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タイトル:Daily Drama Express 2009/08/13 任侠ヘルパー (6)  2009/09/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/08/13 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 仁侠ヘルパー
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 翼 彦一(草なぎ剛)
 鷹山源助(松平 健)
 黒沢五郎(五十嵐隼士)
 四方木りこ(黒木メイサ)
 六車雅人(夕輝壽太)
 二本橋賢吾(宇梶剛士)
 鷹山三樹矢(薮 宏太)
 園崎康弘(大杉れん)
 和泉零次(山本裕典)
 美空晴菜(仲里依紗)
 羽鳥 晶(夏川結衣)
 日野弥生(中別府葵)
 堀井皐月(安田美沙子)
脚  本 古家和尚
主題歌  SMAP『そっと、きゅっと』

あらすじ  第6回 認知症患者の恋

 すべての質問を選択し終わった羽鳥晶(夏川結衣)は、結果を表示
するボタンを押そうとする。

 その時、息子・羽鳥涼太(加藤清史郎)が、お腹空いたと言ってき
たので、結果を見ず、晶はとりあえずそのウィンドウを最小化する。


 入所中の老人が、妻はまだか、と言う。
 もうすぐですよ、となだめるヘルパーの美空晴菜(仲里依紗)。

 廊下へ出ると晴菜は翼彦一(草なぎ剛)に、実は奥さんは1年も前
に亡くなっているのだが、忘れていると説明する。
 彦一は、何も覚えていないのか?と聞く。
 晴菜は、「好きだった」などの気持ちは覚えているようだと言う。

 彦一は、若くてもなるのか?と聞く。
 晴菜は、最近、増えているらしいと言う。


 車いすの風間寛(ミッキー・カーチス)が、一室に入ろうとする。
 それを介護福祉士・和泉零次(山本裕典)が止める。
 自分の部屋に入ろうとしただけだととぼける風間に、ここは違うで
しょう、とネームプレートを示す零次。

 オーナーの園崎康弘(大杉れん)と、風間のことを話す零次たち。
 風間は、認知症でもないのに、認知症のふりをして、もう4回も夜
ばいをしている、と。すべて未遂だが、2件については、相手がしっ
かりしていて、悲鳴を上げたからだ。

 女性ヘルパーや介護士達に対するセクハラもひどい。

 四方木りこ(黒木メイサ)は、セクハラされるたびに怒っている。

 明日からは、女性が一人入所してくることになっている。手続きに
来た家族も神経質そうなので心配だと言う。

 これ以上ひどいなら、退所してもらうことも考えなければならない、
と検討する。


 その頃、その入所予定の老女・徳田多恵子(木村夏江)の家では、
嫁が、明日には多恵子が空きを待っていた老人ホームに入れることに
なったので、パートも増やせると、携帯で友達と話していた。

 その時、皿の割れる音。
 嫁が台所へ行くと、割れた皿を手に、多恵子が夫に食事を作ろうと
思って、と言う。
 嫁が、義父はもう2年前に亡くなっているでしょう、と言っても、
多恵子は聞かない。

 今度は、外へ出ていこうとする多恵子。
 嫁は、近所迷惑だから、と止める。
 孫は、明日、多恵子が施設に入ってくれれば、やっと家に友達を呼
べる、と言う。


 休憩室では、風間が若いときからプレイボーイで、女から女を渡り
歩いていて、そのため、未だに独身だという話になる。
 黒沢五郎(五十嵐隼士)は、彦一の方がもっとプレイボーイだけど、
オレは一筋ですから、とりこにアピールする。

 二本橋賢吾(宇梶剛士)はバツイチだし、と振ると、再婚するつも
りだと言う。
 誰と?と問われ、別れた奥さんとよりを戻すつもり。夏休みなので、
娘・瑞穂(指出瑞貴)にも会える、とウキウキとみんなに写真を見せ
る。

 その時、瑞穂から電話が掛かり、嬉しそうに出る二本橋。
 でも、瑞穂の話を聞いて、みるみる落ち込む。別れた妻が、別の男
と再婚するという知らせだったからだ。


 翌日いよいよ多恵子が入所してくる。
 風間は、手続きに来ていた嫁のおしりを、他の人よりも沢山触る。

 彦一が風間を部屋に連れて行く。
 その時、多恵子の名前が聞こえると、風間はUターンし、多恵子の
前に現れると、「たえちゃん?」と声を掛ける。

 タイヨウを出るとき、嫁は多恵子になるべく風間を近づけないよう
に頼む。多恵子は認知症なので、よそのおじいさんと何かあったら、
何ですから、と。

 涼太が彦一のところへやってくる。
 何、ショボイ顔しているんだと聞く彦一に、晶は病気かもしれない。
晶に聞いて、と頼む涼太。

 彦一は、なんでオレが、そんなこと、と断る。
 そこにりこが、「何さぼってかだ」と呼びに来る。
 彦一は、早く帰れ!と涼太に言う。
 涼太は彦一に、晶のことが嫌いかと聞く。
 いけ好かないので、嫌いだと彦一。


 夜、自室のエロ雑誌をすべて段ボール箱に詰める風間。そして、女
子高生と並んで映っている、高校の卒業写真を飾る。


 翌日の食堂でも、風間はおとなしい。今日はまだ、一度もセクハラ
をしていない。

 二本橋と彦一に、脚のリハビリを受けながら、風間が話す。多恵子
は初恋の人で、告白もできなかった。それっきり会えずにいたが、風
の便りに多恵子は結婚して、幸せになったと聞いた。
 風間は結婚もせず、フラフラしていたが、ここで多恵子に会えたの
は、奇蹟。今度こそ、告白すると言う。


 五郎は晴菜に、今度いつ休みかと、つきまといながら聞く。
 晴菜は、シフトがあるからわからないと言う。
 五郎は、シフトをさぼってもいいと言う。晴菜はシフトを代わって
もいいといい、「それじゃあ、意味ないじゃん」とつぶやく五郎。

 鷹山三樹矢(薮宏太)は六車雅人(夕輝壽太)に、風間みたいなの、
いいなと言うが、六車は散々夜ばいをやっていた男が、今更何を、と
言う。

 六車がエレベータに乗っていってしまうと、「ゲイか!?」とつぶ
やく三樹矢。

 晴菜は、彦一っていい。でも、自分は今まで一人しか付き合ったこ
とが無くて、ここ2年、付き合っている人もいなくて、付き合い方、
忘れちゃった、と言う。
 そしてりこに、今まで何人ぐらいの人と付き合ったことがあるか聞
く。
 一人もいない、とりこ。
 びっくりして、何度も聞き直す晴菜。
 怒ったように、いない!と言うりこ。


 二本橋は、瑞穂が待つファースト・フード店に、嬉しそうに現れる。
 だが、二本橋の白ワイシャツに、地味なネクタイ、グレーのスーツ
を見て、なんでそんな格好をして現れるの。だから、お母さん、再婚
しようとするんだよ。いいの?
 それに、わたしのことは何もしてくれないじゃないと言い残すと、
行ってしまう。

 二本橋は、別れるとき、元妻が最後に、そんな仕事をしている人と
は一緒に生きていけないと言われたことを思い出す。


 晶は病院の医師に、病名は知っているので、進行状態だけ教えて、
と言う。
 自己診断を?と問う医師に、それだけでなく、母親も同じ病気だっ
たから、と晶。

 病院の廊下をフラフラと歩いている間に、記憶の断片が繋がってい
く晶。桜の彫り物と、近づいてくる彦一。倒れた自分を支えてくれた
彦一。


 二本橋は、風間に、元女房に振られてしまったと、打ち明ける。こ
んな仕事をしていては嫌われる、と。
 風間は、ヘルパーだって、立派な仕事じゃないか。仕事をしっかり
とやればいいと慰める。


 病院の玄関の外で、タバコを吸っている彦一。
 そこに、タクシーでやってくる晶。
 今日は、おつきは連れていないのか?涼太が病気じゃないかと、心
配していたぞ、と言う。
 晶は、涼太の件で話があると言う。

 2人の様子を2階のベランダから見ていたりこ。

 施設を離れたところへ行くと、晶は彦一に、涼太は彦一の入れ墨の
こと、知っているのかと問う。
 覚えていたのかよ、と彦一。
 さっき思い出した、と晶。自分は、アルツハイマー型認知症。でも、
このことは誰にも言わないで。彦一にも聞かないし、彦一のことも誰
にも話さない。特に、涼太には言わないで。あの子はまだ、小さいか
ら、と言う。

 休憩室での夕食時。
 二本橋は、勝手ながら、この研修を下りさせて貰うという。鷹山組
組長・鷹山源助(松平健)が許さないだろうと言われても、源助には
自分で話を付ける、と二本橋。

 連帯責任が問われると止める五郎に、彦一は、人の生き方に文句は
言えないと止める。


 風間はリハビリをしながら、二本橋に、この仕事を辞めるのかと言
う。
 二本橋は、風間のリハビリが終わるまでは付き合いますよ、と言う。

 風間はどうでもいい。生き方は、人それぞれだ、と言う。

 風間は、多恵子と普通に挨拶が交わせるようになる。
 二本橋に、そろそろいいかな?と言う。

 りこのところに涼太が来る。
 彦一なら仕事中だ、とりこ。
 涼太は、晶は病院に行って、何もなかったと帰ってきた。彦一なら
晶を守ってくれるかな?本当はボクが守りたいんだけど、と言う。
 りこは、それで強くなりたかったのか、とりこ。

 りこは涼太に父親について聞く。
 知らない、と涼太。
 りこは、父親が欲しいか聞く。
 涼太は、晶を守ってくれる人なら、と答える。

 風間は、そろそろいいだろうと決心すると、車いすで多恵子の部屋
の前まで行き、そこで自分の足で立ち上がり、多恵子の部屋をノック
する。
 でも、中から聞こえるのは、多恵子の苦しそうな咳だけ。

 風間は、恐る恐る、多恵子の部屋へ入る。
 すると、多恵子は苦しがっている。
 風間が、ヘルパーさん呼んでくるから、と声を掛けると、多恵子は
風間の腕をつかんで、「行かないで」と言う。

 風間は、自分で多恵子の濡れたパジャマを着替えさせようとする。
 多恵子は、「お父さん」と風間に呼びかける。

 多恵子のパジャマのボタンに手を掛けたとき、嫁が入ってきて、
「何、してるの!!」と怒鳴る。そして、「誰か来て!」と叫ぶ。

 嫁は、即刻多恵子を退院させようとする。
 二本橋が多恵子の車いすの前に立ちふさがる。
 どいて、という嫁に、風間は初恋の相手の多恵子さんに告白したか
っただけなのだから、と言う。
 嫁は、年寄りが恋なんて、汚らわしいという。

 彦一が、年寄りは恋なんてするなっていうのか?と言うと、ええそ
うよ、と嫁。

 多恵子は嫁が連れ帰る。

 その後零次が、ヘルパーはお年寄りの恋に関わらない方がいい。特
に認知症のお年寄りには、と言う。
 二本橋は、認知症だからって、好きという気持ちはある。年寄りが
恋をして悪いのかと言い、零次に組み付いていく。
 みんなで二本橋を止める。
 結局、二本橋と彦一がとっくみあいになり、彦一は二本橋に頭突き
をし、二本橋は血を流す。

 二本橋の顔を見て、風間は、元奥さんを取り戻しに行くのに、そん
な顔じゃ、まずいなと言い、惚れた女と一緒にいられるのは一番いい
が、自分でなくても、その人が幸せに暮らしてくれるなら、それでも
いい。こんなことなら、多恵子の身体を触っておくんだったな。プレ
イボーイでならしたのに、なんで初恋の人には、指一本出せなかった
のだろう、と言う。


 屋上で、スーツを着て、タバコを吸っている彦一。
 そこりこがやってきて、飲みに行ったんじゃねぇのかよ、と声を掛
ける。そして彦一にも、好きな人がいるのか聞く。

 関係ねぇ、と彦一。
 りこが、彦一が吸いかけのタバコを取って、一口吸って、まずいと
いうと消す。

 彦一は建物に入り、自販機の前に立つが、小銭が足らない。自販機
を蹴ると、二本橋が出かけていく姿が見える。

 タバコを吸いながら、二本橋と一緒に夜の街を歩く彦一。


 その頃、徳田家では、夕食の席を囲んでいた。
 でも、ガタンという音がして、多恵子の部屋をのぞくと、多恵子は
熱を出して寝ていたはずなのに、布団を抜け出し、押し入れの中を探
し回っていた。化粧もしている。お父さんとデートだと言って。
 多恵子の持っていた写真を見て、驚く嫁。

 そこに来客。
 二本橋と彦一だった。
 だが、嫁は帰ってくれ、と言う。

 多恵子が玄関に出てきて、「お父さん」と駆け寄ろうとする。
 嫁は、近所にみっともない、と多恵子の身体を家の中に引きずり込
む。

 二本橋は土下座して、風間に多恵子に対して、告白させてあげてく
ださいと頼む。


 風間はスーツを着て、帽子をかぶり、ステッキをついて歩く。
 「かっこいいですよ、風間さん」と声を掛けた二本橋に、お前もい
い顔している。お互い、惚れた女に、ビシッと、かっこいいところを
見せようよと言う。

 風間が出かけていくと、二本橋に彦一が声を掛ける。

 風間が、千葉中央美術館の前へやってきて、ポケットからチケット
を2枚取り出す。


 彦一に、りこが最近つれないと訴える五郎。
 相手にしない彦一。


 美術館前のベンチに座って多恵子を待つ風間。

 嫁に手を取られて歩く多恵子。


 二本橋の目の前で別の男の車から降りてくる元妻。
 呆然と固まる二本橋。


 風間の前に駆けつける彦一。

 風間は、デートの邪魔をしにきたのか?多恵子が来る前に、行って
くれと言う。
 彦一は、風間に、多恵子は亡くなった。肺炎こじらせて。朝、家族
が気付いたときには、すでに、と言う。
 風間は、もう少しここで待っていよう。女の支度は遅いものだ。そ
れを気長に待ってやれる男が、女に優しいって、もてるんだ。彦一も
覚えておけ、と言う。


 多恵子の葬儀。
 参列した零次と晴菜に、礼を言う嫁。
 そして、こんなものが見つかったと写真を見せる。
 それは風間が持っていたのと同じ、高校卒業時の写真。

 嫁は、多恵子は勘違いしていなかったのだ。恋愛感情はホンモノだ
ったのだと言い、この写真を一緒にお棺に入れてあげようと思う、と
言う。


 瑞恵の前に、典型的なヤクザ・ファッションで、サングラスも掛け
て現れる二本橋。
 そんな格好で、お母さんに会ったの!?と驚く瑞恵に、これがオレ
の仕事だからな、と二本橋。


 休憩室で花札をしている二本橋。足を洗うのは止めたのかと聞かれ、
止めたと二本橋。
 元妻も諦めた。今度はもっとおっぱいの大きな女と付き合うんだ、
と、風間が言っていたセリフを言って、まわりをあきれさせる。


 深夜の事務所で、インターネットを見ている零次。
 そこには、ハートフル・バードへの批判が書き込まれていた。
 その中に、『羽鳥晶は、母親を殺した』、『殺人犯、羽鳥晶』とい
う書き込みがある。


寸  評  晶の体調が悪そうだということはわかっていましたが、過労だけ
ではなく、本当に病気だったんですね。

 さすがに、若年生アルツハイマーでは、社長業は無理でしょう。ス
トレスが病気の進行を早めるかと思います。
 涼太のこともいつまで覚えていられるか。

 初恋、お互いが好き会っていても結ばれなかったという事実を、死
も近づいてから、あるいは死んでから気付く、2人......

 人間模様にもいろいろ出てきましたね。
 でも、これは基本的に一話完結なので、主要キャストに影響を与え
ただけで、もう登場してこないわけですよね。

 ところで、瑞穂はお父さんの味方?、お母さんの味方?、あくまで
もニュートラル?

 今回は、あまり彦一のお説教でどうこうという場面は無かったです
ね。二本橋の半生、生き様を見せると言うか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このところ、急激に気温が下がっています。
 夜は、半袖のままだと寒いぐらいになってしまいました。
 このまま秋に突入なのでしょうか。

 ところで、山ピーと錦戸がインフルエンザにかかったとのこと。『ブザービ
ート』も、『オストロスの犬』も、収録に両方とも2人待ちで、次回の放送に
間に合うかどうか不明とのこと。
 こんな事態になるものなんですね。
 インフルエンザ、気をつけなければ。
 これをお読みいただいている皆様の中にも、運悪く罹患してしまった方もい
らっしゃるかもしれません。
 くれぐれも皆様、お体、大切に。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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