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タイトル:Daily Drama Express 2009/12/04 アンタッチャブル (8)  2010/01/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/12/04 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File8 最終章 天才育成塾の完全犯罪

 謎の犯人『名無しの権兵衛』
 身近に潜むその存在は、
 次々と人々に罠を掛けていく。
 巻き込まれた者たちの惨劇。
 そして、15年前の事件とのつながりが、
 ある人物を浮かび上がらせる.....

 最終章
 『天才製造工場』の恐怖
 連続犯罪の真犯人は誰か−
 予想を裏切る衝撃の結末。
 『名無しの権兵衛』の正体は−


 嶋岡ジョージ(10)。ゴルフで、ノーハンデでジャンボ大関に圧
勝。

 横田カレン(10)。テニスで、世界の盾公子プロを撃破。

 葵慎太郎(嘉数一星)(10)。将棋で、羽生田永世名人に快勝。


 ルービックキューブをもてあそんでいる元一流週刊誌女性記者・鳴
海遼子(仲間由紀恵)。

 戻ってきた一流雑誌『週刊国民ジャーナル』の記者・遠山史朗(要
潤)に、入院中なのに、どこ行っているの? パジャマと下着、持っ
てきたから.....と言う。

 遠山は、頼んだ覚えはないというと、そのルービックキューブを手
に、あっという間に6面とも揃えてしまう。

 遼子にファイルを渡す。中には、2件の火事の記事が入っていた。

 実は遠山は、遼子の兄の鳴海洸至(小澤征悦)・警視庁公安部刑事
と洸至の同僚の片山保(辻谷嘉真)が話しているのを訊いてしまった
のだ。
 遼子と洸至の家が火事になり、両親が亡くなった。

 その一ヶ月後、同様の火事で、兄と母親を失った少年がいた。
 少年の名は梨野俊一。後に養子に行き、カメラマン・鷹藤俊一(佐
藤智仁)となる。

 杉の子学園のパンフレットには、俊一の兄・梨野公平が、永倉栄一
(寺島進)・永倉ホールディングス社長から表彰されたときの写真が
載っている。
 梨野公平って、「名無しの権兵衛」って読めないか?と遠山。

 遼子は、俊一を疑うなんて、ひどい!と遠山に文句を言う。


 次に、俊一に会うと、俊一は、遠山が「名無しの権兵衛」だと言う。

 遠山は、7年前のワールドコミュニケーションのパーティーで永倉
と話している。知り合いではないか、と俊一。
 遼子は、単なる取材じゃないですか?と遠山をかばう。

 遼子は、遠山は父親を亡くすという苦しみを味わっている。そんな
ひどい人じゃない、と言う。
 遼子は、永倉が名無しの権兵衛だと思うと言う。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集部にいる遼子と俊一。

 遼子は、遠山はわたしたちを守るために編集長になったという。

 俊一は、何かあるはずだと勝手に遠山のデスクを漁っている。遼子
が止めてもやめない。

 ニュースで、二大政党に所属していた議員たちが、続々と地球党に
鞍替えしていると流れている、と、巻瀬美鈴(芦名星)が洸至に知ら
せる。

 永倉は、学資支援、環境問題のみならず、子供の能力開発塾も経営
しており、めざましい効果をあげている。
 番組には、その塾の塾長・江島あかり(荻野目慶子)が出ている。

 子供たちの能力を伸ばす秘策は?と問われ、才能の見極めとその能
力を伸ばすことです、とあかり。

 それを見ていた西尾里香(浦野一美)は、地球党だけでなく、能力
開発塾でも、ますます永倉の人気が上がりますね、と言う。

 用意する城之内仁(酒井敏也)。
 遼子も、まずは記事にしなければ、と意気込む。

 中原誠(田中要次)は、資料を取り上げられてしまって、調べられ
ないじゃないか、と言う。


 能力開発塾では、入会金として、現金で100万円を必要とする。
それでも、押すな押すなの大盛況。

 二階のテラスから、人であふれかえっているロビーを眺めているあ
かり。
 そのあかりに、突然声を掛ける遼子。

 遼子が、『週刊 アンタッチャブル』の記者だと名乗ると、三流誌
ね、とバカにしたように言うあかり。


 あかりは、各界で一流の人たちを集めて、交流会を、一流ホテルで
開く。一晩語り明かしてもいいんですよ、と参加者に言う。

 別室でくつろいでいたあかりの前に、また現れる遼子。このホテル
を一晩押さえてあるんですね。まるで、子作りしてもいいって、言っ
ているようですね。横田カレンは、モニカ・グラフの娘のようだし、
嶋岡ジョージはタイガー・ウッズの息子のようだった。そういう人を
集めているのでは?教育ではなく、DNAということじゃないですか?
と遼子。

 あかりは、三流誌は、さすがにいうことが下賤ね、と言う。


 慎太郎の実の父親を城之内が捜し出す。元・東大の数学教授の稲垣
平八(浅野和之)だが、11年前に失踪している。1998年に開催
されたパーティーと何か関連があるのか。

 里香からの情報を、俊一が受ける。公園で稲垣らしき男が見つかっ
たというのだ。

 公園に着くと、俊一は、ホームレスの人たちに話を聞きに行く。
 すると、突然火柱が上がる。
 遼子が俊一を心配して駆けつけると、俊一は無事だった。

 遼子は、俊一と二人だけで話をする。
 遼子は、俊一が怖かったと正直に言う。
 俊一は、『名無しの権兵衛』は、遼子の回りにいるってんだから、
怖いのは当たり前だろう。しかも火事で家族を亡くしたことを黙って
いた。同じ環境の遼子と組むと聞いたとき、運命を感じた、と言う。

 その時、俊一に連絡が入り、遠藤が退院したことを知らされる。


 11年前、稲垣は研究開発費100円につられて、パーティーへ行
った。
 そのパーティーで驚いたのは、集まっていたのが、国内外の一線級
の学者にノーベル賞候補、そしてワールドクラスのトップアスリート
たちばかりだったこと。パーティーは研究とは名ばかりの宴会だった
こと。
 その後、バスに乗ってどこかへ向かっていたが、その途中、眠気に
襲われ、稲垣は意識を失った。
 次に気がついたとき、研究室のような所に素っ裸で寝かされていた。
知らない間に、精子を採取されたらしい。慎太郎は、その時に、その
女性との間にできたのではないかと、稲垣は疑っている。
 稲垣はまた気を失い、次に気がついたときは、東京へ向かうバスの
中だった。
 東京について、主催者に文句を言ったが、相手にされなかった。

 遼子は、いかにも永倉と日本福祉募金団体がやりそうな手だと言う。
 遼子がもっと聞き出そうとすると、稲垣は、礼金を払うよう言う。
礼金のために話したのだから、と。
 礼金は、もっと聞いてからと言う遼子に対して、遠山はこれで十分
だと言い、里香に金を払うよう指示する。

 遠山は稲垣に礼金を渡すと、遼子には、その研究室に取材に行けと
言う。
 俊一が、それなら一緒に行くというと、遠山はオレが一緒に行くと
いう。

 遠山と一緒に取材に行けることを喜ぶ遼子。

 能力開発研究室の手前で車を止め、車から降りる遠山と遼子。遼子
は登山のかっこうをしている。一人でボソボソと、「何も山登りデー
トをしようと思って、オシャレしてきた訳じゃないんですよ」と言う。

 遠山は、蔦をかき分けて、その建物が『能力開発研究室』であるこ
とを確認すると、遼子が着いてきているかどうか気を配らず、大股に
歩いて、施設のドアを調べていく。だが、どこも開いていなかったた
め、中に入れない。

 その時、鼻歌が聞こえてくる。
 あかりだと気付いた遼子は、慌てて遠山の腕を引っ張り、一緒に物
陰に隠れる。そして遠山の肩に頭を預け、ウットリする遼子。

 やってきたあかりは、サーファーロックを外し、中へ入る。

 ドアが閉まると遠山は、そのドアの前に立ち、サイファーロックを
あっさりと開ける。数字を覚えていたんだ!と驚嘆の声を上げる遼子。

 あかりのあとをこっそりとつけていくと、あかりはとある一室に入
る。
 そこには、液体窒素のタンクがいくつも並んでいる。

 あかりが部屋を出て行ったあと、遠山はボタンを押し、その部屋へ
入る。そして液体窒素のタンクの中身を見る。
 タンクには、西暦の年が書かれている。1998年のタンクの中に
入っていた試験管には、モニカやライアンといった、一流アスリート
の名前が貼られている。
 遠山はそれを遼子に持たせたまま、次に2002年のタンクを開け
る。

 その時、警報が鳴り響く。その部屋の室温が上がりすぎていたから
だった。

 遼子はまた遠山の腕を引っ張って、間一髪で屋外へ逃れる。

 その建物の屋根の上から、二人を見ている俊一。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集部。

 遠山は、多分ああして集めた優秀な精子と卵子を利用して、優れた
子供を作ったのだろうと言う。

 俊一は遠山に、どうやって『能力開発研究室』の場所が分かったの
か訊く。
 答えない遠山。


 ハーモニカを吹く慎太郎・天才将棋少年。

 吹き終わると、ハーモニカを遼子に渡す。

 遼子は、星を見上げている慎太郎に、そろそろおうちに帰ろうか、
と言う。
 新郎は、自分はここで合宿をしている。両親は滅多に会いに来ない、
と言う。
 遼子は、思わず慎太郎の身体を抱きしめる。


 『週刊 アンタッチャブル』で、遼子はハーモニカで採取した慎太
郎の唾液で、稲垣とのDNAを使用した親子鑑定をする。
 もし親子だとしても、一緒にはなれないと止められる稲垣。


 結果としては、稲垣と慎太郎が親子である可能性は極めて高いとの
結果が出る。
 稲垣は、慎太郎に会いたがる。


 夜、家で、洸至は遼子に、永倉の生い立ちを話す。

 そのニュースで、与党から20人もの議員が、地球党に移籍し、与
党は過半数割れになると流れる。

 永倉には、優秀な兄がいて、両親もその兄を溺愛していて、永倉の
ことは構っていなかった。
 永倉は高校の卒業アルバムの寄せ書きに、『光は闇を照らさない。
闇が光を照らすのだ。永倉栄一』と書いていた、暗い少年時代を過ご
した。
 仕事としても、唯一任されたのが、杉の子学園の育英資金のみ。

 それが15年前、突然兄が亡くなり、永倉はすべてを引き継いだ。
 それから永倉は、自分の能力不足を補おうとするが如く、能力開発
機構を立ち上げた。そして自分の右腕として、名無しの権兵衛を作っ
た。

 洸至は手元に、俊一と遠山のファイルを用意している。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集会議に、美鈴もやってくる。
 遠山が、遼子と美鈴にそっと資料を見せる。
 それは、いずれも爆破火災に遭った2件の家。遼子たちの家と、俊
一の家だった。
 2軒の家は似ている。そして、俊一の家では、できのよかった兄・
公平が、弟の俊一を虐めていて、両親も公平をかばうだけで、俊一に
は見向きもしなかった。
 俊一には、両親や兄を殺す動機があったのだ。
 そのための練習として、遼子の家が狙われたのだろう。

 遠山は取材へと行き、遼子と美鈴には身を隠しておくよう、言い残
す。

 遼子と美鈴に俊一が、飲みに行こうか、と声を掛ける。二人は曖昧
に断る。

 俊一は、どうして遠山が、あんなに簡単に能力開研究所に忍び込め
たのかわかったと言うのだ。
 能力開発機構では、遠山の能力が欲しくて、遠山の父・故遠山一郎
(深水三章)をだまし、遠山を取り込もうとしたのだろう。その証拠
に、遠山は精子を採取され、保存されていると写真を見せる俊一。

 誘いをすべて断った美鈴は遼子に、今回の記事を書いてしまいまし
ょうと言う。
 遼子が、何度書いても名無しの権兵衛に潰されちゃう、と言うが、
美鈴は、締め切りより前、今日書いてしまい、二日前だから、書いて
すぐ印刷所へ持って行けばと言う。

 『恐怖の天才製造計画! 能力開発塾の天才児のカラクリと地球党
・永倉の狂った野望!』との見出しの『週刊 アンタッチャブル』が
店頭に並ぶ。

 洸至は「やりすぎだ」と独りごちる。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集部にまた、『名無しの権兵衛』
からのFAXが届く。
 『君達の行動は度を超した。知りすぎた人間は、次々と消される。
名無しの権兵衛』

 みんな、誰から救いに行くか考える。
 その中で城之内が、オレなら.....と発言する。遺伝の証拠を消す
だろうと。

 探すにあたり、遠山がいくと言い、洸至は、自分も行くと言って、
遼子と三人で行くことに。

 道中、遼子は俊一が、『名無しの権兵衛』とは考えられないと言う
が、それに対して洸至は、俊一がまだ梨野俊一だったときの寄せ書き
を見せる。
 『ボクの部屋に光はささない。そこには闇があるばかり。梨野俊一』
 永倉同様、暗い言葉。


 遼子たちは、稲垣が泊まっているホテルへ行く。すると部屋に稲垣
がいない。

 書き置きが見つかる。
 『一日だけ息子に会いに行ってきます。すぐ戻ります。稲垣』


 能力開発塾にやってくる稲垣。
 植物の陰に隠れながら、慎太郎がやってくると、声を掛ける。

 稲垣は慎太郎に、将来は将棋を指すの?と訊く。
 慎太郎は、将来は環境学者になると答える。
 稲垣は、自分も昔は教授だった。慎太郎は星を見るのが好きなんだ
って?天体望遠鏡をプレゼントするという。

 その稲垣が、警備員に捕まる。

 次の瞬間、稲垣が屋上から落ち、死亡する。稲垣はビルの屋上から
落ちたらしく、そのあたりに俊一が顔を出し、下から見上げている遼
子たちに間に合わなかったという。

 その間に、遼子たちの部屋に、美鈴の時と同じようにイタズラ書き
される。
 洸至は、遼子は美鈴と一緒に身を隠すように言い、洸至自身は、相
手が仕掛けてきたのだから、受けて立つという。


 遼子はあかりの前に現れ、あかりも危ない、と言う。
 あかりは、クビになっちゃったと言う。そして、研究室で飼ってい
る金魚に、無理矢理交配させ、思い通りにならなかったものは捨てた。
残酷よね、と言う。

 あかりのところに戻ると、あかりが殺されている。そして撃ってく
る人物。
 遼子は物陰に隠れるが、片山は、弾の飛び交うところにいる。
 撃っているのは俊一か!?


寸  評  永倉は、政治だけでなく、教育にまで手を出しているのかと思っ
たら、更に人間としてどうなの!?というようなことまで、手を出し
ていたのですね。
 こうしてこの世に生を受けた子供たちは、今後どうしていくのでし
ょう。
 これから、永倉は破滅させられるのではないかと予想されるのです
が、そうすると、親のない子として、世間に放り出されることになる
のでしょうか。

 遠山は、実はすごい人だったんですね。遼子は遠山に接近してきま
したが、このまま二人の関係がふかまることはあるのでしょうか。

 俊一は遼子と同じ志を持っているのかと思ったのですが、どうやら
反対のようです。これから、遼子と俊一が対立していくのでしょうか。
遼子はまだ俊一のことを信じているようですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 PCの調子が悪いのです。昔のように、スパッとフォーマットして、OSか
ら入れ直せたら解決したのかもしれませんが。今のようにセキュリティー・パ
ッチを大量に当て直さなければならないとなると、気が重くて、入れ直しに踏
み切れません。また、アプリケーションもセット・アップし直すのは大変だし。
 ということで、重たくなったPCをだましだまし、使っています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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