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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/25 キイナ (6)  2009/03/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/25 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル キイナ〜不可能犯罪捜査官〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 春瀬キイナ(菅野美穂)
 山崎尊 (平岡祐太)
 工藤真一郎(塚地武雅)
 遠藤桜 (小池栄子)
 御手洗修司(草刈正雄)
 雅一馬 (沢村一樹)
脚  本 吉田智子
主題歌  『』

あらすじ  第6回 呪いの人形

 幸せになれる花嫁のブーケ。
 勝利を祈るミサンガ。
 痛くないというおまじない。

 でも、中には人を不幸にする呪いもある。

 このドラマは真実から生まれた。


 小学校教諭・牧野弘樹(泉政行)の死体が発見された。
 牧野の部屋に入ると、ありとあらゆるおまじないグッズがあった。

 春瀬キイナ(菅野美穂)は、こんなことをしたら、神様同士が喧嘩
しちゃうと言う。

 主任の津田明彦(金田明夫)が、別班が呼ばれた原因はこれか、と
言う。


 捜査一課の会議で、この事件について発表する山崎尊(平岡祐太)。

 牧野の部屋は、中から鍵が掛けられていて、外から侵入された形跡
はない。自殺か。

 キイナが、牧野の部屋にあったものの写真を並べ、すべて魔除け。
牧野は誰かに呪い殺されたのではないか、と言う。

 みんなからあきれられたキイナは、『番町皿屋敷』のお菊のマネを
する。
 管理官・御手洗修司(草刈正雄)は、『番町皿屋敷』かと言い、一
課長の雅一馬(沢村一樹)は解剖の結果待ちだと言う。

 みんなぞろぞろ会議室を出て行き、掛かってきた電話に出る遠藤桜
(小池栄子)。

 桜は、今受付に小学生の女の子が来ていると言う。しかも人を呪い
殺したと言っている、と。

 雅が、別班の担当だ、と言う。


 キイナ、尊、桜は、その子を会議室に案内し、話を聞く。
 少女・莉子(森迫永依)は、今、小学校で呪いの人形が流行ってい
て、呪いたい人のことを思い浮かべながら人形に針を刺すと、その人
に不幸が訪れる、と言う。
 莉子は、牧野のことを呪いながら、その人形に針を刺した。すると、
牧野が死んだ、と言う。

 キイナは、ここに来ることをお母さんに言った?と聞く。

 莉子は、四年前母親は亡くなった、と言う。
 では、父親は?と聞くと、仕事が忙しくて話せない、と言う。

 でも、そこに莉子の父親がやってきたらしい。でも、廊下にいるだ
けで、中に入ろうとしない。

 キイナが廊下に飛び出すと、そこにいたのは警視庁科学捜査研究所
の工藤真一郎(塚地武雅)。
 莉子は「パパ!」と言って、真一郎の所へ駆け寄る。

 しかも真一郎の子供は莉子だけではなかった。海、陸という2人の
子が莉子の下にいたのだ。
 びっくりするキイナ。

 真一郎と三人の子供達、キイナ、尊、桜は食堂へ行く。
 はしゃぎ回る海と空。

 真一郎が帰ろうというと、莉子は帰れないと言う。自分は人を殺し
てしまったのだから、と。

 真一郎は、莉子は牧野先生を好きだったはずなのに、どうしてそん
なことをしたのか、聞く。
 どうしてそのことを知っているの?と莉子に聞かれ、莉子の日記を
読んでしまった、と真一郎。でも、それはたまたまでと慌てて言い訳
をするが、みんなから、「最低」と言われる。


 キイナが莉子を預かって、自分の部屋へ連れて行く。

 真一郎が心配して、キイナに電話する。莉子が何かしたら、例え夜
中でも、すぐに電話して欲しい。

 キイナはこれから大丈夫、と言う。

 料理しながら電話していた真一郎は、煙を出してしまい、慌てて
「消化器!」と叫んでいる。

 電話をしていたキイナは、莉子に呼ばれて、台所を見る。
 すると、煙が出ている。
 慌てて消化器を取りに行き、抱えて走るキイナ。

 キイナは、少し焦げちゃってゴメンねと言いながら、莉子にハンバ
ーグとサラダを出す。

 莉子が真一郎をいやなのは、好きな女の人がいたから。お母さん以
外の人は愛さないって言っていたのに。でも、まあ、その人とは半年
前に別れたらしいけど、と言う。

 キイナは、その女の人とは自分だと思い、真一郎からその人のこと
を聞いたのか、聞く。

 莉子は、こっくりさんで知ったと答える。

 その人の名前も分かったのかと聞くと、それまではわからなかった
と莉子。
 ホッとするキイナ。

 莉子が牧野を呪ったのは、立川先生と一緒にいるところを見てしま
ったから。莉子は牧野を好きだったのに。


 翌朝、キイナと尊は、莉子を小学校へ送っていく。
 一人で大丈夫という莉子に、そっちに用事があるので気にしないで、
とキイナ。

 登校中の小学生達が、「口裂け女!」と叫びながら逃げていく。
 莉子が、口裂け女と目が合うと呪われる、と説明する。

 莉子たちの背後の立木の後ろから覗く、マスクにフードをかぶった
怪しい人物。
 キイナが尊に見に行かせる。

 すると、そこにいたのは真一郎。マスクについては、花粉症でと、
ごまかそうとして、莉子に、いつから花粉症になったの?と突っ込ま
れる。

 でも、実はその後ろの立木の陰には、赤い帽子に、赤いコート、マ
スクにサングラスの怪しい女性が隠れていたのだ。

 職員室で、キイナと尊は教諭に、『口裂け女』について聞く。
 教諭は、人面犬やこっくりさんなどと同じ、子供達の作り話だとい
う。
 『都市伝説』ですね、とキイナ。

 職員室を出ようとしたキイナは、立川歩美先生(入山法子)を見か
け、声を掛ける。

 廊下で話をする歩美とキイナ。
 歩美は、莉子に見られていたのかという。
 牧野とは半年ぐらい前から付き合っていた。牧野は呪い殺されたの
だ、と言う。

 ある日、午前2時過ぎに、釘を打つ音が聞こえた。
 その翌日、宅配便で、釘が打ち込まれたわら人形が送られてきた、
と歩美。

 丑の刻参りですね、とキイナ。
 尊は、今でもそんなことする人いるんですね、とあきれる。

 歩美は、そのことは最初は週に1回ぐらいだったのに、段々頻繁に
なった。
 牧野は、明るい人だったのに、その頃からおびえるようになり、先
日は急に胸の痛みを訴えて、救急車で運ばれた。
 だが、検査をしても、悪い点は見つからなかった。

 牧野が怖れたのは、その呪いが、歩美や子供達に伝染すること。だ
から歩美にもお守りを渡していた。


 呪いについて調べるキイナ。
 そして、捜査一課で話をする。
 呪いというのは、世界中にあり、今でも行われている。
 黒ろうそくの呪い−−呪いたい人の写真の上に、黒いろうそくを置
き、7日間で、7本燃やす。
 日本では、丑の刻参りが有名。

 呪いで人が死ぬことがある。

 プラシーボ効果というものがある。ただのビタミン剤でも、たとえ
ば頭痛薬だと言われて飲むと、本当に頭痛が治ることがある。ただの
気のせいでなく、本当に治ることがあるのだ。

 その逆もあり、マイナスプラシーボ効果といわれている。
 呪いだと思うと、まわりのすべてが呪いに見える。交感神経に影響
し、実際に重篤な症状を呈したり、亡くなったりすることもある。

 その時、牧野の死因が知らされる。
 スズメバチによるアナフラキシーショック。頭部を刺されたのだ。

 一度、蜂に刺されてひどいアレルギーを発症したら、次に刺される
と、呼吸困難、血圧低下など、重篤な症状になり、死に至ることもあ
る。年間30人程度が、蜂に刺されて亡くなっている。

 事実、牧野は大学生の時、蜂に刺されて、大変なことになっていた。

 みんな呪いではなく、蜂に刺されて死んだんだと言うことで、ぞろ
ぞろ会議室を出て行く。

 キイナは、それでも牧野の死について、殺人ではないか調査を続け
ると言う。


 キイナは真一郎の所へ行き、牧野の死因はスズメバチに刺されたこ
となので、莉子のせいではない。これで莉子は立ち直るのではないか、
と言う。

 真一郎は、まだ莉子は全く口を利いてくれないし、牧野の死の責任
が自分にあると思っている、と言う。

 キイナは、真一郎はなぜ子供のことを言ってくれなかったのか聞く。
 真一郎は、なんとなく言いそびれて、と答える。そして、子供がい
てはいやですよねと聞く。
 キイナは、ただびっくりしただけで、嫌いになったわけではないと
いう。

 キイナは、真一郎が半年前、約束の時間を大幅に過ぎても来なかっ
たのは、子供に何かあったからか聞く。
 真一郎は、公園で遊んでいた陸が、大けがをし、救急病院に搬送に
なって、バタバタしていた。電話を掛ける時間も無かった。
 陸が怪我をしたのは、真一郎がちょっと目を離したため。ダメな人
間だと真一郎。

 キイナは、良かったという。真一郎に嫌われたのではないことがわ
かって、と。


 牧野の住んでいた部屋のドアには、郵便受けの穴がある。
 キイナは、犯人はこの穴からスズメバチを牧野の部屋へ入れたので
はないか。蜂は夏から秋にかけてしか活動せず、冬の今は冬眠してい
るはず。今の時期、自然に8が部屋に入ってくることはない、と言う。


 キイナと尊は、莉子たちの小学校へ行き、莉子の教室を覗く。
 すると突然女児が倒れる。すぐに病院へ運ばれる。

 キイナは、教室の隅にうずくまっている莉子に話を聞く。
 莉子は、自分がこっくりさんなんてやろうと言ったからいけないの
だ、と言う。
 莉子たちは、牧野を殺した犯人は誰かを知るために、こっくりさん
をやった。
 するとこっくりさんは、『ますくのはなこさん』と答えた。
 それを見た途端、彼女が倒れたのだ。


 キイナは、こっくりさんで、どうして10円玉が動くのか、不思議
じゃない?と尊に言う。
 そして、こっくりさんの謎が解けたら、この事件の謎もわかるかも
しれない、と言う。

 キイナは本屋さんに走っていく。
 そして、すごい勢いで本を次々と立ち読みしていく。
 キイナが読み終わった本を本棚に戻していく尊。

 遂に「わかった」と言うキイナ。


 捜査会議で、こっくり(狐狗狸)さんというのは、もともとヨーロ
ッパの『テーブルターニング』という占い。狐や狸のしわざではない。

 占いというのは、誰かの潜在意識。だから、子供達が知っているこ
とを聞くと、10円玉はスムーズに動くのに、知らないことを聞くと、
10円玉は動かない。
 10円玉を動かしていた子も、それを自覚していない。
 不覚筋動と言われていて、筋肉は本人の自覚とは別に動くことがあ
る。

 今回の犯人は『マスクの花子さん』。

 莉子のクラスの子供達に集まって貰って話を聞くと、マスクの花子
さんを目撃したのはモモちゃん。彼女は塾の帰り道、牧野のアパート
の階段を下りてくるマスクの花子さんを見ていた。赤いコートに赤い
帽子、マスクをして、怖い目をしていた。

 その人物の姿は、モモちゃんだけでなく、牧野のアパートのまわり
で、何人にも目撃されていた。

 その人物の素顔を目撃した子もいた。莉子である。コンビニからの
帰りに、赤いコートに赤い帽子の女性にぶつかった。その時はマスク
はしていなかった。

 桜ができました、と駆け込んでくる。莉子の証言を元に、似顔絵を
作ったのだ。

 捜査員達は、その似顔絵を手に、飛び出していく。

 尊もキイナに、急ぎましょうと言いねキイナもコートを手に取るが、
すぐ置いてしまう。
 この顔は、どこかで見たことがある。誰だろう、と必死に思い出そ
うとする。

 パソコンを設置する尊。

 キイナは、警視庁の顔認証システムを、一番速いモードで再生して
貰い、見る。

 その話を聞いた御手洗は雅に、5年前、どうして一課にキイナを引
っ張ってきたか話す。

 当時、オキヤマ町の交番に、とても検挙率の高い婦警がいると聞い
た。キイナだった。

 キイナは、指名手配班全員の顔を覚えていたのだ。

 御手洗はキイナを呼び、その理由を聞く。
 キイナは、ただ犯罪の被害者の気持ちを考えると、自然とそうして
しまう、と答える。

 雅とキイナは、その点で似ているが、決定的に違うところもある。
それはキイナが常に前を向いていることだ。


 中野直美。平成15年、元交際相手宅への住居侵入罪で逮捕及びス
トーカー規制法違反で警告。龍京大学卒業。現在、新聖大学理学部化
学科渡辺研究室勤務。

 龍京大学と言うことは、牧野と同級生。
 キイナは、直美は牧野のストーカーだったかもしれない、と言う。

 渡辺研究室では、スズメバチに含まれるアミノ酸の研究をしている。
スズメバチを手に入れられるのだ。

 莉子からキイナに電話。マスクの花子さんを見つけたというのだ。
 キイナは、危険なので、動かないよう言うが莉子はマスクの花子さ
んが行ってしまう、と追いかける。

 キイナは、急いで出かける支度をすると、桜に真一郎に連絡するよ
う言う。


 直美は倉庫に入り、続けて入った莉子は見つかってしまい、襲われ
る。

 キイナと尊は、莉子が電話を掛けてきたところへ急ぐ。でも、莉子
の姿はない。

 莉子は上手く隠れていた。
 だが、自分から直美の前に姿を現す。

 キイナは、莉子がランドセルに付けていたマスコットを拾い、その
倉庫だと思う。

 莉子は逃げていたが、転んでしまい、鉄パイプで殴られる.....そ
の時、莉子の上に覆い被さる真一郎。
 直美が振り下ろした鉄パイプは真一郎の背中を直撃する。
 何度も殴る直美。

 尊が来て、直美を取り押さえる。
 キイナが、「中野直美さん」と名前を呼ぶ。

 キイナは莉子に、パパかっこよかったね、と言う。
 頷く莉子。
 真一郎は、自分は全然平気、と言う。


 食堂でキイナは、莉子のおかげで犯人を逮捕できたと礼を言い、デ
ザートをおごる。


 明彦が雅に、直美が自供を始めたと報告する。同窓会で牧野と再会
し、ストーカーを始めたのだ。
 明彦は、キイナのあの能力はなんだろうと言う。


 陸と空は、食堂中を駆け回り、制止しようと追いかける真一郎。

 莉子は、真一郎が母親以外を好きになるのはいやだったけれども、
それがキイナならいいと言う。でも、真一郎じゃキイナの方が、イヤ
だよね、と言う。

 キイナは、莉子たちが許してくれるなら、真一郎と.....とと言う
が、その時はもう莉子は座っていなかった。デザートを取っていった
空を追いかけていたのだ。

 桜が尊にお茶を出す。
 尊は自分の出番が少ないと不機嫌。
 真一郎に妬いているの?と桜に聞かれ、捜査にたいしてだと反論す
る尊。


寸  評  今まで、真一郎が打ち明けようとしていて、キイナに聞いてもら
えなかった秘密って、子供のことだったんですね。
 キイナは、本気で真一郎のことを好きだったのですね。言っては何
ですが、真一郎の風貌からして、意外でした。
 『こっくりさん』、子供の時にやったことありますが、10円玉の
上に手を置いた子が動かしいているというのは気付いていました。
 こういう心霊現象系って、子供の時から信じられないっていうか、
タネを考えちゃうんですよね。

 直美、ストーカーするのに、あんな目立つかっこうするか?と突っ
込みたくなりました。
 あれじゃあ、職質かけられちゃうんじゃないですかね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このところ、春眠暁を覚えず状態というか、それを通り越して、日中でも眠
い状態です。
 花粉症自体、ボーッとしやすくて眠くなるのですが、更に、花粉症の薬も眠
くなるんですよね。
 冬、冬眠みたいなもので眠くなるというのなら、まだ分かり易いのですが、
春、日が長くなって、活動しやすくなりそうなものなのに、諺が生まれたよう
な昔から、春は眠いものなのでしょう。不思議です。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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