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タイトル:Daily Drama Express 2009/06/13 Mr.Brain (.4)  2009/07/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/06/13 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル Mr.Brain
局  名 TBS系
放映日時 土曜20時
キャスト 九十九龍介(木村拓哉)
 由里和音(綾瀬はるか)
 丹原朋実(香川照之)
 林田虎之助(水嶋ヒロ)
 佐々未春(大地真央)
 船木淳平(平泉成)
 神田純一(設楽統)
 難波丈太郎(トータス松本)
 大内浩一(山崎樹範)
 夏目光男(田中裕二)
 岩淵潔(林泰文)
 浪越克己(井坂俊哉)
 マリコ(SHIHO)
 掃除のおねえさん(木下優樹菜)
脚  本 蒔田光治

あらすじ  Episode 4 変人脳科学者 vs. 天才ピアニスト!!
 トランプで蘇る記憶

 一人の女性が警官を伴って矢沢家を訪れる。
 警官はドアをノックしながら、「ピアノ、止めて貰えますかね」と
声を掛ける。
 だが、彼は止めず、警官がドアノブに手を掛けると鍵は開いていて、
警官と女性はドアを開けて、中へはいる。


 掃除のおねえさん(木下優樹菜)は、自分の携帯に、八木仁(東儀
秀樹)のピアノコンサートのチケットが挟まっているのを見て、首を
かしげる。


 包丁で刺し殺された男性。

 ピアノの前に、血だらけのシャツ、血の付いた指で座り、鍵盤を血
で染めながら弾き続ける中川優(佐藤健)。
 そこにやってきた林田虎之助(水嶋ヒロ)と丹原朋実(香川照之)。
 アトリエの壁一面に、写真やらメモやらが貼られている部屋だった。

 林田が、「殺したのか?」と問うと、優は、ポケットから、『アト
リエ ボクが殺した』というメモを取り出し、「殺したらしいです」
と答える。

 連行される優。
 そこに優の姉・中川純(木村多江)が駆けつける。
 優が犯行を認めたという林田に、そんなことはあり得ない。優は記
憶障害なのだ、と言う。


 川原で発見された白骨化した破損した頭蓋骨。
 科警研に持ち込まれる。

 生物科学研究室・難波丈太郎(トータス松本)主任は、DNAは自
分が調べるので、大内浩一(山崎樹範)に、復顔しておけ、と言う。

 その頃、科警研では、トランプの神経衰弱が行われていた。
 九十九の一人勝ち。
 法科学部長・佐々未春(大地真央)が九十九に、すごい記憶力です
ね。でも、その記憶力はトランプにではなく、研究に活かしてくださ
い、と言う。

 九十九は、別に自分は記憶しているわけではない。まわりの人をメ
モ代わりに使っているという。
 人は、新しいものを覚えるために、必死になると言う。人の表情を
見ていると、そのカードが正解かどうか分かる、と言う。
 九十九は、まわりの人をメモ代わりに使えたら、便利なのにな、と
言う。

 未春が助手の由里和音(綾瀬はるか)の額に、『研究課題提出』と
書いたトランプのカードを貼る。こうしておけば、覚えておけるだろ
う、と。


 テレビに八木が出演している。
 八木は、優の師匠のような存在。
 優が激しやすい性格ではないかと問われ、八木は、音楽は感情のほ
とばしり。激情のない音楽家なんているわけがない、と言う。

 記憶がない場合、その人が犯した罪を問えるのかという議論になる。
 犯行時には意識があったのだから、問えるという意見と、覚えてい
ないものを罪には問えないという二種類の意見が出る。


 丹原と林田の取り調べを受ける純。
 優は、5年前、脳内出血を起こし、その後遺症から、それ以降のこ
とは何も覚えられなくなってしまった、と言う。
 純は、優を一人で住まわせているのかと問われ、優がどうしても一
人で暮らしたいと言うから。純は家賃も払っているし、毎日、優の世
話をしに通っていると言う。

 殺された弁護士・木下は、純の婚約者。でも、優に何度紹介しても
覚えられないと言う。

 fMRIで優の脳をチェックする九十九たち。
 九十九は、優が記憶できないのは本当だという。
 脳では、見たものはまず海馬に一時的に収められる。それを大脳新
皮質に収めることで、記憶は定着する。
 だが、優の脳では、海馬が活性化しない。だから、記憶できないの
だ、と説明する。

 丹原が、九十九の脳科学研究室を訪れ、人から頼まれたという口実
で、優のことを聞きに来る。
 九十九は、初めて丹原と意見が合ったという。2人とも、優が犯人
ではないと思っているのだ。

 丹原は、ここに来たことは絶対林田には秘密だと言うが、すでに林
田が、バナナの房を手に、やってきていたのだ。

 九十九は、現場を見てみたいという。


 現場にあった純の婚約者・木下の写真には、『お姉ちゃんを困らせ
る人』とポストイットが貼ってあった。

 優は、毎日作曲していたらしい。ピアノの譜面立てには、6月8日、
捕まった日の楽譜が立ててあった。
 その楽譜の最後には、ト音記号と、殴り書きの丸が4つ。ドミラレ
の音階。
 九十九はピアノで弾いてみるが、何もわからない。

 連れられてきた優に、名乗る九十九。
 優はメモを取ろうとして、ポケットを探るが無い。
 優は、タンスの引き出しを開け、そこからメモ帳とペンを取り出す
と、九十九たちの名前をメモする。
 優に音符の意味を聞いてもわからない。優もその音階をピアノで弾
く。そのうち、段々ピアノに熱中していく。

 九十九は優を止める。優が悪いのでは無いと言って。

 何でわかるのか聞く丹原に、九十九は、メモ帳は優の記憶で、ピア
ノは優の感情だという。

 九十九はなぜ事件の時、優はメモ帳を持っていなかったのだろう。
そしてあのメモだけをズボンのほケットに入れていたのだろう。


 現場にあったメモや楽譜を持って帰ってきてしまう九十九。優は犯
人を見ているはずだ。
 これは勘だ。この点でも、意見が一致し、丹原と九十九は言い争い
をしていた。

 未春が、捜査は警視庁に任せて、科警研は研究をするところ、と怒
る。
 和音が、これは記憶を失った人に対して、その記憶をどう蘇らせる
かの研究のための資料です、と言う。
 未春は、それならきちんとレポートにして提出してください。レポ
ートが提出されなければ、研究とは認めませんよ、と言う。

 脳科学研究室のテーブルの上には、沢山の資料が積み上がっている。
九十九は、和音がこんにな積極的だとは知らなかった。和音がこんな
研究をするなんて、泳げない子供がオリンピックに出るようなものだ
けど、頑張って、と言う。
 九十九が研究するつもりで言った和音は、慌てる。


 単独捜査をしていた丹原は、上から厳しく叱責される。
 それでも諦めず、中川家の庭や付近を調べる。
 そして林田が、血染めのハンカチを発見する。


 九十九は音声研究室の神田純一(設楽統)に、4つの音符について
聞く。
 神田は、自分の絶対音感を持ってしても分からないと答える。
 九十九は暗号なのではないかと言い、俄然、やる気を出す神田。実
は、神田は暗号マニアが高じて、この世界に入ったのだ。


 丹原は、純の取り調べをする。林田を使って、コップについた純の
指紋を採取する。

 丹原は純に、優は犯人じゃないと思うと言う。
 当然という表情の純。

 丹原は血染めのハンカチを取りだし、純に見覚えがあるか聞く。
 純は、知らないと答える。

 丹原が、さっき純の指紋を採取させて貰った。ハンカチから同じ指
紋が出たと言う。
 純は犯行を認める。
 なぜ殺したかと問われ、木下が煩わしくなって、と答える。
 婚約者じゃないですか?と問われると、助けたことをネタに、婚約
させられた。でも、他に男がいるだろうとか、うるさかった。だから
殺した。
 優に罪を着せたのは、優なら無罪になるだろうと思ったから。もう
優の世話を続けていくのにも疲れた、と言う。

 連行されていく純が、優とすれ違う。
 事態を理解できない優に、メモ帳を出させ、これからのことについ
て、事細かくメモを書き始める純。
 丹原はそれを止め、あとのことは自分たちが面倒を見ると言う。

 メモ帳を返された優は、『姉さんは人を殺した。いなくなった』と
メモする。


 いつもオシャレな神田が、髪を乱している。音符の謎が解けないか
らだ。

 画像解析研究室の船木淳平(平泉成)主任も、木下の死体の写真を
手に入れたが、腑に落ちないこともある、と言う。
 そこに交通科学研究室の岩淵潔(林泰文)と行動科学研究室の浪越
克己(井坂俊哉)も、やはり純が犯人というには納得できないとやっ
てきて、議論に加わる。

 復顔中の大内は難波に、最近科警研の雰囲気が、変わってきました
ねと言う。
 難波が、九十九のせいというのか?自分たちは、依頼された事件を
淡々とこなすだけだ、と言う。


 九十九と和音は、広い部屋に、楽譜とメモを日付順に並べている。
 そしておかしい、と九十九。メモがあっても、楽譜の無い日がある、
と。
 和音が、五線紙がなかったのでは?と言うが、九十九は、そういう
ときは、チラシの裏にでも書いている、と言う。

 その中に、楽譜があったのにメモがない日があった。2004年
7月2日だった。

 そこにバナナの房を持った丹原が現れる。
 和音が、犯人逮捕の功労者が、何の用件で?と問う。
 丹原は、あまりにすべてがピタッとはまりすぎていて、おかしいと
いう。
 それはどうして?と問われて、刑事の勘、と丹原。

 九十九は、理論ならどうとでもなるが、刑事の勘なら信じる、と言
う。刑事の勘は、長い刑事生活を経て培われたものだから、と。
 意見が合ったのは、2回目ですね、と九十九。
 3回目だと訂正する丹原。

 丹原と林田は、優が残した膨大なメモの中に真犯人がいるはずだ。
片っ端からあたっていくぞ、と始める。

 優を訪ねる九十九と和音。
 案内してくれたおばさんは、あれ以来、ずっと優はその曲を弾いて
いるという。
 和音が、多分その曲は、ラベルの『亡き王女のために』だ。ラベル
は、自動車事故で記憶障害になったように、記憶しているという。

 九十九は優に、2004年7月2日の楽譜を弾いて貰う。でも、激
しく弾いている間に、優は過呼吸になってしまう。
 和音が急いでビニール袋を優の口に当てようとするが、優はそれを
押しのけて、紙を取り、渡す。
 それは、『ピアノソナタ4番『追憶』』。和音にそれをかけさせる。

 九十九がその曲について聞くと、「星が降ってくる」と優。精神安
定剤のようなものなんですかねぇ、と九十九。

 そのCDは八木の作品。
 九十九は、出かけてくると言うと、和音に、2004年7月2日に
ついて調べておくよう言う。

 八木に話しを聞く丹原と林田。
 八木は昔は優に教えていて、倒れたあとも時々会いに行っていたが、
段々優から八木を遠ざけるようになった。
 メモを見て、懸命に話を合わせようとするが、それも大変そうで、
と。

 事件のあった日は、八木は一人こもってピアノを弾いていた。
 そして、これからコンサートがあるので、と立ち上がる。

 和音が通りかかると、船木と岩淵と浪越が、おかしいと言っている
ところだった。彼らの視線の先には、靴あとがあった。

 大内は、復顔した顔で、失踪者のデータベースを検索するが一件も
ヒットしない。

 船木達3人および和音、化学研究室の夏目光男(田中裕二)主任が
いるところに未春が来て、何の研究か聞く。
 みんな、適当な研究テーマを言う。
 未春は、それは警視庁へのフィード・バックが必要なんじゃないで
すか?役立つ情報なら、伝えてください、と言い、みんな生き生きと
する。


 その頃、九十九は八木のコンサート会場にいた。でも、S席が
8,000円とあるのを見て、その高額さに諦める。
 するとそこに、掃除のおねえさんが来て、「携帯にこんなもの貼っ
たの、てめぇか!」と言って、その券を九十九に投げつける。
 九十九は、いらないんなら貰っていいですか?と拾う。

 そこに、大きな薔薇の花束を抱えた神田がやってきて、掃除のおね
えさんに渡そうとするが、殴られて、終わる。

 結局、九十九と神田は隣り合った席で、木下の演奏を聴く。
 九十九はそっと内ポケットから出したメモを見る。
 『2006年8月20日
 姉さんと湖。
 ボート。
 星が降る。』

 神田に、『ドミラレ』の謎が分かったか聞くが、神田は暗号も女心
も分かりませんでした、と答える。


 科警研では、丹原と林田を交えて、未春の仕切りで、研究の結果を
発表する。
 船木は、木下の死斑は、左半身に出ている。発見されたときの体勢
なら、背中や尻に出るはず。すなわち、左側を下にして、狭い場所に
押し込められていたのではないか、と。

 次に浪越が、靴あとが地面にのめり込んだ深さから推定体重は
150キロと考えられる。でも、靴の大きさから、そんな巨漢は考え
られない。
 すなわち、木下の死体を担いだため、合計体重が150キロ近くな
っということ。

 木下は別の場所で殺され、車のトランクに入れられ、アトリエへ運
び込まれた。
 岩淵が、アトリエに車で向かったのなら、ここか、ここのNシステ
ムに映るはず、と、該当時間の映像を再生する。この中に気になる人
物がいたら教えてください、と言って。

 復顔をやり直した大内は、マッチした人物を見て、驚く。


 木下のピアノ曲のプログラムを見ていた九十九は、あることに気付
き、思わず立ち上がる。


寸  評  今回も科警研と言うよりも、マリコの科捜研とどうちがうのか分
からない程度の化学分析と、現場に出て行く脳科学者っていうパター
ンでしたね。
 本当に科学的な番組にしたら、キャストも視聴者もついていけない、
というところでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 もともと寝付きが悪くて、あまりにひどいので、睡眠導入剤を服用している
のですが、それさえ、最近、効果が薄くなっている気がします。
 これ以上、量が増えたら人生、落後しそうなので、もっと別の寝付く方法を
見つけなければと、探している途中です。
 昼間だったら、明るかろうと、うるさかろうと、よく寝られるのに、皮肉な
ものです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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