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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/11 キイナ (4)  2009/03/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/11 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル キイナ〜不可能犯罪捜査官〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 春瀬キイナ(菅野美穂)
 山崎尊 (平岡祐太)
 工藤真一郎(塚地武雅)
 遠藤桜 (小池栄子)
 御手洗修司(草刈正雄)
 雅一馬 (沢村一樹)
脚  本 吉田智子
主題歌  『』

あらすじ  第4話 死を鑑る占い

 このドラマは真実から生まれた。

 お弁当を食べながら、雑誌のバレンタイン特集を読んでいる遠藤桜
(小池栄子)。

 同じく、自席でお弁当を食べていた春瀬キイナ(菅野美穂)に、警
視庁科学捜査研究所の工藤真一郎(塚地武雅)にチョコをあげるの?
と聞く。

 なんで、元彼にあげなきゃならないの!とキイナ。

 桜は、まだキイナの中で、『元』になってないんじゃない?と言う。

 桜が突然、今、奇跡の占いと有名な占術師・星宮麗香(南野陽子)
って知ってる?と話題を振る。
 桜は、友人の紹介で予約を取って貰ったと言う。

 キイナは、自分も占って貰えないかな?と言う。
 桜は予定はもっと先だったのだが、キャンセルになったので、今日
になったと言い、キイナのことも頼んでみると言う。

 その時山崎尊(平岡祐太)は、捜査一課の方に避難していた。キイ
ナと桜のバレンタインだ、占いだという話から逃げたかったのだ。


 一課長の雅一馬(沢村一樹)が来て、殺人事件が発生したので、緊
急配備、と言う。

 尊も一緒に行こうとするが、雅は別班だろう、と言う。

 キイナは尊に、麗香の占いに行こうと言う。麗香のおかげで結婚で
きた人や、病気が発見されて、死なずに済んだ人もいるから、と力説
する。
 本気にしていない尊。

 でも、結局桜やキイナと一緒に、占いの館について行く尊。

 桜は、麗香を紹介してくれた友人は、最近婚約したと、貰った写真
を見せる。
 期待に胸をふくらませるキイナ。

 でも、テレビ撮影が延びていると言うことで、更にまたされる。

 キイナと桜は、どんな撮影をしているのだろう、とスタジオにこっ
そりと入る。
 なぜか、2人を止めていたはずの尊も入り込んでいる。

 スタジオでは、麗香が、誰かの運命を占うという段になっていた。
 そこで麗香は、一番後ろに立っている黄色いコートの女性を指名す
る。それはキイナ。

 キイナは緊張しながら、麗香の前に座る。

 キイナは、自分の氏名と生年月日(1979年10月3日)を話す。

 麗香は、キイナが悩んでいるのは、恋愛問題ね、と言う。
 頷くキイナ。

 麗香は、タロットカードはすべてを見通していると言うと、キイナ
に気が済むまでシャッフルするよう言う。
 そしてタロットカードを揃えると、好きな一枚を選ぶよう言う。

 麗香は、そのカードを自分で言ってはつまらない。この会場にいる
人たちに、カードのイメージを送った。勘の鋭い人は、そのイメージ
を拾えたはずですよね、と言って、尊を指名する。

 尊は、自分にはそのイメージを受け取れなかったという。

 麗香は、尊に、別の人を指名するよう言う。
 尊は椅子に座っていた女性の一人を指名する。

 その女性は、「丸い輪が見えて.....その上に、天使がいる」と答
える。

 麗香がカードを表返すと、本当にその柄『運命の輪』。転機が訪れ
るのだ、と言う。
 そして、キイナは過去の男を引きずっている。でも、その男性に振
られたと考えてはダメ。次々と仕事が舞い込み、思わぬ才能が発見さ
れる。
 だが、恋愛は、振られてばかりで不器用。失敗してばかり。
 実はキイナのすぐ近くに、大切な人はいる。今は運命の転機なので、
それを活かすことが大切。
 「あなたに幸せの奇跡を」と麗香。


 桜が個室で麗香に占って貰っている。
 麗香は、『死に神』のカードを引く。死を操るカード。
 「身近な人に死が近づいている」、「ウエディングドレス」と告げ
る麗香。
 お友達に心当たりはないかと麗香。
 桜は、それは、親友であり、星宮を紹介してくれた高原美和子(黒
坂真美)のことだと言う。
 麗香も、そうだと思い出す。

 桜が美和子に電話するが出ない。

 桜が、キイナ、尊と共に心配していると、すでにコートを着た麗香
が現れ、美和子の自宅へ行きましょうという。桜に、場所を知ってい
るでしょう、と案内させる。

 麗香は、キイナ、尊、桜と一緒に美和子の自宅に駆けつけ、チャイ
ムを鳴らすが、誰も出ない。
 キイナは尊に、管理人のところへ行くよう言う。

 鍵を開けて中へ入ると、白いウェディングドレスがつるされている。
 テーブルの上には、食事の用意とワインの瓶。

 美和子は床に倒れていた。
 驚いて駆け寄ろうとする桜をキイナは止め、尊に美和子の生死を確
かめさせる。
 頸動脈に触れた尊は、首を左右に振る。


 捜査一課課員と鑑識がやってくる。


 捜査会議。

 尊が見つけたのは8時27分。死因は有機リン系の毒物による中毒。
その毒は体内と、落ちていたグラスからだけ検出され、ボトルには入
っていなかった。

 桜は、結婚式を目前に幸せそうだった美和子が自殺するはずがない、
と主張する。

 だが、雅が断定するな、と言う。

 尊が、指紋は5つ見つかっていて、美和子、キイナ、尊、麗香、そ
してもう一つは不明、と報告。

 遅れて戻ってきた捜査員が、美和子の部屋にたびたび出入りしてい
た男性がいると報告する。
 その男性は、死亡推定時刻の前に美和子の部屋から、出て行ったこ
とが判明している。

 桜が、美和子の婚約者の須藤啓介(前川泰之)だと言う。

 雅が、須藤の身辺を調査するよう指示し、解散しようとしたとき、
キイナが発言する。
 麗香は、なぜ美和子が殺されると分かったのだろうか、と。

 雅が、超能力だとでもいいたいのか?偶然だろう、と言う。


 須藤の事情聴取。
 昨日は須藤の誕生日だった。美和子の部屋には、7時半から8時ま
でいたという。
 なぜ、30分だけ?との質問に、須藤は運悪く取引先からトラブル
の連絡があり、すぐ行かなければならなくなったと答える。
 場所を聞かれ、横浜で、車で行ったと答える。タクシーで、と。

 ワインは乾杯まで至らなかった。美和子がワインの栓を抜き、須藤
のグラスに注いだときに、そのトラブルの連絡が来たからだった。

 次に須藤に、保険金について問う。美和子は三ヶ月前に、
3000万円の死亡保険金を掛けていた。受取人は須藤。
 須藤の会社は経営難だったのでは?と問われ、須藤は否定する。


 雅は主任の津田明彦(金田明夫)に、須藤について調査するよう命
じる。


 キイナたちは、テレビで、美和子の殺人事件を予告した占い師と言
うことで、多くの取材を受けている麗香を見る。

 キイナは尊と共に、麗香の所へ行く。
 麗香の家には、”CLOSED” の札。

 キイナは麗香に、犯人について占って欲しい、と頼む。
 麗香は、迷いながらも引き受け、タロットカードを取り出し、1枚
のカードを引く。悪魔のカード。欲望、悪意を表す。犯人は男性。

 でも、ここまでで疲れたので、占いを終わりにする。

 一度帰ったかに見えたキイナが戻ってきて麗香に、あの夜、美和子
の部屋を訪ねたとき、目的の階でエレベータを下りると、麗香は先頭
を切って、迷わず美和子の部屋にたどり着き、呼びかけた。今まで行
ったことがなかったはずなのに、どうしてわかったのか?と聞く。

 美和子は、あの部屋だという気を感じたからだ、と答える。


 戻ってからキイナは、ずっと占いはなぜ当たったのかについて考え
ている。

 そのうち、お昼になり、食堂に食べに行く。
 そこで真一郎に会い、2人は同じテーブルに着く。

 キイナは真一郎に、占いが当たることについて問う。
 真一郎は占いが当たると言うことについてはわからない。でも、な
ぜ人々は占いを信じるかについては、科学的に説明できる、と言う。

 人間は、言われたことすべてを覚えているわけではない。10言わ
れたことの内、覚えているのはだいたい3ぐらい。人は印象に残るこ
とを覚えているだけ。それが、占いが当たるという印象につながって
いる、と言う。

 そして真一郎は、キイナを振ったのは、決してキイナを嫌いになっ
たわけではなく.....と話し始める。

 だがその時キイナは、
 1648年 アメリカ。フォックス姉妹は、霊力により、白骨化し
た死体を発見した。
 1986年 アメリカの伝道師、ピーター・バスコは、透視ができ
ると、評判だった。
 でも、いずれもトリックがあったのだ、とつぶやく。真一郎の話は
もう聞いていなかった。

 残された真一郎は、またキイナに言えなかったと落胆する。


 キイナは図書室へ行き、一人だと大変だといいながら、占いやマジ
ックについての本を集め、いつもの勢いで読み始める。

 そして、「見つけた」とつぶやくと、パタンと机の上に伏せる。


 捜査一課でキイナは、麗香の占いを再現すると言い、タロットカー
ドを取り出すと、管理官・御手洗修司(草刈正雄)の悩みを解決する
という。
 御手洗に、タロットカードを好きなだけ混ぜてくださいと言い、混
ぜさせると、一枚カードを選ばせる。

 そしてそのカードに手をかざすと、カードが分かりました。でも、
自分が当ててもつまらないので、今、それをここにいる人に送りまし
た。インスピレーションが強い方は受け取れたはずです。御手洗管理
官の好きな人を指名してください、と言う。

 見た御手洗は、婦警の玉井夕実(さくら)を指名する。

 夕実は刀.....刀が4本見えます、と言う。

 キイナがカードを表返すと、果たしてソードの4。
 このカードは、休息や静養を表す。御手洗は、だいぶお疲れですね、
と言う。

 みんな、キイナは占いも出来るんだ、とびっくりする。

 種明かしをする。
 実は、御手洗は必ずソードの4を選ぶことになっていたと言って、
すべてのカードを表返す。
 カードすべてがソードの4だった。プロならば、もっと違うやり方
があるのだが、キイナは素人なので、この方法をとらせて貰ったとい
う。

 尊が、今キイナは新しいカードを用意していたはずなのに、どうや
って!?と驚く。
 キイナは、セロファンの封を開けると、みんなそれを新品だと思い
こむ、と言う。

 では、御手洗の悩みを当てたのはどうやって?と問われる。
 キイナは、50歳ぐらいの男性はたいてい疲れているもの。だから、
そういえば当たる、と言う。

 では、夕実がカードを当てられたのは?との質問には、夕実がキイ
ナから答えを教えて貰っていた、と言う。

 では、どうして御手洗が夕実を選んだのか?
 キイナは、御手洗に『好きな人』を選んで欲しいと言った。御手洗
のお気に入りが夕実であることは有名なので、御手洗は無意識に夕実
を選ぶだろうと予想した、と言う。

 それじゃあ、占いじゃなくて、マジックじゃないか、と文句を言う
明彦。

 キイナは、そうだと言う。マジックには、いろいろなトリックが使
われている、と説明を始める。
 『フォーシング(Forcing)』:相手が自分の意志で選んで
いるように見えて、実はその選択をするようにし向けている。
 『コールド・リーディング(Cold Reading)』:誰に
でも当てはまることを、占いで導き出したかのように言う。あの時麗
香は、キイナに『過去の恋にこだわっている』と言ったが、30代の
女性なら、過去に恋の一つや二つはしているだろう。誰にでも当ては
まる。
 『身近にいい人がいる』というのも、そのうちそうなった時に、あ
の時の予言が当たったと思われるだけ。

 でも、わからないのはどうやって美和子の死を当てたのかと言うこ
と、とキイナ。

 麗香が美和子の死を知っていたからだろう、という声が上がる。も
う一歩進めて、麗香が殺したのかもしれない、とも。

 なら、なぜ自分が殺したのなら危険を冒して美和子の死体を発見し
なければならなかったのか。

 それは、どうしてももう一度行く必要があったから。

 麗香は前日、美和子の所を訪れて、明日の誕生日祝いと言って、ワ
インを贈った。そして美和子の隙を突いて、青いワイングラスに毒薬
を仕込んだ。
 その際に、指紋が沢山付いてしまった。
 だから、死体発見の時、もう一度美和子の部屋に入り、その時に指
紋が付いたように見せかけたのだ、とキイナ。

 でも、麗香が美和子を殺す動機が見つからない。

 動機、動機と悩んでいるキイナに、動機なんて無いんじゃないか?
と雅。キイナも、殺人には動機があるはずだという先入観にとらわれ
ているのではないか、と。

 考え込んでいたキイナは、男子トイレに入ろうとして、出てきた尊
に注意される。
 男子トイレと女子トイレのマークを見ているキイナ。
 そういえば、真一郎が食堂でトレイをとってくれたときも、赤い方
をキイナに渡し、自分は青いトレイを手にした。

 美和子の家のワイングラスは、赤と青。毒が仕込まれていたのは青
いグラスだけ。


 地下駐車場に車を止めると、歩き出す須藤。
 その後を、ナイフを構えて付いていく、黒ずくめの人物。

 だが、その前に現れるキイナ。
 星宮麗香さん、本名・井上和子さん、と呼ぶ。
 尊も現れる。

 キイナは、事件の手口についてはわかったが、動機だけが分からな
かった。先入観にとらわれてしまったのだ。
 普通、赤と青のセットがあれば、男性が青、女性が赤を使う。
 でもあの日、美和子が須藤のために、青いグラスにワインを注いだ
とき、須藤に電話が掛かってきた。だから美和子は赤のグラスには注
がず、青のグラスに注いでしまったワインを飲んで、絶命した。

 尊が、須藤との関係はすぐに分かった、と言う。
 麗香には、10才年下の妹がいたが、7年前、彼女は恋人の運転す
るバイクに乗っていて、車にはねられて、亡くなった。
 7年ぶりに見た写真の中の須藤は笑っていた。妹を殺した罪を背負
って生きているのだと思ったのにと言うと、ナイフを自分の喉に当て
る。

 キイナが、『黄色いガーベラ』と言う。それは妹さんの好きな花で
すよね、と。毎月12日、妹さんのお墓に供えられていた。月命日に
7年間、一度も欠かさず。それが須藤。

 キイナは、麗香もこれから罪を背負って生きていってください、と
言う。
 麗香はナイフを手放し、泣き崩れる。


 食堂で食べているキイナに、デザートをおごる桜。美和子の件を解
決してくれたお礼、と言う。


 13日金曜日。一日早い義理チョコを婦警達が配っている。尊にだ
けは、本命チョコが渡される。

 桜がキイナに、真一郎にチョコを渡したか聞く。元彼に渡すわけな
いじゃない、とキイナ。


 自席に戻った真一郎がすっとんきょな声を上げる。
 机の上に、チョコが置いてあったのだ。メッセージカードには、
『いつもありがとうございます。 キイナ』とある。
 嬉しそうにする真一郎。


寸  評  今回のトリックは特に、『TRICK』で山田奈緒子がよくやっ
ていたものと同じだと感じました。新鮮味がなかったですね。
 キイナは、鋭いんだか、抜けているんだか、分からないですね。

 塚地がお笑い番組で脚を骨折?したというのは友達から聞きました。
 今まで座っているシーンが多いなとは思いましたが、松葉杖を付い
ているのは、今回初めて見ました。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今年は、2月も末に都心で雪が降り、また3月になったというのに雪の予報
です。
 でも、一方では、累積気温が高く、桜の開花予想は例年になく早くなるとと
の予想。
 要は、日々の気温の変動幅が大きいと言うことでしょうか?
 先日の春一番以来すっかり本格化した花粉症もひどくなり、身体もだるく、
つらいですね。
 ただ、風邪を引く人が頻発しているにもかかわらず、まだ風邪にかかってい
ないのが、まだしもの救いです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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