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タイトル:Daily Drama Express 2009/05/29 スマイル (7)  2009/06/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/05/29 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル スマイル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 早川ビト(松本 潤)
 三島 花(新垣結衣)
 町村しおり(小池栄子)
 金太 (河井金太)(徳山秀典)
 ブル (風間健児)(鈴之助)
 古瀬刑事(北見敏之)
 高柳刑事(池内博之)
 林 誠司(小栗 旬)
 柏木啓介(勝村政信)
 町村宗助(前田 吟)
 町村みどり(いしだあゆみ)
 伊東一馬(中井貴一)
脚  本 宅間孝行
主題歌  椎名林檎 『 ありあまる富 』

あらすじ 第7話「はじめてのキス」

 ビト(松本潤)はタクシーが出る直前に追いつき、ドアを叩いた。
運転手が訝しがって発車しなかったので、花(新垣結衣)はとっさに
ドアを開けて飛び出した。ビトは花の手を取って一目散に逃げた。林
(小栗旬)は後を追おうとしたが、不審に思った運転手に呼び止めら
れた。林は運転手を殴り倒したが、そのせいでビト達を見失ってしま
った。

「ごめん、僕が守るって言ったのに」
 ビトはうかつだった自分を責めた。
「イッショニイエヲデレバヨカッタ」
 花はビトを責めたりはしなかった。そこへ林からの電話が鳴った。
「断ち切らなくちゃ。おんなじことを繰り返しちゃだめだ」
 ビトは自分に強く言い聞かせて、電話を切った。
「怖い思いをさせてごめん。もう大丈夫だから」
 ビトがそう言うと花は嬉しそうに抱きついた。

 ビトはデートやり直そうと花に言った。落ちつきたいので遊園地は
今度にして、映画を見て、それからドライブをした。
「キリンがいっぱいいるところに連れてってあげる」
 映画が終わった後、ビトはそう言った。
「トウキョウニ?」
 花は怪訝そうな顔をした。
「本当だよ」
 ビトは得意げに言った。

 ビトが連れてきたのは港だった。灯台がキリンの首のように空に向
って伸びて夕暮れの海を照らしている。花は「すごいすごい」と手を
叩いて喜んだ。ビトはワゴン車の荷台のドアを開け、花と並んで座っ
てしばらく海を見た。花はビトの肩に頭を寄せた。静かで穏やかだっ
た。そんな雰囲気に後押しされるようにビトは花にそっとキスをした。

 林は甲斐を殺そうと待ち伏せして、襲いかかった。だが、ヤクザの
幹部になっていた甲斐には多くの部下が張り付いていて、林は袋叩き
にあい、逃げ出した。辛うじて命拾いしたものの、屈辱感だけが残っ
た。

 数日後、里菜(寺本純菜)の母親が謝罪にやって来た。快復した里
菜からビトについての事情を聞き、誤解を解いたのだ。告訴も取り下
げられ一連の騒動はすべて決着がついた。そんなときでもビトは将来
開くレストランのレシピ作りに余念がなく、すでに20カ国80種類
に達していた。

 思えば、このときビトはようやく希望に満ちた新たな一歩を踏み出
そうとしていた。なのに、その翌日……。

 不意に林が町村フーズにやって来た。ちょうどその場に居合わせた
伊東(中井貴一)はすぐ追い払おうとしたが、林は改心したくて相談
に来たのだという。
「やり直す相談を昔の仲間に聞いてもらっちゃいけないですかね?」
 林は神妙そうにそう言った。伊東はなおも追い払おうとしたがビト
が言った。
「先生、僕が行きます。僕も言うことがあります。けじめつけないと
いけないですから」
「おうなんか悪いな」
 林はどこまでも慇懃だった。伊東の疑念は晴れなかったが、なにか
あったらすぐ連絡をよこすようにと言ってビトを送り出した。

 林はビトに交番に行って落とした財布の届け出を出してほしいと言
った。自分は昼間の交番におおっぴらに行ける人間じゃない。だから
代わりにと。
「林さん、勘弁してください。まっとうに生きていくことにしたんで
す。もうつるめません」
 ビトははっきりと言った。林は怒らなかった。
「わかったよ。これで最後にする。俺だってまっとうに生きたいんだ。
やり直すのに力貸してくれよ」
 林は頭を下げた。

 結局ビトは林に付き合って交番に行った。
「本当に最後ですよ」
「ああ、ありがとな」
 林は静かに言った。

 ビトは交番に入り財布を落としたと警官に言った。
「じゃあこれに名前書いてください」
 届出用紙を渡されたビトは名前を書き始めた。するといきなり林が
中に駆け込んできて背後から警官に襲いかかり、何度も殴りつけて気
絶させてしまった。呆然とするビトをよそに林はけん銃や手錠を奪い、
ビトに拳銃を突きつけて、交番を出て行かせた。

 ビトがなかなか戻ってこないので伊東たちは心配していた。花はビ
トが林に会いに行っていると知るとすぐさま探しに行った。

 林はアパートに戻るとビトに手錠をかけてトイレに入った。ビトは
そのすきに伊東に電話をした。
「ビト、何があったんだ?お前が指名手配されている!」
 ビトは慌ててテレビのスイッチを入れると交番で警官が襲われたこ
とを伝えるニュースが流れていた。
「最悪だ」
 自分が遺失物の届に名前を書いたから、それで指名手配されている
のだ。ビトは絶望的な気分になった。そこへ突然花が入って来た。花
はビトを助けようとしたが、林が出てきた。林はビトの携帯を切って、
テレビを消した。
「あらら、ビトちゃん指名手配、とんでもないことになっちゃったね
え」
 そう独り言のようにつぶやいたかと思うと、林は突然花を突き飛ば
し、殴る蹴るの暴行を加えた。
「やめてください、やめてください!」
 ビトは泣き叫んだ。だが林は見境なく蹴りつけて、花は気を失って
しまった。
「やめてください、お願いですから!」
 すると林は暴行を止めた。
「なら、甲斐のやつ殺してこい。今日奴が六本木のクラブに来る。ホ
ステスに金握らせて非常階段に誘導させるように手配しているから」
 林はけん銃を渡した。
「なんで、なんでぼくなんですか」
 ビトはわが身の不運を嘆いた。
「早くひと仕事してこい。その間にこの女ヤッたりしねえよ」
と言いつつ、林は花の顔を指でなぞってもてあそび始めた。
「おい、早く行けよ」
 そう言うと林はまた花をなめまわすように見た。
「ヤッちゃおうかなあ」
 ビトは思わず林に拳銃を突きつけた。
「死んでください」
 ビトは震えていた。林はそれを見逃さなかった。
「おう、撃てよ。撃てよ!その代りな失敗したらぶっ殺すぞ」
 林はビトを威嚇した。ビトはひるんだ。
「お前はな、俺と一緒に行動してりゃいいんだ、このフィリピン野郎」
 その瞬間ビトの中で何かが切れた。
 パン!
 銃声が響いた。
「あっ、あっ、あちぃ」
 ビトが我に帰ると林が床に倒れてのたうちまわっていた。ビトの銃
弾が林の心臓を貫いていた。
「ビ、ビト、お、おまえぇぇ」
 断末魔の叫びを残して林は絶命した。ビトはただ呆然と立ち尽くし
ていた。

寸  評  後半に入ってようやく本論に入ったという感じです。ちょっと展
開が遅いんじゃないかなあと思いました。これは第3話か4話くらい
に起こる話で、その後のビトの苦悩とそれを乗り越える過程を描くの
がこのドラマの在り方なのではないかなと。
 花を守るためとはいえ林を殺してしまいましたが、正当防衛ではな
いのは確実だと思います。林は凶悪な人間なので殺されても同情する
気にはなれないし、情状酌量の余地もあると思うのですが、人を殺し
たことは事実なので、それを考えると、刑務所で笑って生きていると
いうのはちょっと違和感があります。てっきり無実の罪だと思ってい
たのですが。ただ、この先ビトはどうなっていくんだろうと今後の展
開を知りたいという気にはなりました。最終回まで数回ありますので、
見ごたえのあるものになってくれればいいと思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 昨年末スーツのセールがあったので2着ほど買いました。最近は足のライン
を強調するために足にフィットするのが流行なのだそうなので、私もそういう
タイプを買ったのですが、いざ穿いてみると腿のあたりがきつくてとても着て
いられずそのままクローゼットにしまったままになっていました。その後春先
に風邪をひいて3kgほど体重が落ちてしまったので、ためしに着たところ、
以前のきつさが取れて穿けるようになりました。やれやれと言う感じですが、
今の体重をキープしないとすぐきつくなりそうなので、否応なしに節制の日々
になっています。(けん)
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