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タイトル:Daily Drama Express 2009/08/27 任侠ヘルパー (8)  2009/09/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/08/27 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 仁侠ヘルパー
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 翼 彦一(草なぎ剛)
 鷹山源助(松平 健)
 黒沢五郎(五十嵐隼士)
 四方木りこ(黒木メイサ)
 六車雅人(夕輝壽太)
 二本橋賢吾(宇梶剛士)
 鷹山三樹矢(薮 宏太)
 園崎康弘(大杉れん)
 和泉零次(山本裕典)
 美空晴菜(仲里依紗)
 羽鳥 晶(夏川結衣)
 日野弥生(中別府葵)
 堀井皐月(安田美沙子)
脚  本 古家和尚
主題歌  SMAP『そっと、きゅっと』

あらすじ  第8回 敵対組長の襲来!!そして女の覚悟

 タイヨウに入所していたご老人が、一人老衰で亡くなる。家族も来
ず、ホームの人たちの手で送られる。

 黒沢五郎(五十嵐隼士)は翼彦一(草なぎ剛)に、最後はやっぱり
ズドンと撃たれて終わりかな。少なくとも、こんなところで死にたく
はねぇよな、と言う。

 その時、新入りとの知らせが入り、みんな総出で見に行く。

 なんと入ってきたのは鷲津莞爾(竜雷太)。

 彦一は鷹山組組長・鷹山源助(松平健)に、鷲津の入所を伝える。
 源助は、鷲津が事故って、半身不随になったとは聞いていたが、何
を企んでいるかはわからない。鷲津については、こっちで調べておく
から、お前らは、普段通り仕事をしろという。
 鷲津の介護をするんですか?とごねる彦一に、それが今お前らに与
えられた研修だろう、と言う。

 鷲津は、案内されたベッドが相部屋のことを見て、変えろとごねる。
 でも、個室はすべて満床なので、応じられない。
 鷲津の車いすを押している青年が、鷲津に耳打ちをし、鷲津は相部
屋に入る。

 同室の老人・山浦夏夫が一人いて、鷲津の挨拶に、軽く片手を挙げ
る。
 それを見て頭に来る鷲津だが、ヘルパーが、この人は脳卒中で、し
ゃべれないし、身体もあまり動かないと教える。

 彦一がごねている。オーナーの園崎康弘(大杉れん)から、鷲津の
世話を任されたのだ。

 ベテランというなら、自分よりももっと先輩が.....と彦一が反論
するが、康弘は、若い男性が良くて、と言う。

 彦一が、「メシだぞ」と鷲津を呼びに行く。
 すると鷲津は、向かいの老人・山浦は、ベッドで食べさせて貰って
いる、と言う。

 山浦に食事を食べさせていたヘルパーが、この人は、ほとんど身体
が動かなくて、と言う。
 「ボケと一緒にはいられないな」と鷲津はつぶやき、ベッドから出
る。

 食堂に座って、まわりの老人達を、イヤそうに見回している鷲津。
 鷲津は、味噌汁を一口飲んで、隣の老女に、「よく、こんなもの、
食えるな」と言うが、「おいしいですよ」と言って、咳き込む彼女。

 仁侠ヘルパーの面々は、鷲津に自分たちの正体がばれていないか、
ヒヤヒヤしながら、ほかの入所者の世話をしている。

 休憩室に戻り、ばれていなくてよかったと言う二本橋賢吾(宇梶剛
士)たちに、六車雅人(夕輝壽太)は冷静に、これから鷲津組の若い
衆たちが出入りするようになると、ばれるかもしれない。それに鉄砲
玉になるような奴はいくらでもいる。安心しないことだ、と言う。


 自分のベッドに横たわっている鷲津。
 向かいの山浦のところに、息子さんから新しい花が届きましたよと
持ってきて、花瓶の花を取り替えるヘルパーの美空晴菜(仲里依紗)。
 鷲津は、仏壇の花のようだな、と嫌みを言う。
 晴菜は、息子さんは忙しくてお見舞いに来られないので、せめてお
花だけでもという気持ちですよ、と言う。

 そこに彦一が、鷲津への見舞いの花だと、大きく豪華な花かごを持
ってくる。
 鷲津は得意な気分になって、彦一に、これを持ってきた若い者に入
ってきていいと言ってやってくれ、と言う。
 彦一が、持ってきたのは花屋で、他には誰もいなかったというと、
がっくりとする鷲津。

 鷲津は、大音量で演歌を聴いている。
 晴菜が、音量を絞るか、ヘッドフォンにして欲しいと頼むが、鷲津
は聞かない。

 彦一が来て、鷲津のプレーヤーの電源を切る。

 鷲津は彦一に、ポーチを取るよう言う。
 彦一が渡すと、中を探し、次は黒いバッグをと彦一に言う。
 他の荷物も取って貰って調べるが、どこからも携帯電話が見つから
ない。


 夜中、事務所から、晴菜の「止めてください!」という声が、何度
も聞こえる。
 四方木りこ(黒木メイサ)が入っていくと、鷲津が、自分の申込書
が見たいと、そこら中の書類を引っかき回している。
 彦一もやってきて、おびえた晴菜が、鷲津に、鷲津の申込書を渡す。

 鷲津は、事務所の電話で、自分の身元引受人の連絡先に電話する。
だが、出てきたのは、留守番電話。


 地下駐車場で、車から降りて歩く四方木連合・若頭・久米(田中哲
司)。
 すると黒いパーカーのフードをすっぽりと頭にかぶった若者が、ナ
イフを構えて久米に突進して、刺し、逃げていく。

 組員達が、刺された久米に気付くが、その時には、もう刺した若者
の車は駐車場を出て行くところだった。


 鷲津は、持ち込んだ大型液晶テレビで、外国映画を見て、新聞を読
んで、将棋を指している。

 気になって家回の山浦を見ると、動かしにくい左手で、必死にスケ
ッチ・ブックに、マジック・インクで何かを書こうとしている。
 でも、手を滑らせて、ペンを落としてしまう。だが、拾えない。
 鷲津は手にしていた赤いサインペンにキャップをかぶせると、山浦
の胸元へ投げる。
 左手をちょっと動かし、感謝を示す山浦。


 ハートフル・バードの取締会で、議題は海外投資の件となる。
 役員の一人が、そんな話は聞いていない。そういう重要な話は、き
ちんと報告して貰わないと、と言う。
 秘書が羽鳥晶(夏川結衣)に、その件は晶が否決したじゃないです
か。お忘れですか?と耳打ちする。

 晶は、一同に向かって、この事案は、自分が承認した。先を続けて、
と発表者を促す。

 その時、発表を遮った人物が出席者に紙を回し始める。
 それは晶の診断書で、晶がアルツハイマー型認知症だと書かれてい
る。


 また鷲津が、大音量で演歌を掛けていて、それは庭にいても聞こえ
る。

 鷲津と同室の山浦のベッドの敷布を交換している晴菜と彦一。
 鷲津は山浦を自分の特注の車いすに座らせ、2人で肩を組んで、聞
いている。
 実は鷲津は、山浦が、鷲津が聞いていた曲を聴いて、口ずさもうと
していたのを見ていたからだ。


 早く帰宅した晶に、びっくりする涼太。
 家の中を見ると、いろいろなものにメモが貼り付けられている。
『朝、水をやった』とか、今朝のメニューとか。涼太が、こうしてお
けば、晶も忘れずに済むでしょ、と、せっせとメモを書いているのだ。


 今日も花屋が、鷲津宛の立派な花かごを持ってくる。
 りこは、あれが本当に鷲津組の組長なのか。ただのしじいにか見え
なくなってきた、と言う。
 彦一に対しても、単なるヘルパーにしか見えなくなったという。

 そこに晶がやってきて、彦一と屋上へ行く。
 晶は彦一に、涼太に自分の病気を話したのかと問う。
 彦一は話していないと言う。
 晶は、涼太は自分の病気を知っていたという。
 彦一は、一緒に暮らしていればわかるだろう、と言う。
 晶は、今抱えている案件を片付けたら、しかるべき後継者を立てて、
会社を退こうと思っている、と言う。まだ、自分でいられるうちに、
隆太とすごそうと思って、と言う。
 そして、彦一に礼を言う。彦一は、涼太は最近全く来ないぞ、と言
う。

 彦一は、病気のことがばれたのなら、自分のことを雇っておくこと
もないだろう。いつくびにするんだ?と聞く。

 晶は、そんなもの、忘れた。自分は物忘れが激しいから。でも、他
の人にはばれないように気をつけなさい、と言う。

 彦一が下を見ると、スーツを着たりこが、外出するところだった。

 休憩室に行くと、久米が刺されたので、りこは組事務所へ行った。
四日前の出来事だったらしい。それまでりこには報告が来なかった。
 りこは女組長であることで、浮いていたし、しかも研修中で不在だ
ったから、誰も報告を寄越さなかったのだろう。また、そういう組は
狙われやすい、と言う。

 タクシーで組事務所の前で下りたりこ。組事務所の前では、警察官
が立ち番をしていた。

 りこが、この組のものなので入りたいと言うと、金属探知機で、ボ
ディチェックされる。


 隼會に対して、攻撃された。反撃しないとと、いきり立つ五郎と鷹
山三樹矢(薮宏太)を、彦一が止める。


 鷲津は、冷たい飲み物を買って部屋へ戻ってくると、山浦の前に置
くが、山浦は眠ってしまっている。

 鷲津は窓際へ行くと、外を見る。
 すると、買い物から戻ってくる晴菜。
 晴菜のショッピングバッグに、花束も入っているのに気付く。

 鷲津は晴菜の前へ行くと、その花束をつかみだし、息子が贈ってく
るなんて、ウソじゃないかと、怒鳴る。
 晴菜は、山浦の息子は、入所以来、一度も訪ねてきたことが無い。
だから、少しでも元気づけようと思って、と言う。
 鷲津は、ここはそんな偽善者のホームか。
 わしはこのあたりを仕切っている鷲津組の組長だと言うと、上着を
脱いで入れ墨を見せようとする。

 とっさに零次が電気を消し、彦一は鷲津の身体にテーブルクロスを
掛けると、急いで部屋へ連れて行く。

 鷲津は、自分の正体がばれてしまったから、もうここにはいられな
いと言う。
 彦一は、それよりも同じ部屋の山浦の異変が気になる。呼吸や脈を
診るが、無い。

 救急車で山浦を病院へ運ぶ。


 組の者たちと、久米を見舞うりこ。
 久米は留守を預かっておきながら、こんなていたらくでと、謝る。
 りこは、自分はそんなに恥ずかしい存在なのか、と聞く。
 久米は、世間知らずのお嬢さん組長に振り回される組員の気持ちに
もなって下さい、と言う。

 本部には知らせたのかと聞くりこ。
 こんなことを知らせられるわけが無い。それでなくても、隼會の中
でも四方木組は、カブを落としているのに。
 でも、そんな組長でも、自分たちはもり立てていかなければならな
いのだ。だから一日も早く幹部になってください、と言う。

 刺した奴は誰だ?と聞かれた久米は、一度顔を見たことはあるけれ
ども、名前までは知らない。鷲津組の末端だろう、と言う。


 入院した山浦の病室の前で待っている彦一、零次、晴菜。
 彦一は零次に、いい動きしているなと言う。
 零次は、そうでなければヘルパーはつとまらない、と言う。

 そこに山浦の息子夫婦と、孫娘が駆けつける。

 山浦の傍らでは、車いすの鷲津が、看病していた。

 みんなに礼を言う山浦の息子。

 医師は、発見されたときは、心肺停止状態で、高齢でもあることか
ら、これ以上積極的な治療はできない。延命治療ぐらいしかできない
が、それを望まない場合は、ご自宅か施設に移って貰うことになると
言う。

 延命治療って、植物人間ってことか?との問いに、そうだと医師。

 山浦の息子が、延命治療を望む。そして、自分はまだ仕事が残って
いるから、すぐ会社に戻ると言う。

 鷲津が山浦の息子を止める。いつもどってくるんだ?明日か?明後
日か?と問う。

 山浦の息子は、分からないと答える。
 鷲津は、来る予定も決まっていないのに、延命治療なんて、また放
っておくのか?と言う。

 彦一が、それを決められるのは、家族だけだと、鷲津を止める。

 病室から出ると山浦の息子は、みなさんのおかげで、父は助かりま
した。父も喜んでいると思います、と言う。

 鷲津は、本当に親父さんがそう言った訳じゃないだろう。お前達が
勝手にそう思いたいだけだろう、と言う。

 山浦の息子一家が行ってしまうと、鷲津は彦一に、施設に戻る前に、
少し外の空気が吸いたいと言う。


 りこは施設への帰途の途中で車を下りる。
 施設まで送りますよと言う若い衆に、途中で用があるからと断るり
こ。


 鷲津は、エレベータを待っている間に、年を取ると死ぬことさえ、
自分で決められなくなるんだな。施設は現代の姥捨て山だな、としみ
じみと言う。

 エレベータが到着して、かごに乗り込む鷲津と彦一。

 するとそこに、勢い込んだりこが走ってきて、閉まろうとしたエレ
ベータのドアを手で開けて、かごに入り込む。

 手に持った匕首を鞘から抜き、匕首を鷲津ののど元に突きつける。
 そのまま、エレベータのドアは閉まる。


 その頃、タイヨウの事務室では、山浦が延命治療を受けると聞いた
康弘が、それじゃあもうこの施設には戻ってこないな。明日、部屋に
ある荷物を全部送らなければ、と言う。

 事務所にいた古参の女性ヘルパーは、康弘は、鷲津が組長と聞いて
も、驚かなかった。入浴介助も康弘だけでやっていたことからピンと
来た、と言う。


寸  評  施設に入れた親を、どのていど訪問するのかというのは、難しい
問題ですね。
 確かに、道義的には、しばしば訪問すべきでしょうが、仕事や、自
分の妻子との時間を考えると、後回しになってしまうのでしょうね。

 仁侠ヘルパーたちの仕事ぶりが段々変わってきましたね。
 りこは組のこととなると、仕事を放り出しても、暴走する。
 五郎は、晴菜に憧れたためか、仕事を熱心にやるようになりました。
 二本木はマイペースに着実に仕事を進めています。
 彦一がさぼる時間も減ったように感じます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 そういえば、週刊誌ネタによると、今度の月9のヒロインは、矢田亜希子の
予定だったとか。前回の『VOICE』よりも大きな扱いの。
 でも、事後離婚したとはいえ、怪死まで起こした事件に夫が絡み、合成麻薬
絡みでは、ということで急遽、吉高由里子に代わったとのこと。
 当初の矢田の役は、麻薬捜査官。吉高をそのイメージで使うわけにもいかず、
事件絡みの記憶喪失の少女という役に替えたとか。
 もっと早い時期にさっさと離婚して身ぎれいにしていれば、話題も盛り上げ
られて矢田にもプラスになっただろうに。
 やはり、子供がいると、もう少し頑張ってみようかと、無理して、時機を逸
してしまうものなのでしょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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