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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/27 ラブシャッフル (7)  2009/03/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/27 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ラブシャッフル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 宇佐美啓(玉木 宏)
 逢沢愛瑠(香里奈)
 世良旺次郎(松田翔太)
 大石諭吉(DAIGO)
 早川海里(吉高由里子)
 上条玲子(小島 聖)
  香川芽衣(貫地谷しほり)
 菊田正人(谷原章介)
脚  本 野島伸司
主題歌  アース・ウインド&ファイアー「FANTASY」

あらすじ 第7話「満月の夜の告白」

 菊田(谷原章介)の死んだ恋人が旺次郎(松田翔太)によく似た男
性と知り、啓(玉木宏)と愛瑠(香里奈)はパニックになった。
「落ち着け、ようするに菊りんは……」
と話し合っていたらいきなり部屋の灯りがついた。驚いて振り向くと
菊田がいた。
「ご、誤解しないでくれ」
 啓たちは必死に弁解した。しかし菊田は穏やかな表情を崩さなかっ
た。
「まあ、正確に言うとバイなんだ。女の人がダメなわけじゃない」
 菊田はそう説明した。啓も愛瑠も別にゲイに偏見があるわけではな
いが……。
「旺ちゃんには黙っていてくれないかな。さすがに気持ち悪がるかも
しれないから」
 菊田はそう続けた。

 セカンドシーズン2週目。組み合わせは、菊田と愛瑠、旺次郎と芽
衣(貫地谷しほり)、玲子(小島聖)と諭吉(DAIGO)、そして啓と
海里(吉高由里子)。
 芽衣が気になる人は誰だろう?菊りんでないとすると、旺次郎と諭
吉になる。
 そう考えると海里に頑張ってほしいと思う啓だった。海里は最近明
るくなってきたのは旺次郎が原因だろう。啓は菊田と一緒になって旺
次郎にそれとなく振ってみた。
「それは俺と芽衣ちゃんの間を割こうって魂胆だろ」
 旺次郎はすげない。
「それとは違う」
 啓はむきになって反論したがかえって怪しまれた。
「いずれにしてもあいつは俺にとってはペットさ」
「ペットなら死んでもいいと?」
 菊田が言った。海里は誕生日に死ぬと言う。それは来週に迫ってい
た。
「大丈夫だよ。なんだかんだで死にゃあしないって」
 旺次郎は煩わしそうに言った。この間も自分が作ったシチューにが
っついていたしと旺次郎は付け加えた。

 芽衣は1日中ランニングをして過ごした。旺次郎はその姿を写真に
撮っていたが、途中でバテテ帰ってしまった。芽衣はひたすら走った。
気がつくと夕日が鮮やかに広がっていた。その時芽衣の中で何か吹っ
切れた気がした。

 芽衣は愛瑠の買い物に付き合ってそのまま愛瑠の部屋に行った。
「実はアイアイに報告があるの」
「なに?」
「啓と元に戻ろうかと思ってるの」
「えっ?」
 愛瑠は表情を硬くした。しかし芽衣はそれに気づかずに続けた。
「この前ランニングしてて、夕陽を見たの。穏やかであったかいみか
ん色の」
「それが?」
「なんかあたしすごく子供っぽい考えだったのかなって」
「どうして?いろいろ考えて婚約解消に至ったんじゃ」
「そうだけど、ちょっと落ち着いたのかもしれない」
 ラブシャッフルで、菊田、旺次郎、諭吉と交流して、それぞれに素
敵なところを見ていたら、啓ばっかりキラキラしていると思っていた
気持が落ち着いた気がしたのだ。
「予定通り結婚するの?」
 愛瑠はどこか恐る恐る聞いた。
「うん」
 芽衣はにっこりした。
「あんたさぁ、旺ちゃんが振り向いてくれないから元鞘ってわけ?」
 別にいいけどと言いつつ、愛瑠はどこかとげとげしくなった。一言
で言えばショックだった。

 諭吉は玲子の夫のことが気になっていた。思い出したのは、彼が区
会議員で諭吉の会社に献金やパーティ券購入を求めてきたことがある
ということだった。そのことを諭吉は玲子に話してみた。
「彼は私の父の秘書をしていたの。父が引退したら彼がその後を継ぐ
ことになっているの」
 玲子はありのままを話してくれた。
「みんなはご主人があなたを操っていると思っていたけれど、実際は
逆なんですね」
 つまり玲子が夫を支配している。
「ということは、あなたは私の本当の意図に気づいたのね。意外な展
開だわ」
 玲子は意味深な笑みを浮かべた。
「で、どうするの。あたしの邪魔でもする気?」
 玲子は相変わらず謎めいた微笑を浮かべていた。

 芽衣はさっそく啓と元に戻る気持ちを打ち明けた。
「えっ、それって?」
「啓さえよかったら、結婚してください」
「それは、もちろん。でもどうして急に?」
 うれしいと言うよりも先になぜ?という疑問が啓には沸いた。
「大人になったのかもしれない。今まで振り回してごめんなさい。今
まで我慢してくれてありがとう」
「そんなこといいんだ。だって俺は芽衣を……」
 その先がすんなりと出てこない。啓にも意外だった。
「またひっくり返されると思っているのね」
「そ、そうなのかな?」
「もう心配しないで」
 芽衣はそう言っているが、どうにも啓はどうにもうれしいと言う気
持ちがわかない。
「でも、気になる人は?」
「もういいの。あの時点ではまだ決められないからもう少しだけって
思って」
 それでも啓はすっきりすることができなかった。

 芽衣はまた旺次郎にランニングに付き合ってもらった。
「で、彼は喜んでた?」
「うーん、微妙なリアクションだったかな。またひっくり返されると
思っているのかも」
「まあわかるわな。でも俺はショックで立ち直れないぜ。まさか気に
なる人が諭吉とはね」
 そのときグラウンドの整備にあたっていた人が驚いた風に手を止め
た。その人は芽衣の様子を探りに来ていた諭吉だった。啓のために諭
吉は動いていたのだ。
「諭吉さんは言ってみれば逆上がりのできない男の子」
「そっちの方が妙に気になった」
「相性だと思う。がんばってもう少しでできるよって言える」
 啓と一緒にいるとドキドキしたりビビッとくる。諭吉にはそれはな
いけれどどこかキュンとする気持ちが起きると芽衣は言った。諭吉は
そんな芽衣の気持ちを知って驚きを隠せなかった。

 啓はまた海里の絵のモデルを務めた。
「実は芽衣と結婚することになったよ。だけど君みたいなつらい思い
を抱えている人がいると思うとなんだか式のことや引き出物のことな
んか考える気になれないな」
 うまいものを食べている隣で飢え死にしている人がいるようなシチ
ュエーションのように啓は思った。
「だから旺次郎に言ったよ。せめて誕生日まで一緒にいてやれよって」
 この日啓は旺次郎に一緒に来るように言ったものの、旺次郎は断っ
て来た。
「あいつ冷たいよな」
 そう言いかけた時、海里の父親が現れた。

 愛瑠は菊田の後輩を紹介された。後輩が希望していたらしい。そこ
で愛瑠は一緒に食事に行った。相手はイケメンの医者。絵に描いたよ
うなおいしい展開。だけどうまくいくのはネコをかぶっている最初だ
け。そのうち飽きて、単調になって、結局何なんだろうと思う、そう
いう展開が愛瑠にはリアルに迫ってくる気がして、楽しめなかった。

 海里の父親は旺次郎に海里が惑わされていると思って、問い詰めて
きた。啓は怒った。
「何度もリスカしているのに、それでも描けってあんたそれでも親
か?」
「私たち親子のことを君がわかるはずがない」
 父親は海里に絵を描かせようとする。
「海里ちゃん、出て行った方がいい。こんな家」
 だが海里はうつむいた。
「ないよ、行くところなんて」
「わかったろ、出ていくのは君の方だ」
 父親は笑った。そのとき、いきなり旺次郎が現れた。
「海里、行くとこあんだろ」
 旺次郎は手を差し出した。海里は旺次郎に近寄った。
「か、海里?出ていくのか?」
 海里はこくりとうなずいた。すると父親はスケッチブックを取り出
した。
「これを持って行きなさい」
「あれ?」
 止めると思ったのに、啓は不思議に思った。旺次郎はそのまま海里
を連れて出て行った。
「あの子は、何度も死のうとしたが、絵を描いているときは夢中で死
ぬことから解放されていたんだ……」
 父親は泣きながらそう説明した。父親は海里が死なないようにと思
って絵を描けと言い続けたのだという。
「安心してください。俺達ラブシャーの愛の輪で彼女を死なせはしま
せん」
 啓はそう約束した。

 海里はそのまま旺次郎のマンションに行き同居することになった。
海里はウキウキした表情をした表情で、エレベーターホールのたまり
場のパーティ準備を1人でしていると、背後からささやき声がした。
「予定通りだね。うまくやった。父親の束縛?そんなものタナトゥス
と関係ない。いずれにしても君は死ぬ。そうだね、海里」
 菊田だった。菊田はいつもの穏やかな笑みを浮かべていた。海里は
引きつった表情で静かにうなずいた。

 啓はマンションのプールにいる愛瑠を見て声をかけた。愛瑠は荒れ
ていた。
「何よ、離れたかと思えばくっつく。何考えてんの?」
「おいどうしたんだ、おかしいぞ」
「何よ、嫌い!ウサなんて世界でいちばん、嫌い!」
 愛瑠は目に涙をためていた。そして啓に近づいたかと思うとそのま
まキスをした。
「……」
 呆然としている啓に愛瑠は言った。
「満月なんだ……。だからあたしはおかしかったのか」
 愛瑠はとたんに笑いだした。
「満月だから?」
 啓は何のことやらと頭が混乱してきた。

寸  評  愛瑠は啓が気になり、諭吉は芽衣を気にしている。啓は芽衣から
結婚を申し込まれたのに素直に喜べず、旺次郎と海里はうまくいきそ
うなところに謎めいた菊田の介入。そして玲子もまた何かの意図を持
っている。まとめると現在はそんなところでしょうか。確かに愛瑠が
言うように離れたかと思えばくっついたりで頭がおかしくなっても不
思議ではないシチュエーションです。啓も芽衣との関係を戻すために
参加していてそうなったのに、喜べなくなっていますし。当初は菊田
が全体を支配しているというような雰囲気がありましたが、どうもそ
うではなくて個々の思惑が複雑に絡んで予期せぬ方向へ進んでいる感
じがします。結局ラブシャーとは何なのだろうか?愛瑠の苛立ちがも
っともピンとくる気がしました。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 歯科検診を受けました。今年から健康組合の斡旋で無料で検診を受けられる
ようになり、春に続いて2回目でした。特に虫歯はなかったのですが、歯石が
ついてて歯肉が少し炎症しているという診断は春と変わらずで、放っておくと
歯槽膿漏の危険もあるらしいので、今度歯石除去を受けようかと思ってます。
(けん)

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