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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/10 トライアングル (6)  2009/03/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/10 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル トライアングル
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 郷田亮二(江口洋介)
 黒木舜 (稲垣吾郎)
 葛城サチ(広末涼子)
 郷田唯衣(相武紗季)
 志摩野鷹也(堺雅人)
 富岡康志(谷原章介)
 秋本了 (佐々木蔵之介)
 丸山慶太(小日向文世)
 葛城均 (大杉れん)
 葛城清子(風吹ジュン)
 黒木信造(北大路欣也)
原  作  新津きよみ『トライアングル』
脚  本 水橋文美江
主題歌  小田和正『さよならは言わせない』

あらすじ  6 哀しき殺人者

 病院の霊安室へとやってくる郷田亮二(江口洋介)、葛城サチ(広
末涼子)、葛城清子(風吹ジュン)。
 サチは、清子を気遣うが、清子は大丈夫、と言って、中へはいる。

 亮二が死体の顔に掛かっている布を取り、サヤマジロウこと新藤利
道(宅麻伸)
 清子も新藤だと確認する。

 亮二が、昔同じ職場で、と言い出すと、昔々、愛したこともありま
したと清子。

 大田西署。
 志摩野鷹也(堺雅人)と話している黒木舜(稲垣吾郎)。
 舜は、清子が遺体と対面したのは、亮二が無理矢理連れて行ったわ
けではなく、清子が望んだことだ。事情聴取で清子は、新藤に会いに
行ったのは、きっぱりと別れたかったからだと言う。

 みんなが集まっている会議室に、丸山慶太(小日向文世)がやって
きて、捜査本部が完全に指揮を執り、支署はタッチさせて貰えない、
と言う。

 取り調べから清子が戻ってくる。
 富岡も来ている。
 続いて、郷田唯衣(相武紗季)も戻ってくる。
 富岡康志(谷原章介)も来ている。
 唯衣は、新藤の死体の第一発見者のため、事情を聞かれていたのだ。

 唯衣は取り調べの時に、本当のこと、言っちゃったけどいいのかな?
と言う。
 志摩野は、いいんでいよ、と言うと、何と言ったのか聞く。
 唯衣は、あの晩、亮二が帰ってこなかったと行ってしまったと答え
る。

 志摩野は、僕だって同じだから。亮二が25年前の佐智絵殺しの犯
人が目の前にいたら、殺すと言っていたことを言ってしまった、と。
 舜は、どうしてそれを!と文句を言うが、志摩野は聞かれたので、
と言う。25年間、佐智絵殺しの犯人を恨み続け、新藤を犯人と思っ
ていた亮二が自らの手で殺したのかも、と。

 文句を言う唯衣に、先に不安を口にしたのは、そっちだ、と志摩野。
 唯衣は文句を言っても、亮二が夕べどこに行っていたか唯衣に言っ
ていないことは、確か。だが、唯衣は、そんなことをするために、長
い間兄と別々に暮らしてきたわけではない。志摩野に、今の言葉を撤
回して欲しい、と言う。

 そこに亮二が入ってくる。サチも続く。
 清子は先に帰った。

 亮二は志摩野に、新藤の顔を見るか聞くが、断る志摩野。

 サチは帰って行く。

 舜が亮二に、夕べ新藤を捜しに行った後、何をしていたか聞く。携
帯に掛けても出なかった、と。
 丸山が、新藤が殺されたのは、亮二が姿を消した後だという。
 舜は亮二に、そんなに自分たちのことを信じていないのか?と聞く。

 亮二は、あの後、飲みに行った。新宿二丁目。昔と変わらないな、
と言う。

 舜が、ふざけないでくれ、と声を荒げる。丸山が賞状を破ったとき
の気持ちを考えろ。オレも.....と、父・信吾(北大路欣也)を疑っ
ていたことを思う。

 亮二は苦しそうに、話せるようになるまで、もう少し待ってくれ、
と言う。


 清子とサチと一緒にいる志摩野。
 志摩野がサチには関係ない、と言う。
 サチは、自分は葛城家の人間。25年前のことを知らなければなら
ない、と言う。
 志摩野は、過去のことは考えない方がいい、と言う。
 サチは、人は過去を知らずには生きていけない。25年前の佐智絵
殺しが、今回の殺人につながっているのではないか、と言う。


 新藤の霊安室に立っている信吾。そこに葛城均(大杉れん)が入っ
てくる。


 会議室に残った亮二は一同に、25年前の事件はまだ続いているの
だと言う。

 席に戻ると丸山は舜に、新藤を追っていたのに、突然飲みに行くは
ずが無い、と言う。報告書によると新藤の死亡推定日時は平成21年
2月2日午後5時。
 何かを思いつく丸山。

 新宿二丁目を聞き込みに回っている丸山。
 遂に亮二の言葉の裏を取る。亮二にキスした写真を、携帯に保存し
ていたオカマのママがいたのだ。
 丸山は、やっぱり亮二は、スーさんに会いに来たんだな、と言う。


 郷田家でオムライスを作っている富岡。亮二に、郷田家の車から死
体が見つかったのだから、仕方ないじゃないか、と言う。
 亮二は、唯衣の車だと訂正する。

 富岡は、冷蔵庫を開けて、卵がないな、と言う。
 買ってくると言う唯衣に、富岡は、唯衣はそのまま座っていて。今
回のことで一番ショックを受けている唯衣を元気づけようとしている
のだから、と。
 亮二は、唯衣は看護師なんだから、大丈夫だよ、と冷たい。

 卵を買いに行く富岡に、ついでにオレのビールも、と亮二。
 でも、富岡に断られ、オレも買いに行くと出かけていく亮二。


 舜からの電話を受ける丸山。
 舜は、亮二の通話先が分かったという。
 捜査を外された舜がどうやって!?と驚く丸山に、ソースは秘密で、
と舜。
 舜は電話をしながら、1人の婦警に手刀を切っていた。
 舜は、その番号の人物を知っているという。
 丸山は、自分も新宿二丁目の線から、その人物にたどり着いたと言
う。

 2人は、亮二はその人物を自首させようとしているのだろう、と意
見の一致を見る。


 一緒に買い物をしながら、亮二は富岡に説明する。
 スーさんは昔、南町のスナックで、新藤と一緒に働いていたことが
ある。だからスーさんをたぐっていけば、誰か網に掛かってくるので
はないか、と。
 それで、新宿二丁目か、と相槌を打つ富岡。

 2人は、今でもカードがおまけに付いている菓子を見つけ、昔野球
カードを集めたな、と言う。
 そして、野球カードはなかったが、別のカードでも大人買いしよう
と、2人で沢山買い込む。

 スーパーから亮二のマンションに戻る道で、亮二は、スーさんから
は富岡の名前も出た、と言う。富岡を、顔に痣のある男・新藤に引き
合わせたと言っていた、と。
 富岡のネタ元って、新藤か?と亮二。警察手帳の代わりに万札を使
ったってのは、そのことか?と言う。

 富岡は、あの亮二が書かせた新聞記事を読んで、動き出した奴がい
た。そいつは富岡に電話をしてきて、佐智絵の事件など、世間から見
れば忘れ去られた事件だと言った。

 亮二は、あの時新藤を追って喫茶店に向かい、階段を昇っていると、
路上で見つけたのは、新藤だけではなく、その新藤に会いに向かって
いる、富岡もだった。

 亮二は富岡に電話したが、富岡は、電話が亮二からだと知ると、無
視する。

 亮二は富岡が気になって、スーさんの所を回った後、堀米卓也(マ
ギー)に聞いて、富岡のマンションへ行ってみたが、留守だった。
 その左腕の怪我、昨日何かがあったのではないか、と聞く。

 富岡は観念して話す。
 富岡は新藤に、佐智絵の手紙を入手したいという話をした。
 そうしたら新藤の奴は、ちんぴらに話を任せ、その先走った奴が、
サチから手紙を奪おうとして、結果として、亮二が刺されることにな
った、と言う。

 富岡はあの日、新藤に会い、新藤を仕事で使っているマンションの
一室へ連れて行った。
 新藤は、これから決着を付けるために、葛城家へ行くという。
 富岡は、佐智絵殺害の真相を話してくれと言う。

 すると新藤は、真相なんて知らない、と言う。知っている振りをし
ていると、それだけで大金が得られるから、そうしていたという。
 新藤は、富岡も自分と同じだと言う。あの25年前の日から、富岡
はもう自分の人生は生きていない。子供のままだ。自分も他人の戸籍
を買い、サヤマジロウとして、どうでもいい毎日を生きてきた、と言
う。

 富岡は新藤につかみかかる。
 だが、新藤に投げられ、机で左肘をしたたかに打つ。

 富岡と新藤はとっくみあいを始めるが、新藤が優勢で、富岡の首を
絞める。
 富岡は、佐智絵が殺された翌日の教室を思い出す。
 担任が、佐智絵が亡くなったというのに対して、富岡は佐智絵は殺
されたんでしょ、と食い下がる。
 それでも担任が認めてくれないと、堀米に、お前、見たんだよな!
と迫る。

 その時、新藤の身体が力を失う。
 富岡が自分の手を見ると、血の付いた灰皿を握っていた。

 亮二は富岡に、どうして自分の所に来たのか聞く。
 富岡は、亮二ならなんとかしてくれると思って、と言う。

 そこに唯衣が立っていた。
 唯衣の姿を見た富岡は、走っていってしまう。
 亮二が富岡を追いかける。

 ビルのエレベータに乗り込む富岡を見かけた亮二は、エレベータが
戻ってくるのを待っていたら間に合わない、と階段を駆け上る。

 富岡はビルの屋上の柵の向こう側にいる。
 亮二は富岡に「待て」と声を掛ける。さっき友達だと言ったのは嘘
なのか、と。

 そして亮二自身も柵を乗り越え、ここでまた一人同級生を失うのか?
富岡が飛び降りるのなら、亮二も飛び降りる。佐智絵の事件は、オレ
達にとってはどうでもいい事件なんかじゃなかった。お前は何も変わ
ってなんかいない。生きて日本の法律に則って罪を償え、と言う。

 富岡は戻ってくる。


 亮二は富岡を、大田西署へ連れてくる。
 会議室にいた丸山と舜は、自首させたんですね、と言う。

 亮二は、屋上にいたとき、富岡が新藤は最初にやっていないと言っ
ていた。新藤は佐智絵殺しの犯人ではない、と言う。


 屋上に上がってくる舜。
 そこにいた亮二に会いに来たのだ。
 舜は、冬の屋上って、嫌いなんだよな。寒いし、髪乱れるし、と言
う。
 なら、来なければいいと言う亮二に、亮二が呼んでいる気がして、
と舜。

 舜は、自首したことで富岡の刑が減軽されるといいな。富岡が出所
したら、またみんなで鍋でもしましょう、と言う。
 そんなことをしたら、みんなシジイになってしまう、と亮二。

 亮二達が会議室に戻ると、サチが来ていた。
 清子からすべてを聞いたので、と。
 新藤は佐智絵を殺してはいない。なぜなら、あの日、新藤は葛城家
に来ていたのだ。
 学校から帰ってきた佐智絵は、家に新藤が来ているのを知って、ま
た出かけていった。それは、朝持って出た佐智絵の傘が玄関に残され
ていたのでわかる。

 新藤は清子のことが忘れられなかった。清子も自分の結婚を後悔し
ていた。
 均と清子の間の溝は、佐智絵が生まれても埋まらなかった。
 あの日、新藤は、葛城家にいたことを言えなかった。そのため、新
藤は疑われることとなった。

 以上のことは、清子から聞いたことであり、警察に話すことは、清
子も了解してる、とサチ。


 葛城家に均が来ていて、清子がすべてをサチに話してしまい、それ
を警察に言ってもいいと思っているのか、と言う。
 清子は、全部を話してしまったわけではない。均のことは話してい
ないという。


 自分の情報を話し終えるとサチは、捜査の状況を聞く。
 だが丸山は、捜査から外されていて、分からないのだと答える。

 舜が亮二に、自分のことを信頼していると言ってくれたよな、と前
置きをしてから、話し出す。
 信吾は25年前の佐智絵殺害事件を担当してから、ノンキャリとし
ては異例の出世を遂げた。自分の父親のことだけど、調べているとい
う。
 信吾は様々な場面に姿を見せていた、怪しい挙動。


 亮二は外に出ると、姿を消すようにひっそりと立っていた堀米に気
付き、声を掛ける。

 堀米は、最初に新藤の話を持ってきたのは、秋本了(佐々木蔵之介)
だと言う。25年前の事件をきっと何か知っているという。

 亮二は、秋本って、あの上海に行っている?と言い、そうだと堀米。


 帰宅した亮二は、サチからの電話を受ける。今、志摩野が来ている、
と言って、電話を代わる。

 志摩野は先日、唯衣に大変失礼なことを言ってしまったことを、ず
っと申し訳なく思っていた。今度、自社の謝恩パーティーがある。そ
こに是非唯衣を招待したい。よろしければ、亮二もどうぞ、と言う。
もうこのあと、二度と亮二と会うこともないだろうから、と。

 いぶかる亮二に、志摩野は、上海に戻る、と言う。
 亮二は頭の中で、秋本との関係を考える。


 サチは清子に、自分の名前はタオルケットの隅に『幸』と書いてあ
ったから、と言う。
 「黄色いタオルケットですね」と相槌を打つ志摩野。

 志摩野は、上海に戻ると挨拶すると、葛城家を辞す。
 清子は、志摩野もいつか帰ってきて、また会えるのよねぇ、と言う。
 どう答えていいかわからないサチ。

 サチに、マチコから電話。
 実はサチに謝らなければならないことがある、と言う。
 志摩野は、半年前、自分たちが育った大阪の施設を訪ねてきて、サ
チのことをいろいろ聞いていった。上海から、わざわざ大阪に来て、
捜していたのだ。
 あの時から、志摩野はメチャクチャ怪しかった。でも、金持ちって、
どこか変わっていると思って、放っておいた、と言う。


 志摩野の会社の謝恩パーティー。盛大である。
 サチも、唯衣も、亮二も来ている。
 唯衣は単純に、盛大なパーティーを喜び、志摩野にお礼を言わなけ
れば、と言う。

 だが、亮二は誰かを見つけて、行ってしまう。

 志摩野に声を掛けるサチ。
 2人は人のいないところへ行くと、サチは志摩野に、方々の施設を
回って、黄色いタオルケットにくるまれて捨てられていた女の子を捜
していたそうですね。怪しんだ職員が、その女の子との関係を尋ねる
と、あなたはその関係を言った。

 そこに亮二がやってきて、オレにもその関係を聞かせてくれ、と言
う。
 サチはこの話は亮二には関係ないと断る。

 だが志摩野は、亮二に聞かれても構わないと言うと、『妹』だと言
う。サチは血のつながった一人きりの妹だ、と。


 信吾と均が一室で話をしている。
 均は、志摩野とサチは、血がつながった兄妹。兄は裕福な家庭に引
き取られ、サチは施設に預けられた。2人の両親は亡くなっているは
ずだ、と言う。

 そこにノックして舜が入ってくる。
 舜は、療治は志摩野を追って、上海へ行った。上海に知り合いがい
るらしい、と言う。

 信吾は舜に、寝返ったのか?と言う。
 舜は、そのまま療治についていっても、丸山のようにうだつが上が
らないままになるのがおちですから、と言う。



寸  評  今まで、一番怪しかった新藤が、犯人ではない、という証言が次
々と出てきて、しかも殺されてしまって。
 富岡は、新藤を殺してしまった後、こともあろうに唯衣の車に置く
とは。
 謝って殺してしまったところまでだったら、はずみでと言えるかも
しれませんが、その後、唯衣を巻き込むなんて、言語道断。人非人で
すよね。
 そんな富岡に対して、亮二は優しすぎないでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 映画『フロスト×ニクソン』の試写会に行ってきました。ニクソンを知って
いる人によると、なかなか俳優も似ていて、いいということですが、やはり
『ウォーター・ゲート事件』を事前に知っていないと、見ていて、ストーリー
や、やりとりされるエスプリが理解できません。
 見に行かれる方は、事前に、ニクソン元大統領と、ウォーター・ゲート事件
について、予習していった方がいいかもしれません。多分アメリカ人にとって
は、日本人にとってのロッキード事件やリクルート事件のように、多くの有名
な言葉があり、おなじみなのでしょう。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
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