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タイトル:Daily Drama Express 2009/10/23 おひとりさま (2)  2009/11/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/10/23 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル おひとりさま
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 秋山里美(観月ありさ)
 神坂真一(小池徹平)
 田島淑恵(真矢みき)
 沢井君香(松下奈緒)
脚  本 尾崎将也、関えり香
主題歌  北口和沙『Am I Fallin’ Love?』

あらすじ  第2回 私だって守られたい!

 −− 女が一人で外食というと、寂しいイメージがあるかもしれな
いけれど、そんなことはない。食べたいときに、食べたいものを食べ
られる。それはとても幸せなことだ。
    でも、女が一人で入りやすい店は、そう多くはない。

 飲食店の前を歩いていた秋山里美(観月ありさ)は、雰囲気もいい
し、料理もおいしそうなイタリアンの店に入る。

 −− カップルばっかり。失敗しちゃった。気を取り直そうと、ア
イスを買い食いした。これも、一人だからできる楽しみ。


 今日も神坂は、授業中に生徒たちにからかわれている。


 沢井君香(松下奈緒)に言われ、一緒にホームページを見ていた里
美たち。自校の女生徒が、写真に撮られている。登下校時を狙った、
悪質な悪戯。

 その画面を覗いた神坂は、この写真、よく撮れている。よほど性能
のいい望遠レンズを使っているんだろうと言う。

 そういう問題じゃないでしょう。勝手に写真を撮ったことが問題で
しょ、と言う里美。プロバイダーに抗議して、写真を削除して貰う、
と。

 校長・田島淑恵(真矢みき)が来て、それじゃぬるい。警察に相談
しましょう、と言う。

 淑恵に、待ったを掛ける教頭・井上浩文(佐戸井けん太)と野々村
伸介(デビット伊東)、矢野冴子(酒井若菜)。警察に言っても、こ
の手の事件は、相手にされないと言う。
 冴子が、肖像権は、刑事事件ではなく、民事事件だから、と。

 結論として、教師が生徒の登下校を見張ることにする。
 教頭が放送で生徒たちに、注意を呼びかける。

 里美は、神坂と組んで見回り。
 神坂は、教師の仕事って、沢山あるんですね、と言う。
 里美は、「そうよ。授業には慣れた?」と聞く。
 神坂は、生徒に軽く見られている気がする。でも、とりあえず足は
震えなくなった、と言う。立派な先生になるためには、どうしたから
いいんでしょう、と聞く。
 里美は、立派な教師.....そのためには、立派な男になる必要があ
るわね、と言う。
 立派な男って、何ですか?と神坂。
 堂々として、頼りがいがあって.....と里美。
 神坂は、即座に「無理です!」と答える。

 里美は、道路を渡ったところのコンビニの前で、数人の不良高校生
が、タバコを吸っているのを見つける。
 里美は神坂に、注意してくるよう言う。そうすれば、立派な男にな
る、と。
 神坂は、他校の生徒じゃないですか。止めましょうよ、と言う。
 里美は、わたしたちは教師。悪いことをしている人がいたら、注意
するものでしょう。神坂が行かないのなら、わたしが行くわ、と足を
踏み出す。

 里美が声を掛けると、「おばさんが、何の用?」と不良生徒。
 『おばさん』と言われたことに腹を立て、言い合いになる、里美と
不良高校生。

 神坂は里美をつつき、論点がずれている。それよりも向こうに、大
きな望遠レンズを付けたカメラを抱えている男がいる。街中で、あん
な高性能の望遠レンズを使うことなんてないだろう、と言う。

 里美と神坂は、その男を追おうとしたが、見失ってしまった。


 里美が帰ろうとすると、君香が一緒に帰ろうと言う。狙われるのは、
生徒だけとは限らないから。近所でも、高校生につきまとわれて、怖
い思いをしたし.....と。
 里美は、そんなことを考えたことなかったと思う。でも、君香に合
わせて、「そうね」と言う。
 君香は、防犯ブザーに、催涙スプレーも持ち歩いている。
 君香は里美に、生徒には持つように言っているのに、持ってないん
ですか?と言う。本当は、守ってくれる男性がいるのが一番なんです
けどね、と。

 帰り道、里美は防犯グッズの店を訪れ、防犯ブザーと催涙スプレー
を買う。
 最初は、子供のための買い物と思われ、子供用を勧められる。
 自分のものをと言うと、必要なんですか?と言う目で、店員に見ら
れる。
 里美は警棒を手に、これがいいと言うが、店員は反対する。もし、
警棒で殴ってしまって、当たり所が悪ければ、過剰防衛に問われる危
険があると言う。

 店を出たところで里美は、神坂と会う。
 防犯グッズを買った里美に対して、不思議そうな顔をする神坂。
 里美は、里美のことは充分強いと思っているの?と言うが、それに
対して神坂は、自分も防犯ブザーを持っている、と見せる。昔ゲイに
襲わそうになり、それがトラウマになってしまって、と。
 それは、神坂に隙があるからでしょ。
 男がだらしないから、女は強くなっちゃうのよ、と言う。

 神坂は、何か食べて帰ります?と聞く。基本的に家で自炊している
のだが、このところ遅くなって、家で作れなくて、と言う。
 神坂は、いつも立ち食いそばで済ませている、と言う。
 里美が、若者なんだから、もっとガッツリ食べたら?と言う。
 神坂は、お金が無いので、ずっとここで食べていると言う。

 里美のおごりで、小洒落たレストランで夕食。あんなことを言われ
たら、おごるしか無いじゃない、とごちる里美。


 翌朝、また写真がアップされている。里美が背景に今日の日付が載
っているので、今日撮影されたことは確かだろう。

 三枝みなみ(大谷澪)という女生徒が、写真の被害から体調を崩し、
早退することになる。
 誰かが付き添っていかなければならないことになり、授業が空いて
いる教師を捜す。
 でも、みなみは、神坂に送ってもらいたいと言われ、神坂が送って
いくことに。

 みなみが襲われたのは、学校に遅刻しそうになり、近道となる細い
脇道に入った。そこで男が近づいてきて、怖い思いをしたのだ。

 君香がみなみに、もう一度どの道だったか、教えてと言う。
 みなみがその道を言うと、君香も朝、そこを通りかかったが、工事
中で通れなかったはずだ、と言う。
 みなみは、それならもう一本違う道かもしれないと、あいまいにな
り出す。

 遂にみなみは、もう神坂に送ってもらわくていい。タクシーで帰る
から、と言う。

 里美は、昨日、盗撮マニアを捕まえていれば、こんな事件は起きな
かったと反省している。

 教頭と、野々村と冴子は、もし今回の実害で警察が乗り込んできた
ら、どうしよう。警察を呼ぶのに反対しちゃったし.....と悩む。

 いっそこの件の責任は、淑恵にかぶって貰いましょう、ということ
なり、密議を重ねる。その彼らの会議を偶然聞いてしまう。


 里美は、淑恵から、今晩時間ある?と聞かれる。
 今晩は先約が.....と里美。


 二人並んでろくろを回している。
 里美は、ストレスがたまると、ここで土いじりをすると言う。

 里美の陶器はしっかりと形になり、淑恵のは最後崩れ、形にならな
い。

 それでも淑恵は満足。ほかにもいろいろなストレス解消法をやって
くれそうね、と言う。
 里美は、いろいろなストレス解消法を披露する。
 淑恵は、でも一番大切なのはストレスをためないことだと言う。

 そして、淑恵は結婚していたことを言う。


 神坂が、居候先の友人・原田博之(橘慶太)の家で教科書を拡げて
いると、原田が帰ってくる。

 原田は、妹のさやかを連れてきていた。さやかは、田舎で両親に反
発して、東京へ出てきたのだ。泊まるところがないので、原田のとこ
ろに居候し、お金を貯めたらマンションを借りて、ここを出て行く、
と言う。

 神坂は荷物をまとめ始める。ここに三人で寝るには狭すぎると言っ
て。
 アテはあるのか?と聞かれ、なんとか、と神坂。


 神坂はネットカフェにいた。
 お代わりを貰おうと個室を出た神坂は、リクライニングチェアに座
り、カメラの手入れをしているあの盗撮マニアを見つけ、里美を呼び
出す。

 里美と二人で男を見て、確信を強め、逃げる男の後を追う。

 里美と神坂は、男を追いつめる。
 「どうして逃げるの?」との里美の問いに、「追いかけるから」と
男。
 神坂が、ホームページのプリントアウトを見せ、里美が、「この写
真を撮ったでしょ」と言うと、男はあっさりと認める。

 うちの生徒、襲ったでしょ!と里美が言うと、男はやっていないと
言う。

 里美は、警察を呼んでくると言うと、神坂に、男を見張っているよ
う言う。

 男と二人残された神坂は、「写真、上手だね」と声を掛ける。
 男は、ポカン、とする。
 神坂は、自分も少し写真をやっているけれども、なかなかこんな風
には撮れない。そんなに女の子が撮りたかったら、友達に頼めばいい
のに、と言う。
 男は、女の友達なんていない。女の子に声もかけられないのだから。
顔さえ写さなければ、いいと思った、と言う。

 里美が警官を連れて戻ってくると、盗撮マニアの姿が無い。
 神坂が、返したという。女の子にも声が掛けられない彼に、女の子
を襲うことなんて、できない、と言う。
 里美が、どうしてそんなこと言えるの!と言うと、勘ですと神坂。

 警官は、また何かあったらご連絡下さいと、去っていく。

 神坂は、里美は一人で生きていけるだけ強い、と言う。
 睨む里美に、「口が滑りました」と神坂。

 里美は神坂を置いて、さっさと帰る。


 帰宅した里美は、冷蔵庫からビールを取りだし、留守電を再生する。
 また無言電話。


 君香の英語の授業。
 君香が "truth" と "fact" の違いを、みなみに当てると、みなみ
は、どうせ自分は自分は嘘つき。真実なんて無い、とふて腐れる。


 教頭達は、校内に警備員を配置している。これで問題が起こらなけ
れば、いよいよ淑恵の責任を追及できる。そうすれば、この学園も四
代続いた田島家の支配から逃れられる。
 教頭が校長に、野々村が教頭に、と言い合う。
 冴子が、自分は?と見上げると、教頭は、「学年主任に」と付け足
し、満足そうな冴子。


 帰宅途中、君香は、みなみが襲われたと言っていた路地を覗いてみ
る。
 みなみが最初に言っていた路地は、やはり工事中で通れない。
 次に言っていた路地を覗くと、防犯カメラが放置されていた。


 翌日、職員室で、君香はみんなを集め、借りてきた防犯カメラの映
像を再生する。
 そこには、路地を通るみなみ。
 そして、みなみに声を掛ける中年男が写っていた。

 その男は、もちろん盗撮していた若い男とは違って、はげた中年男。
 神坂が、その男を二度見たことがあると言う。
 一度目は、あのレストランで、二度目は警察を呼びに行く里美の後
を付けていくところを。

 みんな、あの中年男は、里美を付けていたんだ。みなみにも、里美
のことを聞きたかっただけなんだということになり、みんな撤収。教
頭は、警備員の契約を解除させる。そして、教師のプライバシーには
介入できない、と言う。

 淑恵は里美に、一緒に警察に行こうかと言うが、里美は一人で解決
します、と言い切る。


 帰り道、ビクビクと後ろを振り返りながら歩く里美。

 なんとか無事に帰り着くが、それでも不安。
 今日は留守電になにも入っていないので、安心する。

 冷蔵庫を覗いた里美は、中に食べ物が全くないことを知る。すると
ますます空腹が耐え難くなる。

 仕方なく、防犯ブザーと催涙スプレーをバッグに入れて、コンビニ
に向かう。

 すると、何者かが後ろからついてくる気配。
 角を曲がると、工事のため、通行止め。
 絶体絶命の里美は、防犯ベルを持っていることを思い出し、鳴らそ
うとする。
 でも、電池を入れ忘れていて、ならない。

 残る葉、催涙スプレー。

 里美は、曲がってやってきた男に、催涙スプレーを発射する。

 でもその男は、神坂。里美のことを心配して、様子を見ていたのだ
が、これでは目が痛くて、開けられないと言う。

 だが、後ろの男の足音は近づいてくる。
 里美は、神坂が防犯ブザーを持っていることを思い射だし、それを
鳴らす。

 すするとそのストーカーは、「何かあったんですか?大丈夫です
か?」と言いながら現れる。


 翌日の学校。淑恵と里美と神坂がいるところに、呼び出される教頭。

 里美を追いかけていたのは探偵。宴会の時、教頭が里美に抱きつい
た写真が、教頭の妻の手に渡り、教頭の浮気相手が里美と思い、探偵
に調査を依頼していたのだ。

 淑恵は、教頭は奥さんから疑われるようなことを、普段からやって
いるのか、と問う。

 冷や汗をかき、答えられない教頭。

 ところで、探偵が撮った写真は、里美と神坂のツーショットばかり。

 偶然です、と言い切る里美と神坂。


 その夜、一緒に屋台のラーメンを食べる、里美と神坂。
 里美は、どうして助けてくれたのかと聞く。
 少しは男らしくなりたくて、と神坂。

 里美は神坂に、ネットカフェには時々行くの?と聞く。
 神坂は、今、ネットカフェに住んでいると言う。友達のところが手
狭になってしまったから出てきた、と。
 里美が、そんなことをしていては、教師としての示しがつかない。
アパートでも借りて、住みなさいと言う。
 神坂は、そんなお金なんて無い。このままネットカフェ生活が便利。
漫画読み放題だし、インターネットし放題だし、ジュースも飲み放題
だと言う。

 里美は、自分を子犬のように見上げる神坂の目を見てしまい、仕方
なく自分の家に呼ぶ。
 まずは、リビングに脱ぎ散らかした服を寝室に突っ込んでから、神
坂を家に上げる。そして、リビングの隅で、適当に寝て、と言う。寝
ているときに、決して襲わないでね、と付け足す。
 神坂は、ぼくたちの間に、何かが起こるなんて、想像できないです
よね、と言う。
 そして正座し、よろしくお願いします、と頭を下げる。
 里美も慌てて、正座して頭を下げ、「こちらこそ」と言う。そして
この同居は、絶対、学校には知られないように、と念を押す。

 神坂は、リビングのものを片付け始める。
 里美は、散らかっているのではなく、そこに置いてあるのだから、
動かさないで、と言う。ダイエット用品にも、触らないで、と。

 里美は、改まると、助けてくれたことの礼を言う。一人も気ままで
いいけれども、誰かが助けてくれるというのもいい、と言って。


寸  評  こういう展開で、里美と神坂は同居することになったんですね。

 里美は、一人暮らしの女性として、隙がありすぎると思います。
 先週は、宅配業者に聞かれて、あっさり一人暮らしと明かしていま
す。今、一人暮らしをしている人ならば、家族と一緒に住んでいると、
ごまかすはず。

 また、いくら草食系男子に見えたって、結婚するわけではない男性
を一人暮らしの家に上げるって、非常識でしょう。
 特に教師という職業は、いい悪いは別として、私生活まで、高潔で
なければならない職業。李下に冠を正さずというものでしょう。

 里美にもっとしっかりしてほしいものです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このドラマで描かれる里美の部屋のシーン、わたし自身、あるいは友達にも
心当たりがある人が結構います。
 マッサージ・チェアに座ってテレビを見ているという人もいますし、机の上
に調味料と文具が並んで置いてあるというのも。
 ただ、里美の部屋のように一人暮らしで、ベッド・ルームとリビングが別だ
ったり、あんな立派なキッチンがあったりする人はほとんどいないようです。
 東京で、あの広さ、設備を借りるのは、難しいでしょうね。

 ところで、いよいよ『ライアー・ゲーム』が始まりました。シーズン1の時、
すごく衝撃的で、かつ毎週ドキドキして見られましたので、シーズン2も失速
することなく、頑張って欲しいです。
 ただ、この中途半端な次期に始まったのは、映画につなげたいようですね。
 『TRICK』もまた映画を作るとか。

 そういえば、数回で終わってしまった『乙男 秋編』はどうなってしまうの
でしょうか。それとも、次は『冬編』ですか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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