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タイトル:Daily Drama Express 2009/05/24 僕の妹 (6)  2009/06/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/05/24 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル ぼくの妹
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 江上 盟(オダギリジョー)
 江上 颯(長澤まさみ)
 九鬼研次(千原ジュニア)
 桐原里子(ともさかりえ)
 瀬川欣也(田中哲司)
脚  本 池端俊策
主題歌  いきものがかり『ふたり』

あらすじ  第6回 届かぬ兄の声

 −− 櫻井(大滝秀治)は入院した翌日に緊急手術を受けた。病状
は重い腸閉塞だが、この手術で目先の危機は脱出した。櫻井さんは本
名を『九鬼忠彦』という。一緒に暮らす家族はいない。住んでいるア
パートの管理人に電話を入れたが、見舞いに行くと言うだけで、姿は
見せなかった。文字通りひとりぼっちの手術だった。手術の結果を九
鬼研次(千原ジュニア)に伝えておこうと思った。九鬼は何も知らな
いが、櫻井さんは実の父親なのだ。伝えておく必要があると思った。
だが、携帯はつながらなかった。一応妹にも連絡してみたが、これも
繋がらなかった。


 弁護士の瀬川欣也(田中哲司)と妹・江上颯(長澤まさみ)は、川
崎競馬場にいた。
 瀬川の情報は、競馬予報紙の社長の情報だから、固いレースだろう
と言う。
 悩む颯。三倍になるかもしれないが、失敗して、すべてのお金を失
うかもしれない。
 窓口の締め切り時間が迫る。
 瀬川は、これぐらいしか、手っ取り早く三倍にする方法なんてない。
多少のリスクは覚悟していると言っただろうと言う。
 窓口に並ぶ颯。

 結果は瀬川の言うとおりだった。
 でも、颯は馬券を買っていなかったのだ。

 レース後、瀬川は颯に、900万円もの大金、何に使うのかと聞く。
 颯は自分にもよく分からないという。
 あきれる瀬川に、九鬼に渡そうと思った。だが本当に渡したものか、
悩んでいるという。


 −− 夕方、櫻井さんの様子を見に行くと.....

 枕元に花が飾られている。
 櫻井は、アパートの管理人達が見舞いに来てくれたという。
 そして花瓶のそばにある封筒の中を見て欲しいという。
 中には、あの温室の土地の権利証が入っていた。
 櫻井は30年間、宮崎、名古屋、静岡と園芸場で働いて貯めたお金
で、あの温室を勧められた時、思い切って買った。有り金全部はたい
て。
 九鬼に譲ろうとしたが、九鬼は花を育てる自信が無いと言い、借金
で逃げ回っている状態だ。だから売って、九鬼の借金を清算してやり
たいと言う。

 九鬼の借金を知っていたんですか、と江上盟(オダギリジョー)。
 櫻井は、桐原里子(ともさかりえ)が散々悩んでいたから知ってい
る。
 櫻井は600万円で買ったが、あのあたりには、住宅が建てられる
ようになると言う噂があるので、900万円ぐらいで売りたい。その
金を九鬼の借金の清算に当てたいと言う。こんなことを頼めるのは盟
しかいない。自分が死んでからではややこしくなるので、生きている
うちにどうにかして欲しいという。

 −− こういうとき、断る勇気がボクにあれば、どれだけ幸せだろ
う。ボクの最大の欠点はその勇気がないことだ。


 次の日、大学の講義を休講にしてもらって、現地の不動産屋を回っ
た。

 でも、あの土地に住宅が建てられるという話は、決まっておらず、
このご時世に畑は売れない。よくても300万円。250万円で売れ
ればいい方。200万円という不動産屋もいる。

 −− 花畑は、櫻井さんが思っていたような値段ではなかった。悲
しいほど安かった。

 花畑へ行ってみた。
 櫻井さんの花畑は生きていた。どの花も見事なほど、生き続けてい
た。


 櫻井は、病室を訪れる看護師に、誕生花の花言葉を教え、うち解け
ている。

 顔を出した盟に、花畑はどうしたか聞く櫻井。
 盟は今、不動産屋を回っている。

 −− 売れないとは言えなかった。

 盟を呼び止める大河原春奈(笹本玲奈)。父で理事長の大河原龍三
(若林豪)が理事会で病院に来ている。盟に話があるので、来て欲し
いと言う。
 これから回診があるので盟は断ろうとするが、春奈は許さない。

 理事長室にはいると、大河原は、春奈の友達のオペについて聞いた。
盟の評判は鰻登りだ、と言う。

 自分の知り合いの製薬会社の孫が、集団検診で、肺に異常が見つか
ったので、盟に診て欲しい。でも、その子は病院が大嫌いなので、自
宅で診て欲しい。
 これから理事会なので、詳細は春奈から聞いて欲しい、と言う。

 春奈は、明日の午前に診て欲しい、と言う。
 盟は、明日は外来が入っていると断る。
 春奈は、この製薬会社社長とのパイプを作っておいて損はない、と
言う。外来はあさってにすればいい、と。
 盟は、二週間前にオペをした人もいるので、変えられないという。
 春奈は、これをやればお金でもなんでも手に入る。でも、盟はそう
いうのを求めていないんですよね、と言う。

 盟は、そんなことは無い。なんでもしてくれるというのなら、花畑
を買って欲しい。900万円で、と言う。

 春奈は、その土地がどこにあるか聞く。
 埼玉だ、と盟。
 すると春奈は、明朝、お孫さんのところへ行く前に、そこに行って
みましょう。現場を見ないことには、何とも言えないか、と。


 盟が帰宅すると、マンション前で瀬川が呼び止める。
 颯は九鬼のために、900万円を作り、渡そうとしている。それも
不純な動機で。
 瀬川が、いくら辞めるように言っても、聞かない。かくなる上は、
兄である盟から言い聞かせて欲しいと言う。

 部屋に入る盟。部屋は散らかり放題、散らかっていた。前の晩、帰
宅していなかった。


 バスを降りる颯。
 そこには、九鬼がいた。「なんの用だ」と九鬼。
 颯は、今都合付くのはこれだけ、と300万円差し出す。受け取っ
てください、と。
 本当は、こんなことをする必要があるかと迷ったが、目の前で里子
が亡くなったし、結果的に自分が里子を追いつめてしまったし、
900万円には足らないけれども、こういう方法もあるかと思って。
何かスッキリしないので、と颯。

 九鬼は、受け取れないと断る。盟と約束してしまったからだ。櫻井
を治してくれたら、あんたたち兄妹には、手出ししない、と。


 春奈の車で、櫻井の温室へと向かう盟。
 春奈は、盟と郊外へドライブに行ったなんて、病院の看護師に知ら
れたら、嫉妬されそう。
 調べてみたけれども、あそこらへんの土地で、900万円は厳しい。
でも、その土地を担保に、大河原が盟にお金を貸すと言うことならで
きる。どうしてもそのお金が要りようなんでしょう?
 大河原から借りるのがイヤなら、春奈が貸してもいいという。


 颯と九鬼は、花の温室へやってくる。
 出荷する花をワンボックスカーに積み込んでいる。
 手伝う颯。
 九鬼は、帰れ、と言う。

 颯はトルコキキョウを九鬼に渡し、育て方をスラスラという。学生
時代、園芸部だったから、と。
 そのあとは、九鬼は颯の手伝いを断らない。

 颯は、この花を売るのかと聞く。
 九鬼は、浦和の花市場で売ると答える。
 売れるの?と聞く颯に、わからない、と九鬼。今まで、櫻井の手伝
いしかしていなかったから。でも、櫻井が戻ってくるまでは、九鬼が
売るしかないという。
 お花、ダメになっちゃうもんね、と颯。

 そこに春奈の車が近づいてくる。

 花を積み終わる。
 指についた土を落とそうと手をこすっている颯に、自分のタオルを
渡す九鬼。

 そこに春奈の車が到着し、盟が下りてきて、颯に何をやっているん
だ、と言う。

 春奈も下りてきて、「お花畑でデート?ロマンチックね」と言う。
そして、自分たちもデート、と。

 車のエンジンを掛ける九鬼。
 颯は盟を振り切って九鬼の車の助手席に飛び乗り、早く出して、と
頼む。
 「いいのかよ」と聞く九鬼。
 「いいの」と颯。

 温室の土地の広さを測った春奈は、とても900万円では売れない
わね、と言う。

 九鬼は、花市場の手前で、路肩に駐車すると、颯にここで下りてく
れ、と言う。

 その時、ごつい車が、九鬼のワゴン車の前に回り込み、バックして、
ピッタリと前につけて止まる。

 そのごつい車から、先日のヤクザたちが降りてくる。

 九鬼はワゴン車から飛び降り、逃げる。
 それを追うヤクザたち。
 そのあとを、颯も追う。

 遂に九鬼は行き止まりの所に入ってしまい、ヤクザたちと乱闘にな
る。
 だが、多勢に無勢、一方的に暴力を振るわれる九鬼。

 そこに颯が来て、「あなたたち、何をしてるんですか」と言う。
 「こいつ、悪い奴でさ。金返さないんだ」とヤクザのリーダー。
 「いくらいるんですか?」と颯。
 「とりあえず、利子分100万」とリーダー。

 100万円を出し、領収書を要求する颯。
 リーダーが領収書を書くと、それを受け取り、100万円を渡す颯。
 ヤクザたちは、また来ると言って、引き上げていく。

 颯はハンカチを水で濡らすと、九鬼の顔の血をぬぐう。
 痛みに顔をしかめる九鬼。

 立ち上がろうとするが、よろけて、颯のところに倒れてしまう九鬼。

 だが、なんとか立ち上がると、櫻井と約束したんだと、顔を水で洗
う。
 ティッシュを差し出す颯。

 九鬼は不思議だという。颯は里子に似ている。この前会った時、そ
う思ったと言う。
 九鬼が差し出した手を握る颯。


 −− 理事長に頼まれた仕事は不愉快きわまりなかった。診察すべ
き子供はゲームはゲームが終わるまで、口も聞かないという。
    みんなゲームが終わるまで、ひたすら待つのだ。いつものボ
クなら、我慢しただろうか。

 途中でテレビを消す盟。
 子供は泣き続ける。

 盟は春奈に一礼すると、出て行く。

 −− 何もかもが腹立たしかった。

 マンションに着くと、部屋に灯りがついている。

 夕食の用意をしている颯に、「オイ!」と言う盟。
 颯は、メンチカツを作ったから食べてと言う。喧嘩するのにお腹空
いてはできないでしょ、と。
 喧嘩する気か?と盟。
 颯は盟だって、引っ込みが付かないでしょと言う。

 九鬼とどうなってるんだ、と問う盟。
 颯は、九鬼に同情してしまった。盟の敵だし、同情しちゃいけない
と思っても、ダメだった。今は好きかも、と思った。
 もう会わない。会ったら、こうなっちゃうから。九鬼の気持ちが分
かるから、と颯。

 盟は、どうせ颯は九鬼と会うのだろう。
 あの夢ばかり語る証券マンの時だってそうだった。結局2年間も面
倒を見ていた。
 兄としてではなく、父として言う。九鬼だけはやめろ、と。
 売れないカメラマンの時だってそうだった。結局颯は、ボロボロに
なるんだ、と。
 颯にはやることがあるだろう。お金貯めて、東京に家を建てるんだ
ろう。1億円貯めるんだろう。
 そうしたら、その隣に診療所でも建てるよ。そうすれば時々顔を見
られるだろう、と盟。

 颯は、盟の顔を見られることが幸せなの?盟は田舎で診療所をやる
んじゃなかったの?と聞く。

 一緒に暮らすなら、東京かな、と盟。

 盟でも、悩むことがあるの?と颯。
 悩むことばかりだ。櫻井はあの温室を売って、九鬼のためにお金を
作ろうとした。櫻井は九鬼の父親だったのだ。でも、あの温室はたい
したお金にはならない。

 その時、病院から電話。
 櫻井の血圧が下がっていて、危険なので、すぐに病院に来てくださ
い、と盟に言う。

 −− その時、ボクの頭をよぎったのは、あの花畑だった。


寸  評  颯は、ここ一番で決断できないというか、やはり、賭はできない
のですね。

 盟は勤務とはいえ医者で、マンションと車を持っていると言っても、
それほど浪費していそうにないので、900万円用意するつもりにな
ったら、用意できそうなのに、と思います。

 遂に颯は、自分の心の中の九鬼への思いに気付いてしまったようで
すが、瀬川はどうするのでしょうか。結局便利に使われただけ?
 今までは颯が捨てられていたようですが、今回は、颯が瀬川を捨て
ることになるのでしょうか。

 そもそも瀬川は弁護士なのだから、九鬼の債務整理をすれば、手っ
取り早いと思うのに、なんで、法律論で片を付けないのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 レコーダーが壊れて思うのですが、修理して、使い続けることが一番エコな
のではないかと思うのですが。
 修理にエコポイント付けて欲しいな。
 結局名称は『エコ』なんて言っても、本音は消費拡大と、地デジ移行の促進
と、そして一番の目的は天下り先確保という、ETCの時と同じ構図ですよね。

 そういえば、とあるメーカーで、究極のデータ消去法として、HDDなどを
薬品で炭化させてしまうというのがあるそうですが、その過程で相当量の金が
採取できるそうで。いわゆる都市金鉱ですね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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