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タイトル:Daily Drama Express 2009/09/19 華麗なるスパイ (9)  2009/10/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/09/19 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 華麗なるスパイ
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 鎧井京介(長瀬智也)
 霧山誠一(寺島 進)
 吉澤総一郎(渡 哲也)
 ドロシー(深田恭子)
 アンヌ (平手 舞)
 オサム (藤原一裕)
 来栖健一(世界のナベアツ)
 ジョセフィーヌ(KIKI)
 ミスター匠(柄本 明)
 エリス (友近)
脚  本 君塚良一
主題歌  TOKIO「太陽と砂漠のバラ」

あらすじ  Mission9 恐怖のヌード爆弾! 衝撃のラスト!! も
う誰も愛さない

 霞ヶ関ビジネスセンター。
 吉澤総理の秘密会談当日。

 SPたちは、総理が到着したが、テロリストの居場所は依然不明。

 その時、時限爆弾の設定時刻が来て、爆発。


 自転車で『亜細亜政策研究所』と貼り紙に書かれた一室にやってき
た天才詐欺師・鎧井京介(長瀬智也)。
 事務員に聞くと、右端のロッカーを指示される。

 ほどなくドロシー(深田恭子)がやってきて、女性事務員に『ステ
ファニー』と呼びかけ、左端のロッカーを指示される。

 初めて年配の女性事務員の名前を知って驚く鎧井。

 鎧井は、今日はゆっくりと頼むと言う。
 ドロシーは、鎧井よりも早くという。
 すると鎧井も対抗心を燃やして、オレも早くと言う。
 ドロシーは、その鎧井よりも早く、と。

 本日のロッカーは急降下。鎧井は途中、気を失う。

 ほぼ同着でロッカーは到着し、2人はヨロヨロとロッカーから出て
くる。
 でも、2人ともなんでもない、と去勢を張る。

 今日、2人を呼んだのは秘密諜報部員にしてハッカーの天才・オサ
ム(藤原一裕)。今から1時間ぐらい前に霞ヶ関ビジネスセンターが、
何者かによって爆破されられたからだ。

 そこに内閣秘密諜報部部長・霧山誠一(寺島進)が現れ、オレもも
う少しで、死ぬところだったという。

 吉澤総一郎(渡哲也)総理が秘密裏に会談した相手は、霧山だった
のだ。
 爆破された部屋は、もともと会談をしようとしていた部屋。
 だが直前に、SPから部屋の変更を提案され、変更したので、無事
だった。
 この変更を知らなかったのは、この爆発の犯人と、秘密諜報部のメ
ンバーだけ。
 すなわち、この秘密諜報部に、ミスター匠(柄本明)のスパイがい
る!?

 お互い、疑心暗鬼になる、メンバー達。

 来栖健一(世界のナベアツ)が鎧井を物陰に呼ぶ。実は、オサムの
パソコンの画面に、ミスター匠の紋章が映っているのを見た、と言う
のだ。

 鎧井は、オサムに、どうしてオサムは秘密諜報でのメンバーになっ
たのか聞く。

 オサムは、自分はヘッドハンティングされた。アメリカのFBIと
CIAのサーバーにもハッキングしていて、FBIから指名手配され
てしまった。それを霧山に救われた。

 オサムを見つめている鎧井に、この秘密諜報部は過去に犯罪を犯し
た者を集めているじゃないか。オサムは、犯罪者の気持ちが理解でき
る。鎧井だって、もと詐欺師だったじゃないか、と言う。

 鎧井も、確かに、詐欺師の気持ちは分かる、と言う。

 鎧井が、オサムのパソコンを見ていても、ミスター匠の紋章が出て
こないので、パソコンを取り上げる。
 するとオサムは、幼児のように手足をバタバタさせて、騒ぐ。
 パソコンを返すと、いつものクールなオサムに戻る。

 もう一度パソコンを取り上げると、同じ反応が出て、鎧井はパソコ
ンを返す。

 鎧井は物陰で、来栖に、オサムがミスター匠と繋がっている証拠は
つかめなかったと話していると、ドロシーがやってきて、何で2人で
こそこそ話しているのよ。まさかあなたたちがミスター匠の!?まだ
隠していることあるでしょう、と言う。

 すると来栖は、ドロシーが男だって秘密を.....と口にする。

 ドロシーは怒って行ってしまう。

 ドロシーは、ロッカーに乗って、『亜細亜政策研究所』と貼り紙に
書かれた一室に戻ってくる。
 すると、ステファニーが用意してあった白い花の花束を渡し、お墓
参りですか?と声を掛ける。
 ドロシーは、そう、大切な人の、と答える。


 東洋タイムスでは、他紙のトップを、秘密諜報部の記事が占めてい
るのを編集長と記者・平原三九(杏)が見ている。
 三九は、自分が言ったとき載せていれば、スクープを取れたのに、
と言う。

 編集長は、秘密諜報部についての調査を、三九に命じる。
 三九は、今更もう何も無いでしょう。編集長は探せば何かあるはず
だと言う。

 三九はミスター匠に捕まっていたことを思い出し、情報はいろいろ
知っているけれども、さすがに書けない.....と悩む。


 吉澤が執務室に戻ってくると、総理の椅子にミスター匠が座ってい
た。
 吉澤の後ろに控えていた秘書2人は、それぞれ小声で、「ミスター
匠様」、「バンザイ」と囁く。

 ミスター匠は、自分に任せれば、日本をテロ国家にしてやるぞ。人
生には分岐点がある。東と西、軍事と民事.....まずは小学生の時、
わしは吉澤と友達になった。

 そして、吉澤が選挙に出たとき、秘書として吉澤を当選させた。
 そして、吉澤はさくらを好きになった。
 ミスター匠もさくらを好きになった。
 吉澤は、さくらを捨て、悲しませた。

 ミスター匠は、刑務所を出て、あの島を出て、計画を練った。今が
我々にとっての、最後の分岐点だ。わしの部下は、至る所にいるのだ、
と言うと、吉澤の秘書2人を引き連れて、吉澤の執務室を出て行く。


 秘密諜報本部では、吉澤をここで保護することにしたと、霧山が伝
える。
 鎧井に、吉澤を迎えに行こうと言うと、鎧井はいつものロッカーに
通ずる通路に行こうとする。

 すると霧山が、こっちだと、部屋の反対側のドアを開ける。そして、
そこにあるエレベータを開けて、鎧井を待つ。

 こんなものがあるなら、早く言ってくださいよと言う鎧井に、お前、
今まで知らなかったの?と霧山。


 秘密諜報本部に、吉澤がやってきて、霧山に促され、普段霧山が腰
掛けている椅子に座る。
 吉澤は、ニュースを見たい、と言う。
 その言葉を聞き、ニヤリとするオサム。

 ニュースでは、与党は解散を決め、野党は秘密諜報本部の件を問い
ただす予定、と伝える。
 霧山は、では秘密諜報本部は、解散ですか?と聞く。

 吉澤は、そんなことはない。秘密諜報部は、存続させるが、そのた
めには、ミスター匠を生きたまま捕まえなければならないと言う。

 向こうでは、吉澤の部下が倒れ、来栖が吉澤の前に現れ、吉澤を襲
おうとする。

 霧山と鎧井で、来栖を押さえる。
 鎧井は来栖に、オレたち、仲間じゃなかったのか?と声を掛ける。

 オサムが鎧井の前に現れ、鎧井に、仲間なんていたのか?とあざ笑
う。
 そしてパソコンを操る。その画面には、ミスター匠の紋章が浮かん
でいる。

 オサムが「ミスター匠様、バンザイ」と言いながら実行キーを押す
と、受付に座っていた美女達の目が赤く光り、拳銃を構え、鎧井を狙
う。

 鎧井が阻止しようとすると、美女のうちの一人が、鎧井の喉に手を
当て、細腕で鎧井を高々と持ち上げる。
 足が宙に浮き、ジタバタする鎧井。

 5人の美女たちは、鎧井の前に並び、拳銃を吉澤に向けて構える。

 だが、突然、5人の美女たちは力を失い、そのまま床に倒れる。
 鎧井も、鎧井をつかんでいた美女が力を失ったため、助かる。
 ドロシーが解除したからだ。

 ドロシーが説明する。
 彼女たちは、脳の一部に、ICチップを埋め込まれ、身体を機械の
ように操られているのだと言う。

 霧山は、来栖やオサムまでもが、ミスター匠のスパイだったことに、
ショックを受ける。

 エリス(友近)と秘書のジョセフィーヌ(KIKI)が、大変だっ
たんですね、と現れる。
 霧山は、まさかお前らまで、スパイということはないだろうね、と
言う。そして、吉澤や鎧井、ドロシーが通らなかったか聞く。
 エリスとジョセフィーヌは、誰もこちらは通らなかったという。

 すると、3人は消えてしまったのか。


 その頃、ミスター匠は、『匠急便』と書かれた宅配便のトラックを
模した、前線基地にいた。

 ミスター匠は、部下の『ペガサス』を呼ぶ。
 そして、吉澤を殺す前に、散々苦しめてやる。真綿で首を絞めるよ
うに、と。
 『N計画』を行う、と言う。

 発射ボタンを押すと、中ノ鳥島から、ミサイルが発射され、東京上
空で爆発する。


 食堂のオヤジ・平原源一(高田純次)の店に、鎧井と、次いでドロ
シーがやってくる。
 源一と妻・平原泉(伊藤かずえ)はドロシーに、三九を救出してく
れたことの礼を言う。
 ドロシーは、それよりも大事な人を連れてきたと言って、吉澤を店
に入れる。

 吉澤本人に会えたことに、感激する源一と泉。
 鎧井は、何も言わず、吉澤をかくまって欲しいと頼む。秘密諜報本
部も危ないので、と。

 張り切る源一と泉に、張り切らなくていいから、吉澤がここにいる
ことを口外しないで欲しい、と言う。

 鎧井は、とりあえず吉澤を、自室に招く。
 部屋に入れる前に、秘密諜報本部が見張りに使っている装置をすべ
て切る。
 それから、吉澤を部屋に入れる。
 ドロシーが、鎧井の万年床を部屋の隅に寄せ、「汚いところですが、
どうぞ」と言う。
 鎧井は、オレの言葉だろう、と言う。

 鎧井の部屋にはクーラーが無いので、窓を開け、軒下に風鈴を吊っ
てある。
 吉澤は、風鈴を見て、風雅でいいなという。

 泉が、吉澤に出すお茶のコップが、普通のコップでいいかと悩んで
いると、外を見ていた源一が戻ってきて、外は暑いと言って、そのコ
ップの水を飲んでしまう。

 入れ直して、吉澤と鎧井に出す。

 三九が帰ってきて、吉澤が家にいると聞くと、飛んでいって、写真
を撮らせて欲しい、記事を書かせて欲しいと頼む。
 鎧井は、そういうことは一切ダメ、と三九を部屋の外へ追い出す。


 その頃、東京の気温は、ぐんぐんと上がり、36度に達していた。
夏が戻ってきたと、はしゃいでいる若者たちが、テレビに映っている。

 気象庁では、原因究明に励んでいる。

 エリスが、NASAの資料を集め、説明する。
 東京上空で、ミサイルのようなものが爆発した。その圧力で、東京
上空の空気の層が裂けて、異常気象をもたらしているようだ、と。

 ドロシーも鎧井も途中でGPS装置を捨て、Nシステムにもうつら
ないようにして、源一の店まで来た。

 その時、秘密諜報本部のパソコン画面に、ミスター匠の紋章が映る。
これは『N計画』だと言う。エリスの『地球温暖化』を否定する。
『N』とは、『ヌード』のこと。このまま気温を上げ、衣服を溶かす
のだ、と。

 その頃、東京の気温は、すでに40度を超えていた。

 吉澤も上着を脱ぐ。
 そして、鎧井のミッションもあと10個だな。まだまだ道は遠いけ
れど、頑張って欲しい。同時に、母親に捨てられたことから
失ってしまった、人を信じる心を取り戻して欲しい、と言う。
 鎧井は、信じていた来栖にも、オサムにも裏切られ、さんざんだと
言う。

 鎧井はどうして吉澤は、鎧井が母親から貰ったペンダントのことを
知っていたんだ?そしてミスター匠は、どうして鎧井を息子だと呼ぶ
んだ?と聞く。
 吉澤は、今こそすべてを話すべきなのだろうなと言うと、このペン
ダントは、2つ買って、一つをさくら−−鎧井の母親に渡し、一つは
吉澤自身で持っていた、とポケットから、同じペンダントを取り出す。

 ドロシーがお茶を淹れている。

 武装をして外を見張っていた三九が、「暑い〜〜、風が無い」と食
堂へ入ってくる。そしてドロシーの入れたお茶を、一気に飲む。
 ドロシーに、気を抜いちゃダメ、と言われ、また外に出て行く。

 吉澤が過去を話す。
 30年前、吉澤は選挙に出ることにし、匠沢(ミスター匠)が秘書
になった。
 匠沢の金を使って吉澤は当選した。
 だが、匠沢は吉澤の妻であるさくらに横恋慕して、さくらをくれな
ければ、つぎ込んだ金を全部引き上げると言った。
 それは吉澤を怒らせ、さくらを一層悩ませた。

 吉澤は、匠沢を脱税で告発し、さくらとは離婚した。
 一年後、さくらが子供を産んだと聞いたが、引き取らなかった。今
の妻と再婚することが決まっていたからだった。

 鎧井は、自分は吉澤の子なのか、ミスター匠の子なのか?と問う。
 わからないと吉澤。

 その頃、ドロシーが霧山に電話する。
 どこにいるのだと問われ、とっさに自分の部屋と答えるドロシー。

 それを聞いていたジョセフィーヌは、隣の部屋へ行くと、ミスター
匠にドロシーの部屋だと伝え、「ミスター匠様、バンザイ」と言う。

 霧山が、ジョセフィーヌも奴のスパイだったのか、と言う。
 ジョセフィーヌは、寝物語に何でもしゃべっていたから、と言う。

 霧山の首筋に、スタンガンを当てるエリス。エリスもミスター匠の
スパイだったのだ。


 三九が、鎧井と吉澤を、夕食ができたと呼びに来る。
 鎧井は要らないと言うが、吉澤は、自分は頂く。せっかく作ってく
れたのだから、鎧井にも食べるよう勧める。

 2人で食堂へ行くと、吉澤の前に源一が、いいアジが手に入ったの
で、フライにしました、と、フライ定食を置く。

 是非吉澤とのツーショットをと、デジカメを持っている源一と泉。
招き猫より御利益がありそうだから、と。
 吉澤は快く応じるが、三九が、撮影は食べ終わってから、と2人を
向こうへ連れて行く。


 秘密諜報本部では、エリスのスタンガンで気を失っていた霧山が正
気付き、辺りを見回す。
 すると、誰もいない。おまけに電気も消える。

 すると暗闇に浮かぶ、ミスター匠の紋章。

 秘密諜報本部は、ミスター匠のものとなったと宣言するエリス、ジ
ョセフィーヌ、来栖、オサム。


 その頃、源一の店では、ドロシーが、拳銃を構えて現れ、吉澤を撃
つ。
 倒れる吉澤。


寸  評  ミスター匠の首都攻略作戦は幼稚ですね。
 その割に、効果は出ているようですね。
 そんな、衣服が溶けるような温度だったら、人間も生きていないで
しょうが、ただ、都市機能を不全にすることはできるでしょうね。

 ところで、秘密諜報本部、霧山と鎧井以外は全員、ミスター匠の二
重スパイではないですか。
 こんな秘密諜報本部、あっても役に立たないどころか、あるだけ危
険ですね。

 最後には、ドロシーまで、吉澤を射殺しようとします。
 もう、誰も信じられないですね。
 源一や泉、三九の家族が裏切り者ではないという保証は無いのです
から。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今回、フジテレビでは、『ライアーゲーム』と『オトメン』の2本が深夜帯
からプライムタイムに移動しての続編ですね。
 人気が出ると、プライムタイムで放送しなければ損!ということになるので
しょうか。

 以前には、『トリック』と『特命係長 只野仁』がありましたね。
 『トリック』はその後、映画が3本だか作られたきりで、新しいドラマのシ
ーズンは始まらない。アメリカを見ていると、もっとシリーズがドンドン作ら
れてもいいのに。
 「特命係長」は、深夜帯だからこそのお色気を押さえなければならなくなり、
半端でしたね。
 深夜には、深夜なりのいいところがあると、考えて欲しいですね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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