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タイトル:Daily Drama Express 2009/09/10 任侠ヘルパー (10)  2009/10/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/09/10 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 仁侠ヘルパー
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 翼 彦一(草なぎ剛)
 鷹山源助(松平 健)
 黒沢五郎(五十嵐隼士)
 四方木りこ(黒木メイサ)
 六車雅人(夕輝壽太)
 二本橋賢吾(宇梶剛士)
 鷹山三樹矢(薮 宏太)
 園崎康弘(大杉れん)
 和泉零次(山本裕典)
 美空晴菜(仲里依紗)
 羽鳥 晶(夏川結衣)
 日野弥生(中別府葵)
 堀井皐月(安田美沙子)
脚  本 古家和尚
主題歌  SMAP『そっと、きゅっと』

あらすじ  第10回 正体がバレ、告白・自殺、そして火災発生

 タイヨウの事務室に、みんな集まる。

 真ん中の机の上には、四方木りこ(黒木メイサ)たちの乱闘の写真
数葉と、『この施設には暴力団構成員がいる』と書かれた紙。


 羽鳥晶(夏川結衣)は、まだ自分に記憶が残っている間に、ビデオ
レターで息子・羽鳥涼太(加藤清史郎)に話したいことを話しておく
と始める。

 晶は、遊園地で取り乱したことを覚えていない。涼太の名前さえも。

 第二秘書の堀井皐月(安田美沙子)が晶の世話をしている。


 タイヨウでは、第一秘書の日野弥生(中別府葵)が、こんな写真が
本社まで送られて来るなんて、ただごとではないと言う。

 介護福祉士・和泉零次(山本裕典)は、みんな熱心に働いていたじ
ゃないですか、と擁護しようとするが、ヘルパーの美空晴菜(仲里依
紗)まで、相手は暴力団ですよ.....と怖そうにする。

 零次はリストバンドをずらし、自分もそうだと入れ墨を見せる。
 オーナーの園崎康弘(大杉れん)も晴菜も、驚く。

 弥生は、たった今、本部から通知が来ましたと、内容を伝える。ハ
ートフル・バードは、タイヨウとのフランチャイズ契約を打ち切ると
言う。


 晶の部屋にいたは翼彦一(草なぎ剛)。
 晶に話しかけたが、涼太と認識して貰えなかった涼太は、彦一に、
晶はどうなっちゃうんだろうと心配する。

 彦一の携帯に、りこからの着信。正体がばれちまったから、すぐ戻
ってこい、というものだ。

 彦一は涼太に、自分は出るけれども、皐月が戻るまで、晶を頼むと
言って、涼太が手に持っているものについて聞く。
 涼太は、晶は風呂に入ると言っていたのに、何も持って行かなかっ
たから、持って行く、と言う。

 何かを感じた彦一は、涼太に風呂はどこだと聞く。

 そして浴室のドアの外から晶に呼びかけるが、シャワーの音がする
だけで、反応はない。
 彦一は、涼太を脱衣所の外へ出して、ドアを閉めると、思い切って、
浴室のドアを開ける。

 そこでは、手首をカミソリで切った晶が倒れていた。
 彦一は、晶の身体を抱き上げる。


 病院で処置を受け、入院している晶。
 彦一がずっと付き添っていた。

 そこに、康弘とりこが入ってくる。

 目覚めた晶は、「ここは?」と聞く。
 「病院だよ」と彦一。
 「涼太は?」と慌てる晶。
 彦一は、「ガキのこと、覚えていたのか。涼太なら、皐月が預かっ
ている」と答える。

 りこは康弘は自分たちに残って欲しいと言っていたと言う。フラン
チャイズ契約を切られ、次のヘルパーを探すのも時間がかかるから、
と。

 鷹山組組長・鷹山源助(松平健)は何と?と聞くと、各自の判断に
任せる。それも研修だと言っていた、とりこ。

 康弘は晶に、これからどうするか聞く。
 晶は、今、自分については、若年性アルツハイマー専門の病院を探
して貰っている。涼太については、涼太の父親か誰か、引き取ってく
れる人を探していると言う。

 康弘は、それなら施設が決まるまで、タイヨウに来ませんか?と勧
める。


 タイヨウに入所した晶は、自分と共に会社を辞めて付き添っている
皐月に、付き合うことはないのに、と言う。
 だが皐月は、晶に憧れてこり会社に入ったのですから、と答える。


 ヘルパーも入居者達も、仁侠ヘルパーたちに微妙に距離を置く。

 古参のヘルパーは、これでは仕事もやりにくい。どうせ残るなら零
次に残って欲しかったという。


 その頃零次は、ヤクザらしいスーツを着て、源助の前にいた。
 これは鷲津組の嫌がらせかもしれない。もっと過激な行動に出るか
もしれないと言う。
 源助は零次に、この世界に戻ることにしたのか?と問う。
 零次は迷ったけれども、戻ることにしたと言う。
 すると源助は、これからも監視を頼む、と言う。


 休憩室で彦一は、若年性アルツハイマーについての記事を読んでい
た。
 やってきたりこに、晶の世話を頼む。
 りこは、晶は正常に見えて、どこもおかしそうではないと言う。
 それに対して彦一は、この病気は、突然暴れ出すこともあるそうだ
から、よく見ていてくれ、と頼む。
 りこは、そんなに心配なら、彦一自身でやればいいじゃないか、と
言う。

 その時、ホールから怒声が聞こえてくる。黒沢五郎(五十嵐隼士)
がキレたのだ。今までおとなしくしていたときは、自分をバカにして
いたのに、正体を知った途端に、態度を変えやがって、と。
 晴菜が五郎に、入所者の皆さんのことを考えてください、と言う。

 みんなが押さえたこともあり、なんとか、五郎を休憩室に連れ戻す。

 五郎は、ヤクザになる前、暴れていた頃は、ボコられてみじめだっ
た。
 それが組に入ったら、今度はこんなわけのわからないことをやらさ
れた。
 でも、これはこれで充実した毎日だったと感じていた、と言う。

 その夜、大島(山田親太朗)、愛子(三浦まゆ)たち5人のヘルパ
ーが辞めていく。もともと給料安くて大変だったのに、ヤクザとまで
一緒だなんて。晴菜も、早く辞めた方がいいよと言う。


 彦一は、タイヨウにやってきた涼太と、屋上のベンチに座っていた。


 朝、晶は涼太に、ランドセルを背負わせて、学校へと送り出す。
 晶は、今日は涼太のことを覚えていたと安心する。そしてビデオを
セットすると、今日は涼太の生まれた時のことを話す。涼太の父親の
ことも、と言う。


 「ハートフルバード」の新社長になった長谷川司郎(相島一之)は、
秘書・弥生を伴って厚生労働省の藤堂慶太郎(陣内孝則)を訪ね、社
長就任の挨拶をしていた。今までの経営は、晶のカリスマ性でワンマ
ン経営をしてきたが、これからは厚労省と二人三脚でやってきたいと
言う。

 藤堂は、晶が若年性アルツハイマーで、業務継続は無理だとしても、
辞めさせた方にも、もっとやり方があったのではないかと言う。こう
いういらないものは切り捨てという方針ですか?と。

 そして長谷川の前に資料を置き、これはハートフル・バードからフ
ランチャイズ契約を切られた施設の一覧。それぞれの打ち切りの理由
を教えて欲しい、と言う。

 しどろもどろになる長谷川。


 晶は涼太と一緒に寝ていた。途中で目覚めた晶は、涼太の手を離し、
涼太は地面に頭をぶつける。

 そこに五郎も来て、何とか晶を部屋に連れ帰る。
 涼太は、後から来た彦一が、休憩室に連れて行って、寝かせる。そ
して彦一も、オレの部屋、蚊が出るんだよねと言って、一緒に休憩室
で寝る。
 涼太は泣きながら、彦一の服の端を握っている。


 朝、晶は涼太を学校へ送り出す。でも、ゆうべのことを何も覚えて
いない。涼太の額に、たんこぶがあると、心配する。
 涼太は、蚊に刺されただけと、ごまかす。

 晶は、ビデオを設置しようとしたが、やり方を忘れてしまった。
 シーツ交換に来た彦一に、設置して貰う。

 彦一が、録画が始まっているぞと言うと、晶は、自分はゆうべ、何
かした?と聞く。


 彦一と一緒に外を歩く晶。タイヨウには外出届を出してある。
 ふたりをりこが見る。

 これから晶が会いに行く相手は、晶が母親を捨てて駆け落ち.....
いや転がり込んだ男。

 元夫は、晶の病気も、会社を辞めた経緯も知っている。
 涼太のことも妻に話す。晶はよく頑張ったよ、と言う。
 「お願いします」と頭を下げる晶。

 元夫は、離れたところで待っていた彦一に、話は終わったので、晶
を連れて戻るように。そして施設もすぐ辞めるんだな。君たちのこと
も知っている、と言う。


 零次は、鷲津組の構成員で、りこたちを拉致した男を捕まえ、写真
のありかを問う。
 男は、すでにマスコミ各社にばらまいたという。


 晶と涼太に、りこが付き添っている。
 時々、晶の言動が乱れる。
 晶は、りこにずっと自分に付き添ってなくても、拘束してくれれば
いい。自分もその方が気が楽だから、と言う。

 施設では、ヘルパーの絶対数が足らず、混乱が起きている。

 晴菜は、広告の紙を折って作った鍋を、ガスに掛けようとしていた
老女を急いでどかす。
 そこに来合わせた五郎が、晴菜に何が起きたのか、心配するが、晴
菜は五郎の顔を見て、固まり、その後、あんたたちが混乱の原因じゃ
ないかと文句を言う。

 晶は、涼太もお手伝いしているのね、と言う。

 タイヨウの回りを、マスコミのレポーター達が取り囲み、仕事にな
らない。

 康弘は、アルバイトでもいいのでと、介護専門学校に電話するが、
反応は芳しくない。


 六車雅人(夕輝壽太)が出て行く。こうなったら残っても出て行っ
ても同じでしょ、と。

 康弘は晶に、自分は経営者に向かないのだなと思う、と言う。
 ここもつぶれかかっている。

 改善策があるでしょうと言う晶に、今騒がれている仁侠ヘルパーを
全員辞めさせ、身体拘束すれば、効率は上がるでしょ。晶が記者会見
で言いたかったのは、介護をシステマチックにして、介護する人の負
担を減らせば、優しい介護ができる。

 でも、ここでは身体拘束はしません。それは、する方も、される方
もつらいからです。晶がここに居る間も、身体拘束はしませんと康弘
は言う。


 五郎は晴菜に、自分ももうすぐここを出て行くからな。迷惑を掛け
てごめんな、と言う。

 休憩室で、りこが彦一に、晶のことが好きなんだろ。だったら、さ
っさとものにしちゃいな。グズグズしていちゃに何もわからなくなる
ぞ。極道なら、さっそと決めろよ。そうしなければ、あたしの気持ち
は、どうすればいいんだよ!彦一に馬乗りになる。

 その頃六車は、まだ明け方にもかかわらず、源助の部屋へ乗り込む。
 そして、欲しかったのはこれだろうと、内ポケットから書類を出す。
 それは隼會から金を借りたまま延滞している人たちのリスト。こい
つらを片っ端からタイヨウのヘルパーとして送り込めばいいだろうと
言う。


 その頃、タイヨウでは、建物の中に煙が立ちこめ始めていた。
 仁侠ヘルパーも、普通のヘルパーも、避難させることに大活躍。
 晴菜は煙の中、お年寄りを助けに行き、お年寄りが嫌がっているう
ちに、煙で苦しくなって、倒れてしまう。

 なんとか全員救助したかと思ったが、晶がいない。
 晴菜の話では、晶は今まで涼太のために取りだめてきたビデオを持
ち出せないことを気にしていたとのこと。

 彦一は、入れ墨が見えてしまうのも構わず、来ていたポロシャツを
脱ぐと、ランニングシャツ姿になって、建物の中に飛び込んでいく。
 そして倒れている晶を見つける。
 晶が手を伸ばそうとしているビデオテープは、すでに燃えている。

 涼太に渡す記録が、と未練を残す晶に、思い出なんて、生きていれ
ばこれからでも作れるじゃないかと一喝して、力ずくで外へ引きずり
出す。

 そこには消防車と、遅れて康弘たちが到着し、全員無事なのを確認
する。

 まわりの反対派は、彦一の入れ墨を見たことで、更に興奮状態。

 晴菜が前に進み出て、この人達も立派なヘルパーなんです、と力説
すると、反対派の人たちは、散っていく。

 そこに一台のセダンがやってくる。

 中から出てきた人物は、件の保健衛生部の職員。この施設の営業停
止、営業許可取り消しを申し渡すと言う。


寸  評  遂に、仁侠ヘルパーの正体がばれてしまいました。

 晶は本格的に記憶を失っていっているようです。

 しかもそんな中、タイヨウは火事を出してしまい、営業停止とは。

 でも、一方で帰るところの無い老人も沢山抱えていて、どうするの
でしょうか。

 六車は何を狙っているのでしょうか。
 体力ではなく、知力っていうことで、一仕事考えているのでしょう
か。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 秋ドラマ、『ライアーゲーム』の第二弾ですが、深夜からプライムタイムに
進出して、前のドキドキ感と意外感を出して行いけるのでしょうか。
 いろいろなバラエティーなどがプライムタイムに進出して潰されていくのを
見ていたので、どうかこのドラマはプライムタイムに潰されることなく、より
進化した姿を見せて欲しいと思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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