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タイトル:Daily Drama Express 2009/03/06 ラブシャッフル (8)  2009/03/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/03/06 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ラブシャッフル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 宇佐美啓(玉木 宏)
 逢沢愛瑠(香里奈)
 世良旺次郎(松田翔太)
 大石諭吉(DAIGO)
 早川海里(吉高由里子)
 上条玲子(小島 聖)
  香川芽衣(貫地谷しほり)
 菊田正人(谷原章介)
脚  本 野島伸司
主題歌  アース・ウインド&ファイアー「FANTASY」

あらすじ 第8話「キスは突然炎のごとく」

 海里の誕生日の前日、旺次郎(松田翔太)はパジャマパーティの場
にカウントダウンの掲示板を持って来て、啓(玉木宏)、愛瑠(香里
奈)、菊田(谷原章介)たちをびっくりさせた。これを見ながら海里
(吉高由里子)と一緒に過ごし、自殺を阻もうと言うのだ。
「敢えてそこまでしなくても」
 啓たちは海里に変なプレッシャーを与えると心配したが、旺次郎は
意に介さなかった。

 セカンドシーズン3週目。組み合わせは、啓と愛瑠、諭吉
(DAIGO)と芽衣(貫地谷しほり)、旺次郎と海里、そして菊田
と玲子(小島聖)。

 啓は先日プールで不意にキスしてきたことを愛瑠に確かめた。だが
愛瑠は「あたしはバイリンガルだからあんなの挨拶みたいなものなの
よ」と笑い、啓の頬に軽くキスして見せた。

 芽衣は諭吉に啓と結婚することを告げた。
「あの、でも気になる人は?」
「実はそんな人いなかったんです」
 芽衣はにっこりと答えたので、諭吉はショックだった。

 旺次郎は海里を連れて動物保護指導センターへやって来た。ここで
保護されている犬たちは処分される。
「なあ、自分で死を選択できるのってぜいたくじゃねえ?まあ今更説
教するつもりはないけどよ」
 すると海里はつぶやいた。
「この子は生まれ変わったら深海魚になる。もう2度と人間に見つか
ることはない」
「海里」
 旺次郎は険しい表情になった。
「人間は怖い、誰かを傷つけずにはいられない。それを恐れる人は自
分を傷つける」
「じゃあどうしたらいい?考えてみろよ」
「……」
「自殺するどころじゃなくなっただろ」
 そう言われて海里は思わず微笑んだ。

 啓、旺次郎、諭吉は菊田に呼び出され慌ててやって来た。菊田の部
屋には玲子が来ていた。玲子は意味深な微笑を浮かべて言った。
「あたし、妊娠しているの。間違いないわ」
「……」
 啓たちは絶句した。玲子は産むつもりだと言う。
「でも誰の子かなんて詮索しないわ。私の主人との子として大切に育
てるつもりだから」
 玲子はすべてを打ち明けた。夫が性的不能であっても、政治家の家
系に育った玲子は子どもを残さなくてはならないから、ラブシャッフ
ルに参加したのだと言う。
「あたしの夢はきれいな顔した政治家を育てることなの。有権者の半
分は女性よ。華のある総理大臣を作りたいの」
 ありがとうラブシャッフル、さようならあたしの恋人たち、玲子は
そう言って帰って行った。

 愛瑠は菊田の後輩に会った。彼は積極的でズケズケとものを言うタ
イプだった。
「図々しいのね。でもお互いかぶっていた猫は取れたみたいね」
 愛瑠は好印象を抱いた。

 啓は玲子を地下駐車場で見送った。入れ替わるようにして愛瑠が菊
田の後輩に送られて帰って来た。それを見た啓は気になった。
「菊りんの後輩よ。あたしに一目ぼれだってさ」
 愛瑠は得意そうだった。啓は無性に腹が立った。
「おい、ラブシャー中にそれはないだろ」
「あら、あんただって芽衣と結婚するんでしょ。システムはもう形骸
化しているわ」
 売り言葉に買い言葉で啓と愛瑠は口論になってしまった。

 その日の晩、諭吉はたまたまウェディングドレスを選んでいる芽衣
に出会った。芽衣は喜び、自分のドレス姿を諭吉に披露した。すると
諭吉の目から涙が落ちてきた。
「どうしたの?」
「すいません、なんだか娘を嫁に出す父親の心境みたいです」
 諭吉は目を拭いながら答えた。

 その晩、パジャマパーティは海里の誕生日会になった。菊田、啓、
旺次郎、愛瑠はそれぞれプレゼントを贈って楽しく過ごした。その席
上旺次郎は深刻な面持ちで言った。
「海里、お前は自殺する、それはいい。ただしそれは俺が死んだあと
にしろ。俺の後を追うんだ。俺は煙草をやめる。人間ドックにも毎年
通う。そしてよぼよぼになるまで生きてやる。だからお前も腰が曲が
るまで生きろ。聞け、タナトゥス。お前が海里をさらうのは俺がくた
ばったその後だ」
「旺ちゃん、それって、プロポーズ?」
 啓たちは十と海里を見た。そのときカウントダウンのタイマーが残
りゼロ秒になり海里は20歳を迎えた。
「いいよ」
 海里は静かに答えた。

 パーティ後、海里はプールサイドで1人悩んだ様子でいた。
「まさか今更生きるなんて言わないよね」
 海里が振り向くと菊田がいた。
「タナトゥス……」
 海里は菊田を見上げてつぶやいた。

 翌朝早く海里が姿を消した。おまけにカウントダウンタイマーは
1時間早くされていたと言う。啓たちは手分けをして探したが見つか
らない。旺次郎の失望は深かった。
「時計進めていたってことは確信犯だろ」
「旺ちゃん」
「なんでだよ……」
 旺次郎はショックを隠せなかった。

 その晩、諭吉は芽衣と一緒にレストランで食事をした。諭吉はドレ
ス姿を見て泣いたことを謝った。
「これは勘違いかもしれないけど、あなたはあたしの気になる人のこ
とを知っていたんじゃないかしら」
「いえ、そんな」
 諭吉は嘘をついた。
「実は、気になる人はいたの。過去形だけどね。啓の時とは違って恋
するというより文字通り気になる人だったの。だけどあたしは2股す
るような女じゃないって精神的に不安定になったからあんな風にみん
なの前で言ったの」
「その人を心から追い出すためにですね」
「ええ、その人の存在が大きくなって行く前に。だから今はすっきり
した気分なの」

 旺次郎は自分の部屋で荒れた。菊田は止めに入った。
「俺はどうすればいいんだよ」
「わかるよ、大切な存在が不意に消えてしまうことの辛さ。僕も同じ
だった」
 菊田は優しく言い、精神安定剤を与えて落ち着かせた。

 啓と愛瑠は夜まで海里を探しても海里を見つけることができなかっ
た。そのうち愛瑠が菊田の後輩に会う時間が迫って来た。
「あとは俺だけで探すから」
 そう言って、啓は車で愛瑠を送って行った。
「ウサってさ、ひょっとしたらスーパーマンなのかもしれないね」
 不意に愛瑠は言った。啓は自分が弱くて意気地なしだと思っていた。
困っている人を見ても同情するだけで助けようとはしない、そんな自
分に嫌悪感を覚えるのだ。
「でもさ、それは助ける力があるのに、助けられないことにいら立っ
ているって感じじゃない?」
「そんなことないさ」
 啓はそう答えたものの、どこか救われるような気がした。だから車
を降りて走り去っていく愛瑠の後姿を見て、啓は無性に切なくなった。
啓は車を降りて愛瑠を追った。
「やめろ、会いに行くな!」
「えっ?」
 愛瑠は怪訝な顔をした。
「今日は満月じゃないけど……そんなの関係あるか!」
 啓は愛瑠を抱きしめ、キスしようとした。同じころ、諭吉は芽衣と
の別れ際に「僕は、君の心から出ていかない!」と叫び、芽衣を抱き
よせそのままキスしようとした。菊田もまた薬で眠りに落ちた旺次郎
をじっと見つめ、キスしようとしていた。

寸  評  菊田はタナトゥスそのものですね。さらに啓は愛瑠に傾き、一方
で芽衣は諭吉に告白されと毎週毎週めまぐるしい展開でちょっと追い
付いていけない感じです。結構シリアスな展開なので、お笑いの部分
はいらないんじゃないかなと思います。前々から思っていたのですが、
ちょっとピントがずれている感じがぬぐえません。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 保険の勧誘を受けて加入しました。一時払いの個人年金保険。割引があり、
利回りも普通預金より上で、税控除もあるとの話でしたが、30年運用して利
回り1%。インフレにより年間2%の資産が減っていくと言う試算もあり、預
金より少しはましという程度な気がしました。(けん)

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