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タイトル:Daily Drama Express 2009/04/30 BOSS (3)  2009/05/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/04/30 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル BOSS
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 大澤絵里子(天海祐希)
 野立信次郎(竹野内豊)
 木元真美(戸田恵梨香)
 花形一平(溝端淳平)
脚  本 林宏司
主題歌  Superfly「My Best Of My Life」

あらすじ  第3話 女の敵は絶対に許さない!

 参事官補佐の野立信次郎(竹野内豊)は、警視庁内で、鑑識官で監
察医でもある奈良橋玲子(吉瀬美智子)をナンパしているが、軽く断
られる。


 柔道場で『捜査一課特別犯罪対策室』の室長、警部・大澤絵里子
(天海祐希)は大男を絞め落としてしまった。


 『捜査一課特別犯罪対策室』に、玲子がやってくる。
 山村啓輔(温水洋一)は、髪の多い人間と美人は信用しないと言う
が、信次郎に、美人は自分のようないい男には飽きて、たまには山村
みたいなのを、つまみ食いしたいんじゃない、と言われ、舞い上がる。

 木元真実(戸田恵梨香)は絵里子に、「女の敵は、やっぱり女です
よね」と言う。玲子は、真実の前の上司。
 絵里子は、異動させられたこと、まだ恨んでいる?と聞く。


 刑事部長に呼び出される絵里子。
 このところ、女性雑誌の読者モデルばかりが襲われる事件が連続し
ている。その件の捜査を捜査一課の係長の小野田忠(塩見三省)班か
ら、引き継いで担当して欲しい、と言われる。

 やる気に燃える絵里子。

 屋上で信次郎は、これはマスコミ対策のパフォーマンス。犯人を追
いかけますよというポーズを付けている。ついでに犯人を捕まえられ
ればいいし、と言う。

 絵里子は、やっぱり女の敵は男ね!と言う。


 読者モデルの後ろを歩いて警護する刑事。

 少し離れてくださいと言われて、離れている間に、変な扮装をした
外人たちが間に入ってしまう。

 刑事が彼女を見失った隙に、彼女が襲われ、怪我をしてしまう。

 怪我そのものはたいしたことがないが、心の傷がPTSDを引き起
こすことがある。暫く入院して安静にしていた方がいいでしょう、と
医師から説明を受ける絵里子。

 絵里子は入院したゆかり(酒井若菜)に、犯人が捕まるので、見張
りを付けると、真実を紹介する。


 病院を後にした、絵里子と花形一平(溝端淳平)と山村。
 ゆかりの服もボロボロだったから、かなり手荒いことをされたのだ
ろう。しかも刑事がちょっと目を離した隙に襲われている。


 小野田から中間報告を受け取る絵里子。
 ホシを挙げるのはウチだと胸を叩く小野田。


 『捜査一課特別犯罪対策室』で絵里子が今までの事件を説明する。

 一件目の被害者は、スポーツクラブを出て、駐車場に停めておいた
自分の車に乗ろうとしたとき、いきなり現れたマスクの男に、手錠を
され、猿ぐつわをかまされ、暴行された。

 二件目の被害者は、夜ジョギングをしている最中、途中の公園でマ
スクの男に襲われ、同じく、手錠と猿ぐつわをされ、暴行された。

 三件目の被害者・ゆかりも刑事が目を離した隙に両手をつかまれ、
口を押さえられ、廃墟に連れ込まれ、手錠と猿ぐつわをかまされ、暴
行を受けた。
 約20分後、刑事がゆかりを発見した。

 彼女たちは、『エピソード』という女性誌の読者モデル。読者モデ
ルは全部だ5人いて、ほかの2人も、怖がっているという。

 その時、ゆかりから付き添いの刑事を男性に変えて欲しいという連
絡が入る。
 真実は、自分はゆかりから嫌われた。やっぱり刑事失格だ、と言う。

 不思議そうな男性陣に絵里子は、女性に話を聞かれたくないと思う
女性もいるのだと説明し、山村に担当させることにする。

 絵里子は、岩井と片桐に、一件目と二件目の被害者の話を聞きに行
かせる。
 花形には、『エピソード』を出版している出版社の編集部に話を聞
きに行かせる。

 ゆかりは、山村には話をする。
 自分たちは、読者モデルと言っても、雑誌社の専属モデルだと言う。
 山村は、モデルって、華やかな世界でいいですよね。叶姉妹とか、
といい、ゆかりは笑う。

 片桐は、ほかの被害者・小宮直美に話を聞きに行く。

 岩井は、SMショップに、手錠が同時に沢山売れていないか聞き込
みに行く。
 すると、4月17日16時10分、5個同時に売れているとの回答。
でも、どんな人が買ったかまでは覚えていない。防犯ビデオに映って
いるかもしれないと言われ、張り切る岩井。

 花形が編集部へ行くと、4月27日、最初の犯行が起こった3日後、
編集部宛に脅迫状が届いていたと言われ、見せて貰う。
 『たかが読者モデルのくせに調子に乗りやがって。
  俺が天罰くらわせてやる』

 岩井が、防犯ビデオに映っている、手錠を買った人物の写真を持っ
てくる。

 信次郎が小野田から得た情報を持ってくる。その写真の人物は三上
弘明(七枝実)というバーのマスターで、そこにはよく『エピソード』
の読者モデルたちが飲みに行っていた。4月25日から姿を消してい
る。三上には、覚醒剤での逮捕歴もあった。

 山村は、ゆかりからリンゴを貰ったと、ビニール袋に入れて、大事
に持って帰ってくる。このままずっと取っておくというのだ。


 絵里子達は三上の部屋を家宅捜査する。
 三上の部屋は汚い。そして手錠が二つ見つかる。


 絵里子は、花形と真実を連れて、三上が発見された現場へ行く。
 倉庫のようなところで死んでおり、死後結構時間が経過している。
死因は、なんらかの薬物を打って、自殺と警官は報告。なぜなら、三
上の遺書が見つかっているから。『エピソード』の読者モデルを襲っ
たのは自分なので、死んでお詫びすると、あった。

 山村は、ゆかりが捨てておいてと言って渡した使用済み紙コップを
ビニール袋に入れて、大事に取っている。
 岩井に、もうすぐゆかりが退院なので、もっといろいろ集めちゃお
う、と張り切って言う。

 玲子がやってきて、三上は自殺ではないという。なぜなら三上の手
首と足首には、縛られた痕があった。犯人は、三上を別の場所で拘束
して、塩化カリウムを静注して、窒息死させ、死んでからあの倉庫へ
運び込み、手首や足首の拘束をほどき、放置した。
 三上の死亡推定日は4月25日から26日で、二件目の事件の前。

 絵里子は、三件の被害者に使われた手錠や猿ぐつわは、確かに同じ
種類だが、犯行方法に、一件目と、二件目、三件目とは若干の違いが
あると言う。

 一件目の被害者は、首にナイフの刃を当てられている。そして顔を
グーで殴られている。これは、サディスト。暴力誇示型で、三上の性
格と一致する。

 二件目と三件目の被害者にナイフが使われたのは、最初の脅したと
きだけ。顔も平手で殴っているので、それほど痕には残らない。暴力
確認型。レイプ願望もある。


 犯人候補として、三上の中学時代の後輩・金田俊彦が浮上する。

 金田は三上のバーにも出入りしていて、女性達の前で、屈辱的なこ
とまでさせられている。

 絵里子は、片桐と岩井に、金田に話を聞いてくるよう指示する。

 声を掛けた片桐に金田は、これは任意か強制かと問う。任意だった
ら何も話しませんよ。ボク、そういうのに詳しいですから、と言う。


 真実が、編集部に届いた脅迫状と、遺書と、三上の部屋にあったプ
リンターで印刷した紙の三枚の紙を並べ、同じ機種のプリンターの場
合、印刷された文字からだけでは、同一とも異なるとも断定できない、
と言う。
 それからカメラで撮影すると、脅迫状と遺書の文字は消えるが、三
上のプリンターから印刷した文字は消えない。
 真実は、プリンターのインクには、顔料系と染料系がある。染料系
のインクの場合、赤外線カメラで撮影すると、文字が写らない。
 金田のアルバイト先の印刷所では、染料系のインクを使っていて、
金田も購入している。
 でも、それだけでは、金田が犯人だとは言い切れない。

 絵里子は、金田を取り調べたいと、信次郎に逮捕状発行を頼む。
 理由を問われ、最後は女の勘だと言う絵里子に、それでは逮捕状の
発行はできない。もし間違ったらオレの経歴に傷が付く。だから確か
な証拠を持ってきてくれ、と言う。

 信次郎は、絵里子は加害者にも被害者にも入れ込みすぎるところが
いけない、と言う。


 山村は岩井に、ゆかりについて、家族構成や、愛犬、銀行口座まで
聞き、すべてを手帳に書き付けていた。


 絵里子は『捜査一課特別犯罪対策室』へ戻ると、犯人の顔を一番よ
く知っているのは被害者。だから、被害者に金田を見せて判定して貰
う。金田は香水も付けていたから分かるだろう、と言う。

 片桐は、直美は入院していて無理だという。
 では、ゆかりに頼む、と絵里子。
 みんな、また襲われたらどうするのだと反対する。
 それを守るのが仕事でしょ、と絵里子。

 岩井が、被害者感情を考えないなんて、それでも絵里子は女か?と
言う。
 絵里子は、犯人は女性の敵。だからこそ捕まえたいのだ、と言う。

 絵里子と山村が、ゆかりに頼みに行く。
 怖がるゆかりに、自分が絶対守ります、と山村。

 絵里子は、小野田にも応援を頼む。
 小野田は、そんなに手柄が欲しいのか?とあきれるが、絵里子はど
うしても女の敵が許せないのだと言う。

 金田が、毎日決まった時間に通る道にあるカフェに座っている、絵
里子と山村とゆかり。
 片桐が、金田が現れたと連絡してくる。

 片桐が金田の携帯に電話して、金田の気を逸らせる。

 山村と一緒に歩くゆかりは、金田とすれ違う。
 その時、金田の顔色が変わる。

 ゆかりは山村に、間違いありませんといい、金田がゆかりに襲いか
かる。
 山村をはじめみんなで金田を取り押さえる。暴れる金田。


 信次郎は、絵里子に、今回は負けたよと言う。
 絵里子は、いつもでしょ、と言う。

 絵里子は、小野田にも礼を言う。


 モデルの仕事を復活するゆかり。
 一仕事終えたゆかりと話をする絵里子。
 絵里子は、犯人が捕まって、今頃、家宅捜索をしている、と言う。

 よかったという顔をするゆかりに、家宅捜査をしているのはゆかり
の部屋。三上と金田を使って、直美ともう一人を襲ったからだ、と言
う。
 自分も襲われている、とゆかり。
 絵里子は突然ゆかりを殴ろうとする。
 するとよけようとするゆかり。
 絵里子は、普通人は、危険を察知すると逃げる。だが、金田とすれ
違ったゆかりは、手を引かず、捕まれるままにしていた。
 それは、金田のことを知っていたから。

 それと金田が捕まったとき、ゆかりはため息をついた。
 普通は犯人が目の前にいる間は緊張が解けず、ため息は出ない。

 それと、金田がゆかりに対して示した恐怖の顔。
 普通、レイプ犯は被害者に対して、心理的優位に立つもの。それが
逆になっていると指摘する。

 金田に三上を殺させたのもゆかりだろう。ゆかりがあの汚い工場へ
行くのは考えにくいが、三上の死は見届けたいはず。なんらかの痕跡
を探し出そうと、くまなく探した。

 そして真実が庭でタバコの吸い殻を見つけた。山村のコレクション
についていたゆかりの唾液と一致した。ゆかりがあそこでタバコを吸
った証拠だ。
 銀行口座も調べた。偽名を使っているが、ゆかりの口座から金田の
口座に金額が動いているのがわかった。警察が調べる気になれば、全
部わかるの。
 それにゆかりが襲われたのはファッションショーの帰り。そういう
とき、モデルさんは、最新の靴を履くのに、ゆかりが履いていたのは、
2年前のモデル。あらかじめ汚れるとわかっていたからの用心だろう。
 そして、ゆかりはカバンにメイク落としと化粧水を入れていた。普
通こんなものは持ち歩かない。入院することがわかっていたから持っ
ていたのだろう、と絵里子。

 遂にゆかりは認める。直美ともう1人を襲わせたのは、自分より掲
載ページ数が多かったり、読者の人気投票が上位だったりしたから。
彼女たちをメチャクチャにしてくれるよう頼んだ。
 そしてゆかり自身は、華々しく復帰するはずだったのに、扱いが小
さい。
 これから逮捕されるのに、大勢マスコミが集まるよね。メイク、直
さなければ、とゆかり。

 ゆかりは最初から絵里子のことがいやだった。何か見透かされてい
るようで、と言う。

 女の敵は女ね、と言うゆかりに、敵は卑劣な犯人だ、と絵里子。


 絵里子は真実に、真実が見つけてくれた吸い殻で強気に出られた、
と礼を言う。

 絵里子は真実に、真実には見抜かれそうだったから避けたのだろう、
と言う。

 岩井が山村に、ゆかりについて調べていたり、収集していたりして
いたのは、こういうことに役立てるためだったんだなと言って、見直
す。

 真実は信次郎に、どうして絵里子は最初からゆかりを狙っているこ
とを言わなかったのだろうと聞く。
 信次郎は、上に立つ人間は、すべては言わない。無用な混乱を起こ
すこともあるからだ、と答える。
 元上司の玲子もそうだったんじゃないか?と信次郎。

 真実は、信次郎が玲子に薔薇100本を贈ったって聞いたけど?と
逆襲。
 信次郎は言わないこともあるんだよ、と言うと、口の中で真実に贈
ったんだよ、とつぶやく。


 エレベータに乗り合わせる玲子と絵里子。
 絵里子は、真実は鑑識官として優秀。なのになぜ放出したのか聞く。
 玲子は、鑑識は物だけでなく、人を知ることも必要だから、と答え
る。
 考えてるんだ、玲子もと絵里子。

 玲子は、絵里子も化粧を勉強したら?チーク濃すぎるわよ。それと
も火照ってる?と嫌み。
 絵里子は、火照ってます。ラテン系なもんで、と切り返す。


 絵里子は、定時で出て行く片桐に、残業代付けなさい。毎日、通っ
てるんでしょ、知ってるわよ、と言う。

 果たして片桐は、直美の病室を訪れ、見舞っていた。


 山村と花形は、岩井にSMバーのようなオカマバーに連れて行く。
 悲鳴を上げる山村と花形。


 宏と焼鳥屋で飲んでいる絵里子。
 宏がトイレに立ったとき、絵里子は偶然、宏の課吟の中に入ってい
た葉書を見てしまった。
 そこにはあの刑務所から出した郵便物に押される桜のマークが押さ
れていた。


寸  評  絵里子が最初から、真相を見抜いていたなんて。
 実は絵里子って、メチャクチャ切れる人だったんですね。かつ、上
司としても有能。
 最初から言わないのは、混乱させないためと共に、部下育成のため
もあるのでしょうか。

 絵里子は宏とどうやって知り合ったのでしょうか。
 っていうか、宏はそもそもどういう人なんでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 NHKもフジテレビも、『婚カツ』が流行なので使いたいけれども、ストレ
ートに使うのは恥ずかしい、という感じが、感じられますね。
 NHKは、離婚も一緒に絡めることで、幅を広げ、フジテレビは、就職(就
活)と絡め、トンカツと語呂合わせをしている。
 確かに、頑張って結婚を手に入れるってストーリーのドラマは昔からあった
ので、単純に婚カツというだけでは、ストーリーが新しくはふくらまないから
でしょうね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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