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タイトル:Daily Drama Express 2009/05/08 スマイル (4)  2009/05/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/05/08 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル スマイル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 早川ビト(松本 潤)
 三島 花(新垣結衣)
 町村しおり(小池栄子)
 金太 (河井金太)(徳山秀典)
 ブル (風間健児)(鈴之助)
 古瀬刑事(北見敏之)
 高柳刑事(池内博之)
 林 誠司(小栗 旬)
 柏木啓介(勝村政信)
 町村宗助(前田 吟)
 町村みどり(いしだあゆみ)
 伊東一馬(中井貴一)
脚  本 宅間孝行
主題歌  椎名林檎 『 ありあまる富 』

あらすじ 第4話「僕が彼女を守る!!」

「誰か、誰か!」
 ビト(松本潤)は苦しむ花(新垣結衣)を介抱しながら叫んだ。
 駆け付けた看護師の指示でビトは花を診察室に運んだ。診察にあた
った医師はおはぎに含まれた農薬が原因だろうと言った。
「そんな。僕も口にしたんです。本当におはぎなんでしょうか?」
 ビトは信じられない表情を浮かべた。
「お子さんとか、女性とか、体力の弱い方に症状は現れます」
 医師の説明に、ビトは言葉を失った。ビトはすぐさま里菜(寺本純
菜)の病室へと向かった。そこで目に入ってきたのはビトが作ったお
はぎの食べかけだった。

 伊東(中井貴一)はしおり(小池栄子)とともに町村フーズにやっ
てきたが、検察はもち米から農薬が検出された事実を盾に一方的に物
品を押収しており、成す術がない。

 ビトは里菜の母親を探し、謝ろうとした。だが母親は憎しみの籠っ
た目でビトを睨みつけた。
「どういうつもり?どういうつもりよ、あんた!」
 里菜の母親はビトに激しく食ってかかった。

 ビトは放心の体でその場を離れ、花の病室に戻った。しばらくして
花は目を覚ました。
「大丈夫?」
 花はOKサインを出してにっこりとほほ笑んだ。
「良かった」
 花は手振りして里菜の様子を聞いてきた。
「一命は取り留めたけど、もしかしたら後遺症が残るかもしれないっ
て……。なんでこうなっちゃったんだろう」
 ビトの眼はうつろだった。

 宗助(前田吟)は検察から事情聴取を受けた。検察は町村フーズが
古びた店なので、衛生面に問題があったのではないかと追及してきた。
ネズミやゴキブリが蔓延っても不思議ではないと。
「そんなこと、どこだって似たようなもんじゃないか!」
 宗助は悔しくて声を荒げた。
「もちろんそうですが、その、3人の若い工員さん?彼らが殺虫剤を
まいたりとかしてませんかね?」
「……連中はそんなことはしません!」
 宗助は否定したが、一瞬言葉に詰まった。3人をほんの少し疑って
しまったのだ。

 伊東もまた事実の把握のため、殺虫剤の使用有無を尋ねた。ビトら
3人は無言だった。
「責めたてるわけじゃない。事実を確認しておきたいだけだ」
 伊東は静かに言った。すると宗助が言った。
「こいつらはやってない。目を見ればわかるんです!だが、私は検事
さんに同じことを聞かれたとき、やってないということをためらって
しまった。すまん」
 宗助は頭を下げた。
「町村さん、検察庁に行ってみますか?」
 伊東はそれ以上追及しようとしなかった。信じてやらなくてはいか
ん、その宗助の思いに伊東も心を動かされたのだった。

 伊東はそもそも仕入れの段階でもち米が汚染されていた可能性はな
いのかと尋ねた。すると検事は言った。仕入先は一部上場企業である
帝国食品だから、もし最初から汚染されていたら他にも同じような事
件が起きているはずと検察は伊東らの訴えを聞かなかった。

 数日後、花は無事退院した。花はビトの手を引いて一緒に帰ろうと
したところ、例のスーツ姿の男性が現れたので、ビトは思わず花の手
を放した。花はにこにこしながらその男性に近づき話を始めた。ビト
は複雑な思いで花を待っていた。すると男性がやって来てあいさつし
た。
「渋谷区役所の福祉課の相模です」
「早川ビト、です」
 ビトはぎこちなく答えた。
「花ちゃんのこと、よろしくね」
 相模はそう言うと去って行った。
 帰り道、ビトは無言だった。花が顔を覗き込んでも硬い表情を崩さ
ず、手を握ろうとしてきても突っぱねてしまった。

 ぎくしゃくした関係を修復しようと、花は手紙を書いてビトに手わ
たした。
「なんでぼくなの?僕はそんな人間じゃないんだよ」
 ビトは険しい表情を浮かべた。それでも花はにっこりと微笑んで、
ビトに手紙を手に取らせた。

「ビトは怖がっているのさ、こういう経験がないから」
 みどり(いしだあゆみ)はそう言って花を励ました。そしてビトに
花と一緒に買い物に行くように言いつけた。

 ビトと花は裏口から出たが、マスコミに見つかってしまった。大挙
して押し寄せてくるレポーターたちにビトは走り出そうとしたが、花
はがくがくと震えだしたかと思うと気を失って倒れてしまった。幸い
大事には至らなかったものの、ビトや宗助たちはもしかしたらこれが
声を失ったのと何か関係があるのかもしれないと思った。

 ビトは看病しながら、花から受け取った手紙のことを思い出し、読
んでみた
「私にも夢があります。それはあなたの開くレストランのお手伝いを
すること。だからそれまでにきちんと声が出るようにしたい。私はい
つも一生懸命お仕事をしているあなたが大好きです。やさしいあなた
が大好きです。夢を語っているあなたが大好きです。あなたの笑顔が
大好きです」
 ビトは花の真心に涙が込み上げてきた。

 伊東と宗助は帝国食品の担当者に会いに行ったが、アポがなければ
受け付けられないと言われてしまった。
「どうして、今まではアポなしでも会ってくれたじゃないか!」
 宗助はむっとした。しかし受付嬢は取り次げないと繰り返すばかり
だった。

「これで敵がどこにいるかわかりましたよ。帝国食品は町村フーズに
罪をなすりつけようとしている」
「そんな、それならそのことを警察に言いましょうよ」
 伊東の話にしおりは憤慨した。だが伊東は首をふった。
「強制捜査までしているんだ。そんな話をすんなりと受け入れるはず
ないよ。証拠が必要なんだ」

「なら、証拠を見つけましょう」
 伊東の話を聞いてビトはいつになく強気に言った。
「うちに非がなければマスコミも去るでしょう。そしたら花ちゃんも
落ち着く」
 ビトは区役所に出向き相模に花の生い立ちを聞いていた。その話に
よると花の父親はマルチ商法で捕まり、マスコミに追いかけられてい
たことがあった。それで精神的に追い詰められて声が出なくなってし
まったのではないかという話だった。
「彼女は僕よりもずっと、ずっと辛い思いをして生きてきたんじゃな
いかって」
 ビトはそう思った。それでも花はいつも笑顔でいる。それは変わろ
う、変わろうと必死に頑張っているからじゃないか。だから僕が彼女
を守りたい。

 体調が回復した後ビトは花に言った。
「手紙読んだ。ありがとう。本当にありがとう」
 ビトは初めて花に心を開いた。花は嬉しそうな顔をした。

 ビトは伊東について帝国食品の納品先を回って同じような食中毒事
件が起きてないか回った。町村フーズを守ろうとみんなが一つになっ
て動き始めた。だが、不意に里菜の母親がビトを殺人未遂で訴えたと
いう連絡が入った。
「相手は感情的になっているだけかもしれない。とにかくまずは謝ろ
う」
 伊東やしおりはビトを慰めるように言った。
「でも……里菜ちゃんが死にそうになったのは事実だし」
 ビトは肩を落とした。

 そんなときだった。ビトの前に林(小栗旬)が現れたのは。ビトは
林を見て顔をこわばらせた。一方で林はにたにたした顔で言った。
「久し振り。人殺しのビートちゃん」

寸  評  スーツの男性がやけにあっさりと福祉課の職員であることがわか
り、花の生い立ちも明らかになっていましたが、林が登場してくるま
でのつなぎみたいな位置づけだったのでしょうか。花はマスコミに追
い立てられたショックで声が出なくなったようです。おそらく人間不
信に陥って心を閉ざしているのが普通だと思うのですが、あまりにも
素直で明るい性格なのでちょっと違和感を覚えます。違和感と言えば
検察と刑事が仕事に露骨に私情をはさんでいるのもちょっと変な気が
します。ようやく林がストーリーに絡んできますので、ここまでの話
は前座みたいなものなのかもしれませんが。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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1万2千円がもらえますが、今のところ使い道は決まってませんが、貯金する
のもどうかなと思ってます。まだ地デジ対応テレビを買ってないのでその購入
資金に充てるのが一番現実的かなとも思います。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
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