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タイトル:Daily Drama Express 2009/05/17 僕の妹 (5)  2009/05/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/05/17 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル ぼくの妹
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 江上 盟(オダギリジョー)
 江上 颯(長澤まさみ)
 九鬼研次(千原ジュニア)
 桐原里子(ともさかりえ)
 瀬川欣也(田中哲司)
脚  本 池端俊策
主題歌  いきものがかり『ふたり』

あらすじ  第5話 鬼に恋した妹

 池袋北署で、刑事の羽根田(小木茂光)と伊丹に話をする江上盟
(オダギリジョー)。
 羽根田は、どうして屋上へ行ったとき、下を見てみようと思ったの
かと問う。
 盟は、スカーフが引っかかっていたのを不審に思ってと答える。

 −− 警察の事情聴取はうんざりするほど長かった。同じことを何
度も聞くんだ。表面は穏やかだが、ボクがボロを出すのを待っている
のだ。無駄な努力だ。桐原里子(ともさかりえ)は事故死なのだから。

 池袋北署の前に車を止めて、もう少し待ってくださいと電話をして
いる大河原春奈(笹本玲奈)。

 調書に拇印を押す盟。

 −− ようやく終わった。
    警察がこんなことをするのは、九鬼研次(千原ジュニア)の
目撃証言があったからだ。ほかにボクを疑う証拠は何もないはずだ。
ボクは急に腹立たしさを感じていた。九鬼に対して。九鬼に振り回さ
れているボクに対して。

 警察署を出た盟に、「早く乗って!」と声を掛ける春奈。盟に一緒
に病院に行って貰うと言って、車を走らせる。
 車中で春奈は盟に、カルテとレントゲン写真を渡す。患者は春奈の
友達、相沢みき。
 塚本(佐戸井けん太)準教授が執刀することになっていたが、盟に
執刀して欲しい。これは春奈もみきも希望していること。塚本の執刀
はもう断ったので、盟に引き受けて欲しいという。
 このオペは、癌の腫瘍が心臓の近くにあって、難しい。


 手洗いをして、オペ室に入る盟。

 −− 前回の手術のミスが頭をよぎった。以前のような自信がない。
しかし、逃げるわけにはいかない。

 オペを進めていく盟。
 モニターで、そのオペを見ている春奈。

 −− いつの間にか、鼻歌を歌っている自分に気付く。決まってベ
ートーベンの交響曲『田園』。そんな好きなわけではないのに、調子
がいいと決まってこれが出る。


 その頃妹・江上颯(長澤まさみ)は、九鬼に指定された倉庫へと向
かっていた。
 そして扉に『B3』と書かれた扉を開け、中へはいる。
 するとそこに九鬼がいた。


 オペを終える。

 −− 手術は成功した。

 オペを終えた盟を待っていた春奈。これで4時間待った甲斐があっ
た。友達に変わってお礼をいいます。

 お腹、空きません?この近くにおいしいミネストローネのお店があ
るんです。一緒に行きましょう、と言う。

 ミネストローネを食べている盟を見ている春奈。
 盟がその視線に気付いて、何か?と聞くと、春奈は、自分の父・盟
の病院の理事長の大河原龍三(若林豪)は、なんでも一流でないと気
が済まない。
 競走馬を持っているが、G1レースに出るようなサラブレッドでな
ければダメだった。
 家も、家の中のものも、すべて一流。
 春奈も一流にしようとした。でも、春奈は駿馬ではなく、駄馬だっ
たらしい。
 一流でなければ、なぜダメなの?と父に反発をした。

 でも、競馬を見に行ったとき、そのサラブレッドが先頭を駆け抜け
る姿を見て、本当に美しいと思った。
 今日の盟のオペを見て、そのことを思い出した。
 一流の外科医のオペは流れるように美しい。

 父が盟を辞めさせるようなことがあったら、あの家を飛び出そうと
思っていた。

 盟は、女性を好きになったこと無いの?と聞く。
 盟は高校生の時、隣の席の女生徒が好きだった。ハイジャンプの選
手で、盟の背丈くらい、簡単に飛んでしまう。

 その後は好きな人はいないの?と聞く春奈。
 とくには.....と盟。

 盟が辞めさせられるのではないかと心配した颯が来て話をした。
 颯は、盟が早く結婚してくれればと言っていた。盟はオペのことば
かり考えている、と。

 盟は、颯こそ、早く結婚した方がいい。一人でいると、何をしでか
すか分からないから、と。

 春奈は、父のところを飛び出したら、盟が貰ってくれますか?と言
うと、サッサと店を出て行く。

 −− 大河原春奈の背中が、昔ハイジャンプをしていた女の子と似
ていると思った。絶対に気のせいだ。しかし今日の手術で少し自分が
取り戻せた気がした。イヤなことは忘れて、仕事に戻るべきだと思っ
た。


 颯は九鬼に、里子は盟が殺したのではない。事故死だった。
 でも、自分が里子に会いに行かなければ.....文句を言わなければ、
事故は起きなかったと思うと、怖くて、本当のことが言えなかった。
 あの時、里子の身体を押さなければ、、スカーフは飛ばされなかっ
た。
 里子はそのスカーフを取ろうとして落ちた、と颯。

 花柄のスカーフか?と九鬼。
 颯がそうだと言うと、九鬼はそれはオレがプレゼントしたものだ。
去年のクリスマスに、と言う。
 そして、盟だって、颯だってどっちでもいいんだ。お前らが里子を
殺したんだ、と言う。

 突然九鬼は、颯にこっちに来いと言って、倉庫の奥に引っ張り込む。

 倉庫の中に、ドヤドヤとガラの悪い男達が入ってくる。
 倉庫の地下に隠れ、上からシートをかぶる九鬼と颯。
 1階をドヤドヤと探し回る男達。
 声を出そうとした颯の口を塞ぐ九鬼。

 男達が行ってしまうと九鬼は、あいつら、ヤミ金融。片腕切り落と
されても仕方ないほどの借金がある、と言う。

 颯は、背中に虫が!と言う。
 九鬼が颯の背中を見て、ロープの切れ端を渡す。

 颯は子供の時、よくこうしてかくれんぼをした。兄と2人だけだか
ら、どちらかが隠れて、見つかったら終わり。
 よく押し入れの中に隠れていたけれど、途中で兄は勉強を始めて、
颯もそのまま押し入れで寝てしまったこともある。
 颯がいない、と親戚が探したこともある、と言う。

 両親はいないのか?と九鬼。
 母親は颯を生んですぐに、父親も颯が4歳の時に亡くなった、と言
う。
 そして、九鬼の家族について聞く。

 九鬼は少し考えたあと、父親は子供の時、家族を捨てて、家を出て
いった。
 母親も男を作って、家を出ていった。
 九鬼は親戚に預けられた。
 隣の家に、桐原兄弟が住んでいた。
 兄の良夫とは気が合い、妹の里子も九鬼になついた。
 3人で、田舎には仕事がない。だから東京へ出て、仕事をしようと
決めた。3人で家を手に入れて、一緒に住もうと決めた。
 先に高校を卒業した良夫が下水道工事の仕事を見つけて、都会へ出
た。次いで九鬼。里子も高校を卒業して出てきた。

 でも、良夫が事故で流され、植物人間になってしまったことから、
すべては変わってしまった。
 良夫は亡くなり、里子と九鬼には、借金だけが残った。

 里子が無心した300万円は、元本だけで、利子が600万円ある。
900万円用意してくれ、と言う。
 颯が、そんな大金は.....と困惑すると九鬼は、900万円用意し
たら、目撃証言を取り下げてやる、と言う。

 そこに、九鬼の名前を呼びながら櫻井(大滝秀治)がやってくる。
そして九鬼に、盟は里子を突き落としていない。話をしたかった、と
言う。

 ここは時々九鬼が泊まっていると、下水道工事の人たちから聞いて、
来てみたという。

 でも、話をしようとした櫻井が、突然苦しがって倒れる。
 駆け寄った颯が、すごい汗、と言う。

 九鬼が、盟を呼べと言う。
 颯が盟に電話する。

 病院で電話を受けた盟は、どうして颯が櫻井と一緒にいるのかと不
思議がる。
 でも、症状を聞き、救急車でここに運べ。同僚の内科医に診るよう
に伝えておく、と言う。


 櫻井の病室を見舞う盟。
 病室の前に立っていた颯が、櫻井は今、注射で眠っている。腸閉塞
ではないか。重い症状だという。

 看護師が付いているのを見た盟は、待合室へと行くと、颯に、櫻井
はイレウス−−手術後の腸の癒着。明日、手術の予定らしい、と言う。

 颯は、櫻井は九鬼に、一生懸命、盟は、悪くないと力説していたと
いう。

 どうして九鬼なんかに会ったんだ、と盟。
 颯は、九鬼は子供の時、親戚に預けられた。友達が頼りだったのに、
植物人間になってしまって、その治療費を街金に借りて、追われてい
る。その借金900万円をわたしたちに払えって。関係ないのにね、
と言う。
 盟は颯に、九鬼には同情するな。絶対にだ、と言う。
 颯は、堂上なんかしないよ。でも、どこかわたしたちに似ている気
がして。
 でも、盟の顔を見て、似ていないよね、と颯。そして盟に櫻井の様
子を見てあげて。帰って料理しなければ、と言う。

 −− その時、ボクの頭の中に浮かんでいたのは、九鬼のあの話だ
ったんだ。

 盟が櫻井の病室の前まで来ると、担当医が、櫻井が盟に会いたがっ
ていると言う。

 櫻井は盟に、いつも迷惑ばかりかけて、済まんと言う。九鬼を説得
しようとしたけど、できなかった、と。
 盟は、早く元気になって、また花の世話をしてください、と言う。

 櫻井は、鬼が二匹訪ねてきて、泊めてくれと言った。二匹なら両手
で押さえられると思って泊めたが、もう一匹来たらどうしようかと思
った、と言う。
 盟は、3匹目は現れませんよ、と言う。

 櫻井の携帯が鳴る。
 櫻井は盟に、出て欲しいと頼む。
 盟は、ここでは出られないとロビーへ出る。
 電話は切れたが、九鬼からの着信だったので、折り返す。

 櫻井に大丈夫かと呼びかける九鬼。
 盟は、自分なら、すぐ飛んでくる。櫻井の症状は重い。明日オペの
予定だ。櫻井の年齢を考えると、楽観できない、と言う。

 病院にやってきて、櫻井の病室に入る九鬼。
 櫻井は書いていた手帳を九鬼に見せ、九鬼の好きな花の育て方を書
いておいた。他の花についても書いておいた。
 あの温室は、九鬼にやる。育ててやってくれ、と言う。
 九鬼は、聡子がいなくなった今、あの温室は広すぎる。絶対帰って
きてくれ、と言う。

 櫻井は、それなら約束だ。盟を逆恨みするのはやめなさい、と言う。

 病室を出た九鬼は、盟と会う。
 盟は、聡子の最後は颯から聞いただろう。それを盟のせいだと警察
に言うなど、名誉毀損で訴えることもできる。
 でも、それはしない。でも、颯に何かしたら、絶対許さない、と言
う。

 九鬼は、櫻井の命を絶対救え。それが条件だという。
 盟は、櫻井を絶対死なせないという。

 盟が櫻井の病室の前まで行くと、看護師が病室のネーム・プレート
を貼っていた。
 盟が不思議に思って聞くと、保険証の名前が『九鬼』になっていた
と看護師。

 夜もコツコツと手帳に花の育て方を書き続ける櫻井。

 顔を出した盟に、花は作り手次第で、美しくも醜くもなる。人間も
同じだ。
 九鬼は親に捨てられた哀れな子だ。
 九鬼を捨てたのは櫻井だった。花の市場で知り合った女性と、フラ
フラと駆け落ちをしてしまった。九鬼が4歳の時だった。
 その女性も4年前に亡くなり、九鬼も東京に出てきていることを知
った。そして里子と同じアパートの空き室を借りた。
 今更、九鬼に父親だとは名乗れなかったのに、九鬼はなぜか櫻井に
なつき、花の作り方を教わるようになった。

 でも、この話は九鬼には内緒だ。
 不思議とあの時、家族を捨てたことを櫻井は後悔していない。自分
が死んだら、この手帳を九鬼に渡してくれ、と盟に託す。

 −− ボクは妹に、こう言った。あいつに同情なんてするなよ。絶
対に、と。でも今は本当にそう言い切れるだろうか。


 颯はシチューを煮込みながら、盟の帰りを待っていた。
 その時携帯が鳴り、ガスの火を止めると、外へ出る。

 そこには瀬川欣也(田中哲司)が車を止めていて、颯は助手席に乗
り込む。
 でも、瀬川はドアに頭をもたせかけたまま、沈んでいる。
 颯は、どうして自分が会いに来たのに、嬉しそうな顔をしないの?
と聞く。
 瀬川は、オレは便利屋じゃない。弁護士だ。頼み事をするなら、キ
スさせろ、と迫る。

 車を降りようとする颯。
 慌てて瀬川は引き止め、颯の頼みを聞く。

 颯は通帳を取りだし、今の残高は、3,125,000円。これを
超短期間で900万円にしなければならない、という。
 そんな難しいこと.....と頭を抱える瀬川。


寸  評  また、謎が明かされました。櫻井が九鬼を気にしているのは、息
子だったからですね。
 前に冗談に息子にしてやる、と言っていましたが、本気で、息子に
したかったんでしょうね。

 九鬼と櫻井の関係がわかり、次は、盟と颯は、九鬼の借金精算に力
を貸すのか。それは、金を用意するのか、あるいは、瀬川が貸金業違
反で法律的解決を図るのか、でしょうか。

 盟と颯兄弟と、九鬼の家には、もっと何かの因縁が出てきそうな気
がします。どうでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 インフルエンザにはかかっていないのですが、偏頭痛がひどくなって、病院
に行く羽目になりました。
 週末、寝てしまったため、予定が狂ってしまいました。
 疲れがたまっていたのか、横になっていると、寝てしまいました。
 ただ、よく寝られたためか、頭痛については、すっきりと治り、助かりまし
た。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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