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タイトル:Daily Drama Express 2009/05/14 BOSS (5)  2009/05/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/05/14 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル BOSS
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 大澤絵里子(天海祐希)
 野立信次郎(竹野内豊)
 木元真美(戸田恵梨香)
 花形一平(溝端淳平)
脚  本 林宏司
主題歌  Superfly「My Best Of My Life」

あらすじ  第5話 対決!悲しい復讐の結末…

 水槽の中に入っていたのは、人形だった。そして胸に書かれていた
数字が『5』になっている。

 『捜査一課特別犯罪対策室』に戻る一同。
 室長、警部・大澤絵里子(天海祐希)は、木元真実(戸田恵梨香)
はしぶといから大丈夫。自分に反抗するぐらいだから、と。
 数字が『4』から『5』になったということは、処刑対象者が増え
たと言うことか。

 参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)が『捜査一課特別犯罪対策室』
にやってきて、パソコンを操作する。
 すると真実が椅子に縛られた動画が映され、この人物が警官であり、
警察は救出できないというテロップが流れている。
 これは全国に、いや全世界に配信されているということ。
 警察にも、大量の問い合わせが入っている。

 刑事部長は絵里子に、部下を人質に取られるなんて、なんという失
態、と言う。
 誘拐は特殊捜査。HITの出番だという。

 その時、絵里子のパソコンに犯人からのチャットが入り、IP電話
から音声が流れ、絵里子を指名する。
 真実を狙ったのは、『捜査一課特別犯罪対策室』が目立っていたか
ら。税金を使ってチャラチャラしていて、事件の捜査なんてできない
じゃないか、と。
 画面に真実の姿は映っているが、犯人自身は自分の顔が映らないよ
うに注意している。

 真実の声を聞かせろと言っても犯人は真実は話したくないと言って
いるという。

 犯人は要求として、5億円用意しろと言う。もし、HITが動いて
いたら、真実の命は無い。HITが動けば、わかるから、と言う。

 通信は切れる。
 映像もチャットのIP電話も、すべて海外のサーバーを経由してい
て、たどれない。

 信次郎は、指揮は絵里子に執らせると言う。
 誘拐は特殊犯でなければ、と言う捜査一課の係長の小野田忠(塩見
三省)に、絵里子もアメリカで特殊捜査を学んでいますから、と言う。

 絵里子は、人手が必要。
 犯人を割り出す班、犯人を追いかけるとかげ。そして、総務に現金
5億円用意してもらって、と次々と指示する。
 信次郎は、『捜査一課特別犯罪対策室』も人員が必要だから、協力
して、という。

 絵里子は廃病院から連れ出されて、3時間以内に画像がネットに流
れている。廃病院から3時間以内にたどりつけるところは?−−片桐
琢磨(玉山鉄二)が示す範囲は、関東及び、長野、山梨、静岡など。

 絵里子は、メンバーのそれぞれに役割を振り当てる。
 身代金の授受は、小野田班に任せると言う。

 花形一平(溝端淳平)には、ネット上の情報を収集するよう言う。
一番多く出ている情報が、一番確度が高いと言う。


 真実は犯人に、どうしてこんなことするの?と聞く。
 犯人は真実に赤外線スコープの照準を合わせ、ナイフをもてあそび、
もう少し生きてて貰おうか、と言う。


 映像を分析する絵里子と鑑識官で監察医でもある奈良橋玲子(吉瀬
美智子)。
 忘れ物を取りに来た山村啓輔(温水洋一)が、外の景色も映ってい
るのに、どうして場所が分からないのかなあ、と言う。
 玲子は、景色から場所を割り出すのは案外難しいと言う。

 犯人の狙いは別にある。真実は外が見える部屋にいながら、逃げら
れない。そのことがより真実の絶望を深くする。
 一番怖いのが、真実の気力が持たなくなり、自暴自棄になること。


 片桐が3人組の同級生に話を聞き、今までにもずいぶん同級生を虐
めていたらしいと言う。


 岩井善治(ケンドーコバヤシ)が、リンチ殺人事件を調べた所轄署
に、資料を出すよう迫る。
 だが、担当者は言を左右に応じない。

 そこに信次郎が来て、「署長の松山君、いるかな?」と言う。
 参事官補佐の登場に、たちまち資料が用意される。

 婦警達に人気の信次郎。
 岩井も、信次郎に抱かれたいと身をくねらせる。


 絵里子のパソコンにまた、犯人からのIP電話が着信する。
 犯人は絵里子の顔も見たいと言う。
 犯人が真実の近くに発砲し、絵里子はウェブ・カメラを装着し、顔
を映す。

 美人だね、と犯人。
 よく言われる、と絵里子。そして犯人の名前を聞く。
 犯人は、交渉術その1。名前を何度も呼んで、犯人との親和性を高
める、と言う。
 そして、5億円を用意しろ、と犯人。
 絵里子が、そんな大金、すぐに用意できるわけないことぐらい、わ
かるでしょ、と言う。
 なら、いくらなら用意できるんだ、と犯人。
 1億円なら、と絵里子。
 4億円も値切られちゃった、と犯人。そしてその1億円は今から
1時間以内に浅草雷門の前に持ってこい。1分でも遅れたら、真実の
命は無い、と犯人。

 絵里子は真実と話をしたいと言う。
 犯人は交渉術その2。交換条件を出し、あわよくば有利な条件をの
ませる、と言う。
 それでも、真実にマイクを向ける犯人。
 絵里子は真実に、気をしっかりと持つよう言う。

 電話はまた、突然プツッと切れる。

 絵里子は、電話に入っていた、規則的なノイズは、なんだろうと言
う。
 玲子は、電磁波の影響ではないか、と言う。
 携帯の基地局が近くにあるのだろうか、と絵里子。
 玲子は、携帯の電波なら、規則性が無い。これは高圧電線か変電所
が近くにあるためだろう、と言う。
 地図上に、高圧電線や変電所の場所を表示する絵里子。でも、あま
りの多さに音を上げる。


 その頃、小野田班の刑事の一人・川野昭夫(長谷川博己)が、一億
円入りのアタッシェケースを手に、雷門の前に立っていた。
 犯人は川野に、あと3メートル左、いや1メートル右とか細かく指
示し、その通りに動く川野。

 すると突然、今まで真実を映していたサイト上の映像が、川野の映
像に変わり、流れるテロップも、この人が1万円持っています。みん
なで奪っちゃってください、と変わる。

 絵里子は電話を終えると玲子に、やっぱりね、と言う。
 この犯人は、金を取っていないし、拳銃を何丁も用意している。お
金に困っていない。警察をおちょくっている。復讐目的だ、と言う。

 花形が、一番書き込みが多かったのは、神奈川県下のここだと示す。

 丹波博久(光石研)から、まだ犯人を絞り込めていないのかと叱責
される。2時間以内に絞り込め、と言う。

 その時、犯人からの着信。
 絵里子が犯人に、パソコン詳しいね、と言う。
 犯人は、関係ない話をして、犯人の気を引く。交渉術としては、ま
だ初期の段階だな、と言う。

 まだここがわからないのか、と犯人。
 絵里子はここにいて、犯人からの電話を待っていた、と言う。
 そして、江川とバイト仲間だった?それとも小・中・高と同じクラ
スだった?と問いかける。
 犯人は、江川なんて知らない。まだそんなことをしているのか、と
言う。

 絵里子は、人質は自分が代わるという。おとしめたいのは、『捜査
一課特別犯罪対策室』でしょ。なら、室長のわたしの方が、効果的で
しょ。丸腰で、どこでも行くよ、と言う。
 真実は、つい最近異動してきたばかりで、刑事とも呼べない、お茶
くみに毛の生えた存在、と絵里子。

 犯人は、そうかと言っても、人質の交換には応じない。
 真実は、手や足に巻かれた鎖を外そうとあがいている。
 犯人は、あと1日が限界かな?と言う。
 絵里子はマイクに向かって、気をしっかりと持て。自分たちはチー
ムだ、と言う。

 玲子が、犯人はだいぶいらだっている。小・中・高の同級生だった
というのは、当たっているのではないか、と言う。

 片桐が、江川の小・中・高の時の名簿や卒業アルバムを持ってくる。

 岩井が、江川の弟がリンチ殺人に遭ったとき、通報してきた声の録
音と、その時アップされたリンチの模様の写真を持ってくる。

 岩井は、真実が恨まれることはないだろうな、と言う。むしろ真実
は虐められている側だった、と。
 真実は、昔から少し変わっていて、科学にしか興味のない子だった
から、まわりから浮いていた。大人になってしまえば、個性なのにな。
自分も変わり者だから分かるよ、と言う。

 真実は遂に椅子ごと倒れる。
 犯人はそれを起こしてやる。
 そして、お前も期待されていないのか。オレも中学に入った頃から
あいつらに虐められてきた、と言う。
 犯人のうでには、多数のタバコでやけどさせられた痕。
 虐められていても、小学生の時からの友達は、見て見ぬふりをして
いた。
 唯一助けてくれたのが、江川の弟だった。
 だがそのため、逆にリンチに遭い、命を落とすことになった。
 奴らは、そのリンチの様子をネットにアップした。リンチの件を警
察に通報したが、名乗らなかった。
 その後、その男(犯人)は、勉強もして、身体も鍛えた。奴らに復
讐するためだ。
 その奴らは、たった二年で出てきて、またつるんでいた。しかも江
川の弟を殺した日を祝っていやがったのだ、と言う。


 声紋分析の結果、通報の声と一致する同級生が見つかる。田島信吾
(山田孝之)だった。

 山村が、真実の足の動きが不自然だという。
 花形が、モールス信号だと言って、調べる。
 真実はガールスカウトにいたから、諦めていなかった。

 田島も真実のモールス信号に気付き、カメラを止める。
 そしてもう時間だからやってもいいよと言い、時限装置を用意する
と、スイッチを入れ、また映像をインターネットにながす。

 玲子が、時間が来たら化合して、青酸ガスを発生させる装置でしょ、
と言う。
 あと1時間では時間が足らない!と頭を抱える絵里子。

 その時、田島からの電話が入る。
 絵里子は相手に『田島』と呼びかける。5年前も今も、匿名でしか
行動できない卑怯者、と言う。
 死んでいく江川を助けず逃げた。
 銃がなければ、何もできない。今でもあいつらに虐められているま
まだ、と絵里子。

 遂に怒った田島がカメラに顔を映し、今の自分は強くなったんだ。
あいつらを同じ方法で殺してやった、と言う。

 電話が切れると絵里子は、田島はフロイトの言う『反復脅迫』。江
川が殺されたのは、生物科学研究所跡の建物。そしてその様子をネッ
トにアップされた。同じ方法をとるのだろう、と。

 調べてみると、高倉南交差点の所に、生物科学研究所がある。


 その頃田島は拳銃を手に、屋上に上る。

 絵里子のチームはみんなで生物科学研究所に踏み込み、真実を救出
する。
 青酸ガス発生装置は、転がっていく玉を取ると、止まる。

 屋上にいる田島を発見する。
 田島は自分の頭に拳銃を当てている。

 絵里子たちが声を掛けると、田島は絵里子たちを撃つ。
 絵里子は、そこには出口は無いので、刺激をしないようにして、暫
く様子を見ようとする。

 すると真実が自分に行かせてくださいと言って、田島へと向かう。
 田島は真実に拳銃を向ける。
 絵里子達も田島に拳銃を向ける。

 真実は田島に、自分を撃てないでしょう、と言う。時限装置のスイ
ッチを入れるとき、少し迷ったでしょう、と言う。
 自分も田島と同じように孤立していた。でも、自分は違う道を選ぶ
ことにした。チームメンバーを信じることにした、と真実。

 真実は、説教をするつもりはない。自分はそんな柄ではないので。
 でも、犯罪は犯罪。わたしは刑事だから、田島を許せないと言う。
 そして田島の拳銃を手で押さえ、手錠を掛け、拳銃を下に落とす。
 みんな田島を取り囲む。

 田島は、逮捕連行され、真実は救急車に乗せられる。一緒に乗り込
んでいる絵里子と片桐。

 真実は、防犯劇の帰り、突然後ろから襲われ、拉致されたと言う。
 慰めようとする片桐を制し、しゃべる絵里子。
 最低ね、と言う。刑事が襲われるなんて。だから柔剣道をちゃんと
やりなさいと言ってるでしょ。一般人じゃないんだから、刑事が襲わ
れてどうするの、と言う。
 真実は素直に、頑張ります、と言う。
 絵里子は、もう泣いてもいいよ。真実の方、見ないようにするから、
と。そして、自分も上司失格。部下が誘拐されたのに気付きもしなか
った、と言う。


 刑事部長は、田島逮捕の記者会見をする。


 『捜査一課特別犯罪対策室』で、岩井が、山村と花形に、飲みに行
こうという。
 花村は、自分にたからないでください、と言う。
 山村は、自分のクビが繋がったお祝いだから、と言う。
 花村は、あの『5』は、田島自身のことだったんですね、と言う。

 片桐は、さっそと帰って行く。
 岩井は、チームの危機には(片桐も)しっかり残業するんだな、と
言う。そして、一番は信次郎だが、二番目は片桐と付き合いたいな、
と言う。


 屋上にいる玲子と真実。
 玲子は、久しぶりに仕事、頑張っちゃった。自分の声紋分析技術も
まだ衰えていなかった。だからもう、科捜研に真実の帰る場所は無い、
と言う。
 真実は、刑事になります、と答える。

 そこに信次郎が来て、美女2人と言って、近づいてくる。
 信次郎は玲子の隣に立ち、肩を抱こうとするが、玲子はスルッと逃
げて、忙しいのでと行ってしまう。

 残った真実は、信次郎は絵里子の同期ですよね。若いときの絵里子
って、どういう人でしたか?と聞く。
 信次郎は、何事にも熱心だったという。

 廊下で信次郎とすれ違う真実。
 信次郎は、絵里子の若いときの写真が見つかったと言って、真実に
見せる。
 それは防犯劇で、こそ泥の扮装をしている絵里子。好評を博し、絵
里子がこそ泥の平次か、こそ泥の平次が絵里子かわからないほどで、
あちこちの防犯劇に呼ばれたと、信次郎。
 思わず微笑む真実。
 信次郎はね初めて真実の笑顔を見たと喜ぶが、真実はすぐ口を押さ
えて行ってしまう。

 帰ろうとする絵里子とすれ違う真実。
 絵里子は真実に、ジェルの目を冷やすグッズをくれる。泣いたとき
や徹夜明けには、これが効く、と言って。
 真実が、絵里子も泣いてしまうことがあるのですか?と聞くと、絵
里子は殴った相手に渡していると答える。


寸  評  事件の解決編ですね。
 どうしても、二回に分けると、内容的には薄まってしまいます。
 犯人が、自分がされたのと、自分を助けくれた友達がされたのと、
同じ方法で復讐しているというところで、全部が解けてしまいます。
 真実ももっと早くモールス信号を送っていれば、もっと早く救出さ
れたのではないかと思うのですが。
 それと、前回、100キロ近い力を持続して出さなければつり下げ
られないというのは、田島の身体を鍛えたという一言で言い尽くされ
ているということでしょうかねぇ。
 それと、金に困っていないというか、あんな赤外線スコープを付け
た拳銃を何丁も入手するって、闇に手を染めていたのか、それとも、
今流行のインターネットで私書箱でも利用して入手したんでしょうか。
 時間を掛けた割に、粗いストーリー展開だったのが、気になります。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今時、絶版になるかもしれない本があると聞いて、まだ入手できるうちに図
書館で借りました。
 つい最近出版された本なので、まだこの本を購入していない図書館も多いの
ですが、出版社が回収に回るという情報が出て、買い控えられたそうです。
 内容としてはどうってことないと思うんですけどね。
 やはり、ブランド・イメージの保持は厳しいらしいですね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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