計画』とは何だ」と九条。
 「我々は、日本を変える『日本再起動計画』だ」


 東京タワーの灯りが消え、藤丸の前のパソコンに、HORNETの
マークが浮かび上がり、ついで文字が浮かび上がる。
 『ファルコンへ
 彼女可哀そうなことしたね。まさか君がハッキングを続け
るとは思わなかったなあ。多くの命を救った君に拍手! 魔弾の射手
一同』
 『君が守りたい人は誰だ?』
 『次は誰かな?』

 部屋の灯りが突然点き、振り返る藤丸。
 「お久しぶり」とマヤ。
 「折原マヤ.....」とつぶやく藤丸。



寸  評  いよいよ、折原マヤと神崎潤が指導し始めましたね。
 というのとは、ちょっと違うのかな。神崎は、自分を護送している
航空機が核爆弾と化していた。以前の事件と続いていますね。
 マヤは藤丸が一度「違う」と言っています。いったい、本人なのか、
よく似た別人か。

 あおいが殺されてしまったというのは衝撃ですが。
 前作でも、ウィルスで何人か殺されましたが、あおいはあの危機を
生き延びたというのに。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 NHKの子供向けのドラマが日本文化ですね。書道と百人一首。

 小学校高学年の時、百人一首丸覚えと、決まり字を覚えることをしました。
あの頃なので、丸暗記が出来たんですよね。
 最大に取れたのは、班別に競技をしたときで、6人の班で、70枚近く取り
ました。もっとも、みんな覚えていないわけですから、最初の札数が多くて探
しにくいときに、下の句まで読み上げられてしまったときに探しきれなかった
札を取られたというところです。

 書道は、高校の時の芸術科目として選びました。音楽や美術ももちろん興味
がありましたが、人前で恥ずかしくない字が書きたいと、書道を選びました。

 対して上達しませんでしたが、一応、人前で字を書く勇気は付きました。
 今では墨をするのも面倒なので、年賀状に筆ペンで書くぐらいですが。(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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