メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2009/11/05 アンタッチャブル (4)  2009/11/30


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/11/06 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File4 監禁された女記者!!24時間の復讐生中継
 奇妙な立てこもり

 謎の告発者『名無しの権兵衛』。
 標的にされた者は、次々に不幸な末路をたどる。
 見え隠れする『募金団体』の影。
 事件は、人々の運命を大きく変えていく…。

 人質監禁事件発生。
 犯罪現場のテレビ中継。
 犯人の真の目的とは−−

 編集長・樫村秀昭(田中哲司)は巻瀬美鈴(芦名星)に、何でこん
な記事を書いたのだ、と言いながら、雑誌を叩く。
 美鈴は、取材に基づいて書いていると言う。
 編集長は、『日本福祉振興団体』は、由緒正しい団体で、永倉栄一
(寺島進)・永倉ホールディングス社長も関与している。杉の子学園
もその系列、と言う。

 元一流週刊誌女性記者・鳴海遼子(仲間由紀恵)が、杉の子学園が
怪しいことはない。自分が大学を出られたのは、杉の子学園のおかげ
だと言う。
 鷹藤俊一(佐藤智仁)もそうだった。
 あんたも貧乏だったのね、と同族意識を持つ遼子。

 編集長は、美鈴にお詫び記事を書け!と言う。
 美鈴は書けない。なぜならば、『週刊国民ジャーナル』に移籍する
から。あの記事が、一流雑誌『週刊国民ジャーナル』の記者・遠山史
朗(要潤)に認められて、遠山が出る、緊急報道番組『闇社会が日本
を侵食する』にも、アシスタントとして出演するという。
 遠山を取っちゃって、ゴメンね、と遼子を茶化す美鈴。

 遼子が追うべきとされた事件は、俳優の雨宮翔(内田朝陽)と、ア
ナウンサー・小池雫(国分佐智子)の熱愛報道。
 『闇社会が日本を侵食する』の特番に、雫も出ることになっている。


 5日後の午前3時、まだ『闇社会が日本を侵食する』のリハーサル
をやっていた。それを安島信正・テレビ国民報道局長が見ている。


 車に乗って翔の張り込みをする遼子と俊一。
 午前4時、翔が戻ってきたが、一緒に歩いていた女性は、本音トー
クが売りの歌手・鮎原ミク(金子さやか)だった。

 翔のマンションを訪ねてきた雫は、ミクと鉢合わせして、修羅場を
演じた。

 そこに、突然、菅原昭光(原田龍二)が突然乗り込んでくる。

 午前5時、一つの縄で縛られて人質にされている遼子、ミク、翔、
雫。

 遼子は、自分たちを監禁してどうするつもり?と怒鳴る。

 編集長は俊一に、早く写真もってこい。ミクと翔の密会場面をスク
ープにする、と言う。

 犯人の菅原は、翔の先週のドラマのセリフに、『真実はなんであっ
ても、明るみに出す必要がある』というのが、あったが、これに引っ
かかっている。
 翔は、あれはセリフだと反論するが、セリフなら、何を言ってもい
いのか?と逆に菅原に切り替えされる。

 菅原は、テレビ国民と携帯のテレビ電話をつなげて最後のシーンに
ついての謝罪を言わせることにする。

 ミクは、お昼からの生出演があるので、用が翔にだけあるのなら、
さっさと解放してくださいよ、と言う。
 菅原は、それならここから放送すればいいと言う。


 午前8時。テレビ国民は、菅原の要求に従い、湊プロデューサー
(神保悟志)に、器材一式を持たせると、単身監禁場所の翔のマンシ
ョンへ行って、中継するよう言う。

 湊たちの前に、遼子の兄の鳴海洸至(小澤征悦)・警視庁公安部刑
事と片山保(辻谷嘉真)がやってきて、話を聞く。
 菅原は、その様子を監視カメラを通じて監視していて、警察に接触
するな。監視カメラが映らなくなったら、人質の安全は保証できない、
と言う。


 午前8時50分。菅原の要求通り、お詫びが放送される。

 次はミクだな、と菅原。

 その時遼子は、こんなことをして、何が面白いの?と菅原に文句を
言う。
 菅原は、オレが言ったとおりに放送されている、と余韻に浸ってい
る。


 午前10時。『週刊アンタッチャブル』の編集部に入ってきた俊一
は、城之内仁(酒井敏也)は、どこに出張?と聞く。
 箱根で、グルメ取材、と中原誠(田中要次)。
 俊一は、都内で城ノ内の姿を見たと言おうとしたが、編集長が入っ
てきて、写真は?と聞くので、言えなかった。
 カメラは、遼子が持って行ってしまった、と焦っている俊一。


 午前11時。遼子は、翔の家にいるはずだと駆けつける俊一。
 そこには、非常線が張られていて、中に洸至がいて、遼子が中にい
るのか!?と俊一に聞く。


 午後0時10分。テレビ国民では、遠山たちが、雫がいないのでは、
生放送が始められない、と焦っている。
 すると、テレビ国民に、監禁されている小池の映像が映り、話始め
る。今居るところは、翔の家、と。背後に回った菅原が、カッターの
刃を出し入れする音に、いちいちびくつく。

 菅原が、ゲームをしよう、と言い出す。一人だけ解放してやるが、
誰にする?と。

 雫は、もう限界です。解放してください、と言う。
 翔も、オレだって我慢できない、と言う。

 遼子が映され、『週刊アンタッチャブル』の記者だと名乗る。
 犯人は、三流誌なんて、くだらないとこき下ろす。
 遼子は、三流誌であっても、記者である自分は一流だと言う。

 遼子は、解放される者は、じゃんけんで決めよう、と言う。

 菅原は、じゃんけんの前に、テレビ画面に身体を映し、マスコミに
対する恨み辛みを言いつのる。
 遼子はそのセリフ、何かで読んだことがある。文句も自分の言葉で
は言えないのか、と言う。

 編集長は、テレビに人質として映る遼子を見て、これでうちもスク
ープが取れる、とほくそ笑む。

 じゃんけんの結果は、なかなか決まらない。

 遂に、遼子が勝つ。
 すると、ミクが激しく咳き込む。ミクは、今日の収録後、病院に薬
をもらいに行くことになっていたと言う。
 見かねた遼子が、権利放棄しようか?と言うと、雫はミクの言うこ
となんて信じられない。どこの病院か言ってみなさいよ!とミクに迫
る。

 遼子が、じゃあ元通り、権利はわたしで.....と言うが、雫は、遼
子は権利を放棄したのだから、改めて別の方法で決め直し、と言う。

 このやりとりの一部始終を湊が撮影して、放映していた。

 菅原はカメラに向かって、ジャーナリストなんてこんなにみにくい
ものなんだ。親は子供の前で醜い争いを繰り返している、と訴える。

 『闇社会が日本を侵食する』の放送時間が迫っている。
 遂に午後3時を過ぎる。

 遠山が、もう『闇社会が日本を侵食する』の時間だと言うが、局長
は、このまま人質事件を放送する。国民が見たいのは、こういう番組
なんだと言う。


 編集長は、この人質事件の特集だ。『本紙記者 人質事件の裏を暴
く!』だ、と強気。


 遼子が、解放する一人を決めた、と言う。
 菅原は、何仕切ってんだ?と、遼子に拳銃を向ける。

 遼子は、そんなものではひるまない。解放する一人は、自分たちが
決めていいと言った。菅原は、それに従うと言う。

 遼子は、解放する一人は、菅原だ。この決定に反対する人質はいな
いだろう。「菅原さんは、約束は守ると言いましたよね」と言う。

 菅原は遼子に、「一休さんにでもなったつもりか?なめたこと言っ
てると、撃ち殺すぞ!」といいながら、拳銃を突きつける。
 おびえる遼子。
 菅原は、「記者のくせに、『解放』って言葉もしらないのか?解放
ってのは、とらわれている人間を自由にすることだ」と言う。
 遼子は、「だから、あなたを解放するのです。間違ったヒロイズム
にとらわれているのを」と言う。
 菅原は、「だから『週刊アンタッチャブル』は、亡国の雑誌だとい
うのだ!」と怒る。

 遼子は、美鈴の部屋の壁に、『亡国の雑誌』と書かれていたのを思
い出す。
 「わたし、わかっちゃいました。言いましたよね、あなたの言葉、
他人の受け売りだって。それをどこで見たのか。その服についている
ペンキの意味も、この犯行の意味も、全部わかっちゃいました」と遼
子。
 「愚民は死んだ方がましだ」と菅原。
 遼子は、そのセリフも、美鈴の部屋に書かれていたのを思い出す。

 菅原は、拳銃の撃鉄を起こすと、遼子に銃口を向ける。

 洸至と片山は、中継を見ながら、まだ動かない。
 野次馬たちや、そこにいた俊一は、早く何とかしろ!と怒鳴る。

 湊は震えながら、カメラを向け続ける。

 その時、突然携帯のアラームが鳴る。
 午後4時。
 テレビ国民では、『ニュース4』の時間だが、引き続き誘拐現場か
らの中継を続ける、と言う。
 『闇社会が日本を侵食する』は、放送中止になる。

 菅原は、誰も殺しはしないので、安心しろ。オレが行動を起こして、
丁度12時間。これで終わりだ。この国の政治とメディアが、いかに
無能かが分かったはずだ。これで国民に、少しでもこの国を何とかし
なければという意識が芽生えればいい、と言う。

 菅原はまず湊に、カメラを置いて出て行け、と言う。
 這々の体で逃げ出す湊。

 次に、雫、翔、ミクを次々と解放する。

 遼子も出て行こうとするが、遼子の縄はまだ切れていなかった。
 振り返った遼子は菅原に、「また、お会いしちゃいましたね」と言
う。

 菅原はテレビカメラに向かって、遼子は逃走用の人質だ。スムーズ
に逃走させるように言って、カメラを拳銃で撃つ。中継は途切れる。

 解放された翔は、テレビカメラに向かって、セリフについてお詫び
を言ったのは、犯人を刺激しないためであって、今でもあのセリフは
素晴らしいと思っている、と言う。

 ミクは、翔との関係を聞かれ、こんな時に、何を聞くの。今まで人
質になっていた人の気持ちぐらい、考えなさい!と文句を言う。

 遼子は、菅原にわかったことを話す。
 菅原が本当にしたかったことは、政治に対する不満ではない。それ
は、あるテレビ番組を潰すこと。
 午後3時から1時間、放送予定だった『闇社会が日本を侵食する』。
 もしかして菅原は、『日本福祉振興団体』に疑いが掛かることを避
けたかったのでは?
 『名無しの権兵衛』について、何か知っているんですか?あなたの
目的は何ですか?と聞く遼子。

 人間は、必ずしも、自分の意志で動くばかりではない、と菅原。
 じゃあ、誰の意志ですか?『名無しの権兵衛』さんの意志ですか?
と遼子。
 真実を知って、どうするのだ?と菅原。
 真実を書きます、と遼子。
 身近な人の罪についても、書けるのか?と菅原。
 それはどういうこと?と遼子。
 お前が聞くから、しゃべりすぎちまったじゃないか。そろそろ行く
ぞ!と菅原。

 菅原は、遼子を部屋につないでいたロープを切ると、遼子に拳銃を
突きつけて、歩き始める。
 逃げ切れると思ってるんですか?と遼子。
 オレもまだ、未来のために働かなければならない。オレにも小さな
子供がいてな、その子のためにも、この国をよくしなければならない
と菅原。

 部屋を出ると、洸至が拳銃を構えている。
 「規則違反じゃねぇのか?」と菅原は言い、遼子の頭に拳銃を突き
つける。

 菅原の後ろから回り込んだ片山が、菅原の拳銃を持った腕を取り、
遼子は洸至に向かって走る。

 片山と菅原は、もつれ合いながら、部屋へ入る。

 洸至は遼子の縄を解きながら、俊一も心配していたぞ、と言う。
 俊一は、自分が遼子を一人にしてしまって、と謝る。
 遼子は、普通はできない体験ができてよかったよ、と強がる。

 その時、銃声。
 遼子たちは慌てて、部屋の中へ駆け込む。

 すると、頭から血を流して倒れている菅原と、頭に手を当てている
片山がいた。
 「自殺か?」と洸至。
 片山は、突き飛ばされて頭を打って倒れていた間に、拳銃自殺した、
と言う。

 遼子は、未来や子供のことを考えていた菅原が自殺するなんて、不
自然だ、と言う。

 だが洸至は、犯人の心の闇はわからない、と言う。
 そして俊一に、遼子を連れ帰ってくれ、と頼む。

 マンションを出たところで、編集長からの電話を受ける俊一。
 俊一は編集長からの伝言として、遼子に、早く監禁事件の記事を書
けと言っていたと言う。
 遼子は、やっと解放されて、疲れているのに.....と文句を言う。


 美鈴は、『闇社会が日本を侵食する』の特番が無くなった暗いスタ
ジオに、呆然と立っていた。


 編集部に戻った遼子は、ウナギをごちそうになる。2年ぶりなんで
すよね.....と言いながら食べていると、編集長に取り上げられる。
残りは、記事を書いた後。全国の読者と印刷所が待っている、と編集
長。

 記事に着手する遼子。
 遼子の肩を揉んでいた中原が、凝っているね。三十肩だね、と言う。
 まだあと1週間は二十代です!と抗議する遼子。

 記事ができあがり、『週刊アンタッチャブル』が店頭に並ぶ。
 『独占取材! 犯人は誰の目的!? 人質となった本紙記者が現場
で見た監禁事件の裏側! 雨宮翔・鮎原ミク・小池雫の危ない三角関
係』とのヘッドラインが表紙に踊るその雑誌は、飛ぶように売れる。
 編集長と西尾里香(浦野一美)は、これで一気に二流誌だと喜ぶ。

 城ノ内は、グルメ取材へ行ってくると立ち上がるが、その城ノ内を、
うさんくさそうな目で見送る俊一。

 遼子は、美鈴の所へ行ってくると、言う。『日本福祉振興団体』が
素晴らしい組織だという訂正記事を無理矢理書かせたのは編集長でし
ょ。だから、と。


 遼子は遠藤に、『日本福祉振興団体』が悪だと思っているんでしょ。
ニュースソースは?と聞く。
 遠藤は、ニュースソースは決してあかせない、と答える。
 遼子自身は、『日本福祉振興団体』の系列の『杉の子学園』のおか
げで大学を出られたので、悪い組織とは思えないけれどもと言う。
 ところで、美鈴はどうなるのかと聞くと、『週刊国民ジャーナル』
への移籍の件は無くなった。それに『日本福祉振興団体』に関する情
報は、ガセだとわかったのだ、と言う。


 永倉は車の中から誰かに、ますます頑張って貰わなければならない
な、と言っている。電話を掛けていたのだ。


 遼子は遠藤と別れたあと、『日本福祉振興団体』の募金活動を、幼
い少女までやっているのを見る。
 遼子は、100円だけど寄付する。

 車の運転席で、遼子を待っている俊一。
 その車の前を、城ノ内が歩いていく。


寸  評  日本の闇は、永島の『日本福祉振興団体』にまつわるものなんで
しょうか?
 遼子は、そこへ向かって、一歩一歩進んでいるようですが、美鈴は
すでに何かを掴んだようですね。遠藤は、ガセだと言って、手を引こ
うとしている。
 遼子はこれから、編集長や永倉と対決していかなければならないの
でしょう。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 図書館で予約した本は、順番が来て借りた時に読んでしまわないと、手放し
たら、次いつ読めるかわかりません。そう、焦るせいか、このところ、追われ
るように次々と消化しています。
 予約の順番が回ってくるのって、均一に回ってくればいいのに、来るときに
は一度に来るんですよね。
 何度もじっくり読めるという意味では、買うのがいいです。参考書的な本、
辞書、辞典は買いますが。
 小説などは、滅多に二度読むことも無いので、図書館で借りると、片付ける
ことを考えなくてもいいし、『積ん読』状態にもならずに次々と消化できて、
いいですね。
 ところで、今、次々と国の予算が削られていますが、地方にも波及して、新
刊の購入予算も減ることになるのでしょうか。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。