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タイトル:Daily Drama Express 2009/06/07 僕の妹 (8)  2009/06/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/06/07 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル ぼくの妹
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 江上 盟(オダギリジョー)
 江上 颯(長澤まさみ)
 九鬼研次(千原ジュニア)
 桐原里子(ともさかりえ)
 瀬川欣也(田中哲司)
脚  本 池端俊策
主題歌  いきものがかり『ふたり』

あらすじ  第8回 涙の別れ…忘れないよ

 −− 櫻井(大滝秀治)さんは亡くなった。
    櫻井さんの遺骨を生まれ故郷の岡山の小さな町の寺に届けた。
英宗玄という住職が櫻井さんの幼なじみで、身寄りのないお骨を引き
受けてくれたのだ。

 江上盟(オダギリジョー)が自分の車に戻ろうとすると、そこに自
転車で戻ってきた女性が息を切らせ、自転車を放っぽって、母親に
「診療所の鍵取って!」と叫ぶ。

 だが住職は、今医師は不在だ。救急車で隣町の病院まで運ばなけれ
ば、と言う。
 家族も本人もパニックになっちゃて、どうにもならないと娘。

 宗玄が、盟が医者だというと、その娘は盟に走れと言って、引っ張
っていく。

 様子を見た盟は、ビニール袋を取り出す。

 診療所から聴診器を持ってくる娘。

 盟は、過換気症候群だから、心配はない。急なストレスや何かで、
突発的に起こると説明する。

 娘は、過換気症候群だったら心配ないですね。もし狭心症や心筋梗
塞を起こしていたらと思うと、と言い訳をする。
 そして診療所に盟を招き入れる。医師は今入院していて、看護師で
ある英機美(西原亜希)がこの診療所を預かっている。医師はもうす
ぐ80歳を超えていて、今まで無理していたのだろう。
 でも、医師がずっと戻ってこなかったら、この診療所はどうするの
だろう、と言う。

 そうして診療所のカーテンを開け、今時、こんな古くさい診療所、
ないでしょ。東京の看護学校に行っていたけど、見たことがないと機
美。
 どこの看護学校?と盟。
 帝都大附属看護学校、と機美。
 盟は、外山医科大学だと言う。

 −− その写真は、亡くなった父親と驚くほど似ていた。表情も、
まなざしもボクの記憶の中の父親とそっくりだった。
この部屋の壁も窓もみなボクを懐かしい気分にさせた。昔父
がいた診察室が、見事に再現させていたのだ。ボクはタイムスリップ
したような気分だった。

 −− 東京への帰り道、あの古い診察室と写真がボクの中にずっと
尾を引いて残っていた。この話を妹に伝えたいと思った。妹もきっと、
懐かしがるだろう。
しかし、どうやって伝えればいいだろう。今妹は、ボクから
どんどん遠離っている。


 妹・江上颯(長澤まさみ)が、九鬼研次(千原ジュニア)が借りて
いる家に戻ってくる。盟に連れられて、瀬戸内まで行ってました、と。

 縁側で折り紙をしている九鬼。
 颯が「何?」と聞くと、こたつのいたの上にそれを載せ、息を吹き
かけ、回す九鬼。
 「独楽!?」と喜ぶ颯。
 九鬼は颯のために追ってあった独楽を渡し、颯も息を吹きかけ、回
す。


 −− 海辺の町から東京へ戻ったのは、もう深夜だった。

 盟が部屋に入ると、颯がスーツケースに自分の荷物を詰め終わった
ところだった。もう住むところ、決めてきたから。「わたしって、や
ること早いでしょ」と颯。

 九鬼と一緒なのか?と盟。
 颯はとりあえず自分だけ。九鬼は仙台の植木市へ行った。自分も追
いかけて仙台へ行く。仙台に着いたら、葉書を送る、と言う。

 盟は、それならここから通ってもいいろうと言うが、颯はもう決め
たと言う。
 またボロボロになるかもしれない。一週間しかもたないかもしれな
い。それでもいいの。でも、そうならないよう祈っていて、と言う。

 そして、「返す」と900万円を包みのまま盟に渡す。こんなもの
を押しつけられて、九鬼は困っていたみたい。颯もこれは盟に返すべ
きだと思うと言う。
 返されても、自分も困るという盟に、颯は全力を持って自分が九鬼
を盟に近づけないようにするからと言うと、部屋を出て行った。

 −− スーツケースを一つ持ってやろうかと思った。しかしそれも
辺だと思った。こうして妹は去っていった。


 翌日、盟は大河原春奈(笹本玲奈)に、900万円を返す。
 春奈は、もう用が無くなったのか。でも、返されても困る。定期に
戻すだけだから、と。
 そして盟に100万円をハンカチに包んで渡し、100万円だけで
も借りてください。車買い換えたり、服を買ったりすれば、たちまち
無くなって舞う。
 そして毎月10万円ずつ返してください。その際に、一緒にお食事
してください。その時の食事代を利子ということで払ってください、
と言う。

 わたしたち、そろそろ将来のことを話し合わなければならないとき
が来てるんですよ。春奈は経営者として、盟は医師として、これから
戸山医大をどうしていくかって、と一方的に言う。


 22歳、男性、左気胸の男性。手術の適応と考えられると、会議で
説明する盟。

 −− 妹はいなくなったが、ボクの生活は変わらない。7時半まで
に病院に着き、8時に会議。9時から外来で診察し、午後は手術と回
診。夕方、再び会議。
    櫻井さんの件で休暇を取った分、急いで取り返さなければな
らない研究課題があった。とにかく忙しかった。寝る間もなかった。


 −− 2ヶ月経って、理事長のお嬢さんと、二度目のお食事をした
が、ボクは疲れていて、ひたすら眠かった。

 春奈ははしゃいでいたが、盟には元気が無かった。


 颯からの葉書。
 −− お兄ちゃん、お元気ですか?わたしは今、高崎の植木市に来
ています。九鬼さんのお友達の紹介で、群馬や栃木の植木市を回って
います。1日10万円の売り上げになることもありますが、雨の日は
ダメです。でも、向こうの人たちとも仲良くなり、夜はみんなで酒盛
りです。楽しい毎日です。

 −− わたしは元気です。目下の夢は、早くお金を貯めて、花畑を
広げること。明日も別の町で植木市。明日も晴れるよう、祈っていま
す。 颯。

 颯は九鬼の車に、てるてる坊主をつるす。

 その颯の絵はがきを読んでいた盟に声を掛ける小高教授(山田明
郷)。
 小高の先輩の川端先生から電話があった。岡山で医院を開いている
が、もう戻れないだろう。でも、自分の患者を放り投げることもでき
ないので、盟に引き受けてくれないか、と。
 もちろん、盟はこの大学のエースなので、難しいと断っておいたが、
川端先生は、小高の恩師なので、むげにも断れなくて、週2日でもい
いので、診察できないかと言う。
 渋る盟に小高は、じゃあお使いの人も断っておく、と言う。


 −− その夜。

 帰宅して歯を磨いていた盟。
 チャイムが鳴る。時計を見ると午後11時55分。
 相手は機美と名乗り、留守電に入れておきましたという。
 盟は、とりあえずオートロックを解錠して、留守電を聞く。すると、
機美が待っているのでと、入っている。

 急いで玄関へ向かおうとした盟は椅子につまずき、転ぶ。
 歯ブラシをくわえたままだったので、口の中を痛くする。

 玄関ドアを開けると、機美は、盟が帰ってくるのをずっと待ってい
たという。
 そして盟の様子を見て、何があったか聞くと、灯りに向けて、口を
大きく開けるよう言う。
 口の中を見ると、これは明日、腫れてしまう。でも、いい薬を持っ
ていると言って、トランクから取り出すと、まず手を洗わなければ、
と洗面所を借りると言うと、ずんずん何に入っていく機美。
 洗濯物、たまってますねと指摘する機美。
 慌てて、洗濯物を洗濯機に放り込む盟。

 手を洗った機美は、盟に口を大きく開けるよう言うと、綿球にその
薬を付けて、塗る。この薬を、明日も塗れば、治りますよと盟に渡す。

 半信半疑の盟に、この薬、よく効くんですよ。父もそういってます、
と機美。

 盟は適当に洗剤を入れる。
 機美は入れすぎ。この線までですよと示す。
 盟は面倒そうに、洗濯機のスタートボタンを押す。

 機美は川端から、絶対盟を連れてくるよう言われているので、盟が
ウンと言うまで毎日通います。洗濯でも掃除でも、なんでもします。

 まずは食器、洗いましょうか?と台所へ行く。
 盟は機美を止めようとするが、止められない。

 もうこんな遅い時間だというど、慌てて時計を見て、千葉へ行く電
車、まだありますわね、と言う。
 もう無いだろう、と盟。
 機美は、千葉の友達の家に泊まる予定だったのに、どうしよう。始
発まで、待ちます、と言う。
 始発まで、だいぶ時間があると盟が言っても、駅のベンチで寝るの、
慣れていますからと機美。

 盟が、そもそも訪ねてくるのが遅すぎたのでしょう、と言う。
 機美は、だから留守電にいれたでしょ。携帯に連絡が欲しいって。
駅前のファミレスで4時間も時間潰していたんです、と機美。
 盟は、携帯に連絡が欲しいという前のところで、留守電が切れてい
て、入っていなかったという。

 −− 結局、あのへんてこな看護師を泊める羽目になってしまった。


 朝、目覚める盟。
 ダイニングへ行くと、朝食が用意され、ラップが掛けられていた。
 卓上に置かれていた手紙を読む盟。
 『夕べは遅くに失礼しました。朝食は用意しておきました。スープ
だけは、レンジで温めてください。大学病院の小高教授にお渡しする
川端先生の手紙がありますので、今日は病院に行きます。 機美』


 美容院で、いつも通り仕事をこなす盟。

 −− 昼過ぎ、同期で整形外科医・半沢(尾崎右宗)に、患者のデ
ータを見せられた。半沢は週に2回、埼玉の市立病院にアルバイトに
行っているのだ。そこで診ている患者について、ボクの意見を求めて
きたのだ。

 その患者は、肩が痛いと受診した。
 重いものでも持ったためだろうとレントゲンを撮ったが、肩の骨に
異常は無かった。
 念のため、肺のCTを撮ったら、右肺の上部に影が映った。肺ガン
のように思うが、盟の意見を聞いておきたくて、と言う。

 肺ガンの疑いが濃厚だと盟。

 ふと、患者の名前を見る盟。そこには、『九鬼研次』とあった。

 盟は、九鬼は埼玉に住んでいるのかと聞く。
 半沢は、九鬼は埼玉に住みながら全国に花を売って歩いているよう
だ。がっしりした身体なのにな、と言う。

 盟は、37,8歳ぐらいの?と言う。
 よく分かるな、と驚く半沢。

 −− 九鬼が重い病気にかかっている。その可能性が高い。そうし
たら、妹はどうなる?
妹に会いたいと思った。

 盟が電話すると、明るく出る颯。

 盟が顔を見たくなったと言うと、今、すぐ近くにできたKSビルに
いると、地下鉄の駅からの道順を教える颯。

 盟が病院を出ると、その後を付いてくる機美。

 盟がビルを探しながら歩いていると、「先生!」と機美は呼び止め、
川端からの手紙を小高に渡して来たという。
 盟は、朝食おいしかったと礼を言うと、夕食も作りましょうか?と
機美。
 断りながらも、必死にKSビルを、上を向いて探し続けている盟。
 そちて口の中でね「ボクに期待しないでください」とつぶやく盟。

 機美がKSビルを見つける。

 その時、いきなり頭上から「お兄ちゃん!」という颯の声が降って
くる。
 颯は、ビルの窓ふきのアルバイトをしていたのだ。
 ゴンドラから身を乗り出して、大きく手を振る颯。

 「どなたですか?」と機美。
 「妹です」と盟。
 機美は颯に向かって、頭を下げる。

 颯は盟に、「そこで待ってて」と言うと、ゴンドラを降りてきて、
機美を指し、「どなた?」と聞く。
 機美は、看護師で、盟には大変お世話になっていると言う。

 わけがわからないという颯に、盟をヘッドハンティングしに来た、
と機美。
 颯は、「兄をよろしくお願いします」と頭を下げる。

 颯は盟に、お金ある?と聞く。
 盟があると答えると、お昼を食べていないから、ラーメンをおごっ
て、と言う。

 颯と歩いていく盟の背中に、今晩もお部屋でお待ちしています、と
機美。

 並んでカウンターでラーメンを食べる颯と盟。

 颯は盟に、看護師さんとって、パターンじゃない。ああいう人、好
きなんだと言う。
 盟は、別に好きじゃない。ヘッドハンティングだって言っていただ
ろう、と言う。

 颯は、それでも機美は盟のことが好きだよ、と言う。家にも呼んで
いるんだ、と。

 盟は、呼んでいるどころか、断っている。それなのに押しかけてき
ている、と言う。

 盟は颯に、植木市回っているんじゃなかったのか?と聞く。
 颯は、時々仕事が空くので、バイトを入れている、と答える。
 盟は、バイトしてても昼食代も無いほど貧しいのか聞く。
 颯は、有り金はたいて、買えるだけ畑を買ってしまった。花の種類
や量を増やすと、スーパーでも扱ってくれるから、と。

 盟は、颯をあんな高いところに登らせて、九鬼は平気なのかと聞く。
 盟は、九鬼にはティッシュ配りのバイトと言ってある。颯が小さい
ときから高いところが好きって、盟も知っているでしょ。それに鳶の
給金ってすごくいいんだ、と言う。
 九鬼に言わないのは、九鬼も盟同様、心配性だから。知られたら、
絶対止めろと言うから。盟と九鬼って、どこか似てるんだよね、と颯。

 盟は颯に、九鬼は元気かと聞く。
 どうしてそんなこと、聞くの?と逆に聞き返す颯に、「畑って、身
体が資本だろう」とごまかす颯。

 颯は思い出したように、そういえば九鬼はしきりに肩が痛いと言っ
ていた。病院に行くよう勧めたけど、行ったかな?
 まあ、思い当たるのは、それぐらいかなと言う。

 盟は、「九鬼は.....」と言いかけて、言葉が続かない。

 −− やはり言えなかった。

 颯は、遅れたら監督に叱られちゃう、と戻っていく。
 その時、盟も元気そうだね。身体、気をつけてと言う。

 −− ひょっとすると、九鬼が重い癌かもしれないのは、ボクの見
立て違いかもしれない。言わなくて良かった。そう自分に弁解した。

 「お兄ちゃん、わたしが不幸にならないように祈っていて」
 そう言った颯の顔が思い出される。


寸  評  颯の「わたしが不幸にならないように祈っていて」と言う言葉が
象徴的でしたね。
 やはり九鬼に死なれてしまうのでしょうか。そうすると、福井から
夢を追って出てきた3人が全滅してしまいます。

 盟は、九鬼の手術をすることになるのでしょうか。
 盟なら、淡々と手術しそうですね。

 問題は、九鬼が、盟に手術して貰う覚悟ができるかですね。
 九鬼が盟の手術を受けるとしたら、それは颯の働きかけ、というこ
とになるでしょうか。

 盟は、もともとは、いつかは地元に帰って診療所を開きたい(父親
の診療所を継ぎたい)という希望を持っていたわけですよね。川端の
診療所は盟の地元の近く。年を取ってからだったら、願ったり叶った
りかもしれませんが、今はまだ盟も若すぎますよね。しかも、週2回
だけと言われても、岡山は遠すぎる。
 紀香と結婚していた陣内が毎回大阪の番組のために、東京から大阪
に新幹線で通っていたという話を思い出しましたが。。。。そうそう
続かないですよね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 これから暫く、緊縮財政の日々が続きます。
 壊れたHDD/DVDレコーダーがHDDを交換しなければなくなり、録画
が無くなると判明。
 そうしたら、HDDから録画内容を抽出するサービスがあると判明。そこで、
ダメ元で抽出して貰うことに。
 結構な金額なので、これから耐乏生活に入ります。。。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
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