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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2009/02/18 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル キイナ〜不可能犯罪捜査官〜 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 春瀬キイナ（菅野美穂） 山崎尊 （平岡祐太） 工藤真一郎（塚地武雅） 遠藤桜 （小池栄子） 御手洗修司（草刈正雄） 雅一馬 （沢村一樹） 脚 本 吉田智子 主題歌 『』 あらすじ 第５回 病院の幽霊 このドラマは真実から生まれた。 自席で幸せそうにお菓子を食べている春瀬キイナ（菅野美穂）。 そこに遠藤桜（小池栄子）がやってきて、今女子署員の中での一番 の話題は、山崎尊（平岡祐太）の入院の原因は、キイナが方々に引っ 張り回したこと、となっている、と言う。 一方主任の津田明彦（金田明夫）たちは、別班の仕事ぐらいで入院 なんて、軟弱だ。入院して、今頃ナースに鼻の下を伸ばしてるんだろ う、とうらやましがる。 夜、入院している病院の廊下を歩く尊。気味の悪い思いをする。 尊を見舞いに来た、桜とキイナ。 尊は、この病院には幽霊話がある、と言う。隣の５０２号室に入院 していた患者が、症状を悲観して自殺した。遂一ヶ月前にも、 ５０２号室に入院していた患者が亡くなっている。 勢いよく話す尊に、桜が、尊は幽霊って信じてるんだ、と突っ込む。 否定する尊。 キイナは、幽霊が出てきたら、会えるかな？と言う。 桜とキイナが今日来たのは、見舞いではなかった。報告書の書き直 しを、管理官・御手洗修司（草刈正雄）が命じたので、持ってきたの だ。 明日には、退院するんだから、今日持ってこなくてもと言う尊に、 今日中に書き直して、明朝提出、とキイナ。逮捕時の記述が曖昧だっ たからだ。 三人の会話を聞いて、尊を担当している看護師が皆さん、警察関係 の方ですか？と聞く。 だが、すぐ医師に呼ばれてしまう。 キイナには、彼女が何を言いたかったのだろう、と気になる。 報告書を直しているうちに、すっかり夜になってしまった。 夜の廊下を歩いているうちに、薄気味悪くなる尊。霊安室の表示も 見てしまう。 気付くと、問題の５０２号室の前。お経の声が聞こえてきていたが、 ５０２号室の中からは、「来ないで！」と叫ぶ女性の声が聞こえてき て、尊は中へ入ろうとする。 だが、鍵が掛かっていて、入れない。 ドアノブをガチャガチャやっている尊に、声を掛ける看護師。 尊が、中で女性が襲われているというので、鍵を開けて入るが、誰 もいない。ただ窓が開いている。 そこに医師・宮下（吹越満）も顔を覗かせる。 尊が窓の下を覗くと、看護師が一人、転落死していた。 捜査一課で転落死した看護師・小久保美由紀（浅見れいな）につい ての検討。 室内に争った形跡が無いことから、自殺ではないか、ということに なる。悩んでいたこともあったようだし、と。 キイナが幽霊に殺されたってことはないですか？あの病院、出るっ て噂、あるんですよね、と言い出す。 そのためも、この事件の捜査は、別班の担当となる。 青葉記念病院へ行き、聞き込みをするキイナと尊。 美由紀の同僚の看護師達は、以前美由紀が担当していた患者が亡く なり、その時、美由紀が「大変なことをしてしまった」とつぶやいた のをきいていた。 医療ミスですか？と聞くキイナに、看護師達は、そんなことがあれ ば、病院中が大騒ぎになっていたはず。そんなことはないだろう、と 言う。 キイナたちは、外科医局の医師・宮下に話を聞く。 美由紀の様子が変わったのは、担当していた患者が亡くなったとき から。 宮下は、その患者の死に関係があるというのか？と聞く。 尊が、美由紀の医療ミスの話をすると、宮下は、それは美由紀に失 礼なのではないか。それに医療ミスがあったら、担当医である自分が 知らないはずがない、と言う。 キイナは帰りがけ、宮下に、この病院の幽霊の話を知っているか聞 く。 知らない、と宮下。 キイナが、こんなに噂になっているのに、宮下が知らないことがあ るのかな？と考える。 キイナは、確かめてみよう、と言う。 ある看護師は、夜中の巡回中、独りでに動く電動車いすを見ていた。 その車いすは、前日亡くなった患者が使っていたもの。 ＩＣＵ勤務の看護師は、誰もいないはずなのに、誰かに肩を叩かれ た経験をしていた。 階段の鏡の中に幽霊を見た看護師もいる。 キイナは、こんなに大勢の看護師が幽霊体験をしているということ は、本当に幽霊がいて、幽霊が美由紀を突き落としたのかもしれない、 と言う。 あるいは、別の人がいたとしたら？その人はどうやって、幽霊のよ うに消えたのだろう。 ５０２号室を検分するキイナと尊。 キイナが突然消える。 驚く尊。 キイナは部屋の内側に開かれた扉の陰に隠れていたのだ。 尊も隠れてみて、納得する。 一課長の雅一馬（沢村一樹）が持ってきた死体検案書を見る御手洗。 わずかに皮下出血の痕が認められるが、それを以て他殺と断定できる ほどはっきりしたものではない。でも、キイナならきっと真相を突き 止めてくれるだろう、と言う。 御手洗は、あの時キイナがいてくれたらと思ったことはないか？と 雅に問いかける。 答えない雅。 御手洗は、そうすれば雅がそんなに苦しむことは無かっただろうと 続ける。 飲みながら考えるキイナ。犯人は宮下なのではないか。原因は、宮 下の医療ミス。それを美由紀は知ってしまって、悩んでいた。いや、 宮下の医療ミス隠蔽を行い、それを悔やんでいたのかもしれない。 あの時、美由紀を襲ったのは宮下。美由紀の悲鳴を聞いて尊が声を 掛け、そして鍵が開けられる音を聞いた。 宮下は、美由紀を突き落とした後、慌てて扉の陰になる位置に身を 潜めた。 そして尊と看護師が窓の外に気を取られている間に、外から入って きたふりをして、現れた。 尊が、キイナの言うとおりだと思う、と言う。 問題は証拠がないこと。 キイナは、それから医療ミスの証拠を見つければいいんだ、と言う。 疲れ果てて戻ってくるキイナと尊。何一つ怪しい点は見つからなか ったのだ。 捜査一課の課員達は、無駄足踏むのは、刑事の仕事。頑張れよ、勘 が頼りの別班さん、とからかう。 尊はあの時、美由紀の声を聞いていたのだから、助けられたはずな のに、ダメだという。 キイナは、それなら悪いのは自分。あの時、美由紀が何か言いたそ うにしていたのに、聞かなかったから、と言う。 桜が、落ち込んでいても、前には進まないと言う。 キイナは、それだからこそ、早く真相を知りたい、と言う。 桜はやはり２人は息がピッタリ。いいコンビだと言う。 そして見つけたことがあると言って、２人にホームページを見せる。 青葉記念病院の幽霊の噂。 一ヶ月前、５０２号室の患者が突然死したところから、書き込みが 始まっている。しかも亡くなったその日にアップされている。 キイナは、一ヶ月前の突然死、何かを悩んでいた美由紀.....とつ ぶやく。 尊は、一ヶ月前に.....と考える。 幽霊について考えながら廊下を歩いていたキイナは、後ろから肩を 叩かれ、悲鳴を上げる。 肩を叩いたのは、警視庁科学捜査研究所の工藤真一郎（塚地武雅） で、決して驚かせるつもりはなかったと弁明。 キイナは真一郎に、幽霊について聞く。 真一郎は、『ブロッケンの妖怪』って知ってますか？と聞く。 科捜研の真一郎の部屋で説明を聞くキイナ。 真一郎は、ドイツのブロッケン山で、頂上まで登ると巨大な幽霊に 出会うと言われていた。 でも、その正体は、山頂付近に立ちこめている霧に登山者自身の影 が映ったもの。 たいてい、幽霊というのは、見たという人の勘違いや、思い込み。 幽霊の正体は、光の屈折だったり、反射だったりする。 真一郎が、キイナは真一郎に降られたと思いこんでいるが、それは 勘違い。そんなもったいないことをするわけがない。これには、海よ りも深い理由がある。今日こそは、それをお話ししようと..... でも、またキイナは聞いていない。 図書室で、すごいスピードで本を読み始めるキイナ。 そして、「みつけた」とつぶやくと、真一郎にお礼の電話をする。 真一郎は、説明は次でいいか、と思う。 キイナが捜査一課で、青葉記念病院の幽霊の真相が解明されたとい う。幽霊のほかにいろいろな心霊現象も含まれている。 この手の幽霊話は日本中の病院で報告されている。 御手洗が、日本中の病院に、幽霊がウヨウヨいるってこと？と茶化 す。 夕べ、真一郎や尊と一緒に、原因を解明したとキイナ。 廊下から聞こえてくる不気味な声は、『クロストーク現象』と呼ば れている。別の部屋の物音や声が、換気ダクト等を通じて、別のとこ ろで聞こえてくる現象。 霊安室から聞こえてきたお経の声は、隣の解剖室の冷蔵庫のコンプ レッサーの音。これは切られることなく作動していて、両者の周波数 は、とても似ている。 鏡に映った例は、あの廊下の鏡は古くてしけっている。そのため、 鏡に二重に映るようになっていた。鏡に映った幽霊と思ったのは、本 人のもう一つの像。 独りでに動いた電動車いすや、ＩＣＵで誰もいないのに肩を叩かれ たというのも、電磁波の影響で、説明がつく。 これらが病院で噂されるのは、病院という特殊な環境での、恐怖心 や思い込みによって作られた幻影。 だが、カルテには書き直したあとはない。問題のカルテをそっくり 入れ替えたのだろう。 ほかに見落としは無いかと問われ、一心にメモを繰って確認する尊。 それを見てキイナは、「見つかった」と叫ぶ。 でもみんなに見つめられ、「かも」と付け足す。 キイナは、美由紀が、宮下の指示を聞いたとき、メモを取っていた ことを思い出したのだ。 キイナは、この殺人の犯人は、あのサイトに幽霊話を登校した人物。 その人物は、噂を青葉病院の外科医局のパソコンから投稿していると 言う。 院内を歩いていた宮下は、看護師達の噂を聞く。 幽霊騒ぎは科学で解明された。美由紀は自殺でも、幽霊に殺された のでもなく、犯人に殺されたのだ。犯人は、この病院の医師。もうす ぐ警察が来る。逮捕状がおりたらしい..... 宮下は慌てて医局へ戻ると、サイトの投稿を確認する。 そしてコートを羽織ると、カバンを抱えて、病院を抜け出す。 宮下の前に現れるキイナと尊。犯人だから逃げるんですね、と言う。 そして、カルテと美由紀の遺族から借りてきた美由紀のメモを並べ て掲げる。カルテと美由紀のメモでは、５０２号室の患者に投与した 薬が違う。 美由紀のメモにある薬は、気管支ぜんそくの既往症がある患者に投 与すると、重篤な症状を引き起こし、死に至ることがあると専門家に 聞いてきた、とキイナ。 宮下は、あの看護師が指示をきちんと確認しなかったからいけない のだ、と言う。あの時争っていたのも、あの看護師が告発するなんて 言い出したからだ。告発するなんて言わなければ、死ななくて済んだ のだという。 キイナは、『あの看護師』ではない。『小久保美由紀』というきち んとした名前がある。生まれたとき、ご両親が考え抜いて付けた名前。 そして、美由紀は希望を持って看護師になった。宮下だけは、一生、 小久保美由紀という名前を覚えていてください、と言う。 雅が御手洗に犯人逮捕を報告。 御手洗は、噂を逆利用したのか。雅のところにキイナがいる。これ はすごい奇蹟なのではないか、と言う。 婦警達は、尊ってけっこう『ビビリ』なんですね、と言う。 振り返ったキイナの顔を見て、悲鳴を上げる尊。キイナの口の端か ら、赤い血が滴っている。 桜が、口の端に付いている、とキイナに教える。 それはキイナが食べていたジェラートが口からあふれていただけだ った。 寸 評 この建物の構造、共振現象などによる怪異現象は、しょっちゅう 使われるようですね。 今回のハイライトって、あの５０２号室の扉を開いたとき、その扉 の後ろに隠れられるというトリックですよね。別に不可能犯罪では無 いのではと、思います。 それと今、怪しい投稿をするなら、自宅とも実家とも、職場とも関 係がなさそうなネットカフェあたりにすべきですよね。 桜の特技の一つにＩＴ能力があるのが、今回、判明しました。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 見損なった映画「チームバチスタの栄光」をどうしようかと思っていたら、 今度、「ジェネラルルージュの凱旋」を一緒に見に行こうと言っている仲間の うちにも見損なっている人がいて、一緒にＤＶＤを借りて見ようか、という話 になりました。 ＤＶＤも昔住んでいたところでは、１枚１００円という日もあり、１００円 だと、ついつい借りて、という気にもなるのですが、今住んでいるところでは、 安い日でも２００円近く掛かって。 安いお店、できないかなぁ。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |