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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/24 トライアングル (8)  2009/03/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/24 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル トライアングル
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 郷田亮二(江口洋介)
 黒木舜 (稲垣吾郎)
 葛城サチ(広末涼子)
 郷田唯衣(相武紗季)
 志摩野鷹也(堺雅人)
 富岡康志(谷原章介)
 秋本了 (佐々木蔵之介)
 丸山慶太(小日向文世)
 葛城均 (大杉れん)
 葛城清子(風吹ジュン)
 黒木信造(北大路欣也)
原  作  新津きよみ『トライアングル』
脚  本 水橋文美江
主題歌  小田和正『さよならは言わせない』

あらすじ  8 誰も信じられない

 事件のあった日、オレは下校途中に、佐智絵の姿を見かけた、と話
し出す郷田亮二(江口洋介)。
 秋本了(佐々木蔵之介)と遊ぶ約束をしていた亮二は、いったん家
に帰り、またそこを通りかかった。
 佐智絵のことがなんとなく気になって、そこを見たが、霧も出始め
ていたので、姿が見えなかった。そのため、土手の下まで下りて行っ
てみた。

 落ちているランドセルと、散らばっているランドセルの中身。マフ
ラー、そして倒れている佐智絵。

 亮二少年は手に持っていた缶を落とし、中からカードが散ってしま
う。

 亮二は佐智絵の身体を揺すって、呼びかけるが、佐智絵は動かない。

 亮二は、手に血が付いているのに気付いた。とにかく救急車を呼ぶ
か、警察か。まずは大人に知らせるか。

 慌てて散ったカードを缶に収めていると、後ろから、振り向くな。
このことを誰にも言うな、と大人の声で脅された。
 それがどんな声かは覚えていない。気が動転していたからだ。ただ、
佐智絵がどういう状態かはわかった。殺されたのだ、と。

 亮二は、言われた通り、振り向かず、まっすぐ家に帰った。
 亮二が拾い忘れたカードが一枚、現場に残された。

 帰宅した亮二は兄に話した。
 すると兄は、言われた通り、何も話さない方がいい。話したら、今
度は亮二が殺される。
 犯人は警察が捜してくれる。いや、捜せなくても時効というものが
ある。時効さえ過ぎるまで見つからなければ、大丈夫だと言い、亮二
はその通りにした。

 その犯人は、でも今になって、その時の少年が亮二だと知り、怖く
なって、亮二を殺そうとした。
 その者は、亮二の身近にいて、亮二の上海行きを知っていた者。
 その者は、亮二と間違えて、志摩野鷹也(堺雅人)を殺してしまっ
た。
 志摩野を殺した者が、佐智絵殺しの犯人だ、と言う。

 そしてサチに、今度は佐智絵殺しの時とは違い、絶対自分が志摩野
殺しの犯人を捕まえてやる、という。


 秋本は同席していた黒木信吾(北大路欣也)と葛城均(大杉れん)
を前に、あの時、佐智絵の殺害現場から逃げるように走っていく亮二
を見たという。


 黒木舜(稲垣吾郎)は、亮二や郷田唯衣(相武紗季)のまわりに出
現する信吾について考える。


 亮二は、誰かと携帯で話す。


 中華街にいる亮二。宮部(浅野和之)を待っていたのだ。

 食材を手に、やってきた宮部は、話なら、店が終わるまで待ってく
れ、と言う。

 待っていると言った亮二は、本当に宮部の店の向いに立って、待っ
ていた。

 宮部は信吾に携帯で電話し、亮二がやってきたことを伝え、指示を
仰ぐ。

 宮部が急に亮二に声を掛け、話をすると言う。いつまでも立ってい
られちゃ、営業妨害だからな、と言って。

 宮部は、佐智絵殺しの捜査の時はまだ駆け出しの刑事で、張り切っ
ていたと話し出す。

 亮二は、そんな話を聞きたいわけではない。上海で志摩野が殺され
た。その件を調べているのだ、と言う。

 亮二は宮部の携帯の発信履歴を勝手に見て、最後の通話先は信吾か。
信吾の指示があって、亮二と話すことにしたのか。今でもまだ、信吾
とつながっていると言うことは、宮部の身辺も調査しなければならな
いな、と言う。


 大田西署に戻った亮二。

 舜は、なんで信吾のアリバイ調査を丸山慶太(小日向文世)に頼ん
だんだ。信吾の調査は全面的に舜に任せてくれたんじゃなかったのか、
と不機嫌。
 亮二は、親子では、調べにくいかと思って、と言う。

 争っている2人に対して、丸山が、まずは志摩野が殺された日のア
リバイを調べよう。あの日信吾は、本部での定例会議を欠席した、と
言う。

 舜は、ほかの用件とバッティングしたのだろう。そんなことはよく
あることだ、と言う。

 丸山が、信吾が上海への便に搭乗したか調べてみよう、と言う。信
吾自身の名前がなかったとしても、気になる人物がいるかもしれない、
と。

 舜は、いったい上海まで、何本飛行機が飛んでいると思っているん
だ、と反対する。

 だが丸山は、そういう地道な捜査をすることが刑事なのだ、と言う。

 三人で、次々と搭乗者名簿を調べていく。


 サチが上海の街を志摩野と歩いているところを描いた絵を見るマチ
コ。

 サチは、志摩野はお金持ちになって、自分の前に現れるために、す
ごく無理していた。志摩野の人生を、自分のために使わせてしまった、
と嘆く。

 それを聞いていた葛城清子(風吹ジュン)は、自分も同じ。サチを、
佐智絵の身代わりとして育ててしまった。これからはサチ自身の人生
を生きて、と言う。

 サチは、そんなことは無い。サチ自身が望んで、そうしたのだ、と
言う。

 マチコは、志摩野もそうだったのではないか。サチのために生きた
かったのだ。誰かのために生きるという人生もあるのではないか、と
言う。


 夜遅くになってもまだ、名簿の調べは終わらない。

 亮二と舜は、いつまでも終わらない調べに、言い争いをする。
 舜は、秋山は均と通じているとバラす。

 だが、丸山は、ひたすら調べるしかない。香港経由も、北京経由も
手に入れておいた、と言う。

 亮二は、夜食を買いに行く、と言う。丸山の好みのおにぎりを確認
する。
 舜は頼まないと言い、聞いてないよ、と亮二。

 買い物から帰る途中、亮二は唯衣から電話を受ける。今日、遅くな
るの?と聞く唯衣。
 遅くなると答える亮二に、唯衣は、じゃあ夕食はいらないね、と言
う。
 亮二が要らない、と答え、鍵をしっかりと掛けて休むよう言う。
 唯衣は、そうすると答える。

 だが、電話を切ると唯衣は、コートとバッグを手に持ち、玄関へと
向かう。


 亮二がいない間、舜は丸山に、こんな捜査をして、問題になるので
はないか、と聞く。
 丸山は、あんなこと(表彰状を破って返してしまう)をしてしまっ
たのだから、近いうちにどこかに飛ばされるだろう。これが最後の刑
事としての仕事になる、と言う。

 舜は、信吾のことを疑っているのか?と聞くが、丸山はそういうこ
とではない。亮二が命を狙われていると言っている。丸山は、亮二を
守ってやるのだ、と言う。

 舜は、丸山は亮二を信じるのかと聞く。
 丸山は、信じるところから、捜査は始まる、と言う。

 舜は、亮二は誰も信じていないのに、と言う。

 丸山は、また黙々と搭乗者名簿調べを続けているが、その手が止ま
る。

 そこに亮二が戻ってきて、丸山が慌てて名簿を閉じているところを
見てしまう。

 亮二が、何が見つかったか聞いても、何でもないととぼける丸山。

 亮二は、丸山の手からその資料を奪い取り、見る。
 するとそこには、『マルヤマケイタ』という人名。

 丸山は、オレが上海に行っていたってことか?ととぼける。
 そして、その日のアリバイを聞かれたら、無理だ。その日亮二は、
上海へ行っていたし、舜は一日中ずっと信吾について、調べていたか
ら、と言う。

 亮二は、怪しい丸山から、調べなければ、と言う。

 舜は、丸山が怪しければ、乗客名簿を捜そうなんてことを言い出さ
ないだろう。もしかしたら、同姓同名の人物かもしれない、と言う。

 亮二は、丸山のことを徹底的に調べさせて貰う、と言う。

 その頃、内緒で外出した唯衣は、高級レストランで信吾と会ってい
た。
 信吾に会うことを、誰にも話していないかと聞かれ、話してません、
と唯衣。


 亮二は秋山を呼び出し、いきなり均と知り合いかと聞く。
 秋山は、いきなり呼び出して、何だ、と言う。
 亮二は、なんでそのことを言わなかったのだと責める。
 秋山は、なんでそんなことまで亮二に言わなければならないんだ、
と言う。
 そして、均とは、貿易の仕事を通じて知り合った、と言う。

 亮二は、仕事上の付き合いか、と言うと、丸山の写真を見せて、上
海で見かけなかったかと聞く。上海行きの搭乗者名簿に名前があった
のだ、と。
 まだ、佐智絵の事件を追っているのか、と秋山。
 亮二は、今は志摩野の事件を追っていると言う。

 秋山は、亮二はそうやって、オレのことを疑うのか?
 あの頃の亮二は、もっと素直で明るかったのに。
 富岡康志(谷原章介)のことも疑って、逮捕させたっていうじゃな
いか。
 もう帰る、と立ち上がる。

 亮二は、秋山の手を押さえ、疑われるようなことをしたのか、と問
う。
 答えず店を出て行く、秋山。

 外へ出た亮二に、舜が電話を掛けてくる。
 信吾はあの晩、幹部との会食に料亭に呼び出されていた。そのこと
は、料亭の女将にも裏を取った、と言う。
 そして、丸山もあの日、海外へは行っていない。都内でパチンコを
していた。これについては、今から目撃者を捜す。亮二が裏を取って
くれてもいい、と言う。
 亮二は、もちろん調べさせて貰う、と言う。

 亮二が、道の向こう側を見ると、唯衣がいる。
 そして、唯衣は信吾と話している。

 信吾がタクシーを止め、乗り込む唯衣。
 信吾はそのタクシーを見送ると、自分も別のタクシーを止め、乗り
込む。


 亮二がリビングに座っていると、唯衣が帰ってくる。
 亮二が、どこへ行っていたと問うと、ちょっとコンビニまで、と唯
衣。

 亮二は、本当は信吾と会っていたのだろう。そんな危険なことはす
るな!と言う。

 唯衣は、自分は亮二の力になりたいだけだと言う。
 亮二は、唯衣の力なんて、いらないと言う。
 唯衣は、亮二は強がりすぎ。少しは自分にも力にならせて欲しい、
と言う。
 それでも断る亮二。


 もう大阪へ帰るというマチコを、引き止めるサチ。
 マチコは、サチもたまには大阪へ来て、と言う。

 そしてマチコは、均と志摩野が知り合いだったんだね、と言う。
 均は、志摩野がサチの兄だということを知っていたのかもしれない。
だから志摩野が佐智絵の手紙を焼いたのかもしれない。均から頼まれ
たのかもしれない、と言う。

 その話を聞いた清子は、そうかもしれない、と言う。
 均は、自分とは別の意味で、25年前の事件を忘れようとしていた
から、と清子。


 亮二の前にやってきた丸山は、「自分のアリバイを調べてるんだっ
て?」と聞く。
 そして、「アリバイぐらい自分で調べられるよ」と言う。

 日本のパスポートは偽造がとても難しい。とはいえ、精巧な偽造パ
スポートを作った集団がある。外国人を大量に不法入国させていた。
 数年前、その集団は摘発された。中心となっていたのは、葛城トレ
ーディング。均が社長を勤める会社だ。
 ターゲットに丸山を選んだのは、亮二と丸山の仲を裂くためだろう、
と丸山。

 偽造パスポートでなくても、信吾が出入国管理の上層部に働きかけ
れば、密入出国も可能だったかもしれない、と言う。


 サチから亮二に電話。
 均と信吾はたびたび会っていた。それは、被害者の父親と、捜査を
した刑事という関係だけではない。
 以前、均は偽造パスポートの件で取り調べを受けたことがある。で
も、均には疑いが無いとして、釈放されたのは、信吾のおかげ、と言
う。


 葛城家を訪ねるヨシザワアヤコ。同窓会の幹事をしていた女性だ。

 アヤコは、4年1組の担任の花井を訪ねたという。富岡があんなこ
とになったので。
 花井は、今は引退して、静岡にいるのだが、気になったのは佐智絵
の手紙。

 実は、花井も気になって、佐智絵の事件の後、開封して、二部コピ
ーし、一部は警察に提出し、一部は花井自身が持っていた。それを借
りてきた。清子が読むかと思って、と言う。

 佐智絵の手紙は、最近イヤな男につきまとわれているという内容で
始まる。顔に痣のある男で、その男のせいで、自分の未来が変わって
しまうのではないかと心配している、とある。

 途中で、もっと明るい話題をとなっていて、今のクラスはみんな仲
が良くて楽しい。みんなで遊んだこと、笑ったことをいつまでも忘れ
たくない。
 そして隣の席の男の子。ぶっきらぼうだけど、本当は優しい亮二。
初恋の人だ、とある。


 佐智絵殺害の現場に立ち、今までのことを思い出している亮二。

 丸山から電話。
 出ると、丸山のアリバイを証言してくれる目撃者が見つかったとい
う。
 それを遮るように亮二は、均と信吾がつながっていることが分かっ
た。丸山のことを疑ったことを詫びる。佐智絵殺害事件で亮二は失っ
てしまった。人を信じる力をと言い、もう一度謝る。

 電話を切った亮二のところに、信吾が近づいてくる。


 宮部が、やってきた舜に、あの電話を書けたのは自分だと白状する。
『まだ事件は終わっていない』と変声期を通して掛けた電話だ。頼ま
れて掛けた、と言う。


寸  評  信吾、均、志摩野、そして秋本が裏でつながっていたとは。
 人物関係がドンドン複雑さを増しますね。しかも、唯衣が信吾と会
っている。きっかけは、あの愛車に新藤の死体を積まれていたところ
を見られたときでしょうか。
 均が偽造パスポートなんていう裏社会と繋がっていたというのも驚
きです。清子としては、離婚して正解なのではないでしょうか。

 佐智絵の手紙が明かされましたが、新藤が怪しいということだけで、
新藤が犯人ではないと言っていたことと合わせると、大して重要な証
拠にはなりませんでしたね。

 あの殺害現場で亮二に近づいてきた信吾。これからどういう展開に
なるのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』を見てきました。
 うーん、いい点もあったし、今ひとつの点もありましたね。ネタバレになっ
てしまうので、あまり書けないのですが、あの脚本にしたということは、『ナ
イチンゲールの沈黙』も映画化する気満々、というところなのではないでしょ
うか。
 速見部長が堺雅人といのが、重みに欠けますね。田口と同期で、もっとふて
ぶてしさがある俳優、いないですかね。若手俳優って、みんなイケメン系の細
い人が多くて、若くて、佐藤浩市みたいな雰囲気がある俳優、いないでしょう
か。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
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