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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/17 トライアングル (7)  2009/03/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/17 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル トライアングル
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 郷田亮二(江口洋介)
 黒木舜 (稲垣吾郎)
 葛城サチ(広末涼子)
 郷田唯衣(相武紗季)
 志摩野鷹也(堺雅人)
 富岡康志(谷原章介)
 秋本了 (佐々木蔵之介)
 丸山慶太(小日向文世)
 葛城均 (大杉れん)
 葛城清子(風吹ジュン)
 黒木信造(北大路欣也)
原  作  新津きよみ『トライアングル』
脚  本 水橋文美江
主題歌  小田和正『さよならは言わせない』

あらすじ  7 その男、上海に死す

 郷田亮二(江口洋介)と郷田唯衣(相武紗季)は先に謝恩パーティ
ーから抜け出してきた。

 唯衣は、志摩野鷹也(堺雅人)から、たった一人の妹と言われた葛
城サチ(広末涼子)は心の整理がつくのだろうか?と問う。
 亮二は、それは無理だろう、と言う。

 唯衣は、25年前の殺人さえなければ、こんなことは起こらなかっ
た。
 富岡康志(谷原章介)の人生も、そうだろう。あの事件のせいで、
新藤利道(宅麻伸)に会い、金をせびられた挙げ句、新藤を殺してし
まった。

 唯衣は悔しいという。誰が佐智絵を殺したのか分からないが、その
犯人のせいで、みんなの人生が狂わされるなんて悔しい、と。


 亮二は丸山慶太(小日向文世)に上海に行ってくると報告する。上
海に発つ前の志摩野と少し話をしたが、たいしたことが聞けなかった
からだ、と。

 丸山は、何かあったら、知らせて欲しいと言う。
 了解する亮二。

 亮二が行ってしまうと、丸山は黒木舜(稲垣吾郎)に、父・信吾
(北大路欣也)の罪を暴くなんてこと、できるのか?と聞く。
 舜は難しい。まだ会ってくれさえしない、と言う。
 警察は縦社会だから、と相槌を打つ丸山。


 葛城清子(風吹ジュン)はサチに、志摩野が上海へ行ってしまって、
心の平穏を保てないかもしれない、と言う。そしてサチの言うように、
人は過去を無くして生きていくことはできないわね、と言う。

 亮二は携帯でサチと話す。サチも上海へ行くという。

 亮二はサチに、佐智絵の身代わりとしての人生ではなく、サチとし
て生きられるようになってください、と言う。


 上海で秋本了(佐々木蔵之介)と会う亮二。
 秋本は、志摩野について話す。土地取引をしているが、上海ではあ
まりいい噂は聞かない、と言う。
 叩けば、ほこりが出るってことか、と亮二。

 ずいぶんあくどいこともしているようだが、25年前の事件とは関
わっていないようだ、と秋本。

 亮二は秋本に、一緒に来いよ、と言う。

 志摩野が待つテーブルにやってくる亮二、秋本、そしてサチ。

 食事が始まると、志摩野は自分たちの生い立ちを話す。
 彼らの両親は上海に来たが、なれない土地で、母親は志摩野を置き
去りにして、生まれたばかりの赤ん坊を連れて、大阪へ戻った。

 志摩野は幸い、不動産業を営む親切な夫婦に拾われ、育てられた。
その養父母は、志摩野の本当の母親を捜してくれた。
 だが、探し出された母親の手元には、その時の赤ん坊はいなかった。

 志摩野の実母は志摩野を生んだことすら忘れていた。清子と同じ無
性記憶症候群。

 亮二が、どうやってサチを捜したのかと聞くと、捨てられた時期と、
黄色いタオルケットを手かがりにして、と言う。

 その実母は、やがて交通事故で死んだと聞いた。その時、涙が出た。
嬉しくて笑いすぎて。自分はそういう冷酷な男なのだ、と志摩野。

 だから志摩野はサチに過去を知ることはいいことだと思わないと言
ったんだな、と亮二。
 過去の話が出てきて以来、サチは昔のように笑わなくなった、と志
摩野。

 亮二はサチに、何か話さないのか?と水を向ける。
 サチは、今まで自分一人きりだと思って生きてきた。それが急に兄
だと言われても、と言う。
 志摩野は、自分もそう思ったから、名乗らずにいた。2人とも、も
う立派な大人なんだから、と言う。

 亮二がサチに初めて会ったのは、パリで亮二がツアコンに化けて近
づいたときですね、と突然話し始める。
 亮二がそうしたのは、佐智絵を名乗っている女って、どんな奴だろ
うと思って、顔を見てみようとしたのだ。あの時、サチは佐智絵では
なく、『サチ』と名乗った。それはお嬢様ではなく、自分らしく生き
たいと言った。それがサチの本音じゃないのか?と言う。

 そこで志摩野が話題を変える。秋本に、上海は長いのか聞く。
 秋本は、志摩野と入れ違いで、自分は近々日本に戻る、と答える。

 食後、4人で上海の街を歩き、買い物をする。
 サチは志摩野に、どんな子供だったか聞く。
 よく鼻を垂らす子供だったと志摩野が答え、サチが笑う。

 そんな2人の様子を、少し離れたところから見ていた秋山は、志摩
野の言うとおり、過去を知らなくてもいいのかもしれない。過去を知
ることで、何かを失うよりいいのではないか、と言う。
 亮二は、オレ達と何が違うのだろう、と言う。

 志摩野がサチに、小学生の時の通学路を案内していると、突然後ろ
から走ってきた男にぶつかられ、倒れる。
 サチが志摩野に駆け寄る。

 志摩野はその男にカバンを奪われ、亮二が男を追う。

 亮二が追いつめると男は、拳銃を取り出す。
 中国語で、撃つぞと言われたが、療治は、英語とフランス語しか分
からないんだと言って、拳銃を持つ男の手を蹴り、男の手を離れた拳
銃を手に取る。

 亮二は、取り返したカバンを志摩野に返し、警察に届けようと言う。

 だが志摩野は、これは仕事上の些細なトラブルだから、届けなくて
いいと言う。

 サチが、病院に行った方がいいのでは?と肩を押さえている志摩野
に聞くが、志摩野は断る。


 4人はホテルのロビーにいる。警察に届けない代わりに、今日はお
となしくホテルに泊まるように、と志摩野に言う。自宅に戻っても、
また襲われるかもしれないのだから。明日はサチと一緒にいられる最
後の日だし、と。
 志摩野に部屋を譲った亮二は、秋本の部屋に一緒に泊まると言う。

 志摩野は、明日はみんなに蘇州を案内するという。午前8時ロビー
集合と約束し、上海に来てくれてありがとうと挨拶する。


 秋本と部屋に入った亮二は、舜からの電話を受ける。
 舜は、志摩野の会社は倒産した。島野自身も不法利得で訴えられて
いる。すなわち詐欺だ、と言う。

 亮二が舜との電話を終えると、秋本が、信吾の息子か?と聞く。信
吾は佐智絵事件を調べていて.....と続ける。

 亮二は、富岡にそのひとを言ったのは秋本か?富岡は更に新藤まで
調べた、と言う。

 秋本は、新藤には警察内部に通じている奴がいたと言う。

 亮二は、信吾については、舜に調べて貰っている。親子なら、他人
に分からないことでも調べられるかもしれないから、と。

 秋本は、舜のことを試しているのか?と聞く。そして、秋本自身の
ことも試しているのか?と。

 秋本は、志摩野が無一文からあれだけの会社を興すには、大変だっ
ただろうな、と言う。

 両親の不動産業を引き継いだのだろう?と驚く亮二に、その両親の
不動産会社は倒産し、両親は自殺したのだ、と雑誌の記事を見せる。
 その莫大な借金を背負いながら、会社を興すのは、並大抵のことで
はなかっただろう、と秋本。


 翌朝、亮二達の部屋をノックするサチ。ロビーに志摩野が現れない、
と言う。

 ホテルの係員に、マスターキーで、志摩野が泊まっている部屋を開
けて貰う。

 するとスーツを着た志摩野が床に倒れていた。手の先には、グラス。
テーブルの上には、ふたの開いたミネラルウォーターの瓶。

 志摩野の死は自殺と判断された。争った後はなく、鍵は内側から掛
かっていた。机の上には毒物の入ったミネラルウォーターの瓶。

 秋本がやっぱり、と言う。会社がうまくいかなかったから、と。

 亮二が、昨日志摩野のカバンを奪った男を見つけて話を聞く、と言
う。

 秋本は、それなら警察がやるだろうと言うが、亮二は自殺として処
理した警察が、動くことはないだろう、と言う。

 サチは、志摩野の会社はうまくいっていなかったのでしょう。自分
はこれで日本に帰る。夕べ志摩野が「会いに来てくれてありがとう」
と言ったのが、別れの言葉だったのだろう。最後に兄に会えてよかっ
たと言う。


 清子は、上海からの志摩野の手紙を受け取る。仕事がうまくいかず、
サチのバックアップが出来なくなった。だが、絵画教室だけは残せる
ようにした。ふがいのない兄で済みません、と書かれている。

 サチ宛の手紙もある。


 亮二が志摩野は自殺ではないはずなので再捜査を、と頼んでも、上
海の警察は動かない。
 舜も中国語で、交渉してくれるが、思わしくない。

 亮二と丸山は屋上で話す。
 丸山は上海なんて、管轄外も甚だしいところだから、難しいよなと
言う。
 亮二はリヨンにも頼んだという。すなわち国際警察に、何か情報が
入ったら、知らせてくれるように、と。
 亮二は、志摩野は翌日サチに蘇州を案内すると約束していた。それ
なのに自殺するはずがない、と言う。

 丸山も、自分にも妹がいるからわかる。兄というものは、妹の前で
妙に格好を付けたがるものなんだよな、と言う。

 唯衣から亮二に、インターポールからのFAXが届いていると電話
が掛かってくる。


 亮二がサチを訪ね、見せたいものがある、と言って、国際警察から
取り寄せた、志摩野の死体検案書を取り出す。

 志摩野を死に至らしめた毒物は、日本で製造され、日本でしか販売
されていない。志摩野はその毒物を持っていないことが、確認されて
いる。すなわち、日本から来た誰かが、志摩野に毒を飲ませたのだ、
と言う。

 亮二は、あの日はホテルに電話があった。成田空港近くの公衆電話
からで、日本人宿泊者の部屋番号を尋ねる内容だった。

 あの日、泊まる予定者は亮二、秋本、サチ。
 志摩野は泊まる予定ではなく、あの日、亮二が自分の部屋のカード
キーを志摩野に渡したのだ。宿泊者名は亮二のまま。

 サチが、鍵が掛かっている部屋にどうやって?と聞くが、そんな方
法はいくらでもある。

 すなわち、あの時襲われたのは、本来亮二だったはずなのに、誤っ
て志摩野が殺されたのだ。

 その時、カップが割れる音。紅茶の用意をしていた清子が、今の話
を聞いたのだ。

 サチが、志摩野からの手紙を取り出す。

 志摩野は、不動産業を営む養父母が自殺して、無一文になった後も
頑張れたのは、サチと出会ったから。サチの前に、金持ちとなって現
れる、と。
 志摩野がサチに会うのは、あの時が二度目。最初が10歳の時だっ
た。サチが握りしめていた黄色いタオルケット。あのタオルケットに
『幸』と書いたのは、志摩野自身だった。

 サチの前にお金持ちになって現れるという約束が果たせなくてごめ
ん、と書かれている。


 葛城均(大杉れん)、舜と一緒の机についている秋本。均に呼ばれ
たので、来てしまったという。

 そこには、信吾も同席していた。
 秋本が、何を見たかと問う。

 あの日秋本は、自転車に乗って、事件現場の近くを通った。今から
思い返すとあの時には見えなかったものまで見えてくる。時効が成立
すると、亮二は突然医者を辞めて、インターボールへと赴任した。
 あの時、現場から書けだしてきたのは、亮二だった、と秋本。


 亮二がサチに、あの日あった、本当のことを話す、と言う。
 倒れている佐智絵を最初に見つけたのは、亮二だった。佐智絵に呼
びかけようと、佐智絵の身体を触ったため、手に血が付いた。
 そして土手を駆け上がって、家へ向かった。


 秋本は信吾から、ほかにも気付いたことがあるのではないか?と聞
かれる。
 秋本は、これしか覚えていないと答える。


寸  評  志摩野が死んでしまうとは思いませんでした。しかも、亮二と間
違われて?

 そういえば、最初のうち、メチャクチャ亮二が怪しかったことを、
いつの間にか忘れていました。

 信吾も怪しければね父親であるはずの均も怪しい。
 みんな怪しい人だらけで、登場人物の誰でも犯人にできますね。
 ただ、亮二たち子供は、佐智絵がされていた殺し方ができないとの
ことで、容疑者圏外になったんですよね。
 でも、それって、佐智絵が座っていたら、上方から殴ることが可能
だったんじゃないですかね。

 もうそろそろ終盤だっていうのに、佐智絵殺し、進展しませんね。
そのまわりでドンドン人が死んでいくのに。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遂に「ジェネラルルージュの凱旋」の映画が始まります。
 友達と見に行こうという話をしているのですが、「チームバチスタの栄光」
の映画を見ていないのです。
 おまけに、先日地上波で放送された時は録画し損なってしまったので、見損
なってしまいました。
 再放送って言っても、1週間やそこいらではやらないですよねぇ。
 あーあ、残念です。
 最近「ミッドナイト・イーグル」の地上波放送も見損なってしまいましたし、
番組表チェックをしているつもりなのに、すごい抜けています。
 気を引き締めなければ。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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