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タイトル:Daily Drama Express 2008/05/18 猟奇的な彼女 (5)  2009/06/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/18 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 猟奇的な彼女
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 眞崎三朗(草なぎ剛)「なぎ」は常用外漢字
 高見凜子(田中麗奈)
 浅倉南 (松下奈緒)
 如月春夏(鈴木えみ)
 祐天寺柚子(松嶋尚美)
 林田五月(市毛良枝)
  数島健作(谷原章介)
 夏目圭輔(上川隆也)
脚  本 坂元裕二
主題歌   『』

あらすじ  第四戦 命をかけた恋

 森中進(佐々木蔵之介)が説明する。

 野々村俊介(市川染五郎)からは三ヶ月ぐらい前に電話があった。
もう手術のしようもない状態だ。死ぬんだ。
 たこ焼きを食べながら考えた。病気のことではなく、彼女のこと。
どうやったら高見凜子(田中麗奈)を悲しませずに別れられるかって
こと。
 そして決めたんだ。何も言わないって。

 それからのあいつは早かった。
 翌日には引っ越しをして、実家に帰って仕事も辞め、3日目には彼
女に別れ、翌日、入院した。

 眞崎三朗(草なぎ剛)は、忘れられるんですか?と問う。
 森中は、死ぬと知られるよりもましじゃないか?だから三朗も隠し
通してくれと言う。
 分かりました。何も言いませんと三朗。
 普段通りな、と森中。


 三朗がベランダにいると、凜子が、パンジーの鉢植えを渡し、駅前
の福引きで当たった。でも、凜子はこういうの要らないから、と言う。
 リアクションの薄い三朗に、怪しいと迫る凜子。
 隠そうとする三朗に、浅倉南(松下奈緒)のことでしょ。南から聞
いていた。好きな人がいるって。でも、良心がとがめて言えなかった。
 このアパート、何か憑いてるんじゃない?二人して振られるなんて、
と凜子。

 お風呂に入ろうとする凜子に、元の青い薔薇の鉢植えをどうしたか
聞く三朗。
 捨てた。だって、枯れてたんだもんと凜子。
 忘れられるの?と三朗。
 だって、枯れてたんだもん、と凜子。


 朝、けたたましい勢いで研究室に飛び込む凜子。
 そこには顕微鏡を覗いている夏目圭輔(上川隆也)教授だけがいた。
 夏目が見ていたのは、鯨の耳垢。耳垢には年輪と同じような模様が
あるという。

 好きなんですか?と聞く凜子に、好きだよ、鯨と答える夏目。

 学生に講義している三朗。
 スライド係を務めていた南は、ボーッとしていて、ページを間違う。
 三朗が直そうとしているところに夏目が飛び込んできて、講義なん
かしている場合ではない。講義はオレが代わる、と言う。
 そして学生に、三朗に子供が生まれた、と言う。
 驚く三朗。

 研究室に飛び込むと、そこには凜子がいて、鍵を貸して、と言う。
 わけのわからない三朗に、自分のうちの鍵を無くしたので、三朗の
部屋から回り込もうと思って、と凜子。
 大家さんに借りればいいでしょうという三朗に、大家さんはデート
中で邪魔しちゃ悪いでしょ。今日中に振り込まないとチケット取れな
いから早くして、と迫る凜子。

 そこに血相を変えた準教授の数島健作(谷原章介)が飛び込んでき
て、三朗に、「オレのものはオレのもの。お前のものはオレのものと
思って、友情をはぐくんできたつもりだったけど、もうそれも終わり
だ」と言い出す。そして凜子をかけて決闘だという。

 わけのわからない三朗。

 そこに独身の準教授・祐天寺柚子(松嶋尚美)が来て、決闘、いい
わね。勝った方が凜子と結婚し、負けた方はわたしと結婚と言う。
 なんで勝手に条件増やしてるんですか、と三朗。

 数島は自分の温情。苦手なスカッシュで勝負、と言う。
 でも、実は数島はスカッシュで数々の優勝を飾っていた。


 三朗が寝ていると、ジャージを着た凜子が勝手に部屋に入ってきて、
これからトレーニングだという。
 三朗は、自分が勝てるわけ無いと、布団をかぶる。

 すると凜子は、助走を付けて三朗を蹴飛ばす。
 三朗はベッドから落ちて、身体をしたたかに打つ。

 自転車に乗った凜子に、しないで叩かれながらランニングをする三
朗。

 スカッシュの練習では、目隠しをさせられて、やらされる。
 更にウニまで飛んできて、三朗の額に刺さる。

 夕食はウニ丼。

 凜子は、森中から三朗の携帯に電話があったという。
 出たか聞くと、出たと凜子。
 青ざめる三朗に、凜子は、森中と連絡取ってくれていたなんて、ま
だ野々村のことを探してくれていたのね、と言う。
 真相は知られていないとわかり、ホッとする三朗。
 凜子は、明日は栗よ、といががついたままの栗を見せ、青くなる三
朗。

 凜子は、また新しい小説を書いていた。『一生の恋』。

 研究室で三朗は、まるでウニか栗のいがが当たったような顔ですね。
でも、そんなこと、あり得ないですよねと言われる。

 数島は三朗に、自分と凜子の結婚式のスピーチを考えといてくれと
言い、他のみんなには、自分を応援する小旗を配る。

 南は、明日のスカッシュ対決は、見に行かないという。

 そこに夏目が来て、南は慌てて隠れる。

 夏目は三朗に、独身だったんだなと言う。
 三朗は、彼女すらいませんから、と言う。

 夏目は、三朗と南は幼なじみなんだろう。三朗も独身で、南は美人。
付き合わないの?と聞く。
 三朗は、南には振られました。南が夏目に告白したことを聞きまし
た。夏目先生だって独身なんだから、結婚すればいいじゃないですか、
と言う。

 その時、隠れていた南が現れ、研究室を出て行く。


 数島は、メチャクチャ気合いを入れて、三朗を待っている。

 その頃三朗は、凜子の部屋のドアを叩いて、早くしないと、数島が
怒っていると言う。

 凜子は、部屋へ入るよう言うと、三朗に、洗面所から歯ブラシを持
ってくるよう言う。
 なんと凜子は荷造りの最中で、トランクに入れきれないほどの荷物
を詰め込もうと奮闘している。

 洗面所で、枯れた青薔薇を見た。三朗は、まだ忘れられてないじゃ
ないかと言って、出て行ってしまう。


 スカッシュの会場には、トランクを引いた凜子がやってくる。
 そしてコートとマフラーを脱ぐと、その下は、スポーツウェア。数
島の相手は、三朗に代わり、自分がやると言う。
 でも、凜子はスカッシュをやったことが無い。

 研究員の如月春夏(鈴木えみ)は凜子に、負けたら大変なことにな
るのよ、と言うが、凜子は勝負を受けて立つ。

 数島は、コーナーを利用したずるい手で、ポイントを上げる。

 最後、コートに座り込んでいる凜子。
 ギャラリーに背を向けて、ガッツポーズをとる数島。
 でも、実はスカッシュのボールが数島の口に入り、数島はまもなく
倒れた。

 数島を助け起こす柚子。これから両親に会いに行きましょうと言わ
れ、悶絶する数島。

 凜子は時刻を聞くと、急がなくちゃ、とトランクを引いて、どこか
へ走っていく。


 その頃三朗が訪ねていたのは、野々村の病室。
 目を覚ました野々村に三朗は、昔野々村が住んでいたアパートに住
んでいる者で、昔野々村が住んでいた部屋には、凜子が住んでいます、
と言う。
 野々村は、少し風に当たりたいという。

 三朗は、野々村を車いすに乗せ、屋上へ連れて行く。
 三朗は、まだ凜子は野々村を忘れていないという。
 野々村は、川の流れのように、いずれ忘れていく。凜子には、三朗
といういい友人もできたようだ。凜子の写真も一枚も残していない。
どうしろというのだ、と問う。
 三朗は、もう一度凜子に会って、話をすべきだと言う。

 凜子の部屋をノックする三朗。でも、凜子はいない。


 二日そうした後、非通知の電話が掛かってくる。凜子からで、アル
ゼンチンへ行ったという。
 三朗は、今すぐ帰ってきて、と言う。
 でも、凜子は、来るまで長時間も掛けたのだから。それにやりたい
こともあるので、帰れないと断る。


 朝、携帯の音で目を覚ます三朗。「ポンジュール」と挨拶する凜子
に、まさかパリとか?と慌てて起きる三朗。

 窓をコツコツ叩く音に、カーテンを開けると、ソンブレロをかぶっ
た凜子が立っていて、荷物多くて運びきれないので、部屋に運んで、
と言う。

 三朗が荷物を全部部屋に運ぶと、凜子は三朗に、お土産、とそのソ
ンブレロをかぶせる。

 凜子がアルゼンチンの話をいろいろするが、三朗は上の空。

 三朗は、『IGUAZU』 の滝のパンフレットに目をとめる。
 凜子はそこへ行きたかったのだ。水がすごい、と。
 どうして行きたかったか聞く三朗。

 実は、野々村といつか一緒に行こうと約束していた。でも、仕方な
いので一人で行ってきた。滝の水と一緒に流れていった気がした。こ
れで忘れられる、と凜子。

 「ウソだったんだ」とつぶやく三朗。
 凜子は自分が一人で傷心旅行なんて、柄にもないって?と言う。
 もう一度、「ウソだったんだ」とつぶやく三朗。

 その滝の写真は、野々村の部屋で見た。野々村が凜子を忘れたなん
てウソで、実は少し前から、野々村と会っていたのだ、と。
 凜子は、どういうことなのか、性急に聞きたがる。
 順序立てて話そうとした言葉の腰を折られた三朗は、会いに行く?
と聞く。
 あたり前じゃないと舞い上がる凜子。そして野々村はどこ?と聞く。
 黙っている三朗に、今まで黙っていたことは怒らないから、と迫る
凜子。

 三朗は、遂に、野々村は病院にいる。凜子と別れてからすぐ病院に
入った。それを隠して野々村が身を隠したのは、もう野々村が.....
 途中で凜子は、話題をすり替え、パンジーに水をやっていたか見に
行く。そしてもうそれ以上いい。一度は忘れようと決めたのだし、と
言う。

 三朗は、野々村は凜子に会いたがっている。今、会っておかないと、
後悔する。だから、と勧めるが、凜子は、運命の人ならまた会えるっ
て言ったじゃない。運命の人が死ぬわけないでしょ!と三朗にどなる
と部屋を飛び出し、駆け続け、公園で転ぶ。

 追いかけてきた三朗は、凜子を助け起こして、抱きしめる。

 凜子は、500円貸して、と言う。たこ焼きを買っていって、あげ
なければ、と。

 凜子は、三朗にたこ焼きを買って貰い、バスで病院へ向かう。

 病院のロビーで、三朗はここで待っているから、一人で会ってきな、
と凜子を送り出す。

 エレベータの鏡で髪を整える凜子。
 目的の階に着くと、ゆっくりを歩を進める。

 ロビーで待っていた三朗は、野々村の妹・野々村雪乃(貫地谷しほ
り)を見つけ、凜子が野々宮に会いに行ったという。
 雪乃は涙にむせぶ。
 事情を悟った三朗は、駆け出す。

 野々村の使っていたベッドは空で、床にたこ焼きとパスケース−−
凜子と野々村のツーショットの写真が入っている−−が落ちていた。

 三朗は病院を飛び出し、凜子を探す。


寸  評  野々村が亡くなってしまいましたね。
 今まで振られたと思いこませされていた凜子が野々村の真実を知っ
てしまいました。しかも、知ったときには、亡くなってしまっていた。
 もともと凜子の正確って、情緒不安定というか、凶暴な性格で、こ
れに更にこの複雑な事情、状況になってしまうと、もっと壊れていく
のでしょうか。

 不思議なのは、三朗は、なんであんなに凜子に振り回されるのに、
ずっと付き合っているのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 一年前には、想像すらしなかったことが起こるんですね、とつくづく思いま
した。
 まさかおとなしいと思っていた草なぎが逮捕される事件が起こるとは。
 でも、もう復帰しましたね。
 逮捕、謹慎になったときは、やり過ぎだろうと思いましたが、今度は、仕事
のスケジュールにあまり支障が出ないうちにそっとバラエティーから復帰して
いるのを見ると、『大人の事情』が透けて見えてしまいますね。
 地デジのCMも、NHKまで解禁となると、コストが先かい、と言いたくな
ってしまいます。
 個人的には、ほめられる行為ではないが、それほど非難されるべきではない
ことだと感じているので、復帰することに反対はしていませんが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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