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タイトル:Daily Drama Express 2009/03/23 ヴォイス (最終回)  2009/04/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/03/23 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ヴォイス〜命なき者の声〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 加地大己(瑛太)
 石末亮介(生田斗真)
 久保秋佳奈子(石原さとみ)
 桐原哲平(遠藤雄弥)
 羽井彰 (佐藤智仁)
 蕪木誠 (泉谷しげる)
 佐川文彦(時任三郎)
脚  本 金子茂樹
主題歌  『』

あらすじ  最終回 別れの時、僕らの明日

 石末貴之(名高達男)は、院長の職を退任するという書類にサイン
をする。あの桜井真也(田村亮)から貰ったボールペンで。


 加地大己(瑛太)は、パンばかり食べている久保秋佳奈子(石原さ
とみ)に問う。
 佳奈子はシールを集めていると答える。シールを集めると、小鉢が
10個貰える、と。
 大己は、そんなに小鉢を使うことなんて無いだろう。そのパンを買
うお金で、小鉢を三つ買った方が利口だ、と言う。

 羽井彰(佐藤智仁)がさっき大量にシールを捨てていたと桐原哲平
(遠藤雄弥)が言うと、そのシールを欲しそうにする佳奈子。


 桐原の部屋に集まり、日本酒を飲む4人。
 佳奈子は、どうしても今日中に仕上げなければならないレポートが
あると言って、まだ学校に残っている。
 桐原は、一ヶ月をアメリカで研修できるなんていいな、と言う。

 4人は、もうすぐゼミも終わりだと感慨深げ。

 桐原は羽井に、また最初の時のようなパンクなパンフレットは作ら
ないのかと問う。
 『女子は3万円』って、大きく書いておいていいからと、亮介。
 佳奈子は、ぎゃあぎゃあとうるさいから、と大己。

 一緒に帰る大己と亮介。
 亮介は大己に、これからどうするか決めたか聞く。
 まだ迷っていると大己。

 亮介は、もともと大己は自ら進んで決めたのではないからな、と言
う。
 大己は、でも、法医学教授・佐川文彦(時任三郎)には、感謝して
いると言う。佐川でなければ、自分はここまで続けてこられなかった
だろう、と。

 大己は亮介に、貴之がどうしているか聞く。
 貴之は弁護士と打ち合わせをし、裁判の準備をしている。裁判の判
決は、執行猶予付きの有罪判決だろう。そして偉業停止一年。貴之は、
院長を辞める手続きをしているという。


 法医学教室に、遺体が運び込まれる。
 刑事の大和田敏(山崎樹範)が説明する。成瀬喧一(ダンカン)、
44歳。運送業の配達員をしていて、去年結婚した妻と2人暮らし。
 住宅街の公園で、おととい午後9時頃刺されて亡くなった。
 刺したのは高校生の坂田潔美(近野成美)、18歳。
 成瀬に襲われそうになり、もみ合ううちに、誤って成瀬を刺してし
まった。
 成瀬には、婦女暴行の前科がある。ナイフを持っていたのも成瀬。

 潔美は、理事長の親戚。くれぐれもよろしくと頼まれている、と言
う。


 成瀬の解剖が始まる。
 刺し傷は1カ所だけ。もみ合って、偶然刺さったにしては、あまり
に鮮やかすぎる。

 即死かな?との問いに助手の夏井川玲子(矢田亜希子)は、刺され
てから多分、10〜15分、生きていたのではないかと答える。

 学生が解剖室を出て行くと、佐川は大和田に頼み事をする。

 やがて佐川の部屋に、潔美が婦警に付き添われてやってくる。
 佐川は潔美に、成瀬に襲われた傷跡を見せて欲しいと頼む。

 潔美は椅子に腰掛けると、ズボンの裾をまくり、左膝の包帯を外し
て、擦り傷を見せる。

 佐川は、写真を撮っていいか聞き、潔美が頷くと、婦警に撮影して
貰う。

 大和田が、腕の方もというと、そでをまくる潔美。
 その腕には、爪が食い込んだような跡か4つ。
 大和田が、藪に連れ込まれそうになったときに、引っ張られて付い
た傷だよね、と言うと、頷く潔美。
 佐川はそれも写真に撮らせて貰う。

 そこに理事長が来て、佐川を自室に呼びつける。


 大己たち学生たちは、今日みたいな解剖をするのは気が滅入る、と
言う。
 成瀬は刺されて当然のことをしていたのだから、と。

 そこに玲子が来て、佐川が潔美に殺意があったと鑑定したことから、
理事長が鳴浜医大の弦巻教授に再解剖を依頼した。弦巻教授は、佐川
よりも名声のある法医学者。再解剖の結果次第で、佐川の進退問題に
発展する、と言う。

 大己は、成瀬が亡くなっていたところへ行こう、と言う。みんな無
反応。

 亮介が、大己のその言葉を聞けるのも、あと少しだな、と言い、羽
井が全員参加だぞと言い、佳奈子も頷く。

 現場の公園を見る。
 潔美の高校まで歩いて5分、成瀬の家まで歩いて10分程度。奥さ
んもいるのに、こんなに家の近くで犯罪を犯すのか、と大己。

 衝動的にやってしまったのでは?と亮介。

 佳奈子は、犯罪を衝動的に行うタイプと、そうではないタイプがい
ると言う。

 そこに花束を持った中年男性がやってくる。成瀬の同僚だったとい
い、成瀬がこんなことをするとは思えない。もちろん、成瀬が昔事件
を起こしたことは知っている。奥さんもそれを知った上で結婚してい
る、と言う。


 大己は図書館で新聞の縮刷版を調べている。

 研究室に戻った大己は、ひっかかっていることについて話す。
 潔美の住所は、埼玉県所沢市。そして以前、成瀬が事件を起こした
のも所沢市。
 その時の被害者は女子中学生だったから、もしかしたら潔美の同級
生かもしれない、と言う。

 佳奈子は、佐川が潔美に殺意があったと結論を出したのは、解剖の
結果と被害者の怪我からだった、と言う。

 そこに蕪木が来て、みんなも卒業していくし、佐川もほかの所へ移
ってしまうだろう。自分もこれからどうしようかな、と言う。

 みんな、佐川がこの大学を辞めてしまうことに驚く。
 蕪木は、まだ決定したわけではなく、今行われている教授会の結果
次第だ。まあ、偉い鑑定の先生が呼ばれて、正当防衛を主張している
らしいけど、と言う。そして、潔美の腕に残った指の跡、あんなすご
い力で引っ張られたら、怖かっただろうな、と。

 教授会が行われている会議室の前に走っていく5人。

 教授会が終わり、ぞろぞろと教授達が出てきて、最後に佐川が出て
くる。
 大己たちが、大学に残れるんですよね?と聞くと、佐川は研究室に
戻ってから話す、と言う。

 佐川は、まだ正式に決まったわけではないが、多分みんなと一緒の
タイミングでここを去ることになると思う。そうしたら、前々から声
を掛けてくれていた鹿児島の大学へ行くつもりだ。地方の法医学界で
は、ことに人材難がひどい。だから少しでも力になりたいという。
 そして、みんなは立ち止まらず歩き続けて欲しいと言う。


 羽井の実家の沖縄料理店で話をする。

 大己は、このまま歩き続けろと言われても、何をしていいか迷って
しまう、と言う。

 羽井は、自分は法医学を選び、できの悪い自分を佐川先生は見捨て
なかった。法医学はやめるかもしれない。でもそれはオレなりに極め
たと思えたときだ、と言う。


 大己と亮介が出て行き、母親・羽井鳳子(濱田マリ)と2人きりに
なると、鳳子は、羽井は医学部に合格するのさえ、苦労した。もし、
医者としてやっていけなくなったら、この店やるよ、と言う。
 羽井は、迷惑だと言い返す。


 一緒に帰る大機と亮介。
 亮介は法医学をやめるつもりだと言う。貴之の病院を継ぐことにし
た。
 亮介が法医学を志したのは、生きた人間と向き合うのが怖いという、
消極的な理由。これからは生きている人間に向き合ってみると言う。

 大己は、亮介ならきっといい医者になれるよ。亡くなった方の気持
ち、残された遺族の気持ちもわかっているのだから、と言う。

 そして、大己自身はまだ先のことは考えられない。佐川に誘われて
法医学教室に入った。だから、佐川以外の人から法医学を学ぶ決心が
ついていない、と言う。


 桐原が蕪木に、成瀬の血液サンプルを置いておくと声を掛ける。
 蕪木は、これから寂しくなると言う。桐原が持ってくるCDもよか
ったし、と。
 桐原は、科警研を目指すことにした、と言う。国家試験もあるし、
定員も少ないので、難しいけれど、と付け足す。
 蕪木は、目指すだけならただなんだから、頑張れ、と言う。
 桐原が、蕪木の元で働けて良かったというと、気持ち悪いからよせ、
と蕪木。


 大己は、潔美の友達に話を聞く。
 成瀬に襲われたのはユウコ。潔美と友達だった。
 でも、事件の後、自殺してしまった。ユウコの母親は、世間体を気
にして、告訴を取り下げてしまった。
 犯罪を犯したのに無罪になるなんて、おかしい、とユウコの友人達
は口々に言う。


 研究室に戻った大己は、佐川が潔美に殺意があったと判断したから
には、その理由があったはずだという。

 大己は、佳奈子から借りた本を、佳奈子の前に差し出す。
 当然佳奈子は受け取ろうとする。

 でも、大己は本から手を離さない。
 大己は佳奈子の腕をつかむ。
 当然、佳奈子は逃げようとする。
 大己が手をゆるめると、佳奈子はバランスを失う。

 今度は大己は佳奈子に、自分の腕をつかんで引っ張るよう言う。
 大己はびくともしない。

 そのうち大己は、佐川は自分の身体がかかってまでも主張する何か
を見つけたのだと、みんなで理事長のところへ行こうと言う。

 理事長の前に座っていた佐川のところへ行くと、大己は、佐川に、
潔美は正当防衛ではなかったって、正しいですよねと言うと、理事長
に佐川を辞めさせないで欲しい、と言う。

 理事長は、もう教授会で決まったことだという。
 大己は、成瀬は身長179センチ。それに対して潔美は身長
150センチ。2人の間には、約30センチの身長差がある。それな
のに、ナイフの刺し傷は斜め上から刺さっている。もみ合ったのでは、
こういう刺し方は難しいのではないか。
 それと、潔美は成瀬に腕をつかまれ、藪の中に引きずれ込まれそう
になったと供述している。でも、あの指の跡では、引っ張るときに力
が入らない。

 あの指の跡の付き方は、刺そうと突き出されたナイフをかわそうと
してつかんだときにできた跡ではないか。佐川が真摯にご遺体に向き
合って導き出した結論なのでは、と言う。
 このことは、今後の警察の捜査でも明らかになるだろうと言う。

 理事長は、弦巻の鑑定が正しいのか、佐川が正しいかは、これから
司法の場で決着するだろう。
 でも、我々が問題にしたのは、佐川の教育態度だ。学生を自由にさ
せすぎではないか。まさにその典型が大己だ、と言う。

 今まで黙っていた佐川が口を開く。自分はいつも学生に、ご遺体に
真摯に向かい、死者の最後の声を聞くよう指導している。彼らはまだ
未熟なので、時に最後の声を聞くために、やりすぎることがある。で
も、それを見守って欲しい。彼らは、ご遺体や残されたご遺族のこと
を真剣に考えている、と言う。


 屋上で大己は佐川に、出過ぎたことをしてしまったことを詫びる。
 佐川は、大己たちが言ってくれたことが嬉しかったと言う。

 大己は、成瀬は刺された後、10分から15分ぐらい生きていたと
言っていた。その間、助けを求めなかったのだろうか、と疑問を口に
する。
 佐川は、わざと死を待ったのではないか、と言う。


 大和田は潔美を呼んで、話を聞く。
 大和田は、佐川のことをとても信頼している。また、佐川に解剖さ
れて幸せだったね、と遺体に対して思う。佐川は誠実にご遺体の最後
の声を聞いている。
 その佐川が潔美の証言次第で辞めさせられてしまうかもしれないの
だ、と説得する。

 潔美はついに話し始める。
 ユウコの事件で、ユウコは自殺までしてしまった。それなのに犯人
の成瀬は、罪にも問われないし、結婚までして幸せに暮らしている。
 そんな成瀬が許せなくて刺した、と。

 でも、刺して倒れた後も、成瀬は生きていて、潔美を呼び止めると、
ユウコの件はずっと申し訳ないと思って、生きてきたと言った。

 佐川は大己に、大己の言っていることは、推測だ。推測なら、解剖
室の中でしろ。解剖をした結果を積み上げて、死者の最後の声を聞く
ようにしろ、と言う。


 佐川は、玲子と蕪木に、これからもこの研究室をよろしくと頼む。
 佐川の後任はどなたですか?と問う玲子に、後任なら、ここにいる
よと玲子を指す。
 蕪木は、助教から講師に昇格ですか。まあ、知らん奴が来るよりま
しか、と言う。
 玲子は殊勝に、佐川の教えを胸に、頑張ります、と言う。

 佐川は早く2人に着替えるよう言う。
 なんだろうと考える2人に、寿司屋だと、佐川。ゼミ生5人が最後
まで残るかという賭けに勝ったのは佐川。
 やっぱり勝った奴は覚えているんだな、と蕪木。
 寿司をタダで食べられることなんて、滅多にないからな、と佐川。


 5人でお別れパーティーをする。いつもの羽井の実家の沖縄料理店
で。
 佳奈子は、アメリカ研修の準備はバッチリと言う。
 桐原は、1人違う道を進む。国家試験一種の試験に受からなければ
ならない。

 大己は、まだ何をするか決めていない。亮介の病院で、受付でもす
るかなと言う。
 桐原も、試験に落ちたら、亮介の病院で雇って、と言う。
 亮介は、病院の経営は大変なのだ、と言う。

 桐原はまだあと二年ありますから、また会えますよねと言う。

 羽井が、昼間桜の花が咲いているのを見た。花見へ行こう、と言う。

 −− 明日が終われば、ぼくらはそれぞれの道を歩き出す。共に笑
い、共に泣いた日々。全部を胸に抱えながら、僕らはまた歩き始める。

 まだ寒い中、夜桜見物へ向かう5人。

 佳奈子は大己に、なぜまだ分からないって言うんですか?と言う。

 大己は、本当に自分は法医学をやりたいのか。法医学に向いている
のか、もう少し考えたい、と言う。

 佳奈子は、そうやって考えるのはすでに法医学に関心があるってい
うことでしょ。人は興味が無いものに対して、そんなに一生懸命に考
えることなんてない、と言う。

 大己は、佳奈子に目をつぶるよう言う。
 期待を込めて目をつぶる佳奈子。

 すると大己は佳奈子の顔に、パンに付いていた点数シールを貼る。
 佳奈子の顔は3.5点。このシール、欲しがっていたでしょ、と。
 だからって、顔に貼ることないでしょ、と怒る佳奈子。

 亮介が、せっかく2人きりにしてやったのに、と言う。

 桜の花が見つからない。
 まだ、開花宣言もされてませんし、と桐原。
 大己が、あれは標準木のことだから、咲いているところもあるかも
しれないよ、と言う。
 我が意を得たり、という感じの羽井。
 またいつもの争いをする桐原と羽井。


 研究室で、佐川と向かい合う大己。
 佐川はスクラップブックを取りだし、そこに貼った15年前の地下
鉄事故の記事を見せる。18人が亡くなっていた。
 佐川は、大己にその事件を覚えているか問う。
 大己は、もちろん覚えていると答える。そこにいたのだから、と。
 佐川は、その時に初めて大己と会ったと言う。

 その時佐川はまだ、臨床をやるか、法医学をやるか、決めかねてい
た。
 佐川は、一人の母親を助けようとしたが、指導医は、死んだ人間は
放っておけと指示した。
 彼女の手から転がり落ちた鈴を拾い、彼女の赤ん坊の前で振り、お
母さん、もう声が出無くなっちゃったから、鈴を鳴らしたんだね、と
言う少年。

 佐川はその少年の名前を聞く。
 小学校二年生の時の大己だった。
 佐川は、大己に両親について聞くが、大己は逆に、「死んだ人のお
医者さんって、いないの?」と佐川に問い返した。
 佐川は、いるよ、と答えると同時に、法医学の道に進むことを決め
た。大己にも、その素質があると思った。

 法医学を続けます、と答える大己。

 −− 人は死んだらおしまいだ。僕らはそう思っていた。
    医学は、消えゆく命を救うための、死を少しでも先延ばしに
するために存在するのだと思っていた。
    でも、失われた命にも医学は存在した。失われた命が発する
声に、必死に耳を傾けようとする医学が、ここにはあった。


 研究室で大和田が、潔美は遂に成瀬についての殺意を認めてくれた
と言う。
 そして、解剖依頼をする。
 佐川は、これで最後の解剖になるが、一歩実習室へ入ったら私情は
忘れ、ご遺体と真摯に向き合うように、と注意する。

 手慣れた様子で、短時間で用意をし、実習室へと入っていく大己た
ち5人。


 玲子は亮介に、やはり亮介は法医学をやめると思った。でも、最後
の日まで残るとまでは思わなかった、と言う。
 亮介は、それってこれから一緒に飲みに行ってくれるってことです
か?と聞くが、玲子は何も答えずさっさと行ってしまう。

 亮介は、自分の病院としての覚悟を胸に、石末病院へと入る。

 玲子は、チケットを餌に、蕪木に検査結果を早く出すよう迫る。

 その時、大和田から解剖依頼が入る。
 佐川と同じように電話に出ると、「司法ですか?行政ですか?」と
問う玲子。


 桐原は必死に勉強している。
 それを邪魔しているとしか見えない羽井。


 佐川は鹿児島の大学へ行き、歩いていた学生に、法医学教室の場所
を聞くが、みんなさあ?と首をひねる。


 佳奈子の大荷物を持っている大己。
 成田空港行きのリムジンに荷物を預け、バスに乗り込んだ佳奈子と
握手をする。

 バスを見送った大己は、法医学教室へと入っていく。


寸  評  最初の頃に出てきた電車事故がどうなったのかと思ったら、最後
に謎解きがされました。

 でも、医学部ってどういうシステムなのでしょうか?
 4年生1年間だけのゼミなのでしょうか?
 大己と佳奈子以外は、結局法医学を続けなかったわけですよね。
 法学部に通っていたときは、2年生の時のゼミはお試しで、入れな
い人の方が多いぐらいでしたが、3,4年のゼミは、ほぼ全員がどこ
かに所属して、その専門を掘り下げていました。
 民法だと、法曹志望者が司法試験を目指してという雰囲気だし、商
法だと、大企業に就職するためなど、将来の進路にある程度結びつい
ていました。

 かれら医学部4年生が所属するゼミには、どのような目的があるの
でしょうか?

 確かに、医師免許はオールマイティ。麻酔や放射線のように専門資
格がいる一部の業務以外は、内科だろうが外科だろうが、なんだろう
が、担当できます。
 しかしながら、みんなそれなりの専門に分かれているわけであり、
その腕は研修医になってから磨くのでしょうか?

 研修医1年目は、主要な各科に配属されますが、法医学専攻生も、
それはかわらないのでしょうか?

 わからないことが多いです。

 そういえば、知人のお嬢さんが国立大の医学部に合格したのですが、
新入生の時からいきなりオーベン(指導医)がついたそうです。
 今や、医学部も経営努力が必要な時代になったのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 図書館から海堂尊の『ジェネラル・ルージュの凱旋』を借りられたので、一
気に読んでしまいました。
 とはいえ、半分以上資料集なので(笑)、小説自体は100ページ足らずで
す。
 こんな資料集を付けても本が売れるなんて、本当に波に乗っているんですね。
 そういえば、本屋で平積みして貰えるかどうか、東野圭吾と張り合っていた
つもりだったそうなのですが.....ドラマでは『流星の絆』の方が視聴率、良
かったはずですよね。
 そういえば、速水の造形が、映画の堺雅人に近づいている感じが。
 あとは、伝説の元になった火災被害者の救急措置、現実味があるように、注
意が払われていましたね。
 映画のシーンに、その部分が描かれていますが、今回小説に書かれたことで、
ちょっと矛盾してしまいましたね。
 あの時、実は裏で采配を振るっていたのは、猫田だったことがわかります。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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