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タイトル:Daily Drama Express 2009/10/16 アンタッチャブル (1)  2009/11/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/10/16 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File1 事故を予言する女

 −−我が国が世界に誇れるものは、平和と安全です。それよりも経
済を優先したら、最悪の場合、人命が失われます。


 鳴海遼子(仲間由紀恵)は、急いで橋を渡らせてくれるよう頼んで
いる。

 橋の上では、隅田川に迷い込んだイルカの『スミダちゃん』を見た
いという見物人たちでごった返していた。
 次の瞬間、その和泉大橋の欄干が崩れ落ち、見物人が川へ落ち、2
人が死亡する。

 神田神保町・福梅書房。
 週刊誌『アンタッチャブル』の編集室に飛び込み、テレビで流れて
いた、和泉大橋の欄干崩落事故のニュースを聞く遼子。

 ニュースには、元ジャパンTVの報道記者の有栖川スミレ(浅野ゆ
う子)が出演している。スミレは企業の手抜き工事を指摘してきたの
だ。
 はからずもスミレの予言がまた、的中してしまったのだ。

 でも、週刊『アンタッチャブル』の部屋での話題は、スミレの不倫
疑惑。
 遼子は、そういうくだらない取材をするのは三流誌だと責める。ス
ミレの告発がなくなっては、ジャーナリズムの危機だ、と。
 でも、この編集部では、不倫記事しか、興味を持たれない。


 視聴率四冠王記録更新中のジャパンTV(テレビ)。
 元ジャパンTVの報道記者でフリージャーナリストの有栖川スミレ。

 遼子は、スミレが予言を的中させた事件を列挙して、スミレを尊敬
している。どうやってこんなに予言を的中させるのか、スミレの話を
聞きたいと粘るが、スミレは、週刊『アンタッチャブル』のような三
流誌には話せないと断る。

 遼子は、雑誌は三流でも、わたしは一流と反論するが、それを遮っ
てカメラマンの鷹藤俊一(佐藤智仁)が、あの不倫疑惑の写真を突き
つけるが、スミレはファンの人にでも声を掛けられ、立ち話でもした
のではないか、と言う。

 スミレは、一流週刊誌『国民ジャーナル』の記者・遠山史朗(要潤)
を見つけ、声を掛ける。

 遼子も遠山に声を掛ける。
 だが遠山は遼子に、もう遼子は『国民ジャーナル』を辞めたのだか
ら、馴れ馴れしく声を掛けるな、と断る。これから、『国民ジャーナ
ル』はスミレに対して、独占インタビューなのだと言う。


 車で張り込みを続ける遼子と鷹藤。
 あの写真を見せたせいか、スミレは自宅マンションに帰ってこない。
 遼子は、スミレが夫とは別居中なのは突き止めてある。戻ってこな
いのは、逆に何かあるということだ、と力説。

 俊一は、もう二日間も張り込み続けていると愚痴る。
 遼子は、1週間張り込んだことがあると言う。

 俊一は、そんな大物を追ったことがあるのかと聞く。
 遼子は、元恋人、と答える。浮気を疑ってのこと。
 浮気の証拠は出なかったけれど、恋人からは捨てられた。

 車中で、ふと付けっぱなしになっていたテレビを見る。
 すると、スミレと密談していた男・西園寺亘(光石研)が、和泉大
橋の欄干崩落事件で逮捕されたことをやっている。

 警視庁の取調室。

 鳴海洸至(小澤征悦)・警視庁公安部刑事。西園寺亘・欄干崩落事
件容疑者の取り調べに立ち会っている。

 洸至の同僚が、西園寺に圧力を掛けようと、机を揺らすと、ねじが
抜ける。
 ねじを拾った洸至に、西園寺は、「刑事さん、橋って、何からでき
ているか知ってます?−−ねじですよ、ねじ」と言う。


 またスミレの前に、遼子が現れる。
 俊一が、いきなり、スミレの写真を撮る。

 何するのよ!と怒るスミレに、遼子は、スミレは撮影拒否しない人
だと思っていました、と言う。なぜなら、スミレは常々、やましいこ
とがなければ、撮影を拒否することはないと、主張しているから、と。

 欄干の事件は、二津葉建設の手抜き工事じゃなくて、西園寺の犯罪
だったんですね、と遼子。

 スミレは、自分の予言が的中するとなると、便乗する人が出てくる、
と言う。

 遼子は、西園寺と犯人は、スミレにそそのかされたのではないかと
いう。この写真を見れば、西園寺とスミレは面識があることが明らか、
と、あの『密会写真』として渡された写真を見せる。西園寺と面識が
あるのに、一度も西園寺の名前を出さないのは、不自然だ、と。

 スミレは落ち着いて、一言一言噛んで含めるように、「『たまたま
ファンに話しかけられただけ』と言ったでしょ」と答える。


 『有栖川スミレの事故予言報道は仕組まれていた!』という題字の
踊る週刊『アンタッチャブル』。

 編集長の樫村秀昭(田中哲司)は、週刊『アンタッチャブル』創刊
以来、初の売り切れ。一万部増刷、と欣喜雀躍。
 これは遼子のお手柄と言われて、得意げな遼子。
 樫村は、そういう遼子を採用した、自分の手柄だという。


 夜、帰宅途中のスミレの前に現れる遼子と俊一。
 わたしのストーカー?と言うスミレに、いえいえ、ファンですよと
遼子。

 遼子は、もう予言は当たらないですね。いくらスミレが否定しても、
西園寺がゲロったら終わりだから、と言う。

 でもスミレは、だから三流は考え無しで嫌いよ、と言う。
 「考え深い方の三流です!」と反論する遼子。

 スミレの背中を悔しそうに見送っていると、声を掛けられる遼子。
 「おにいさん!」と、声を掛けた洸至に呼びかける遼子。


 遼子は、洸至の部屋に居候していた。2人で一緒にご飯を食べてい
ると、昔を思い出すという洸至に、転がり込んだことを謝る洸至。
 洸至は、たった2人きりの兄弟じゃないか、と言う。

 居間には両親の位牌がある。

 遼子は、お金を貯めたら、ここを出て行くから、と言う。

 その時、洸至の携帯に着信。
 「こんな時間になんだ」と言いながら、電話に出る洸至。
 電話は、片山保(辻谷嘉真)からで、目を離した隙に、西園寺が、
隠し持っていた毒薬を飲んで死んだ、と言う。


 スミレの記者会見。
 だが、この会見の元を作った週刊『アンタッチャブル』からは、一
人も記者が出席していない。遼子が入場を断られたからだ。

 会見が始まると、みんなこぞって手を挙げるが、指名されたのは週
刊『国民ジャーナル』の遠山。
 東山は、スミレに、偶然にしては、できすぎているのでは?と問う。
 スミレは、例え今回の事件を愉快犯が引き起こしたとしても、二津
葉建設の手抜きはあった。全国では、同じような手抜きが、方々で行
われている。痛ましい事故が起きたら、最悪です、と言う。

 テレビの前に集まっていた週刊『アンタッチャブル』のメンバーた
ち。
 『会見』と言いながら、結局スミレの独演会のようだったと感想を
言う。
 巻瀬美鈴(芦名星)は、スミレの最後の言葉、『新しい予言』では
ないか、と言う。
 「予言.....」と口の中で復唱する遼子。


 数日後。
 ニュースで、旭川市と、鹿児島市で、二津葉建設が請け負った遊具
が壊れ、児童が大けがをする事故が続発と流れる。

 学校でも道路でも、二津葉建設が請け負った施設で次々と事故。
 アナウンサーは、これでスミレの次々と事故が起こるのではないか
との予言は的中した。予言的中はやらせの報道は否定されることにな
ると言う。


 二津葉建設社長・二津葉敬造に、取材しようとする記者やカメラマ
ンたち。
 二津葉建設は、自社の調査では、建設過程に問題はなかったと言う
ことだ、と言う。
 だが、いきり立った記者達は、事件後の被害者に謝罪の言葉を貰わ
なかったのかと、二津葉を激しく攻撃する。

 そこに、「あなたたちも記者の端くれならば、一方的に責めるので
はなく、二津葉さんの言い分も聞いたらいかかですか」と言いながら
現れる遼子。

 でも、そこにいた記者達から、口々に、遼子はスミレの言い分を聞
かずに一方的に悪者扱いしたじゃないかと責められる。

 言い返せずに、すごすごと退散する遼子。

 その遼子を見ている遠山。

 社に戻ると俊一は、遼子になぜ言い返さなかったのかと聞く。

 遼子は答えずに、何かを一心に手帳に書き込んでいる。
 俊一が何を書いているのか聞くと、『いつか見返してやる人リス
ト』。今回の件で、大幅に増えた、と言う。


 その頃、城之内仁(酒井敏也)が、一心に何かを調べている。
 俊一が、何を調べているのか問うと、スミレの予言には、当たった
ものと、当たらなかったものがある。だいたい、当たるのは半分。で
も、当たったものしか話題にならないのでみんな気付いていない。だ
から、当たった予言と、当たらなかった予言との間に、どんな違いが
あるか、調べている、と言う。

 西尾里香(浦野一美)がまた、『名無しの権兵衛』からFAXと言
う。文面は、
 『国家を滅ぼす最悪の連鎖。
 ジャーナリスト
 有栖川スミレが
 電波に乗せた言葉は
 人を殺す。』

 城之内は、用紙の頭についている記号『FCV−19084』から、
発信元が突き止められるかもしれない、と言う。


 FAXについて考える遼子。
 スミレを追いかけるようになったのは、そもそもこの名無しの権兵
衛から、あの写真が送りつけられてきたから。でも、なぜうちのよう
な三流雑誌に送ってきたのだろう。スミレの予言が事件を誘導してい
るというなら、協力者が必要だろう。でも、全国で事故が起きるため
には、全国に協力者が必要.....

 遼子の話を背中で聞いていた洸至は、組織なら可能だと言う。
 そんな馬鹿な組織、無いでしょうと言う遼子に、公安にいると、そ
ういう馬鹿な組織をイヤと言うほど見てしまう、と言う。

 洸至は遼子の話を聞きながら『最終彼氏』の本を読んでいる。遼子
の本だ。携帯は見ちゃいけないそうだぞ、と遼子に言う洸至。
 『携帯』という言葉から、考え始める遼子。

 洸至がテレビを付けると、またスミレが出ている。そして、全国で
次々と二津葉建設が関わった施設で事故が起きている。それなのに、
二津葉社長は、責任を取ろうとしない。国民の二津葉社長に対する怒
りは、頂点に達している、と言う。

 遼子と洸至は、次は、二津葉社長の命が狙われる、と考える。


 週刊『アンタッチャブル』の編集部でも遼子は、協力者と電波につ
いて考え続ける。

 城之内が遂に、FAXの送信元を突き止める。それは港区港湾のコ
ンビニエンスストア。
 それを聞いた美鈴は、コンビニじゃ、無理だと言う。


 洸至は、二津葉社長に会い、命が狙われているという。
 だが、二津葉社長は、いきなりそんなことを言われても、と取り合
わない。

 洸至のところに片山が、二津葉建設が関わった施設で見つけたバッ
チの写真を持ってくる。それは、太陽を象った意匠。

 洸至は、同じバッチを、自殺した西園寺が、口からはき出していた
ことを思い出した。西園寺は多分、連行されたとき、この組織との関
係がばれるのを恐れ、とっさに飲み込んだのだろう。

 洸至は、そのマークを付けている組織を見つける。それはカルト教
団として、かねてから公安がマークしていた『ひので教団』。

 洸至は遼子に、やはり馬鹿なことをする組織はあったと伝える。そ
して危険だから、遼子は絶対近づくな、と言う。

 だが、洸至の制止にも関わらず、遼子は、『ひので教団』に潜入し
ていた。

 潔成晴天(篠井英介)ひので教団教祖代理の祈祷に参加しているの
だ。

 祈祷が終わると潔成は遼子には、特別のお話がありますと言って、
引き止める。
 遼子は、「週刊『国民ジャーナル』にいました」と言う。
 潔成は週刊『国民ジャーナル』なら、いいことがある。『ひので教
団』は、二津葉建設について調査している。二津葉建設についての記
事を書けば、売れると言う。
 遼子は、自分には二津葉建設の不正について、何の情報も持ってい
ないので、書けないと言う。

 すると潔成は、そんなことを心配しなくてもいい。なぜなら、遼子
が書いたとおりのことが現実になるから、と。
 思わず遼子は、それがスミレのからくりか!と口走ってしまう。

 それを聞きとがめた潔成は、遼子は本当に週刊『国民ジャーナル』
の記者なのか、と問う。
 遼子は正直に、「2年前までは」と答える。
 では、今は?と問われ、「週刊『アンタッチャブル』の記者です」
と答える。
 それを聞いた潔成は、裏返った声で、「週刊『アンタッチャブル』
だと!?」と叫ぶと、信者たちに、遼子を捕らえるよう指示する。

 だが、集まってきた信者の間をすり抜けた遼子はなんとか、建物の
外へ抜け出る。

 遼子を追ってきた潔成は、建物の出口で、信者たちに三方に別れて
探すよう指示する。

 遼子はポリバケツの中に隠れるが、いくつかあるポリバケツのふた
を開け始める信者。
 でも、なかなか遼子が見つからず、ポリバケツを蹴る。

 すると、遼子が入った、ふたが閉まったポリバケツだけ、坂を転が
り落ちる。

 ポリバケツが止まると、遼子はポリバケツから這い出す。回転して
いたせいで、立ち上がるとふらつく。

 なんとか生還し、週刊『アンタッチャブル』の編集部に戻る遼子。

 本気で次に狙われるのは自分だと怖れている。


 テレビでは、スミレが破廉恥な週刊誌『アンタッチャブル』と攻撃
していた。マスコミは、第四の権力と言われている。それがでたらめ
で、悪意に満ちた記事を書くのはけしからん。

 編集長は、これで来週の売り上げはがた落ちだと、頭を抱える。

 遼子は、テレビ局のスタジオ控え室にいるスミレのところに現れる。
 「そんなにわたしと話がしたいんだ」と言うと、スミレは遼子を屋
上に連れて行き、警備員を下がらせる。
 そして、「ここはいい眺めでしょ」と言う。
 これだけ多くの人が住んでいれば、事件のネタに事欠かないはずな
のに、売れるネタしか、人は欲しがらない、とスミレ。
 そして遼子に、しつこいわね、と言う。
 「よく言われます」と遼子。

 友達、いないでしょ、とのスミレの言葉には、遼子はその話をした
いのではない、と言う。
 スミレは、事件をねつ造している。でも、二津葉社長は、殺さない
んですよね、キーワードが抜けているから。

 遼子は、カバンからあのFAXを取り出して、スミレに見せる。ス
ミレの言葉が現実になるのは、『最悪』というキーワードを付けた時。
 スミレの『最悪』という言葉を聞いた『ひので教団』の信者たちが、
スミレの予言通りの事件を起こす。

 スミレは、『三流』は、よくそんなこと考えるわね、と言う。
 遼子は、今は参集にいるが、2年前までは、週刊『国民ジャーナル』
にいたと反論。
 ただし、2年前、遼子が正義の内部告発をした。だが、上司がその
告発者に、多額の借金があったとか、銀座のクラブに通っているとか、
書き足し、その件で遼子は上司とぶつかり、『国民ジャーナル』を辞
めざるを得なかったのだ、と遼子。

 スミレの予言の仕組みについては、遼子の推論と、言う。
 それが当たったとして、どうするつもり?とスミレ。
 記事にします、と遼子。

 スミレは残念だったわね。記事は書けないわよ、と言う。

 なぜこんなことをしたのかと問う遼子にスミレは、フリージャーナ
リストなんて体のいい使いっ走りのようなもの。世間に売れるような
報道をするしかない。
 フリージャーナリストになった当初は、地道な報道をしていて、そ
の中で、『ひので教団』の取材もした。

 その時、潔成から裏へ呼ばれ、書類を渡された。スミレの報道通り
の事件が起こる、と言うのだ。

 最初半信半疑で、西京ガスの家庭用機器の時、『最悪の事態になり
ます』と言ってみた。
 すると、本当に事故が起こった。

 それからは、次々と世間をあっといわせる報道をした。そして、
『ひので教団』と対立する組織を、次々と潰していった。

 この教団との腐れ縁は、もう切れなくなっていた、とスミレ。

 遼子は、FAXの差出人、『名無しの権兵衛』に心当たりがあるか
聞く。
 スミレは、『ひので教団』と敵対する勢力ではないか、と答える。

 この屋上のフェンスも、二津葉建設が作った、と言いながら、屋上
の中央へと移動するスミレ。
 その言葉を聞いた遼子は、慌ててフェンスから離れる。

 だが、そんな遼子を、いつの間にか現れた警備員が両側から捕ら得
ていく。その警備員の制服の胸には、『ひので教団』のバッジが付け
られている。

 あわや!と言うとき、連続して切られるシャッター音が聞こえる。
俊一が撮影しているのだ。

 次に、「そこまでにしたらどうですか?」との声がかかる。洸至だ
った。
 洸至の同僚が警備員たちを取り柄さえ、遼子を助ける。

 スミレは、案外遼子の手回しはいいのね。スミレ自信が最悪だと言
う。

 スミレは、この世には知らない方がいいこともある。近づきすぎる
と、危険だと言う。

 それからスミレは、外れるように細工してある箇所のフェンスを手
で揺すって外し、下へ落とすと、次の瞬間、スミレ自身が飛び降りる。
 絶叫する遼子。


 社に戻ると遼子は、一心に記事を書く。スミレの予言のからくりに
たどれ付けたのは、『名無しの権兵衛』からの写真やFAXを貰った
ことによる。これを送ってきた者の知らざれざる意図が見え隠れする。
という文で、記事を締めくくる。

 遂に、『ジャーナリスト 有栖川スミレの最悪』という見出しが躍
る週刊『アンタッチャブル』が発売される。
 二週連続して、高売り上げ。報奨金まで出る。

 そこに遅れて、怒りながら飛び込んでくる遼子。自分の記事が改ざ
んされた!と編集長を睨む。

 編集長は、最後の憶測記事は、読者には理解されにくく、混乱する
だけなので削った、と言う。
 そして、編集会議を中原誠(田中要次)に任せ、おさまらない遼子
を会議室へ連れて行くと、世の中には知らない方がいいこともあるの
だ。知りすぎると、危険だと諭す。

 それでも納得できない遼子は、港区のコンビニに行ってくるという。
名無しの権兵衛について、探るためだ。
 仕方なく俊一もついてくる。

 コンビニの人に話を聞くが、収穫無し。

 すると遼子は、コンビニの前の大きな石によりかかり、張り込みを
すると宣言。
 俊一は、編集長から、次の取材先の連絡があり、ずっとここにいる
わけにはいかないいかない、と言う。


 その頃編集長は、永倉栄一(寺島進)・永倉ホールディングス社長
と話をしていた。
 なかなか遼子の切り込みは鋭いが、核心には届いていないと、編集
長。
 人間は、暗闇から生まれた。疑ってはいけないものがある、と永倉。
 永倉は、スーツの襟に、7色に染め上げられた羽を挿している。


 次の取材先へと歩き始めた、遼子と俊一。

 そのそばを、永倉ホールディングスの地下駐車場から出てきた、永
倉を乗せたハイヤーが追い越していく。


寸  評  遼子は、コミカルと言うか、オーバー・アクションで、『トリッ
ク』と似通った雰囲気がありますね。
 また、目先の謎は、その回で解けるが、全体を流れる大きな謎は次
回へ持ち越し、というのは、『女子刑事』と似た雰囲気です。

 『トリック』の時と似ているのは、もう一つ、遼子のファッション。
長めのスカート。

 永倉がどういう人物かがわかりません。
 大きな謎の鍵を握るのが、この永倉と、編集長でしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『トリック』の続編が出ないのは、仲間由紀恵が、もうコメディーはやりたくないと言うからと、聞いたことがあります。
 でも、『ごくせん』でヤンクミをやっていて、変だなとは、思ったのです。

 それが、『トリック』と同じテレビ朝日でコメディーをやるなんて。
 『トリック』の続きが、是非見たいのに。
 そろそろ、『トリック』、またドラマでやってくれないかな。
 『トリック』だけ、DVDを買ったことがあるぐらいです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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