Daily Drama Express 2010/01/20 曲げられない女 (2) 2010/02/19

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タイトル：Daily Drama Express 2010/01/20 曲げられない女 (2) 2010/02/19

===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ 　　　　　　　　　　　 ☆☆ 2010/01/20 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 　　1.水曜日の連続ドラマ　　2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1.　水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル　曲げられない女局　　名　日本テレビ系放映日時　水曜22時キャスト　荻原早紀（菅野美穂）　藍田光輝（谷原章介）　坂本正登（塚本高史）　長部璃子（永作博美）脚　　本　遊川和彦主題歌　　「」あらすじ　　第２回　女の本音…お金は欲しいわよ！　荻原早紀（菅野美穂）の日記より。　『母が心臓の病気で倒れる。新潟へ帰る』　『高校の同窓生に１５年ぶりに再会。不遜と言われる』　『変な男性とも遭遇』　『正登と別れてしまった』　嫌な夢を見てしまった.....あの看板だ。　朝、早紀は、『リスニング六法』を聴きながら、お弁当を作る。　財布に入っている札は、２０００円。通帳の残高は３桁。　母の光から電話。アルバイトのくせに、送金するんじゃない。お金の心配は要らない。退院したから、と言う。　無茶しないでよ、と早紀。　大学受験を控えているのに、教師が休んでいられないでしょ、と光。　こっち来て、住んだら？と早紀。　新潟を離れるわけにはいかない、と光。　朝、早紀が、事務所ビルのエレベータに乗ろうとすると、先客がいた。坂本正登（塚本高史）だった。　早紀は、坂本に謝る。　坂本は、プライベートと仕事は分けて、仕事では今まで通り、サポートして欲しい、と言う。　早紀は、坂本の曲がったネクタイを直す。　二人揃って事務所に入っていくと、アシスタントの女性たちが、二人は別れたんじゃなかったっけ？とささやき合っている。　そのうちの一人は、これみよがしに、坂本のネクタイを直す。　坂本の部屋に、一人の男がやってきて、坂本と談笑。　その男は坂本の後輩で、あだ名は『オラウータン』。　坂本は、その男を早紀に紹介する。　早紀は、『オランウータン』です、と訂正する。　変わっているだろう、と坂本。　その後輩の相談は、ある大規模プロジェクトで、上司に間違っていると指摘したら、退職勧告を受けてしまった。まだ子供も幼いので、ここで失業するわけにはいかない。どうにかできないか、ということだった。　頭を抱えてしまう坂本。　早紀が、猛然と調べ始める。　そして、坂本の前に、コピーした資料を積み上げる。　坂本は、これで勝てるかもしれない。時間、遅くなってしまうかもしれないけれども、一緒に作業して貰えるかな？と訊く。　笑顔で引き受ける早紀。　長谷部家で食器を洗おうとする長谷璃子（永作博美）。　だが、お手伝いさんに断られる。洗い残しがあると大奥様に怒られるのは自分たちだから、と。　上の子を迎えに行こうとすると、義母が、自分の方が慣れているからと、璃子を断る。そしてお買い物でもしてきたら？と言う。　法律事務所の前に、所在なげに立っている璃子。　そこに急いで早紀が下りてくる。　璃子は早紀を、買い物に誘う。　だが早紀は、残業で遅くなってしまった。すぐに帰って、勉強しなければならないと言う。　璃子は、自分は車で来ているので、乗せいいってあげると言う。　二人は、スーパーに寄り道する。　早紀はまた、輸入チーズの売り場で、足を止める。　璃子が、買っちゃえば？と勧めるが、早紀は高すぎる。それに試験に合格したら食べることにしているから、と買わない。　レジに並び、早紀の番になる。だが、財布がない。　貸そうか？と言う璃子を無視して、パスモで払おうとするが、残高不足。　やむなく、大半のものを返品し、買える範囲のものを買う。　早紀のマンション。　エレベータで乗り合わせた青年が、ピンピンしているのに、親に、捻挫してしまったのでお金を送って欲しいという電話をしている。　早紀はその青年に、親に対しても詐欺罪は成立する、と注意する。　青年は早紀を恨む。　璃子は、ちょっと嫌そうな顔をする。　部屋に、自分だけさっさと入る早紀。　璃子が入れて、と言うと、今日は１時間半遅れているので、そんなことはできないと断って、ドアを閉める。　廊下に取り残された璃子は、ここでも不要なのか、あたし.....と愚痴る。　早紀は受験勉強をする。　そして終えると、日記に、　『２時半まで勉強。　母のためにお金が必要なのに落とす。最悪。』と記す。　翌日出勤し、昨日の続きをしようとすると、所長・野村（西岡德馬）に呼び止められる、坂本と早紀。　所長は、あの後輩の件からは手を引くよう言う。訴えようとしている会社との、顧問契約を結ぼうとしているこの時期に、騒ぎを起こさないでくれ。近々坂本を、パートナーに迎えようとしているのだから、と言う。　また、早紀には、正社員になれば、福利厚生を受けられる。お母さんをこちらに呼べば、扶養家族として病院にも入れられる、と言う。　早紀は、その条件として、司法試験受験を止めろと言うのでしょ、と言う。　所長は、そんなことは言っていない。困ったときは、自分を頼りなさいと言っただけ、ととぼける。　部屋に入ると坂本は、パートナーのメリットを数々挙げ、後輩を助けることには消極的になり始めていた。　早紀が事務所の出入り口へ行くと、藍田光輝（谷原章介）が女性を口説いていた。　藍田は早紀の顔を見ると、君に、いい話と悪い話を持ってきた。どっちから聞きたい？と訊く。　早紀が何も答えないので、まず、いいニュースとして、落とした財布が見つかった。うるさいおばさんに、困っているから持って行けと言われたと渡す。　次に、悪いニュースとして、札は抜かれているので、小銭しかない。それじゃ困るだろうから、メシをおごる、と藍田。　早紀は、ポイントが貯まっているのでねこれで一食食べられる、と断る。　二人は一緒に食事する。　藍田はチーズを取っている。　早紀は、思わずチーズを見つめてしまう。　藍田が、チーズ、やろうか？と言うが、早紀は断る。司法試験に受かるまでは食べないと決めているから、と。　藍田場、どうして早紀は、こんなに頑固になったのだろう、とため息をつく。　食べ終わると、早紀は時間を大分無駄にしてしまった。早く帰らなければ、と立つ。　藍田が、バイクで送ってやるといい、早紀は迷ったが、乗せて貰う。　早紀をマンションの前で下ろした藍田は、せっかく送ったのだから、部屋で珈琲でもごちそうして、と言う。　早紀は、時間がおしているので、断る。　藍田は、自分が送ったから、時間短縮になったはずだと食い下がる。　早紀は、２，３回しか会ったことのない人を、部屋にはあげられない、と断る。　早紀は、光に電話する。　「こんな遅い時間にどうしたの？」と光。　「用はないんだけど.....これからはなるべく電話しようと思って」と早紀。　「電話代、もったいないからいいよ」と光。　「掛けたいの」と早紀。　「わかった」と光。　「今日はもう切るね」と早紀。　それから早紀はパソコンの電源を入れると、インターネットで、『帝東建設プロジェクト』を調べる。　また、建設現場へ行き、作業員の話を、ＩＣレコーダーで盗み録り。　建材の質が、坂本の後輩・仲野（近藤公園）の指示より、悪い。だが、部長の指示だったから反対できなかった。　早紀は、キャバクラにも潜入して、部長の話を盗み録り。　建設現場のセメントの袋も隠し撮り。　帰宅した璃子は、ブランド品がはみ出した押し入れを見て、それから服を着たままベッドに寝転がる。　夫が帰宅する。　夫は早速、愛人のメールに返信。　それが終わった頃、璃子は身を起こし、寝ちゃった、と言う。　翌日璃子は、市役所の無料法律相談窓口へ行く。　そこで、友達の話なんだけど、夫に浮気されちゃって.....と、相談しようとする。　そこに制服を着た藍田がやってきて、声を掛ける。　璃子は、本当に藍田って署長だったんだと言い、今日はパスポートを取りに.....とごまかす。　早紀は坂本の前に、仲野に関する資料を集めたファイルを置く。そして、これだけ資料を集めたのだから、坂本がしっかりとやって、と坂本の肩を強く掴む。早紀は弁護士ではない。この仕事は弁護士である坂本に頑張って欲しい、と言う。そうすれば、所長にも分かって貰える、と。　そこに、アシスタントの女性が、所長がパートナー会議に坂本も出て欲しいと言っている。ついでに、早紀にも出るように、と。　早紀が資料を抱えて先に行くと、アシスタントの女性は、坂本に色目を使い、パートナーに選ばれたことを、おめでとうと言う。　所長は、会議を始める前に、早紀に正社員になって貰う。これに異議のあるものは？と問う。　誰もいなかったので、早紀の正社員登用が決まる。　早紀のお腹が鳴るが、「なんでもありません」と早紀。　所長が、坂本の友人の件は.....と言い出すと、坂本は立ち上がって、早紀に資料を配らせる。そしてその資料を見れば、帝東建設のやっていることの不当性はわかって貰える。裁判でも、充分勝てると思います、と言う。　所長は坂本を止め、帝東建設との法人契約を進めていくことにする。その方がずっと事務所の利益になるから、と。　異論のある人は？と訊く。　早紀はギュッと手を握りしめる。　所長は、自分はよくワンマンだと言われる。だがみんなの意見を聞きたい。裸の王様にはなりたくないからな、と言う。　早紀は遂に、手を挙げる。そして、弱者を切り捨てていいのですか？と言う。　そして、出席している弁護士たちにも、おかしいと思っているでしょうに、なぜ黙っているんですか、と問いかける。　早紀は、父親が亡くなってから、学校で虐められていた。でも、級友たちは、見て見ぬふりをして、助けなかった。　そんな時、転校してきた女の子が、早紀を助けてくれた。　当然、その後は、その女の子がイジメのターゲットになった。　でも、早紀は彼女を助けずに逃げた。だから、もう逃げたくない、と言う。　所長は、早紀はパラリーガルだから分からないかもしれないが、弁護士は常に選択しなければならない。正義だけを振り回すわけにはいかない。嫌な仕事だって、やらなければならない。もっと大人になり給え、と言う。　早紀は、そんなこと、子供に説明できますか？子供を納得させられますか？と食い下がる。　そんなことをしているから、９度も司法試験に落ちるのだ。自分の方針に従えないのなら、事務所を辞めろ、と所長。　早紀は出て行こうとする。　所長は早紀の背に、お前はパラリーガルだ。仲野からの相談を受けることは出来ない。受けたら重大な違反だぞ、と言う。　エレベータに乗り込む早紀を呼び止める坂本。仲野の件なら、知り合いの弁護士に任せる。早紀が早まって辞めることはない、と言う。　だが、早紀はエレベータのドアを閉め、下降を始める。そこに坂本の、弁護士なら誰だって悩んでいることなんだよ、という声が被さる。　私物を片付けている早紀の腹の虫が鳴る。隣の人の席の上に、サンドウィッチと珈琲が載っている。それをうらやましげに見る早紀。　早紀が、私物を入れた箱を抱えて、事務所ビルを出ると、そこに通りかかる璃子。早紀は男だけでなく、職も失ったのか。クビになっちゃったのね、と言う。　早紀は、自分から辞めたのだと強調する。そのところを明確にしておきたいので、と。　璃子は、こんな女、どう思います？と、一緒に歩いていた藍田に振る。　藍田は、そういう頑固なところ、いいと思う。でも、それって人を信じているってことだろう。でも、今の世の中、信じられる人がそんなにいるのか？と言う。　璃子が、正義や信念でご飯食べていけるの？と言う。　早紀の腹が鳴る。早紀は、「お金欲しい！！」「おいしいものも食べたい！！」と叫ぶ。　「でもね、自分を殺すって、『自殺』って書くのよ。そんなの絶対嫌」と言う。　お金が会って、恋人がいても、自分を殺して生きていけるんですか！？－－って。お母さんが言っていた気がする。　そして、猛然と去っていく。　璃子は、早紀の新しい面が開いたよね、と言う。　藍田は、やはり熱い奴だったと思っていた、と言う。　今頃、夕陽に向かって走っているかも、と璃子。　その早紀が突然戻ってきて、二人に頼みがある、と言う。　その頃仲野は、どうして自分のことを放るんですか、と電話の相手に怒っている。　そこにバイクでやってきた藍田が、仲野にヘルメットを放り、バイクに乗せていく。　そこは、あの璃子が浮気についての相談をしようとした窓口。　また浮気の相談ですか？と訊く相談員に、今日はこっちです、と仲野を突き出す。　早紀はカウンターに乗り上げ、相談員の両襟を掴み、帝東建設は、住民のためのマンションを建てようとした仲野をクビにし、業者と癒着して、粗悪なマンションにしようとした上司を守った。こんなことは許されないと、箱一杯の資料をドン！と置く。　そのまま早紀はカウンターに倒れてしまう。　ソファーの上で気がつく早紀。隣には璃子が座っている。　警察官の制服を着た藍田が、早紀の前に、豚汁とおにぎりを置き、タダだと言う。　いぶかる早紀に、窓の外を示す藍田。そこの炊き出しで貰ってきた、と言う。　早紀は、ありがたく食べる。　早紀がマンションに帰ると、相談員が箱を抱えて待っていた。　帝東建設の事件は、早紀の資料であっさりと解決し、仲野も会社に残れるようになった、と言い、資料を返す。　早紀の所に、段ボール箱が届いていた。光からで、中には食料などと共に、紙に包まれた万札が３枚、入っている。包みには『余計なことはしない』と書かれている。　翌日、早紀が就職情報誌を手に、行列に並んでいると、光がやってきて、何やってるの？と訊く。　早紀はとっさに、裁判の傍聴券をを求めて、並んでいるのと答える。　なんで光がこっちに？と訊くと、早紀が心配だから、と光。　早紀は光に、クビになったことがばれたかと思う。　目覚まし時計が鳴り、目覚める早紀。今、光と会ったのは、夢だったのだ。　早紀は、マイケル・ジャクソンのようなダンスをしながら、司法試験の受験参考書を開き、読む。　藍田は署長室で、副署長に、今日の訓辞、『警察官は立場より、正義を大切にしよう』にしようかな？と言う。　副署長のあきれた顔を見て、「冗談だよ」と藍田。　璃子は、子供たちとおやつを食べている義母の所へ行き、「この子達の母親はわたしなんです」と言う。　「それが何か？」という表情の義母に、「これからも子供たちのお世話をお願いします」と言う。寸　　評　　虐められていた早紀を助けたのが璃子なのでしょうね。　今の璃子は、ブランドものを買って、フラフラしていられるお金はあるけれども、どこにも居場所が無い状態で、仕事をして、目標を目指している早紀がキラキラして見えるのでしょう。　藍田、頭のねじがゆるんでいるかと思ったのですが、署長になるだけの仕事をしているのか。あるいはキャリア組で、すぐに署長になったのか。　ところで、弁護士にならなくても、報酬を貰う（給与という形にしろ）ためには、いろいろ切り捨てなければならない部分がある。それをわからない早紀は、単なるお子チャマではないですか。パラリーガルだって、事務所の方針を守らなければならないはずでしょう。　早紀は、社会落伍者ではないでしょうか。執筆者　鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2.　編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 　母が倒れてしまい、なかなか、あらすじ書きが進められず、申し訳ございませんでした。　幸い母の症状は、一時的な脳の虚血ではないかとのことで、命に別状はなく、今のところ、麻痺は出ていません。ただ、母ももう年になりましたので、気をつけて見守っていかなければならないな、と感じました。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。（http://www.mailux.com/) ======================================================================

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