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タイトル:Daily Drama Express 2009/11/13 アンタッチャブル (5)  2009/12/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/11/13 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File5 盗聴された女

 謎の犯人『名無しの権兵衛』。
 募金団体に潜む罠。
 事件の真相を握る『身近な犯人』。
 そして、ついに犠牲者が−−
 依頼された殺人。
 名探偵登場。
 盗聴事件に秘められた計画。
 暗躍する占い師の美女。
 『身近な人』の正体は誰なのか−−

 元一流週刊誌女性記者・鳴海遼子(仲間由紀恵)とカメラマン・鷹
藤俊一(佐藤智仁)は、巻瀬美鈴(芦名星)の部屋に入る。
 すると、背中を刺された女性の死体がある。

 慌てる遼子を俊一が止める。あれは美鈴ではない、と。

 死体は美鈴の妹の美保だった。

 遼子の兄の鳴海洸至(小澤征悦)・警視庁公安部刑事は、美鈴と妹
は似ている、と言う。

 遼子は、二人を良くは知らない犯人。でも、遼子の身近にいるはず
の人物.....と言う。

 遼子の言葉を聞きとがめる洸至。

 遼子の脳裏に、菅原昭光(原田龍二)に、人間は必ずしも意志通り
に動いているわけではないと言われたことが蘇る。

 美鈴は倒れて、一流雑誌『週刊国民ジャーナル』の記者・遠山史朗
(要潤)に、病院に運ばれていた。

 病院に入院中の美鈴を訪ねる。
 でも、あの時間に美鈴がアパートに戻ろうと予定していたのを知っ
ていたのは、妹の美保だけなのに、なんで犯人はねらえたのだろう、
と言う。

 俊一は、城之内仁(酒井敏也)がこの部屋から出てきたことを思い
出す。
 そのつぶやきは、洸至にも聞こえる。

 『週刊アンタッチャブル』の編集部で、遼子と俊一は、同僚の妹が
殺された件を追いたいと言う。
 しかし編集長・樫村秀昭(田中哲司)は、美鈴は同僚ではない。
『元』だと強調。そして、二人に追って貰うのは、この事件だと言う。
 熱愛発覚と言うだけでも充分スキャンダルなのに、それが異母兄妹
同士だと発覚したのだ。ワイドショーで二人は、それぞれ母子家庭で
育ち、結婚しようかと戸籍を取り寄せたとき、初めて、父親が同一人
物だということを知った。今後、どうしていくかは、まだ決められな
い、と言う。
 二人は思い悩んで、占い師・マーサ(三浦理恵子)に相談に行った。
それが、暴露されてしまったので、兄の高城健(井上正大)は、マー
サを告発すると言うのだ。


 そのスタジオには、マーサと、犯罪コメンテーターとして楠田信
(中村獅童)が出演していた。楠田は、探偵学校まで経営していて、
探偵を育成している。

 楠田は、マーサが漏らしたと言うことは考えにくい。マーサのよう
に、有名人を多数抱えているのに、スキャンダルをリークして信用を
失うことに、何のメリットもない。高城と異母妹の南彩香(松本若菜)
の会話を盗聴する方法なんて、いくらでもある、と言う。

 遼子は、楠田の言葉と、楠田が金持ちだと言うことに惹かれて、取
材することにする。


 そのころ、城ノ内は入院していた。


 香水をたっぷりと振りかけた遼子は、俊一と共に、オフィスから出
てくる楠田を待っていた。

 楠田が出てきた。
 楠田信・楠田エージェンシー代表。これから高城の家に、盗聴器の
有無を調べに行くのだが、遼子たちも同行していいという。

 調べると電気のソケットの裏に、盗聴器が見つかった。

 終わった後、遼子が美鈴の部屋についても、調べて欲しいという。
 案に相違して、楠田は調べてくれるという。

 美鈴の部屋に案内すると、先日殺人のあった部屋ですね、と楠田。

 探すと、電話のジャックの裏に、盗聴器が仕掛けられていた。その
ため、大家さんとの、片付けに来る時間の会話を聞かれてしまってい
たわけだ。

 この電波は、1キロぐらい届く。1キロぐらい先には、城ノ内の住
処がある。城ノ内が盗聴していた!?

 城ノ内と菅原には接点があった。二人は足繁く、環境保護団体・ラ
ボネイチャリングへ通っていたのだ。


 彩香がマーサを番組内で訴える。いよいよ、泥沼の様相。


 マーサの館にて。
 マーサは彩香の精神状態が危ないという。アルコールを飲み過ぎて
いる、と。
 遼子は、まさにそういう状態で困っていると言う。

 マーサは遼子も占ってあげるという。
 高いんでしょ.....と尻込みする遼子。
 でも、タダでいいと言われ、占って貰う。
 遼子は、まもなく運命の人と出会える。そこには赤い水が青い水に
変わるとき、運命の人が現れ、それが古傷を癒す。亡くなったご両親
のために、祈っている人がいる、と言う。

 俊一は、遼子の両親が亡くなっていることにびっくり。
 遼子は、中学生の時、放火されて亡くなったと言う。


 帰宅した遼子は洸至に、刑事を続けているのは、放火の犯人が見つ
からず、見つけたいからでしょ、と言う。
 洸至は、マーサの話を一通り遼子から聞くと、遼子が雑誌記者にな
ったのも、放火犯を見つけたかったからだろう、と言う。


 遼子と俊一は、彩香を訪ねる。
 彩香は酒を飲み過ぎて、泥酔状態。
 彩香は、マーサは盗聴器を仕掛けて占いを的中させていたんだ、と
言う。
 回りが冷静に、そんなことはできないでしょと言っても、ヒステリ
ー状態で、何も受け付けない彩香。

 彩香の部屋を出て歩いていくと噴水があり、水に赤いライトを当て
ている。
 それが青い光に変わった。

 遼子はこれが運命だと、楠田に駆け寄る。
 楠田に、お食事でもと誘われると、遼子は俊一には用事があるよう
ですのでと言って、ちゃっかりと二人でディナーを楽しんでいる。

 遼子は、楠田に占いを信じるか訊く。
 楠田は信じない。むしろ信じた遼子が、危険な目に遭うようなこと
をするのが心配だと言う。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集室についても調べていると、盗
聴器が発見された。

 遼子と俊一は、ラボネイチャリングの建物から出てくる城ノ内に声
を掛ける。
 城ノ内は、段々内容が偏っていったので、脱会した。だが、菅原は、
益々傾倒していったようだ。城ノ内は、この教団が次に何をするか探
るために、出入りしていたのだという。


 楠田が、遼子の誕生日を祝う。30本もろうそくがあって、なかな
か消せない。
 楠田は、女性は30からだと言い、遼子を喜ばせる。

 楠田は、バースデーケーキを自分で作る人って、初めてだと言う。
 遼子は、今まで誕生日を誰かに祝って貰うという習慣がなかったか
ら、と言う。

 改めて楠田の部屋を見回し、ホテル住まいなんて、すごい。それに
こんなに豪華な部屋で.....と言う。

 楠田は、ホテルは掃除してくれるから楽なんですよ、と言う。
 思わず遼子は、そういうこと、得意です!と言葉にしてしまい、慌
てて酔ってしまったようです.....と言い訳をする。

 楠田は、ラボネイチャリングという団体は危ない。特に城ノ内が出
入りするようになってから、変わってしまった。今頃、俊一も危ない
かもしれない、と言う。

 遼子は、楠田の部屋を飛び出すと、ラボネイチャリングへと急ぐ。


 ラボネイチャリングの建物の前に止めた車の中にいる俊一。
 遼子は焦りながら窓ガラスをぽんぽんと叩く。
 俊一が窓ガラスを下げる。
 遼子は俊一に、危険だ。特に城ノ内は、と言う。
 でも、その車に城ノ内が座っている。

 俊一は、城ノ内の所も、美鈴の所も怪しい電波なんて出ていない。
すべて楠田の作り話だったのだろう、と言う。
 混乱する遼子。


 そのころ、一人部屋に残された楠田は、ケーキを指ですくってなめ
ていた。

 ラボネイチャリング本部から、マーサが出てくるところを見た遼子
は、混乱する。
 俊一が役員名簿の最後に乗っている真咲祥子。すなわちマーサ。因
みに、この名簿の筆頭に載っている名前も遼子が知っている人物で、
楠田信。

 楠田は同士として、マーサを助けた。
 遼子は、楠田とはあの時、初対面だと言った言葉に引っかかる。

 ラボネイチャリングの狙いは、資金集めをして、政治団体を旗揚げ
し、政界に打って出ること。そのために、楠田がスクールの生徒を使
って情報を集め、それをもとにマーサは占いを的中させ、信者を増や
したのだ。
 それをばれないように、二人はテレビ番組では初対面を装った。城
ノ内を怪しいと言ったのも彼ら。

 盗聴器も、おそらく楠田が付けたのだろう。
 美鈴の部屋も盗聴していて、そして美鈴の妹は殺された!?

 遠山から電話があり、美鈴と連絡が取れない、と言う。遠山は今取
材で遠くに来ているので、美鈴の様子を見てきて欲しい、と言う。

 みんな、この部屋を盗聴されているのでは!?と心配になる。
 楠田が調査済みだと言う遼子に対して、俊一が改めて調べると、反
応があり、盗聴器が見つかる。


 ラボネイチャリングに最大の資金提供をしているのが、日本福祉募
金団体。美鈴はこの団体のことを書いたため、組織に狙われたのだろ
う。

 美鈴のベッドまで駆けつけると、美鈴のベッドが空。
 みんな襲われたのではないかと心配していると、ひょっこり美鈴が
戻ってくる。
 遼子たちは、とりあえず美鈴の身の回りのものを持つと、着の身着
のままで美鈴を逃がすことにする。

 最後に病室を出ようとした遼子の前に、黒手袋をはめた楠田が立っ
ている。
 壁際に追いつめられる遼子。
 どうしてわかったの?との遼子の問いに、あんたたちが言ったとお
り、盗聴したんですよ。車での盗聴は、追いかけなければならないの
でスタッフに愚痴られちゃいましたよ、と言う楠田。
 美鈴の妹の件は失敗だった。改めて美鈴を殺そうとしたが、その過
程でもっと危険なのが遼子だとわかった。
 だから遼子に、何度も深入りしないように言ったのに、遼子は踏み
込んできた。
 美鈴を殺せとの指示が、『名無しの権兵衛』から出ている、と楠田。
 わたしのことも殺せと言われたの?と遼子。
 楠田は、遼子については、楠田自身の判断だと言う。

 『名無しの権兵衛』って何者!?と遼子。
 事件の真相をもみ消そうとする人物だと楠田。

 そこに、遼子が遅いので、俊一が病室へ戻ってくる。そして楠田に
飛びかかるが、逆に楠田に倒される。
 だが、ナイフは楠田の手を離れ、遼子が手に取る。
 だが、遼子の反撃は効果が無く、楠田にナイフを奪い返される。

 いよいよ、楠田が遼子を刺そうとしたとき、楠田は背中を拳銃で撃
たれ、倒れ、動かなくなる。
 楠田を撃ったのは洸至で、俊一から連絡を貰ったので、飛んできた
のだ。

 犯人は身近にいる。今回の件は危険すぎる。危険なとき、いつでも
洸至が飛んできて助けられるわけではない。遼子は手を引き、あとは
我々警察に任せろ、と言う。
 そのあと洸至は、同僚の片山保(辻谷嘉真)と携帯で話している。

 編集部へ戻り、さんざんな誕生日だったとぼやく遼子。
 俊一が遼子に缶ビールを渡す。
 遼子は、これぐらいではチャラにならない、と言う。

 遼子は、ラボネイチャリングと楠田エージェンシーと、占い師・マ
ーサとの汚い関係についての記事を書き上げる。

 美鈴は、遠山の家で守ることになった。両親もきたので、精神的に
も落ち着きを取り戻すだろう、と。


 『週刊 アンタッチャブル』が店頭に並ぶ。でも、そのヘッドライ
ンは
 『トップアイドル 南彩香の凋落!
  酒浸りの朝の袋とじセクシーショット!』
 となっている。

 遼子は編集長に抗議する。自分の記事がすり替えられている、と。
 日本福祉募金団体は、我が誌のスポンサーなのだから、そこのご機
嫌を損ねかねない記事は載せられない、と言う。
 それに、遼子だって、日本福祉募金団体の羽根を挿しているじゃな
いか、と編集長。
 遼子は、日本福祉募金団体のおかげで、大学まで出られた。俊一だ
ってそうだ。恩義は感じている、と言う。

 俊一と二人きりになると遼子は、永倉栄一(寺島進)・永倉ホール
ディングス社長を訪ねる、と言う。直接本人に問いただすのが近道だ、
と。

 二人は、永倉ホールディングスに入り、丁度やってきた永倉に声を
掛ける。
 永倉は遼子たちを無視せず、今は急いでいるが、時間ができた時に
話をしましょう、と言う。
 それ以上永倉に近づこうとすると、警備の人間が押し戻す。

 遼子は俊一に、大きな岩の岩陰に隠れるよう言う。
 ロビーから見えるコンビニは、最初の事件で、名無しの権兵衛がF
AXを送信したところのコンビニだ。

 なおも見つめ続けていると、そのコンビニに編集長が入っていく。


寸  評  もともと、編集長は怪しげではありましたが。
 うさんくさいながらもスポンサーが.....と言われれば、無理矢理
納得するしかありませんが。

 でも、あれでみると、編集長が『名無しの権兵衛』だということで
しょうか?
 編集長が『名無しの権兵衛』を装うのは、編集長は、闇の絡繰りを
知っているから、これをストレートに言えずに、こんな回りくどい方
法を使ったのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、頭の中が中国−−古い中国−−に染まりつつあります。
 元々は、『西遊記』のおふざけの世界で、ついで、『三国志』。これ、中国
のテレビドラマは、原作を忠実に作っているようですね。
 そして、このたび、『水滸伝』を読もうと頑張っています。
 中華風の『彩雲国物語』を読んでみて、もっと現実の中国をと思って、『月
色光珠』や『風の王国』を読み、唐や長安、周辺国に思いをはせています。
 いつまでこのマイブームは続くでしょうか。これ系の小説を探しても、それ
ほど出てこないので、小説が尽きたときに終わりでしょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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