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タイトル:Daily Drama Express 2009/08/22 華麗なるスパイ (6)  2009/09/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/08/22 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 華麗なるスパイ
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 鎧井京介(長瀬智也)
 霧山誠一(寺島 進)
 吉澤総一郎(渡 哲也)
 ドロシー(深田恭子)
 アンヌ (平手 舞)
 オサム (藤原一裕)
 来栖健一(世界のナベアツ)
 ジョセフィーヌ(KIKI)
 ミスター匠(柄本 明)
 エリス (友近)
脚  本 君塚良一
主題歌  TOKIO「太陽と砂漠のバラ」

あらすじ  Mission6 修道女の告白! ハニートラップが始まる

 超高熱赤外線システムをくぐり抜ける、セキュリティ・システム突
破潜入。

 まずドロシー(深田恭子)が15秒フラットで、華麗に駆け抜ける。

 来栖健一(世界のナベアツ)は、髪を燃やして、アウト。

 秘密諜報部員にしてハッカーの天才・オサム(藤原一裕)は、美少
女漫画に手を出そうとして、アウト。

 天才詐欺師・鎧井京介(長瀬智也)は、最初はまじめにやっていた
が、向こうで手招きしている美女に、熱線を無視して突破する。

 秘密諜報本部では、チャイナドレスの美女が内閣秘密諜報部部長・
霧山誠一(寺島進)に、先日のハルピン駅近くでの列車に於ける爆弾
テロの説明をする。

 乗客が抱えていた荷物に爆弾が仕込まれていたのだが、自爆テロで
は無く、テロリストが乗客に渡し、テロリスト自身は降車してしまっ
ていたのだ。

 鎧井は、美女の出現に、誰か知りたがる。霧山は美女なので教えら
れないと言う。
 ドロシーが、彼女の正体を明かす。
 中国の情報局からナオミ・リー(純名里沙)という女性のエージェ
ントだった。そしてその爆弾魔は、多分トニー・チェン。
 鎧井はナオミと一緒に行動する。
 チェンは、外国で潜入するときは、たいてい、神父に化ける。

 教会に、ドロシーが修道女姿でやってきて、礼拝堂で懺悔する。
 鎧井とナオミも、神父と修道女の姿で、その教会の聖職者達と会う。

 ナオミは、中国で修道女をしていたが、日本に行くと言ったまま行
方知らずになった兄を捜していると言う。何も修道士だと言う。
 でも、誰もその男を見ていない。

 その教会の長老は、鎧井を育ててくれた神父だった。目は悪いが、
声でわかった。この国のために、大変な仕事をしているそうだね。頑
張りなさい、と言う。
 だが鎧井は、自由のためにやっているだけだ、と言う。
 神父は、もうお母さんを恨んでないよね、と言うが、鎧井はそれに
答えず去っていく。
 その背中に、「神のご加護を」と神父。


 チェンは、自分の名前では入国していない。偽造パスポートだろう。
 でも、クンカイ・コーやクワン・リーに会った形跡も無い。

 オサムは、外国人が集まるミサを当たってみると言う。

 そこには、鎧井とナオミが残される。
 鎧井はナオミに、チェンが教会以外で潜伏しそうなところはないか
聞く。
 ナオミは、いい質問ね、といいながらはぐらかし、鎧井に秘密諜報
本部の中を案内してもらう。

 ウェポン作成室へ行くと、今日はエリス(友近)ではなく、ドロシ
ーが作成をしている。
 驚く鎧井に、顔の皮をはがすドロシー。
 なんとエリスの変装だった。ボイスチェンジャーまでついているか
ら完璧。完成までに2年掛かった。4,900円という。
 お金取るんだ、と驚くナオミ。

 ナオミはその後も、基地の中のいろいろなところを見たがる。
 でも鎧井は、それよりも東京タワーを見に行こうか、とナオミを外
へ誘う。
 そしてバイクの後ろにナオミを乗せると、もっと日本らしいところ
を見せてやると、下宿先の定食屋に連れて行く。

 平原源一(高田純次)は、張り切って和食を用意する。
 平原泉(伊藤かずえ)は、源一に、2人だけにしてあげましょうと
言って、奥へ行く。

 ナオミは国に5歳になる息子を残してきている。テロリストとの間
にもうけてしまった子供だ。スパイのミッションに子供は連れてこら
れない、と子供の写真を見せる。
 鎧井が怒る。息子と離れるなんて、母親とは言えない。家を出てく
るとき、「行ってきます」と言ったんだろう。だったらそれは「ただ
いま」とセットでなければならない。
 でも、この仕事には常に危険が伴っていて、「ただいま」と言えな
い危険がある。そんなことは許されない。すぐ帰れ、と言う。

 ナオミは食堂を飛び出すと、橋の欄干に寄りかかって泣く。

 ナオミの背後を通って、三九は帰宅する。

 三九はごちそうを用意してくれていたんだと言うが、お客さんの食
べ残しだと気付く。でもいいや、とつまみ食い。
 そして、ビールを飲んでいた鎧井に、橋で泣いている女性がいたと
話す。

 鎧井はナオミのところへ行き、自分は5歳の時に母親に捨てられた。
その時、母親は、「行ってきます」と出て行ったのに、帰ってこなか
った、と言う。

 その時、橋の袂に、段ボール箱に入れられた捨て猫が鳴く。
 鎧井は、その捨て猫の姿に、自分を重ねる。


 その頃、秘密諜報本部では、オサムが、タイでナオミがミスター匠
(柄本明)と接触していたことが確認された。そしてナオミが捜して
いると言っていた男は、重慶で、中国当局に逮捕されていた。その情
報が、ナオミが知らないというのは不自然。ナオミはもしかして、二
重スパイなのではないか。ナオミと鎧井に、男は見つかったと偽の情
報を流して、調べてみましょう、とドロシー。
 なんで鎧井まで騙すんだ?と来栖に聞かれ、女は男のウソをすぐ見
抜くから、とドロシー。
 霧山の秘書のジョセフィーヌ(KIKI)に見抜かれる。


 翌朝、鎧井とナオミが『亜細亜政策研究所』と貼り紙に書かれた一
室にやってきて、鎧井が女性事務員に、今日は2人で、速いので、と
頼む。
 すると、2番と3番のロッカーを割り当てられ、女性事務員は、今
日は青いボタンを押す。
 2つのロッカーが同時に落下していく。

 2人が秘密諜報本部に現れると、霧山たちが、男が見つかった。中
華街だと言う。
 2人は、教会じゃないんだ、と首をかしげながらも、男が現れたと
いう店を、ハイテク機器で監視する。
 そのナオミを、更に隠しカメラで監視している、ドロシーたち。
 でも、ナオミは、なかなか不審な動きはしない。


 三九が、鎧井を育てた神父に話を聞く。
 鎧井は5歳で引き取られた。最初のうちは母親を恋しがっていたが、
いつしか憎むようになった。そして施設の他の人たちとも、段々話を
しなくなった。
 中学を卒業し、施設を出て行くとき、鎧井は人に心が無ければいい
と言った。でも、あのペンダントは今でもしているのか?と聞く。
 していますと三九。
 あれは、母親の形見だと神父。

 二人で張り込みを続けている間に、男女として親密な感じになって
いく鎧井とナオミ。
 ナオミは鎧井に、母親を憎んではダメよと言って、鎧井の身体を抱
きしめる。その時、左手に、何かを持っているナオミ。

 危険を察知して霧山は、見張り要員の交代を告げる。

 来栖とオサムが入ってきて、解放される鎧井とナオミ。

 本部では、あの時、ナオミが左手に何を持っているのか、必死に解
析している。


 帰宅した鎧井は、ベランダでビールを飲んでいる。
 すると猫の鳴き声がした後、呼び出しの声。招き猫に仕掛けられた
スピーカーからだ。

 鎧井が、秘密諜報本部に行くと、すでにナオミが来ていた。

 霧山がナオミの口座を洗った。5つの金融機関を経由して、毎月
10万ドルが振り込まれている。それはイスラエルのテロ組織も使っ
ている金融機関。中国の情報を売って、得た金じゃないか?と言う。
 そして探している男は、すでに中国当局に逮捕されているが、それ
をナオミが知らないのは不自然。
 それから、あの時左手に握っていたのは、ナイフだと示す。

 二重スパイじゃないかと指摘されたナオミは、遂に開き直り、拳銃
を構える。そして、ドロシーを人質に取る。

 霧山が、ターゲットは鎧井なんだなと言う。
 ナオミは、ミスター匠のところの報酬は世界一。

 国で待っている息子は?と聞くと、そんなものはいないとナオミ。
鎧井の過去をトレースしただけ。あの子はネットで見つけただけで、
すべて作り話、と言う。

 鎧井が顔の皮を剥ぐと、霧山になる。霧山の顔の皮を剥ぐと鎧井に。
 更に霧山は鎧井に、鎧井は霧山にと、2枚目の顔の皮を剥ぐ。

 ナオミは本当に鎧井だったってことね。ドロシーが中国語で何って
言ったか、教えましょうか。「あんたなんて大っ嫌い」って。

 連れて行かれるナオミ。

 ドロシーは、スパイは人を愛してはいけない。命取りになると言う。

 鎧井は、もう出て行くと言う。自由になれなくてもいい、と。

 その前に立ちはだかる霧山。
 自分たちは、吉澤の命を受けている。一度引き受けたら、もう引き
返すことはできないのだ、と言う。

 そこにドロシーが、真っ赤なスポーツカーでやってくる。
 鎧井はドロシーに、中国語で「あんたなんて大っ嫌い」ってどう?
と言い、言ってみせるドロシー。


 吉澤のところに、匠沢という人から電話が掛かっていると、秘書が
伝えに来る。
 吉澤は、その電話を受ける。同時に霧山にも伝えるよう指示。

 匠沢こと、ミスター匠は、逆探知は無駄だ。この電話は、中東の五
つの国を経由していて、その中にはテロ支援国家も含まれているので、
協力要請しても無駄だと言う。

 吉澤とミスター匠の因縁は、1979年に吉澤が匠を逮捕しようと
して以来。
 匠は、息子に会いたいと言う。
 吉澤は、鎧井は自分たちに無くてはならない人物と言う。

 匠沢は、それなら鎧井に伝えておけ。鎧井が早く来ないと、鎧井の
大切な人が苦しむことになると、な。

 匠沢は、吉澤が総理大臣まで上り詰めたことが許せない。何として
でも殺してやる、と言う。


寸  評  ハニートラップ−−中国が得意とするスパイの手段らしいですね。
 鎧井は心を捨てたと言いながらも、自分の人生をなぞられてしまう
と、騙され、相手に感情移入をしてしまうのですね。冷静に対処する
ということは、とても難しいことです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 HDDレコーダーが修理を終えて戻ってきたので、録画に余裕ができたので、
今まで録画したままになっていた『新・上海グランド』を一気見してしまいま
した。
 最初は、戦前の上海は、ちょっと趣味だなというぐらいで、それほど真剣に
見ていなかったのですが、ストーリーが進むに従って、どんどん引き込まれて
いってしまいました。
 でも、今日をそがれてしまうことが。それは、日本人役の女優さんが訪問着
を着ているのですが、最初は左前。その後のシーンでは、合わせ方は直ったの
ですが、訪問着で広襟なのに、半分に折って着ていないし、衣紋も抜いていな
いしで、形になっていませんでした。
 ここでは、中国人スパイの役を日本人がやっていますが、チャイナ・ドレス
は様になっていますよね。
 同じようなのは、『チャングムの誓い』に出てきた日本兵もひどかったです
よね。
 これは、日本人から見るから、日本人が着た、チャイナ・ドレスやチマ・チ
ョゴリが正当に見えるのか、日本人が几帳面なのか。
 後者だと思いたいんですけどね。(鈴木)

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