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タイトル:Daily Drama Express 2009/07/25 華麗なるスパイ (2)  2009/08/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/07/25 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 華麗なるスパイ
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時
キャスト 鎧井京介(長瀬智也)
 霧山誠一(寺島 進)
 吉澤総一郎(渡 哲也)
 ドロシー(深田恭子)
 アンヌ (平手 舞)
 オサム (藤原一裕)
 来栖健一(世界のナベアツ)
 ジョセフィーヌ(KIKI)
 ミスター匠(柄本 明)
 エリス (友近)
脚  本 君塚良一
主題歌  TOKIO「太陽と砂漠のバラ」

あらすじ  Mission 2 偽札テロリスト

 証券取引所のシステムがダウンする。予測以上の注文が入ったため、
システム能力を超えてしまったのだ。取引ができない間に、株価が大
暴落。


 来栖健一(世界のナベアツ)とドロシー(深田恭子)の監督の下、
天才詐欺師・鎧井京介(長瀬智也)の射撃訓練。
 でも、鎧井は、老婆、女性、警察官は撃てるが、スパイやこそ泥な
どは撃てない。霧山の写真まで撃ってしまうし、ドロシーの写真には
何発も撃ち込む。


 総理大臣・吉澤総一郎(渡哲也)の前に、内閣秘密諜報部部長・霧
山誠一(寺島進)も呼び出される。
 大量の注文を出したとされる証券会社は、そんなことはしていない
と言っていて、ハッキングの疑いもある。

 霧山は、これは金融テロかもしれないと言う。
 吉澤も、この金融危機の全部とは言わないが、かなりの部分が金融
テロの可能性もあると言う。
 秘密諜報に使う予算があれば、経済政策に回してくださいと言われ
ても、吉澤は、秘密諜報部は自分の信念だから、と変えない。


 大衆食堂で、鎧井は割り箸鉄砲を構えている。
 平原泉(伊藤かずえ)は、混んでいるので、サッサと食べて、と言
う。

 秘密諜報部員・アンヌ(平手舞)が、鎧井に、ミッションを伝える。


 その頃、平原三九(杏)は編集長に、バスジャックされたけれども、
携帯から水を発射させた人物が自分を助けてくれた。
 その後、そのバスは炎上したが、その場に戻ってくると、あとかた
もなかった。これこそ現代のミステリーではないですか、と力説する。
 編集長は三九に、お前は記者じゃなくて、小説家になりたかったの
か?と言って相手にしない。


 いつもの『亜細亜政策研究所』と貼り紙に書かれた一室に到着し、
中へ入り、事務員に、左から二番目のロッカーですね、と声を掛ける。
 事務員は、それは修理中だから、3番目、と言う。
 鎧井がなんとかそのロッカーに入り、ドアを閉めると、また事務員
は印肉の中心のボタンを押す。
 すると、鎧井が入ったロッカーが急降下。

 前回同様苦労して入ると、今日は美しい受付嬢が、しゃがんで床に
落ちた書類を拾っている。
 それをよく見ようと、そこにあった椅子に鎧井が腰掛けると、電流
が流れて、びっくりする。

 迎え入れた霧山は、鎧井に、拳銃がダメなんだね、と言う。データ
を見ると、思い切りはいいが、判断力がゼロ、と。
 来栖が、元自分がいた自衛隊なら、往復びんたものだと言う。
 霧山は、自分が元いた警察なら、ウサギ跳び300メートルだな、
と。
 ドロシーは、自分が元いたところなら、デコピン500回、と言う。
 いったい、どんな大使館に勤めていたんだよと鎧井が聞くと、過去
はすべて捨てたの、とドロシー。

 今日も霧山は秘書のジョセフィーヌ(KIKI)とベタベタしてい
る。

 中へ入ると、霧山は、今度は経済テロが相手。
 怪しいのは紅井令子。もと証券会社に勤めていたが、不正に荷担し、
会社を解雇される。ハッカーの能力もある。今回のハッキングは、ほ
ぼ令子の仕業だろう。ドロシーは鎧井と共に、調べてくれ、と霧山。
 ドロシーは、鎧井とはイヤだと言う。

 鎧井もやる気が無いが、自由が欲しいだろうと言われ、引き受ける
ことにして、エリス(友近)から今回のウェポンを受け取る。
 『キラキラ・ズキューン』。3,800円。
 指輪型で、宝石部分から弾が発射される。これなら拳銃が下手な鎧
井にも扱えるだろう、と。
 ドロシーは、指輪に夢中になり、鎧井もひとつ受け取る。


 その頃、ミスター匠(柄本明)は、自分の肖像画を見て、額に入れ
て飾ろうという。

 吉澤の肖像画を見せられると、それでわざと鼻をかむ。


 ウェイターとウェイトレスに化けてホテルに潜入するドロシーと鎧
井。
 ドロシーが、わざとティースプーンを落として注意をそらし、その
隙に鎧井が胸ポケットに挿したペンを発射し、『小型画鋲式カメラ』
をホテルの天井に撃ち込む。

 令子は、1ドル札を財布から取り出し、2人で分けなさいと言う。

 2人は別室で、カメラの内容を見ている。
 ドロシーは、チップ半分ちょうだいとしつこい。
 鎧井は、1ドル約100円として、半分なんて、50円じゃないか、
と払う。
 喜ぶドロシー。

 令子の相手は、アントワーヌ・ド・サン・デグモント。ミスター匠
の手下だ。
 二人はフランス語で話し始め、ドロシーが通訳をする。ドロシーは、
フランス大使館に居たこともあるのだ。

 令子が、今回のハッキングの犯人であることは明らか。金が恋人。
でも、もう犯罪はイヤ。大きく稼ぎたい、と言う。
 アントワーヌはそんなことをすることはない。もうすぐ大混乱が生
じる。ダラーM(デープ・スペクター)が送り込まれてきたから、と
言う。


 アジトで秘密諜報部員にしてハッカーの天才・オサム(藤原一裕)
が、ダラーMについて調べる。元CIAの工作員で、印刷のスペシャ
リスト。偽札を作り、混乱を起こしたい国に密かにばらまく。

 ドロシーと鎧井は、令子の弁護士のふりをして、令子の夫の工場を
訪ねる。
 そこは、鎧井の下宿の近くの下町。

 令子の夫は、令子について話す。
 令子は会社のためにと、取引をしていただけなのに、不正取引をし
たということで、取り調べを受け、会社を解雇された。そのため、お
金を憎むようになった。
 また、反動として、不正に稼いでは、夜ごとパーティーに入り浸る
ようになった。息子も捨てて、ここも出て行ってしまったのだ。

 盛装して、リムジンでパーティー会場に乗り付けるドロシーと鎧井。
 ドロシーは、男性達の注目の的になる。
 ドロシーが、自分の魅力で落とすと近づくが、ダラーMが興味を示
したのは鎧井だった。ダラーMは、ゲイなのだ。
 鎧井は、嫌がっていたが、ペンダントをギュッと握ると、詐欺師モ
ードになり、ゲイを演じる。

 やけ酒をあおっているドロシー。

 ダラーMに仕事を聞かれた鎧井は、バカっぽいしゃべり方で、IT
業。パパに会社を任されちゃって。お金を使っても、使い切れないの
が悩み、と言う。

 するとダラーMは、こっちに来てと鎧井の手を引いて、奥へ行く。
 そして一室に入ると、鍵を掛ける。
 襲われることを覚悟し、指輪を構える鎧井。
 するとダラーMは、「素敵な指輪。君に似合っている」と言う。

 ダラーMは、アタッシェケースを開けると、ここには100ドル札
で、約1億円分ある。お金、余っているなら、いつでも格安で分けて
あげるよ。もうすぐ、もっと大量の100ドル札が船便で届く。だか
らいつでもおいで、と言う。

 鎧井は、「行く行く!」と身体をくねらせてダラーMと抱き合い、
<ペン型偽札探知スキャナー>で、ダラーMのお札をスキャンし、
1枚抜き取る。

 フロアに出ると、ドロシーは完全に酔っ払い、凶暴になり、男のよ
う。秘密諜報部には自衛隊や警察庁や外務署から、優秀な人材が集ま
ってんのに、なんで詐欺師なのよ!と。
 そして、指輪の矢を発射してしまい、天井のシャンデリアを落とし
て、大騒ぎになる。


 鎧井が部屋でくつろいでいると、三九がやってきて、昨日バスから
救出してくれたのは、鎧井でしょ。でも、あの後、バスが爆発したは
ずなのに、戻ったら跡形もなくなっていて、ニュースにもなっていな
い。何が起きているの?と。

 鎧井は、昨日のことなんて、忘れたと、相手にしない。


 その頃、1階の食堂には、令子が捨てた夫と息子が食事に来ていた。
最近、よく来るようになったというのだ。


 秘密諜報部に集まる。
 ドロシーは二日酔い。
 オサムは、ダラーMのお札を分析して、『S100』という精巧な
偽札。もし金融機関にでも紛れ込まされたら、急激な円高で、輸出産
業は大打撃。日本の経済は壊滅的な状態となる。
 まずは、ダラーMが持っている約1億円を奪うことだ、となる。


 ダラーMがいるホテルに、観光客を装って、ダラーMが持っている
のとそっくりのアタッシェケースを持って、ドロシーと鎧井がやって
くる。
 そのホテルには、ホテルマンに化けた来栖も潜入していた。

 携帯での電話に熱中しているダラーMの隣に、さりげなく座る鎧井。
 アタッシェケースをすり替えようとしたが、そこをロビーにいた子
供に見られ、やむなく断念。

 次はドロシーも一緒にソファーに座る。
 鎧井は、さっきの子供がいないことを確認した後、すり替える。
 だが、ロビーを出たとき、ドロシーまでアタッシェケースを持って
きていて、失敗。

 次はドロシーが倒産しそうなせんべい屋の女主人、鎧井がおつきと
いう設定で、レストランで食事中のダラーMに近づく。
 ドロシーがダラーMに、いい比率で円をドルに換えてくれると聞い
たんだけど、と話しかけ、ダラーMは否定。その隙に、鎧井がアタッ
シェケースをすり替える。

 そのまま帰ろうとすると、令子が現れ、拳銃を手に、すり替えたで
しょ、と言う。
 ドロシーは、指輪の矢を発射しようとするが、何も出ない。昨晩撃
ってしまったからだ。仕込まれていたのは1発だけ。
 その頃には、ダラーMも拳銃を手に迫ってくる。
 ドロシーが鎧井に、撃つよう言うが、鎧井は、二人を一度に撃てな
いと言う。

 ダラーMと玲子に拉致される、ドロシーと鎧井。
 拳銃片手に来栖が追いかける。
 でも、途中で見失ってしまう。

 ダラーMは、鎧井の耳から通信機を外し、踏みつぶす。

 ジョセフィーヌが霧山に、偽札を積んだ貨物船が入港するとの情報
を伝える。
 霧山は、海上保安庁への連絡を指示する。

 オサムは、GPS機能で、鎧井らが24階にいることを突き止め、
来栖に伝える。

 ダラーMは、お前ら警察か?と聞く。
 ドロシーは、製菓会社の女社長のマネを続ける。
 鎧井は本名を名乗る。
 ドロシーが、助けが来るまでの時間稼ぎだと鎧井に耳打ちする。

 鎧井は胸のペンダントを握ると、ドロシーを諫める。
 その中に、巧みに、金に執着すると、金に翻弄される。まわりの人
を悲しませるという話を織り交ぜる、鎧井。

 頃合いを見て鎧井は、指輪を発射するが、それは狙いをはずれ、ト
ルソーを壊しただけ。
 次に輪ゴムの鉄砲を取り出し、発射すると、輪ゴムがダラーMの目
に命中。ドロシーが、ダラーMを捕まえる。

 鎧井も、息子の話に心を打たれていた令子を捕まえる。

 そこに来栖がやってきて、鎧井は令子を来栖に任せると、トルソー
を壊しちまったと言って、ホテルを去っていく。
 来栖は、クリーナー班投入を要請する。

 秘密諜報部に戻ると、霧山が鎧井に拳銃を渡し、飛び出すのは輪ゴ
ムとは違うぞ、と注意する。
 鎧井は、軽重と輪ゴム鉄砲を、ジーパンの左右の尻ポケットに入れ
る。

 鎧井が部屋の外を見ると、ドロシーが令子を連れてきて、5分だけ
ですよ、と言う。
 2人の所に息子と夫がやってくる。
 息子は、「ママは今日は帰ってくるの?」と聞く。
 令子の頬を涙が伝う。
 夫は、令子の帰りを待っていると言う。

 偽札を積んだ貨物船は、海上保安庁に押さえられる。


 霧山は官邸で吉澤に、経済テロを未然に防げたことを報告。
 吉澤は、これで少しは経済は上向くだろう、と言う。

 それでは、秘密諜報部の予算を、景気対策に回した方がいいのでは
ないか?と粘る首相秘書官達。

 吉澤は霧山に、鎧井の罪をまた一つ消してやれ。あと11だったな、
と言う。

 霧山は不思議なことがあると言う。鎧井の話を聞いて、令子が涙を
流した。鎧井は心を無くしたというのに、どうして他人の心を打つこ
とができるのだろうか、と。
 吉澤は、鎧井は心の深くの虚無が理解できる、と言う。


 端の欄干に寄りかかって、川を眺める鎧井。

 そこに三九が来て、何考えているの?と聞く。
 質問してばかりだなという鎧井に、新聞記者ですから、と三九。

 鎧井は逆に三九に聞きたいことがあると言う。食堂で、メニューに
ない食事って、作れないか?と。
 三九は、メニューにあっても作れない物さえあるのに、と言う。

 鎧井は、カレー。しかもジャガイモしか入っていない物、とリクエ
ストする。
 三九は、父に頼んでおく、と言う。
 実は、鎧井の母親が出て行ったとき、最後に用意されていた食事だ
ったのだ。


 三九は新聞社で『鎧井京介』を検索する。だが、何も出てこない。
 つまらなくなって『世呂井今日輔』と打ち込んでみると、なんと結
婚詐欺師としてヒットする。写真も載っていた。
 「詐欺師.....」と驚く三九。


寸  評  三九が結構危険な存在だったんですね。どうしてこんな危険なと
ころに、鎧井は下宿する羽目になったのでしょう。
 鎧井の詐欺師としての口先だけのお説教に、相手は感動して、改心
してしまう。ここがこのドラマの見せ場なのでしょうが、うさんくさ
くて、苦手です。
 日本がテロ王国であるという警鐘を発していることについては評価
しますが、その他の部分は、ふざけすぎですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 もう台風が関東にやってくるとは。
 帰りまで、電車が止まらないか心配でしたが、乱れはしましたが、停止はし
ませんでした。
 でも、再接近は、午前3時頃とか。
 明朝、出勤可能なのでしょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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