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タイトル:Daily Drama Express 2009/10/23 マイガール (3)  2009/10/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/10/23 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル マイ・ガール
局  名 テレビ朝日系
放映日時 日曜23時15分
キャスト 笠間正宗(相葉雅紀(嵐))
 塚本陽子(優香)
 笠間コハル(石井萌々果)
 柴田友哉(村上信五(関ジャニ∞))
 林 弘和(北村有起哉 )
 瀬山高志(山崎樹範)
 片桐はるか(平岩 紙)
 片桐新太(松本拓海)
 中園 香(井村空美)
 木村英生(日村勇紀(バナナマン))
 塚本志織(朝加真由美)
 笠間清助(山崎 一)
 笠間光代(室井 滋)
 室田長市(八名信夫)
 室田澄子(大森暁美)
原作   佐川ミズ『マイ・ガール』
脚  本 大島里美、荒井修子、高橋麻紀
主題歌  嵐『マイガール』

あらすじ 第3話「許されない二人」

 コハルちゃん(石井萌々果)との生活にもだいぶ慣れてきたある朝、
僕(相葉雅紀(嵐))はガンガン戸をたたく音で目が覚めた。
「政宗、政宗!いるんでしょ?」
 母さんだ。僕は焦って、パジャマのまま玄関に出た。
「母さん、帰ってよ!」
 母さんが来たのは分かっている。僕の就職話を持ってきたのだ。コ
ネで食品会社の面接ができることになったので資料に目を通しておい
てほしいと言われてたのだ。むろんぼくはカメラマンの仕事を辞める
気はなかったから母さんの親切はいい迷惑だった。それにコハルちゃ
んのことをまだ話していない以上、母さんを家にあげるわけにはいか
ない。僕は必死に抵抗して何とか帰ってもらった。

 母さんの来訪に時間を取られたので、朝食はまたコンビニ弁当にな
ってしまった。コハルちゃんは文句を言わず食べていたが、しいたけ
をよけて食べないのが気になった。
「食べないと大きくなれないよ」
 僕はそう言って食べさせようとしたが、コハルちゃんは黙ってうつ
むいてしまった。まあ仕方ないかと思って僕はそれ以上言わなかった。

 僕はコハルちゃんにオムライスを作ってあげようと思っていた。コ
ハルちゃんの好物なのだ。片桐さん(平岩紙)に作り方を聞いてみた
ら、「慣れだよ。がんばんな」と笑いながらあしらわれてしまった。

 コハルちゃんのことを会社に話したあと、木村さん(日村勇紀(バ
ナナマン))や中園さん(井村空美)は協力的になった。だが林さん
(北村有起哉)は変わらなかった。いや前よりも厳しくなった気がす
る。林さんは僕の個人的事情に理解を示してはないようだった。でも
僕は仕事を続けながらコハルちゃんを育ててきたい。

 そもそも僕がカメラマンになった理由は単純だった。僕が欲しがっ
ていたカメラを陽子さん(優香)がプレゼントしてくれたからだ。中
古のカメラで壊れていて写真がところどころが赤茶けていたけれど
「政宗くんは政宗くんの写真を撮ればいいよ」と励ましてくれた。

 僕が帰ってくると、母さんが来ていた。わかっている。面接に行か
なかったから。でも違った。
「コハルちゃんて言うんですって?」
「!」
 母さんは僕のはとこで自転車屋をしている高志(山崎樹範)から洗
いざらい聞きだしたという。
「あなた、ていよく押し付けられたんでしょ!」
 母さんは怒っていた。僕に告げずに勝手に産んで、挙句の果てに押
しつけて無責任だと。
「引き取ったのは僕の意思だよ!」
 陽子さんを侮辱されて、僕は声を荒げた。
「政宗、男手ひとつで育てるのが大変なのはわかっているでしょ」
 わかっている。母さん自身が父親に育てられたから。母さんが僕の
心配をしているのはわかる。でも僕はコハルちゃんを育てると決めた
んだ。

 週末、今度は父さん(山崎一)と母さんがやって来た。父さんはお
人好しで僕のことにとやかく言わない人だった。
「政宗、うちに戻ってこないか?」
 父さんはそう切り出した。しかしその後は母さんが一方的にまくし
立てた。子育てには手間とお金がかかる。コハルちゃんのためにも実
家に戻って3人で世話しなくてはいけないと言う。母さんは保育園で
柴田先生(村上信五(関ジャニ∞))とも会って話をしたらしい。柴
田先生は僕が忙しく、コハルちゃんの面倒が見きれてないことを心配
していたという。

 確かに母さんの言うとおりだった。父さんと母さんの協力があれば
どれだけ助かることか。
「コハルちゃん、おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に暮らすのどう
思う?」
 コハルちゃんは考え込んでいた。すぐに答えが出せるわけじゃない
よなと僕は性急に結論を出すのをやめた。

 けれど、僕の仕事は不規則で、保育園の迎えに遅れることがしばし
ばだった。
 柴田先生や片桐さんにも実家での同居がコハルちゃんのためになる
と言われた。
 僕はもう一度コハルちゃんに実家で暮らすことを聞いた。
「コハルは政宗くんの決めたことに従います」
「……」

 僕は母さんに電話を入れようとした。けれど僕はベッドの下からコ
ハルちゃんの描いた絵を見つけた。このアパートで陽子さんを入れて
3人で暮らしている絵。コハルちゃんは自分の気持ちを抑えているん
だ。そして僕も……・。僕は自分の本当の気持ちを思い起こした。い
つか、このアパートで3人で暮らす。それがコハルちゃんの、そして
僕の気持ちだった。

 僕は母さんに実家に戻らないと告げた。母さんは猛反対した。
「だけど、母さんはおじいちゃんとの2人暮らしが不幸だったの?」
「……」
 母さんはため息をつき、そして認めてくれた。確かに大変だけれど
も、それを乗り越えるはできないわけじゃない。

 僕はシイタケをみじん切りにしてオムライスに混ぜた。コハルちゃ
んはシイタケに気づかず、おいしそうに食べた。
「コハルちゃん、ずっとここに住もうね」
「うん!」
 どんなに困難でもめげずにやっていこうと僕は思った。



寸  評  おせっかいな母親の干渉をはねのけて少しずつ成長していく政宗
の姿、でしょうか。光代がもう少し頑張るかと思いましたが、案外あ
っさりと退いてしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
大家さんも受け入れてくれているし、会社も好意的。敵を作らないコ
ハルの性格もあるのでしょうけれど、もうちょっと波乱があってもい
いのかなと思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 1年前から半年に1回無料歯科検診を受けるようにしています。先日また受
けてきたのですが、虫歯が少々あるのと、歯茎が軽く腫れていて今のうちに処
置しないと歯槽膿漏の恐れがあると言われてしまいました。その数日後に会社
の歯科検診があったのですが、こちらでは虫歯なし、歯肉炎も特に指摘されず。
あらためて会社などの合同検診はあまり役に立たないなあと思いました。(け
ん)

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