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タイトル:Daily Drama Express 2009/04/23 BOSS (2)  2009/04/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/04/23 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル BOSS
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 大澤絵里子(天海祐希)
 野立信次郎(竹野内豊)
 木元真美(戸田恵梨香)
 花形一平(溝端淳平)
脚  本 林宏司
主題歌  Superfly「My Best Of My Life」

あらすじ  第2話 知りたい…好奇心という罪

 胸に包丁を突き立てて歩く人物。
 やがて工事現場の脇に倒れる。


 『捜査一課特別犯罪対策室』の室長、警部・大澤絵里子(天海祐希)
は、射撃の的に、それぞれ部下の顔を思い浮かべて、撃つ。


 岩井善治(ケンドーコバヤシ)は山村啓輔(温水洋一)に、絵里子
は昔、男のせいで、キャリアを棒に振ったらしい。それを探れ。おっ
さん、暇だろうと言う。


 絵里子は屋上で、片桐琢磨(玉山鉄二)に、なんで射撃訓練をしな
いの。年間200〜300発はノルマでしょう、と言う。警察も組織
なんだから、と。

 片桐は、刑事って、本来一匹狼でしょ。仲間にも何も言わない。信
頼できる上司にしか話さない。その信頼できる上司がいればだけど、
と言う。

 廊下で木元真実(戸田恵梨香)とすれ違い、射撃訓練しなさい。刑
事の義務でしょ、と言う。
 真実は、自分が撃つことはないので、とやる気がない。
 仲間が危険にさらされても?と絵里子。
 真実は無視する。

 絵里子が室長席で、ノートパソコンを前に座っていると、参事官補
佐の野立信次郎(竹野内豊)がやってきて、甘いものない?と絵里子
に声をかける。
 そして、今、絵里子のことが話題になっているという。警察裏サイ
トに、何か書き込まれているんじゃないか?お宝写真が流出してるん
じゃないか?若いときのヌード写真とか、と言う。

 慌てて『3チャンネル』の掲示板を見る絵里子。

 信次郎と入れ替わりに、ノートパソコンを抱えた花形一平(溝端淳
平)
 「何?『やる気茶屋』」と花形をからかう絵里子。
 花形は、『神』と名乗る人物が、ネットの掲示板に書き込みをして
いる、と見せる。

 『3人目の被害者は うえのあきは。台東区新町4−2−13』
 この件は今、所轄署に呼ばれて、捜査一課の係長の小野田忠(塩見
三省)の班が出場していったところで、まだ一般には知られていない。
 あきはは、東和大医学部5年生と書かれている。
 自分のことを『神降臨』とも。

 『3人目』ということで、花形は、一人目と二人目も掲示板に載っ
ていたと、見せる。
 水死や変死として片付けられていたものだ。

 二人目については、『やまだよしみ。大田区貫井町4−6−1』と
書かれている。書き込み時刻は4月16日14時20分。
 救急隊が駆けつけるより、前の時刻に、しかも写真付きでアップさ
れていた。

 その神の姿としては、黒装束で大きなダガーナイフを持ち、目は青
く、顔に血でバッテンを書いていると書かれていると、その通りに描
いた絵を見せる花形。
 みんな、その絵はないだろう、と言う。

 それでも絵里子は、真実を連れて、あきはの亡くなった現場へ行く。
 岩井と山村には、好美が水死した現場へ行かせる。
 花形には、ひとみの変死を調べさせる。

 花形は鑑識官で監察医でもある奈良橋玲子(吉瀬美智子)に聞きに
行く。
 花形を、『やる気』ね、と迎え入れた玲子は、ひとみの死に不審な
点は無い。酔ってベッドと壁の間に落ち、圧死した。ひとみの身体か
らは、他人の指紋は出ていないという。

 現場で真実は、壁に向かって座り込んでいる。
 絵里子は、包丁で心臓を刺すことは、思ったより難しい。肋骨を刺
し抜くほどの力で刺すか、胸骨の隙間を上手に通らなければならない。
そんなこと、真実は当然知ってるよね。
 それって、乙女の悩みで、そんなところに座り込んでいるの?と絵
里子。

 真実は、包丁の柄には、傷が付いていた。壁のここにも傷がある。
包丁の柄をここに当てたのではないか。
 すなわち、包丁の柄を壁に当てて、あきはは自分で自分の胸に包丁
を刺したのではないか。

 絵里子は、あきはは医学部5年生。解剖でも手慣れたものだっただ
ろう、と納得する。


 『捜査一課特別犯罪対策室』に戻り、検討すると、よしみは自分の
身体の重みにより、圧死しているし、ひとみは泳げないのに、酔って
水路に落ち、溺死している。すなわち、すべて事故死や自殺だったの
だ。

 神と名乗る人物は、ネットカフェや駅など、方々の公共施設でも書
き込みを行っている。
 片桐が共通点を見つけた人物の唯一の特徴は、人差し指にはめた、
どくろの指輪だけ。

 それより問題は、ネットの世界で彼を『神』とあがめ、彼に具体的
な個人の殺人を依頼してくる多くの人が存在することだ。

 殺人を依頼してきた人物については、サイバー班が次々と話を聞い
ているところだ。


 刑事部長は絵里子に、殺人事件でもないものを、殺人だと騒いで、
と文句を言う。
 そこに小野田が入ってきて、『神』を捕まえたという。

 犯人は、消防無線マニアだった。藤原優、21歳。
 消防無線を傍受すると、誰よりも早く現場へ駆けつけ、死体を撮影
していた。
 しかもこの3件は、簡単に事故や自殺とはわからない、ややこしい
ものだった。

 サイトにアップすると、その反響が大きく、気持ちよくなった。

 藤原が捕まるきっかけになったのは、そのことをアルバイト先で、
ペラペラとしゃべってしまったこと。

 真実が、今や警察無線はデジタル化されているが、消防無線は、ま
だ多くがアナログのまま、とつぶやく。

 岩井が、『やる気』も空回りだと揶揄する。

 藤原は、死体の写真をアップして、何が悪い。みんな喜んでくれた
じゃないか。自分は最高のエンターテーメントを提供しただけだ、と
言う。

 掲示板では、神なんて偽物じゃないか、という書き込みが大量にあ
る。

 取調室に絵里子が入ってきて手を叩き、よくやったじゃない、坊や、
と言う。
 藤原は、両親に甘やかされ、ほめられて生きてきたのだろう。だか
ら挫折を怖れ、新しいことに挑戦できなくなってきた。でも、やれば
できるんだという思いが、心の中にあった。
 それが実現できる場が、ネット上だった。そこでは熱く迎えられた。
 向こう側に堕ちたことを書けば、また熱狂されるんじゃない?と絵
里子。


 花形が、また、大変だとやってくる。
 浅草署管内で、台東区和光町6−7−2−706 根本純 が殺さ
れた。
 それは、ネットに書き込まれていた2人のうちの1人だった。

 ネット上では、また新たな神の出現に湧いていた。

 花形が、純のマンションの防犯ビデオを入手してきて、再生する。
 そこには、ネットに書いてあったとおりの、黒いフードをかぶり、
右手にダガーナイフを握った人物が映っていた。

 純は、7カ所を滅多刺しにされ、失血死していた。
 そして壁には、血糊で大きくバッテンが描かれていた。

 その黒装束の人物は、ビルの屋上で、血糊の付いたナイフを両手で
握り、そのナイフをクロスさせる。

 絵里子は、この人物は、模倣犯というわけではないだろう。むしろ、
『神』の熱狂的な支持者だったのだろう。熱狂する余り、だんだん自
分がその神だと思い込み、最初は架空だったその服装までした。
 その現実との境を乗り越えられるだけの気力があれば、できる。特
に『神』が捕まった今は、そういう人物が出現しやすい。アメリカで
もそういうことはよくあった、と言う。

 そして、犯人を誘き出すために、次は絵里子自身がおとりになると
言う。

 廊下を歩いていた絵里子は、池上浩(丸山智己)からの、『現場は
雨降ってきて大変だった。そっとは元気?』という絵文字付きの携帯
メールを貰い、ニヤニヤしていた。
 『実はね』と返信を打とうとするが、止めて、『元気』と書いて、
絵文字を付けて返信し、ため息をつく。

 そんな絵里子をそっと見ていた信次郎。

 絵里子は、刑事部長に、自分がおとりになると言う。掲示板の中に、
『警官殺しは最高』とある。だから殺したい相手として絵里子の名を
書き、それをあおる書き込みを沢山すれば、犯人は襲ってくるはず。
犯人は掲示板の中の書き込みを忠実に実行しているから、と。

 屋田健三(相島一之)が、殺人なんて言って騒がせた汚名返上か?
と嫌みを言う。
 絵里子は、早くしないと、被害者が増えるという。
 信次郎が、警官を集められるだけ集めろ、と言う。

 絵里子は掲示板への書き込みをしている一同に、保管庫に行って、
各自拳銃を携行するよう言う。

 花形が絵里子を追いかけ、おとりになったのは、自分のせいか聞く。
 絵里子は、花形の言ったことに左右なんてされない。それより、戦
力になれるよう、早く一人前になりなさい、と言う。

 捜査会議で、配置が決められる。

 絵里子は、拳銃の保管庫を解錠し、各自に拳銃を持たせる。だが、
絵里子は持たずに施錠する。


 おとりの部屋に入る絵里子。
 一緒の部屋に、真実だけを連れて入っている。

 真実は、自分を試しているのかと聞く。
 絵里子は、優秀な部下がいれば、自分に拳銃は要らない、と言う。

 周囲で張っている警官達に姿を見られる犯人。
 みんなが追うが、逃げられる。

 最後、片桐が「止まれ!」と拳銃を向ける。
 だが、人を撃った場面がフラッシュバックした片桐は、撃てない。
 その間に犯人に逃げられる。

 その無線の交信を聞いていた絵里子は、部屋に真実を残して、懐中
電灯を片手に飛び出す。

 倉庫のような建物に駆け込む犯人と、それを追う花形。

 ダガーナイフを構える犯人。
 続いて岩井も倉庫へ入る。

 犯人に襲われ、必死にかわす花形。
 花形は犯人と一緒に二階部分から一階へと落ちる。
 花形は身体を打ち、犯人の方が早く立ち上がると、花形ののど元に
ナイフの切っ先を突きつける。

 犯人に向かって拳銃を構える岩井。
 犯人は岩井に向かってナイフを投げる。
 ナイフはわずかにそれ、岩井の脇の壁に刺さる。

 犯人は窓に体当たりして、外へ転げ出る。
 そこには、懐中電灯を手にした絵里子がいた。
 懐中電灯を顔に当てられた犯人は、必死に逃げる。

 絵里子は、花形と岩井と共に、犯人を追う。
 犯人は小屋へ入る。
 絵里子は、自分が踏み込むから、自分を守って、と花形と岩井に言
う。

 でも、次の瞬間、絵里子は、逃げて!と2人に言う。

 小屋は大爆発を起こす。
 吹き飛ばされる絵里子、花形、岩井。


 事件は片が付き、小野田は絵里子に、早く家に帰れ。警官を一人護
衛に付ける、と言う。
 絵里子は、他班の指示は受けないと断り、現場に残っている。

 絵里子は岩井と花形と、ぎっくり腰を抑えながらやってきた山村に、
結局神を本当に信じていたのはあの犯人だけだった。まわりの人間は
無責任にネット上であおっていた。その人達も同罪だ、と言う。

 搬出される黒こげの死体。手にナイフを持った状態で見つかった。
 急いで検査結果を出して欲しいって言うから、これから調べると、
来ていた玲子が言う。

 絵里子は、やっと帰ろうとする。
 そこに一人の若い制服警官が来て、送りますという。
 ありがたく一緒についてきて貰うことにする絵里子。
 途中すれ違った岩井に、「若い男と一緒でいいでしょう」と言う。
 岩井は、自分の性癖がばれている、と焦る。

 絵里子と警官は、タクシーを絵里子のマンションの前で降りる。
 警官は、絵里子にトイレを借りられないかと聞く。
 絵里子は、もちろんOK。冷えちゃったよね、と気遣う。

 玲子から花形への電話。そこに絵里子がいるか聞く。
 花形は、絵里子ならすでに帰ったという。
 玲子は、あの小屋で焼死していたのは偽物だ。焼死に生体反応がな
かった。すなわち、すでに死んだ人間を身代わりとして焼いただけな
のだ、と。

 その死体はホームレスだったので、捜索願も出ていなかったことが
分かる。


 絵里子はその警官を部屋に上げトイレの位置を示すと、お茶でも飲
んでいって、と言う。
 トイレに入る警官。
 絵里子は警官の靴を揃え、自分の靴を靴箱にしまう。

 トイレの中で、男の目が青く光る。
 そして制帽を脱ぐと、黒いフードをかぶり、顔に赤いバッテンを付
け、ダガーナイフを手に、そっとドアの隙間から、キッチンにいる絵
里子の様子を見る。

 その頃、片桐が運転する車は、全速力で絵里子の家へと向かってい
た。

 男は遂に絵里子を襲う。
 だが絵里子はきわどいところで男のナイフをよける。
 逃げる絵里子に男は、「人間は罪深い生き物だ。ここで告白すれば、
7つの傷を与える。そうすれば罪深いところから救われる」と言いな
がら、ナイフを繰り出す。

 絵里子の身体にナイフが刺さり.....カチッと音がする。

 絵里子の部屋に駆け込む片桐達。
 彼らの前で絵里子は犯人の手をねじ上げていて、「遅い!早く手錠
を」と言う。
 犯人に手錠を掛ける花形。

 絵里子は拳銃を構えている片桐と真実に、「撃つ気、あるの?」と
問う。

 彼らが靴のまま上がっているのに気付くと、「靴!」と叫んで脱が
せる絵里子。

 絵里子が犯人に気付いたのは、犯人が脱いだ長靴を揃えたときだっ
た。今のブーツは中がファスナーになっている。あのブーツは古いタ
イプ。ネットオークションででも手に入れたのだろう、と言う。


 警視庁の廊下を一緒に歩く絵里子と信次郎。
 信次郎が、35にもなって、自分を神だって思っているとは、と犯
人のことをあきれて言う。
 絵里子は、未来に不安を抱いている若者がよく、そういう妄信にと
りつかれるが、先が見えてしまった中年も、妄信にとりつかれること
がある。井上はそういうタイプだったのだろう、と言う。
 信次郎は、自分も神だけどと言う。
 廊下ですれ違った婦警達が信次郎に、またごちそうしてください、
と声を掛ける。
 満更でもない様子の信次郎。

 絵里子は花形とすれ違うと、初めての逮捕に浮かれていないで、さ
っさと調書を書きなさい、と言う。

 信次郎は花形に、絵里子は大きな女だと言う。
 身長170センチはありますかねぇ、と言う花形に、身長のことじ
ゃないよ、と信次郎。


 射撃訓練場に現れる片桐。でも、射撃訓練はしない。


 山村が岩井に、絵里子の昔の男がわかった。外人だったんですよ、
と言って、絵里子のノートパソコンの壁神を見せる。
 それは、リチャード・ギアだった。

 岩井は山村に、あれは「リチャード・ギア」という俳優だと言うと、
自分の携帯の待ち受け画面を見る。
 そこにも、リチャード・ギア。「ギア様」と呼びかける岩井。

 戻ってきた絵里子は、席に座り、パソコンを見ると、ウットリとし
た表情をしている。


 コンビニの前で、職人風の服装の宏と会う絵里子。
 宏は、絵文字が三つも付いていた。強がったメールをくれるときは、
参っているときだろう。商社の仕事って、大変なのか、と言う。
 絵里子は、人手不足で、忙しかかっただけと、答える。


寸  評  あの時、絵里子が怪我させられるかとも思ったら、偽警官だと気
付いていたとは。
 確かに、あのブーツを揃えたとき、絵里子がちょっと考える風の動
作を見せたので、何かな?とは思ったのですが。
 絵里子は、結構デキル人なのですね。

 でも、あの時拳銃を携行しなかったのは、自分には正確に撃てない
と自覚していたからでしょうか?

 絵里子は、恋人に商社勤務と嘘をついていたのですね。確かに、警
視?だかの女性を彼女にする男性は少ないでしょうね。

 ところで、信次郎は絵里子をどう思っているのでしょうか。好きな
のでしょうか?それとも単にライバル?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 会社の休日はカレンダー通りですが、30日と1日は有休を取って、連休に
する人が多いようです。
 通勤電車が空いていてくれないかと、期待しています。
 この連休中は、都内の方が却って空いているのでは無いかと思っています。
 特に出かける予定もないので、今まで録画したままになっていた番組を見て、
片付けようかなとも思っています。
 ただ、花粉症プラス薬のせいか、眠気がひどくてなりません。
 このままだと、寝正月ならぬ、寝ゴールデンウィークになってしまいそうで
す。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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