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タイトル:Daily Drama Express 2009/09/03 任侠ヘルパー (9)  2009/09/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/09/03 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 仁侠ヘルパー
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 翼 彦一(草なぎ剛)
 鷹山源助(松平 健)
 黒沢五郎(五十嵐隼士)
 四方木りこ(黒木メイサ)
 六車雅人(夕輝壽太)
 二本橋賢吾(宇梶剛士)
 鷹山三樹矢(薮 宏太)
 園崎康弘(大杉れん)
 和泉零次(山本裕典)
 美空晴菜(仲里依紗)
 羽鳥 晶(夏川結衣)
 日野弥生(中別府葵)
 堀井皐月(安田美沙子)
脚  本 古家和尚
主題歌  SMAP『そっと、きゅっと』

あらすじ  第9回 愛の討ち入り!!仁侠おくりびと

 気付いた介護福祉士・和泉零次(山本裕典)が、エレベータに向か
って走るが、すでに閉まってしまった後。
 零次は必死に階段を駆け下りる。

 1階にエレベータが到着すると、翼彦一(草なぎ剛)と四方木りこ
(黒木メイサ)が取っ組み合っている。
 こんなことをしては、ただでは済まない。この人は何もしていない
と、鷲津莞爾(竜雷太)を守ろうとする彦一に、りこは、てめえはそ
っちを向いちまったのか。もうてめえなんて、極道でもなんでもねぇ、
と言う。

 りこの方が優勢だったが、脇から現れた零次が容赦なくりこを蹴り
上げ、りこは逃走する。
 残された鷲津は、「そういうことか」と言う。

 彦一も追いかけるが、踏み切れに阻まれる。

 りこは、やってきたタクシーに飛び乗ると、最寄りの駅まで、と告
げる。

 踏切が開くのを持っていた、彦一の携帯が鳴る。涼太からで、羽鳥
晶(夏川結衣)が約束のレストランに現れないというのだ。
 泣く涼太に、仕方なく一緒に晶を捜す彦一。

 すると晶は、ハートフル・バードのエントランスに座っていた。
 晶は、この建物は、最初に建てたもの。完全個室で、ヘルパーは全
員について、二交代制。各所に監視カメラも付け、耐震設備も充実。
自信作だったが、世界からは、豚箱のようだと言われた。

 それから涼太に、これからは涼太と一緒にいられる。一緒に遊園地
にも行ける、と言って、抱きしめる。


 翌朝の施設。
 鷲津は、彦一に車いすを押されながら、正体がばれちゃ、もうここ
にもいられもぇな、と言う。

 そこに入院中の山浦の息子がやってきて、自発呼吸が戻った、と言
う。ついては、『タイヨウ』で最後まで面倒を見て欲しい、と言う。

 オーナーの園崎康弘(大杉れん)が、『看取り介護』ということで
すね、と了解する。

 部屋に入ると、彦一の前に鷲津はドスを置き、彦一に、何者だと問
う。
 彦一は、『隼會 六本木地区貸本 翼興業 組長 翼彦一』と名乗
る。
 それを聞くと鷲津は、自分のクビを取れ。そうすれば、彦一にも実
績になるだろう。それがお前らがここにいる理由だろう。それが鷲津
の極道としての死に方だと言う。

 彦一は、ここに入ったからは、てめえの人生を全うしろ、と抜き身
を鷲津ののど元に当て、脅す彦一。

 廊下で彦一は零次に、「てめえ、ただ者じゃあねぇな」と声を掛け
る。

 休憩室に入ってきた零次は、いつも手首にはめているリストバンド
をズラして、肌をさらす。
 そこには、隼會の入れ墨。
 すなわち零次は、みんなのお目付役として、送り込まれていたわけ
だ。

 彦一が零次に、それならりこの問題が起こる前に、なんとかしとけ
よ。りこが報復をすれば、それを理由に鷲津組はここを襲撃するだろ
う、と言う。

 今日はりこと鷹山三樹矢(薮宏太)が休み。理由は風邪とのことだ
が、古参の女性ヘルパーは、風邪じゃ、仕方ないけれども、2人も休
まれちゃうと、シフトが難しいのよね、と嘆く。

 今日は、晴菜も元気が無い。


 山浦の息子に、見取り介護について説明する康弘。
 やり方はいくつかあるが、基本的に延命治療はしない。必要な点滴
等はするが、自然に身を任せるわけだから、当然身体の機能は衰えて
いく。
 山浦と同室に泊まることもできるが、というが、それは自分の会社
も、娘の受験勉強もあるので、そういうわけにはいない。なるべき顔
を出すようにするけれども、と言う。

 山浦の息子は康弘に、これで父は幸せでしょうか、と聞く。
 康弘は、送られる者の気持ちはわからない。自分たちは、ただ精一
杯お世話するだけだと言う。

 零次は、今回の件については、幹部に報告をあげておいた。脱走し
た2人−−りこと三樹矢−−を除いては、みんな通常業務に励むよう
にと言うことだった、と伝える。


 その頃りこは、先祖の墓参りをしていた。
 そこについてきている三樹矢。どこまでもりこについていくます、
と言う。
 りこは、バカみたいと言う。
 りこは、兄が亡くなる前、病床でヤクザの組というのは、社会の半
端者同士が肩を寄せ合い、他人の痛みも一緒に分け合うものだと言っ
ていた。だから、やられたままにしておくわけにはいかないと言う。
 三樹矢は、その痛み、自分も一緒に分け合う。そして討ち取るべき
は、鷲津ではないと言う。
 ハッとするりこ。


 山浦が、鷲津と一緒の部屋に戻ってくる。
 鷲津は山浦に、「また、死に損ない同士、仲良くやりましょうや」
と声を掛ける。


 テレビで、晶がハートフル・バードの社長を辞任するというニュー
スが流れる。
 それを涼太も聞いてしまう。
 彦一は涼太に、缶コーヒーをおごらせる。


 晶は、秘書が書いておきましたと渡した、辞任会見用の原稿を素直
に受け取る。


 彦一は零次に、零次はもう5年もここにいるんだろ。ということは
オレ達の研修もそれだけかかるということか、と問う。
 零次は、自分が5年もやっているのは、自分の希望だという。

 彦一は、鷲津の食事の介護をしているが、向かいでは、晴菜が山浦
の様子を日記に書き留めている。看護師の日誌とは別に、息子さん達
のために、と。
 鷲津が、そんなの、顔を見に来ればいいじゃないか、と言うが、晴
菜は、息子さん達もお忙しいんですよ、と言う。

 また花を、息子さんからですよと言って、買ってきたものを活ける
晴菜。
 床ずれ防止の枕も挟む。

 鷲津が、晴菜も安月給で頑張るな。彦一も見習えと言う。
 花を買って欲しいのか?と彦一。
 鷲津は、そういうことではない、と言う。

 晴菜は、鷲津に音楽を掛けてあげてください、と言う。意識が無く
ても、聞こえるものですから、と。
 素直に演歌を流す鷲津。


 休憩室では、4人じゃ、晩飯の当番をまわすのがきつい。早くりこ
たちが戻ってこないかな、とぼやく。


 その頃、りこたちはホテルの窓から、久米を刺した実行犯を見張っ
ていた。
 三樹矢は、両手両足を縛られ、ベッドの上に転がされていた。
 りこに信じてよと頼むが、聞き入れて貰えなかったのだ。


 デイケアの老人達に靴を履かせる手伝いをしていた涼太。途中で、
テレビを見てもいい?と彦一に聞く。
 彦一が途中じゃないかと言うと、晶の記者会見があると涼太。時計
は16時を指している。

 みんなで晶の会見を見ている。
 最初は、最初は原稿をその通りに読んでいた晶。
 だが途中、我が社は老人介護の救世主に.....というフレーズを読
み上げたところで、晶が止まる。そして、原稿を無視して話し出す。
 我々は神様ではないので、救済などできない。ハートフル・バード
を作ったときに考えたのは、いかに介護する側が楽になるかというこ
と。
 結果として、現代の姥捨て山を作った、と言い出す。


 その頃、山浦が急変した。肺炎と呼吸困難を併発し、苦しい息を続
けていた。
 家族に連絡を取ろうとし続けるが、誰も出ない。

 康弘は、そろそろお迎えが来ますねと言い、晴菜が一番お世話をし
ていたのだから、看取ってあげなさい、と言う。
 電話は零次が掛け、携帯電話に着信を受けていた息子は、これから
大事なプレゼンのところで、着信を無視していた。

 彦一は、涼太に、晶の会見を最後まで見ておけ、と言う。

 山浦の枕元には、タイヨウの主立った職員が集まっていた。鷲津も
車いすで山浦の枕元に詰めている。
 やがて涼太もやってきて、「おじいちゃん」と声を掛ける。

 やがて、山浦が息を引き取る。医者が「17時12分」と宣言する。

 鷲津は、山浦は大勢に見送られて、幸せだったのだろうか。それと
も、家族が一人もいなくて、他人ばかりに見送られても、寂しいだけ
かとつぶやく。

 山浦の枕元のタンスを見ていた晴菜が、スケッチブックを見つける。
 そこには震える字で、『みなさんありがとう。お花ありがとう。わ
しづさんありがとう』と書かれていた。
 途中から、字が赤に変わっている。


 六車雅人(夕輝壽太)が彦一に、りこと三樹矢の居場所がわかった。
捕まっているらしい、と耳打ちする。

 彦一たち4人の前に、零次が立ちふさがる。頭(かしら)からの命
令だ。今行ったら、研修はパーになってしまうぞ、と言う。
 彦一は、頭が鷲津と手打ちをしたかどうかなんて、関係ないんだ。
仲間助けなくて、極道と言えるのか、と言う。


 その頃、鷲津組の連中は、鷹山組組長・鷹山源助(松平健)の息子
を捕まえられたなんて、思わぬ上物だ。これをダシに、隼會のシマを
ごっそりいただきましょうか?それとも、鷲津組長を始末しましょう
か、と相談していた。

 いつまでも強気のりこのシャツの前ボタンを外し、いつまで頑張っ
てられますかね、と鷲津組の組員。

 その時、彦一たち4人が殴り込んでくる。「うちのヘルパー、返し
て貰おうか」と。
 4人は次々と倒していき、りこと三樹矢を自由にする。

 だが、一人残った鷲津組のリーダーは、これで終わったと思うな、
と言う。

 そこに次々と車が乗り付けてくる。だが、誰も動かない。

 零次が、鷲津を連れてきたのだ。源助もいる。
 鷲津組と隼會は、ここで手打ち。
 その後、実行犯をどうしようと勝手だ。組長は事故って、療養中だ
とかうたって、と言う。やれるときに仕切っておかないと、じいさん
に笑われちまう、と。

 源助は、お前ら研修中に、と言う。
 りこが今回の件は、自分がというが、源助は、お前ら連帯責任って
意味、分かっているか?と言う。

 そのバツは、りこと三樹矢で、2週間メシ当番をすること。
 二本橋賢吾(宇梶剛士)は、あんな騒動を起こしたのに、ヘルパー
続けられて良かったですね、と言う。
 零次が、三樹矢が男を見せたことに免じてだそうだと、伝える。

 康弘から、晴菜が書いた山浦についての日誌を見せられた息子は、
感激する。中には、誕生祝いの写真も入っていた。

 康弘は、お仕事、忙しかったんでしょ、と言うが、息子はなんでこ
んな日ぐらい、どうして来てやれなかったんだと嘆く。

 非番のりこは、早い時刻からカレーを仕込んでいる。手伝いたがる
三樹矢にりこは、自分は非番だからやってるんだ。三樹矢は早く仕事
に戻れと言うが、それでもりこの手伝いを続けようとする三樹矢。


 非番の彦一は、遊園地に行く。

 彦一を見つけた涼太は、素直に喜び、晶は、何のために来たのか聞
く。
 彦一は、たまたまだと強調する。

 乗り物に乗らない彦一に、「高いところ、怖いんだ」と涼太。
 もちろん否定する彦一。
 タバコも、係員に喫煙エリアでと言われ、面倒そうにする彦一。

 途中、晶はトイレへ行く。

 その間に、涼太がジュースを三人分買って、晶が出てくるのを待っ
ている。

 でも、フラフラとトイレから出てきた晶は、晶に「お母さん」と呼
びかける涼太に対して、「迷子になっちゃったの?お母さん、どこ?」
と声を掛ける。

 あまりのことに、涼太は手に持ったトレイを落とす。
 それを見ていた彦一も、唖然とする。


寸  評  我が子がわからなくなってしまうのでしょうか?それもこんな早
期に。

 若年性アルツハイマーは、最近のことから忘れていき、古い記憶は
最後まで残るといいます。だから、子供の時のことはよく覚えている
という人もいますね。

 ただ、我が子は、確かに大人になってからの出会いですが、母親に
とって、我が子というのは特別な存在ではないでしょうか。最後に忘
れる日は来るでしょうが、こんな早々に忘れてしまう?それとも、子
供は日々成長しているため、昔の面影であれば思い出せるけれども、
今日の顔はもう覚えていないとか?
 お母さんに忘れられてしまう子供の心を考えると、切ないです。今
時だとPTSDだとか、騒がないのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遂にシルバー・ウィークも半ばとなってしまいました。
 始まる前は、いろいろ片付けようと計画を立てていたのですが、実現したの
は、一つだけです。
 かねてから、HDD/DVDレコーダーをテレビ台の下に入れて酷使してい
たため、熱がこもって故障率の高さに繋がっていたように思うので、思い切っ
てテレビ台を外し、ステンレスの棚にしました。四方八方、穴だらけの構造な
ので、配線も思いのままの穴から線を引っ張れますし、抜いた線も引っかけて
おけます。
 これで熱問題も解決したかな、と期待しています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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