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タイトル:Daily Drama Express 2009/06/26 スマイル (最終回)  2009/06/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/06/26 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル スマイル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 早川ビト(松本 潤)
 三島 花(新垣結衣)
 町村しおり(小池栄子)
 金太 (河井金太)(徳山秀典)
 ブル (風間健児)(鈴之助)
 古瀬刑事(北見敏之)
 高柳刑事(池内博之)
 林 誠司(小栗 旬)
 柏木啓介(勝村政信)
 町村宗助(前田 吟)
 町村みどり(いしだあゆみ)
 伊東一馬(中井貴一)
脚  本 宅間孝行
主題歌  椎名林檎 『 ありあまる富 』

あらすじ 第11話「僕らが最後に手にした笑顔」

「何バカなこと言ってんだ!人にはちゃんと裁きを受ける義務がある
んだ!」
 伊東(中井貴一)は怒鳴った。
「でもどう裁かれようが、林さんは生き返らない」
 そう言うとビト(松本潤)は席を立った。そして花(新垣結衣)に
言った。
「もう僕に会いに来ないでくれ」
 ビトは背を向けて留置所に戻って行った。
「おい、俺は諦めないぞ」
 その後、裁判はビト不在のまま行われたが、控訴、上告とも棄却さ
れビトの死刑が確定した。ビトが裁判に出なかったからというよりも、
判決を覆すだけの証拠がなかったのだ。

 それから5年の歳月が流れた。伊東は林(小栗旬)の父親を捜した。
やはりこの人に過去の冤罪を証言してもらうしかない。伊東は検察や
警察に所在を聞こうとしたが、ていよく追い払われてしまっていた。

 ビトはいまだに林が絶命する瞬間の夢にうなされていた。そんなと
きビトはブタの折り紙を握りしめて自分を落ち着かせるのだった。そ
んな話を柏木(勝村政信)に聞かされた花はホッとしたような笑顔を
浮かべた。

 ある日伊東が面会に来ると、柏木がいつになく重々しい顔つきで出
迎えた。柏木の口から洩れてきたのは、ビトの死刑執行が明日の朝に
決定したということだった。
 伊東と面会したビトは花にもう会いに来ないでくれともう一度伝え
てほしいと頼んだ。
「あのなあ、お前は彼女の気持ちを考えたことがあるのか!自分だけ
死んで笑顔になれればいい?そうしたら周りのみんなはどうなるのか、
考えたことがあるのかよ!おまえの言っていることは身勝手だ!」
「一馬さん、決まったの?」
 いつもと違って感情をあらわにする伊東を見て、ビトはすべてを察
した。

 伊東はなす術がなかったが、そんなとき林の父親が新宿公園でホー
ムレスになっているという情報が入った。しおり(小池栄子)らとと
もに伊東はすぐ公園に向かった。

 一方、花はみどり(いしだあゆみ)から明朝ビトの死刑が執行され
ると聞いて、夜にも関わらず刑務所へと走った。柏木の取り計らいで、
ビトは面会室に引き入れられた。
 ビトが見ると、花は涙を浮かべていた。ビトもまた5年間の思いが
こみあげて来て涙を流した。
「ごめん、ごめん。君に会えて本当に良かったって本当に思っている。
僕を忘れて、他の人と幸せに……」
「いやだっ!」
 花の声が戻った。
「あたしは、あなたと幸せになりたい」
 泣きながら自分の気持ちを訴える花に、ビトは思えず駆け寄った。
「僕は君のことが好きだったよ。毎日、毎日、君のことを思い続ける
よ」
 花はブタの絵柄のついたハンカチを取り出した。
「これ覚えてる?」
 花は子どものころビトに会っていたことを話した。このハンカチは
昔ランドセルを踏切台にひっかけられて泣いていた花を、たまたま通
りかかったビトが取り外して、ハンカチで涙を拭くようにと渡したの
だった。
「声が出たらちゃんと話すつもりだった。もう会えないと思っていた
あなたに会えてうれしかった」
「そうか、だからブタだったんだね」
 幸せを呼ぶブタの意味がよくわかった。ビトはしゃくりあげた。
「僕は死ぬことが決まって初めて死ぬのが怖いと思った。君と一緒に
生きたい……また君に会えることがあったら今度こそ負けない、逃げ
ない。君を守っていきたい」
 ビトは悔し涙を流した。

 翌朝、ビトは絶望に打ちひしがれながら、処刑場へと向かった。ビ
トは泣きじゃくっていた。だが、そのときだった。伊東が林を見つけ
出し、証言をしてくれる約束を取り付けたことで、ビトの死刑執行が
止められた。

 林の父親の証言によって、2000年の事件は無罪が成立し、死刑
も取り消された。

 2018年夏、花はビトのレシピをもとにワゴン車で多国籍レスト
ランを開いていた。店は繁盛して、多くの外国人たちで賑わっていた。
花は大忙しだったが、そこへ1人の青年が現れた。
「ただいま」
 青年は静かに言った。
「……」
 青年はまぶしい笑顔を見せた。ビトが出所して戻って来たのだ。
「おかえりなさい、待ってた……」
 花は思わずビトに飛びついた。

 ビトはすぐに花と一緒にレストランをやることにした。レストラン
の名前は「smile」。いろんな国の人が言葉や肌の色に関係なく
笑顔で食事ができる店。ビトは作業の手を止め、花といっしょに幸せ
そうに食事を楽しむ人を見つめた。(完)


寸  評  やはり、人種差別のトーンが低かったかなと思います。人種差別
をテーマに出すならビトはあくまで無実の罪か、正当防衛であってほ
しかったです。林の父親の証言一つで判決が覆ったのもあっさりしす
ぎていたと思います。この裁判は人種差別による偏見が打ち破られる
クライマックスシーンですので、しっかりと描いてほしかったように
思います。
 総じて設定のディティールに問題があったかなと思います。ビトは
どう見ても林のようなワルとつるんで暴力沙汰を起こすような人物に
は見えませんし、花は人間不信に陥っているのに、あまりにも外向的
であったりとか。細かいところをしっかり書いていれば、テーマは興
味深いだけに面白い話になったのではないかと思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 携帯電話を買い換えました。でも携帯電話は会社の用事で緊急に呼び出され
る時に必要というくらいのものなので、正直あまり使ってません。パケ放題み
たいな定額コースをすすめられたのですが文字数的には50万字近く打ち込ま
ないと元が取れない額なのでやめました。画像とかを頻繁にやりとりするなら
それくらい必要なのかもしれませんが、本当に元が取れる人がいるのだろうか
と思ってしまいました。(けん)

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