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タイトル:Daily Drama Express 2009/11/27 マイガール (8)  2009/12/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/11/27 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル マイ・ガール
局  名 テレビ朝日系
放映日時 日曜23時15分
キャスト 笠間正宗(相葉雅紀(嵐))
 塚本陽子(優香)
 笠間コハル(石井萌々果)
 柴田友哉(村上信五(関ジャニ∞))
 林 弘和(北村有起哉 )
 瀬山高志(山崎樹範)
 片桐はるか(平岩 紙)
 片桐新太(松本拓海)
 中園 香(井村空美)
 木村英生(日村勇紀(バナナマン))
 塚本志織(朝加真由美)
 笠間清助(山崎 一)
 笠間光代(室井 滋)
 室田長市(八名信夫)
 室田澄子(大森暁美)
原作   佐川ミズ『マイ・ガール』
脚  本 大島里美、荒井修子、高橋麻紀
主題歌  嵐『マイガール』

あらすじ 第8話「大嫌いな2人」

 陽子さん(優香)のお母さん(朝加真由美)から電話があって、や
はり僕(相葉雅紀(嵐))の両親に会ってきちんと挨拶したいと言わ
れた。僕は断った。母さん(室井滋)は引き下がったとはいえ、いま
だにわだかまりが解けているわけではない。けれど、陽子さんのお母
さんはどうしてもと言う。

 わかりました、僕はそう答えたが、正直困った。仕方なく父さん
(山崎一)に相談した。父さんは母さんに話してくれると言ってくれ
たが、それとは別に母さんと一度じっくり話し合ってほしいと言った。
そういえば僕はコハルちゃん(石井萌々果)のことがあって以来、母
さんとは連絡をとってなかった。知らず知らず避けていたのかもしれ
ない。

 保育園のお遊戯会でシンデレラをやることになり、コハルちゃんは
張り切っていて、僕は練習に付き合わされた。陽子さんもシンデレラ
をやったことがあって、自分でもやりたいと思っていたという。僕も
コハルちゃんのためにシンデレラの衣装を自分で作ることにした。僕
が子どもの頃、母さんはどんなに忙しくてもこういう時は手を抜かな
かった。だから僕も徹夜して作った。コハルちゃんは「お姫様みたい
です」とうれしそうだった。

 日曜日、僕は陽子さんのお母さんと一緒に父さんと母さんに会いに
行った。陽子さんのお母さんは迷惑をかけたと謝った。しかし母さん
は「どうしても納得できない」と謝罪を受け入れなかった。母さんは
僕に普通の家庭を持って幸せになってほしいとずっと思っていた。そ
れが不安定な仕事に就いて、知らないうちに子どもまでいた。どうし
て、という思いが離れないと。

「それじゃまるで僕が不幸せみたいじゃないか。僕はコハルちゃんと
一緒に暮らしてとても幸せなんだよ」
 わかってくれない母さんに僕は悲しくなってきた。帰り道、僕は陽
子さんのお母さんに母さんの失礼を謝った。でも陽子さんのお母さん
は「親って自分の幸せに子どもを当てはめようとするものよ」と言っ
た。そしてわかり合えるようになってほしいと。

 次の日、僕は保育園から呼び出された。コハルちゃんがカナちゃん
という女の子の衣装を台無しにしたというのだ。カナちゃんの母親は
ヒステリックに怒っていて僕は頭を下げた。

 カナちゃんに謝ろうと僕はコハルちゃんに言った。しかしコハルち
ゃんは「コハルは悪くありません」と言うだけで理由を説明してくれ
ず、僕は途方に暮れた。

 次の日コハルちゃんはお腹が痛いと言って保育園を休むと言った。
病院に連れて行こうとしたが、コハルちゃんはそんなにつらくはない
から家で休んでいるという。僕は仕事を休むことができないので、仕
方なく母さんに頼んだ。「だから言わんこっちゃない」と母さんはぶ
つぶつ言っていたが、引き受けてくれた。

 僕は仕事中、コハルちゃんが心配で、母さんに電話した。「コハル
ちゃんには優しくしてね」と僕が頼むと、「人のことをオニババみた
いに言わないで」と切られてしまった。

 僕は気が気がなくて仕事が終わるとすぐ帰った。母さんはポトフを
作っているところで、僕にコハルちゃんは仮病を使っているよとそっ
と教えてくれた。母さんの勘らしいがまず間違いないという。
「仮病を使うってことは、それなりの理由があるんだからちゃんと聞
きなさい」
 母さんにそう言われて、僕はコハルちゃんに尋ねた。ズル休みした
ことを責めているんじゃなくてと前置きして僕は聞いた。
「僕たち何でも話し合うって約束したよね」

 するとコハルちゃんは口を開いた。カナちゃんがシンデレラ役をや
りたがっていたこと、そしてコハルちゃんに対して衣装が変だとか、
陽子さんをバカにするような意地悪をしたとかを打ち明けてくれた。

 コハルちゃんの気持ちはよくわかる。けれどそれでもカナちゃんの
衣装を台無しにしたのは悪いことだと思うと僕は言った。するとコハ
ルちゃんは珍しく怒った。
「コハルは悪くありません。政宗くんはママの悪口を言われて悲しく
ないんですか?ママを大切にしてくれない政宗くんは大嫌いです!」
 僕はカッとなった。
「そんな聞き分けのないコハルちゃんだって僕は大嫌いだよ!」
「政宗くんのバカ!」
 コハルちゃんは外に飛び出していった。たまりかねた母さんが言っ
た。
「早く追いかけなさいよ。あの子を守れるのは、世界であなただけな
のよ!」

 僕は、冷静になってコハルちゃんに謝った。そして言った。
「それでも僕はコハルちゃんに他人を傷つける人になってほしくない。
どんなに嫌な思いをしても相手を思いやる気持ちを持ってほしいんだ。
陽子さんはそういう人だったから」
「……」
 コハルちゃんはとりあえず部屋に戻ったが、口はきいてくれなかっ
た。

 帰り際母さんは言った。
「誰に似たのかねえ、結構頑固だよ、あの子」
 やれやれという感じだったが、顔は笑っていた。
「なんか母さんの気持ちがわかった気がするよ」
「大丈夫、届いているわよ、あなたの思いは。そう信じてやるの、親
なんだから」
「……」
 母さん僕の肩をポンと叩いて上機嫌の様子で帰って行った。こんな
ことがあったけど、母さんは僕とコハルちゃんをちゃんと受けいれて
くれたようだった。

 お遊戯会当日。母さんは父さんと一緒に見に来てくれた。孫がシン
デレラをやるんですよと、母さんは自慢していて僕は少し恥ずかしか
った。ところがコハルちゃんはカナちゃんにシンデレラ役を譲って魔
法使いのおばあさん役をしていた。

 劇は順調に進んでいたが、コハルちゃんは途中でセリフを忘れてオ
ロオロしだしてしまった。ざわつく中、僕は立ちあがった。「コハル
ちゃん、シャラシャラポンだよ」と僕は身振りで伝えた。魔法使いの
呪文だ。コハルちゃんはセリフを思い出すことができて、劇は無事進
んだ。

 僕のそんな様子を見て、母さんは嬉しそうだった。帰り際、陽子さ
んのお母さんに先日言ったことを謝った。そして言った。「あの子は
幸せなんだとわかりました」と。

 でも僕には言った。
「母さん、手伝わないからね。あんたがしっかり育てなさいよ」
 母さんらしい言い方だなと、僕はうなずいた。母さんの思いが僕に
はしっかりと伝わった。だから今度は僕の思いをコハルちゃんに伝え
ていこうと強く思った。

寸  評  思いはしっかり伝えないと、すれ違ったまま後悔だけが残ってし
まうという話でした。コハルと珍しく言い合いをした政宗ですが、そ
れを光代に見てもらって、逆に2人の結びつきというのをわかっても
らえたようです。大人たちを次々と虜にするコハルパワーは今回も健
在、最後に残っていた光代とのわだかまりも解消できました。これで
すべて解決かと思いきや、次回は再び仕事か子育てかのシビアな選択
を迫られるようですね。政宗はどっちを選択するのでしょうか。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 自分の職場の同じチーム内に高熱を発した人が出ました。インフルエンザか?
ということで、私を含めて机を並べている人はみなマスク着用が義務付けられ
ました。幸いただの熱だったので、事なきを得ましたが、もしインフルエンザ
でなければ、かかってない私自身も他人に会ったりするのを避けないといけな
くなるので、大変でした。かかっても自分だけで済むならいいのですが、他人
にも影響を及ぼしてしまうので、気をつけないと思う次第です。(けん)

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