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タイトル:Daily Drama Express 2009/10/23 アンタッチャブル (2)  2009/11/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/10/23 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File2 盗作し合う2人の作家

 元一流週刊誌女性記者・鳴海遼子(仲間由紀恵)。三流雑誌で手が
けたゴシップ記事が世間を揺るがす大事件の始まりだった。
 しつこく粘着質につきまといながら、触れてはならない(アンタッ
チャブル)闇の怪事件を彼女はどこまでも追いつめていく…。

 遼子が早足で歩きながら、遅れがちな鷹藤俊一(佐藤智仁)をせか
す。

 本屋に飛び込んだ遼子は、平積みになっている本を手に取り、「あ
った!」と喜びながら、手を取る。
 芥川春彦(京本政樹)著『闇夜のカーニバル』。
 今度こそ、蕪木賞は芥川春彦、とつぶやく遼子。

 それに対して、「いやね、文学の分からない人は」との声が聞こえ
る。
 振り向くと、巻瀬美鈴(芦名星)で、今度の蕪木賞は、夏目龍堂
(相島一之)の『闇夜のカーニバル』だ、と言う。

 芥川と夏目の同名の小説の出だしは、ほとんど同じ。

 同日の発売だったが、世間ではこの二作が、盗作か偶然か、と大騒
ぎ。

 遼子は俊一に、車出してよ、と言う。芥川に取材して、盗作でない
ことを証明し、ついでに仲良くなってきます、と。


 メディアミックスの先駆者・灯文社の前で行われた、企業サスペン
スの寵児・夏目の会見。
 一流週刊誌『国民ジャーナル』の記者・遠山史朗(要潤)も、取材
に来ている。


 創業130年、出版界のガリバー・英芸社の前で行われた、社会派
ミステリーの巨匠・芥川の会見。
 遼子が芥川に話を聞こうとするが、無視される。


 プールから上がった芥川。プールサイドの椅子に座って、隣を見る
と、遼子がガウンを着て、にっこりして、芥川に、「ファンです」と
言って、包みを渡す。

 芥川が包みを開くと、中身は遼子の手作り弁当。

 でも、遼子のガウンの前が開いて、下に着ていたスーツが見える。

 芥川は、取材に来ていたよな、と言う。

 覚えていてくれて嬉しいです、と言い、ついでに本にサインして貰
う遼子。

 芥川は、三流はこんなところまで押しかけてくるなんて、ぶしつけ
だという。
 それに対して遼子は、「『一流、二流なんていうレッテルはくだら
ない』」と言う。それは、芥川の小説の一節。
 更に、「『三流と言う人が、三流』」とも。これも芥川の小説の一
節。
 だが、芥川は、そんな本の一節は、覚えていない。そして、作中の
人物のセリフを、自分の主張と勘違いされても困る、と言う。

 芥川は心当たりとして、三ヶ月ほど前、自分の作品のデータが盗ま
れたことがある。でも、それを夏目がやったとは思えない、と言う。

 芥川が去ったあと、バランスを失った遼子は、プールに落ちる。
 溺れそうになってもがくが、プールの水深は1メートル程度。すぐ
遼子は立てる。


 遠山が自分の車に戻ると、後部座席に、勝手に美鈴が座っている。

 どうして!?と問う遠山に、遠山の同僚から聞いた、と言う。
 美鈴の差し出した名刺を、三流誌だからと受け取りもしない遠山。
 美鈴が、遠山は夏目の自宅取材を許されたのでしょ。それに同行さ
せてくれたら、とっておきのネタを提供してあげる、と言う。

 夏目は遠山の取材に対して、3ヶ月くらい前に、自宅マンションの
ゴミ置き場が荒らされる事件が起きた。その時に、原稿の下書きを盗
まれたのではないか、と言う。でも、芥川は、そんな卑怯なことをす
る男ではない、と否定する。

 美鈴は、わざと夏目の目の前で足を組んだり、胸元が見えそうにす
る。
 それをしっかりと見ている夏目。


 社に戻った、遼子と美鈴を交えて会議。
 週刊『アンタッチャブル』の編集部宛届いた学生の応募原稿が披露
される。
 山形文化大学・太宰瞳(福田萌)作『闇夜のカーニバル』。同じサ
ークルの吉行周作(若葉竜也)が送ってきた。

 遼子は、なぜ自分にそんな大事なことを知らせないのだと怒るが、
「知らせたくても、水の中にいただろう」と俊一に突っ込まれる。

 どうして三流誌に投稿なんてしたんだろうという疑問に編集長・樫
村秀昭(田中哲司)は、三流誌ならば取り上げられるかもしれないと
考えたのだろう。それに、芥川にも夏目にも相手にされていない。だ
から、どちらにも臆することなく、記事にできると思ったのだろう、
と言う。

 遼子は、瞳の取材に行ってくる、と言う。


 俊一の運転する車で、山形文化大学へとやってくる遼子。
 すると、遠山の車に同乗して、美鈴もやってくる。
 あの原稿は、週刊『アンタッチャブル』にしか、届いていないはず
なのに、なぜ週刊『国民ジャーナル』の遠山が!?と驚く遼子。
 美鈴は、夏目の独占取材同行の条件として、瞳の原稿の件を話した、
と言う。

 遠山は、遼子なんて友達ではないと言う。人のことをかぎ回って、
と。
 俊一は、遼子が浮気を疑って、結局捨てられた相手って、遠山かと
納得。

 美鈴は遼子に、もう遠山は遼子のことをなんとも思っていないので、
つきまとわないでね、と言う。

 行きがかり上、4人で吉行の話を聞くことにする。

 吉行は4人を、山形文化大学 文芸サークルの部室に案内する。吉
行が、瞳の原稿を郵送したのだ。
 なぜなら、瞳は亡くなってしまったから。だからクラブメイトだっ
た吉行が説明する、と言う。

 3ヶ月前、瞳は『闇夜のカーニバル』を脱稿した。そして、これを
有名に先生に読んで欲しいと思って、携えて上京した。
 だがその道中、駅で線路に落ち、入ってきた電車に轢かれて、亡く
なった。突き落とされたのだ、と言う人もいる。
 吉行は遼子に、瞳の無念を晴らして欲しい、と頼む。
 引き受ける遼子。

 美鈴が堂々と遠山の車の助手席に座っているのを見て、嫉妬する遼
子。


 編集部に戻って検討。原稿を預かった芥川と夏目は、盗作をしてい
ないのかの検証。

 遼子は、美鈴がこの情報を、週刊『国民ジャーナル』に売ったこと
を問題にするが、みんな、取材拒否に遭ったうちの社としては、これ
ぐらいやらないといけないと言う。

 西尾里香(浦野一美)は美鈴に、また女、武器に使ったのねと言う。


 散歩中の芥川の前に、遼子が現れ、瞳からの原稿を目の前に突きつ
け、これを読みましたか?と問う。
 そんなもの、覚えていない。三ヶ月前の盗難騒ぎの際、おおかたそ
の子が盗んだのだろう、と芥川。


 遼子が帰宅したとき、すでに洸至は帰ってきていて、笑っていた。
 洸至は、芥川と夏目の双方の『闇夜のカーニバル』を2冊並べて、
読んでいたのだ。
 洸至は、昔自分が摘発した市民団体に似ていると教えられて、読ん
でみたと言う。間違いなく最高傑作だ。盗作でなければな、と。

 遼子は、自分が今取材しているのもそれだ。その本、山形文化大の
学生の取材なの、と言う。

 洸至は、遼子は作家の狂気を知らなすぎる。強姦シーン、殺人シー
ンを書くために、犯罪に手を染める作家もいる、と言う。

 芥川も夏目も、共に闇を暴いてきた作家だ。闇に触れすぎてしまっ
たのだろう。遼子もこんな仕事ばかりしていないで、嫁にでも行け、
と言う。
 洸至は、遼子の『別れた彼氏と復縁する方法』という本を読んでい
た。
 遼子は、慌てて、取材の資料だと言う。30だからって、結婚を焦
っていない、と。
 洸至は、「遼子も、もう三十路か」と大声で言う。


 週刊『アンタッチャブル』の編集部では、編集長が、今週号も完売
間違いなし、と言う。それは、美鈴が夏目の告白を聞き出したから。

 夏目の告白を録音したICレコーダーを再生する美鈴。
 美鈴は夏目と寝ていた。
 その途中、ワインを飲みながら夏目は語り出す。
 夏目は、今回の出版を灯文社から依頼された。灯文社は、すでに映
画化などを計画していて、夏目に莫大な執筆料を用意していた。
 それだけに、要求は厳しかった。闇のテロ組織を暴くというプロッ
トなのだが、エンターテイメント性に欠けるなど、いろいろ文句を付
けられ、どのストーリーも受け入れられなかった。もし書けなければ、
損害賠償請求をするとも言われていた。
 そんな煮詰まっていたとき、瞳があの原稿を持ってきた。まだどこ
にも発表していない、できたてのホヤホヤだと。
 その原稿を読んでみて、「これだ!」と思った。その原稿が欲しい
と思った。
 そのあと、ニュースで、瞳が駅で転落し、電車にはねられて亡くな
ったことを知った。

 夏目がやったことは、瞳の原稿を盗作したことだけで、瞳は殺して
いないと言う。

 この告白のきっかけは、美鈴が夏目の部屋で見つけた、山形文化大
学オリジナル『こけしちゃん』ストラップだった。

 編集長は、夏目の盗作を記事にし、芥川については、疑問符をつけ
て、と言う。

 遼子は、そんなことをして、読者から芥川が殺人犯と思われたらど
うおするのだ、と文句を言う。
 弁明をしない芥川が悪いと言う編集長。
 遼子は、では、編集長が、やってもいない殺人の罪を着せられたら
どう思うのだ、と責める。
 美鈴は、悔しかったら、芥川の証言を取ってくればいい。締め切り
までに、と言う。

 外へ出て、空を見上げる遼子。


 俊一と一緒に、芥川邸へ行く遼子。
 でも、芥川は留守。
 遼子は、車で張り込みをすると言う。
 もし、芥川はホテルかどこかにいて、帰ってこなかったら?と俊一
が問うと、山形文化大学へ行く、と遼子。また吉岡に会うんだと皮肉
る俊一。
 でもその時はすでに遼子は寝ていた。あきれる俊一。

 そのうち、朝刊が配達されてきた。
 それを見ていた遼子は、「新聞!」と叫ぶと、芥川邸の門扉にとり
ついて、中を覗く。

 すると、なんと朝刊を取り込んだ芥川が、そのまま新聞をひろげて
いた。
 芥川は、一晩中電気も付けずに、家にこもっていたのだ。

 門扉の上から顔を出した遼子は芥川に、折角のスクープなのに、財
務大臣就任のスクープで、すっかり扱いが小さくなってしまいました
ね。週刊『国民ジャーナル』も『疑惑』とまでしか踏み込めていない
し。
 でも、ウチは三流誌だから、トコトン書きますよ、と遼子。
 何をだ?と聞かれ、家の中へ入れてくれれば、教えます。あっ、で
も2人だけになりたいなんて、言ってませんよ!と付け加える遼子。
 鼻先で笑う芥川。

 家の中へ入れて貰うと、俊一がもっぱら芥川に質問する。
 芥川は、瞳は知らないと言う。
 俊一が、夏目は盗作を認めましたよと言うと、芥川は、あいつはそ
んなことをする奴じゃないと言う。

 芥川の家の応接間を、ごそごそと歩いていた遼子が、『こけしちゃ
ん』ストラップが落ちている。瞳は、ここにきたのではないか?と問
う。
 それでも知らないと答える芥川に、吉行に話を聞いてみると言う遼
子。

 洸至から遼子に電話が入る。今回の盗作事件を追っていたら、吉行
が亡くなっていたと言う。足元に、瞳殺害のことを書いた遺書を残し
て、自殺したのだ。

 遼子は考える。
 瞳は、オリジナルの原稿で、コピーも取っていないと言って、夏目
の前に現れた。
 でも、吉岡は、瞳の原稿を持っていて、それを週刊『アンタッチャ
ブル』に送るようなことをした。
 もし、吉岡が瞳を殺したのだとして、そんな危ないことをするだろ
うか。


 芥川は、書斎で原稿を書きながら、瞳の学友の吉岡が自殺したニュ
ースを見ていた。

 遼子は自宅で洸至と一緒に、吉岡が自殺したニュースを見ていた。

 芥川から遼子に電話。会いたいと言われ、どこにでもお伺いします、
と遼子。

 いつぞやのプールサイドにやってくる芥川。今日は水着ではなく、
着流しのまま。
 遼子が、泳がないのですか?と聞くと、泳ぐのは無防備すぎるから、
と芥川。

 芥川と夏目は、筆で闇を切り開いてきた。その筆を買われ、『都市
安全委員会』にも抜擢された。
 でも、その後、嫌がらせが続いた。『死ね』という字が満載された
満載されたFAXが届く。石で窓を割られる。その石にも『死ね』と
書かれた紙が貼られていた。暴力団からの嫌がらせだったのだ。

 その時、芥川に英芸社から、夏目のところと同じような原稿の依頼
が来ていた。
 その依頼が来たあと、パッタリと嫌がらせは止まった。

 そこに瞳が来て、まだ誰にも読ませていないし、コピーも取ってい
ない原稿と言って、読ませた。
 読んでみたら、力作だった。それも芥川でも、なかなか書けないほ
どの内容。これは、その裏情報を握っている者からの情報を得て、書
かれたに違いない。
 瞳を殺したのは、その裏社会の人間で、吉岡についてもそうかもし
れない、と言う。
 芥川は、書いてくれ、と言う。悪事は必ず暴かれるというテーマだ
から、自分の盗作も、闇社会も暴いてくれ、と。

 芥川は、これから静養のために、しばらく入院する。記事を楽しみ
にしている、と言って、遼子の肩を叩く。
 三流誌でもいいんですか?と遼子が聞くと、三流誌でも、記者は一
流なんだろう、と芥川。


 遼子は頑張って記事を書き、原稿の最後を、『裏に危険な闇組織が
存在する。』の一文で締める。

 『週刊アンタッチャブル』が店頭に並ぶ。題字『闇に落ちた二人の
巨匠! 芥川春彦と夏目龍堂が本紙記者に語った盗作告白を全掲載』
が大きく踊っている。
 編集長は、10万部突破だと言う。
 中原誠(田中要次)は、これで『週刊スキャンダル』を超えて、二
流誌だ、と言う。

 記事をめくった遼子は、自分が書いた、危険な闇についての部分の
記載が落とされている。これでは、芥川と夏目をおとしめるだけの記
事じゃないか、と文句を言う。

 編集長は、昔、暴力団のサラ金取り立ての記事を書いた。そうした
ら、FAXや電話での脅しがあり、挙げ句監禁までされた、と言う。

 遼子は、その話は聞いたことがあります。でもその監禁から解放し
てくれた社長だからって、こんなにその社長のためにページ数を割く
こと、無いじゃないですか、と文句を言う。
 編集長は、スポンサーは大切にするのだ、と言う。


 FAXが届いていた。
 『もし、貴女が
 闇に光を
 当てようとしたら
 貴男の光は
 消える
   名無しの権兵衛』


 遼子は、この記事では、芥川のお見舞いにも行けない、と愚痴る。
 俊一は、来週書けばいいじゃないですか、と慰める。

 花束と雑誌を抱えて、芥川の病室を訪ねる遼子と俊一。
 だが、静養のために入院していただけの芥川が亡くなったというの
だ。
 呆然とする遼子。

 遼子と俊一が、病院の階段を下りていくと、階下で沈んだ顔の遠山
と美鈴がいる。
 なんと、夏目もこの病院に、静養のために入院していたのだ。それ
が今朝、突然亡くなった。

 このニュースは片山保(辻谷嘉真)から洸至にも伝えられる。
 洸至は芥川と夏目の死により、『闇資金規制法案』の成立が難しく
なった。瞳と吉岡を使って、闇の組織が、芥川と夏目をはめたのだろ
う。


寸  評  『闇の組織』.....なんでしょうか。暴力団とか、そう系統では
なく、政治家絡みでしょうか。
 やはり、永倉は、『闇の組織』と関係があるのでしょうか?長尾が、
『闇の組織』のリーダーということはあるのでしょうか。

 芥川と夏目が両方とも亡くなったと言うことは、あの病院も一枚噛
んでいるのでしょうか?

 まだまだ謎は増えるばかりです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 わたしは、ひどい夜型人間です。
 これを改善すべく、今、早く寝られるよう治療中です。
 それで困ったのが、平日、会社から帰ってから寝るまでの時間が短くなった
こと。
 だからって、休日、そんなに早く起きられるわけでもないため、あらすじを
書く時間も今、少なくなってしまっています。
 あらすじが遅れている理由を書くつもりではないのですが(いや、いいわけ
をしているぞ!)。
 早く、新しい生活リズムを掴まなければ。

 ところで、『TRICK なメール』が届くように登録しているのですが。最近、
チョロチョロと配信されてきます。
 まさか、スペシャルドラマをやってくれる!?と期待している気持ちもあり
ます。裏切られそうなのですが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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