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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/09 ヴォイス (5)  2009/02/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/09 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ヴォイス〜命なき者の声〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 加地大己(瑛太)
 石末亮介(生田斗真)
 久保秋佳奈子(石原さとみ)
 桐原哲平(遠藤雄弥)
 羽井彰 (佐藤智仁)
 蕪木誠 (泉谷しげる)
 佐川文彦(時任三郎)
脚  本 金子茂樹
主題歌  『』

あらすじ  第5話 見えないスクープ写真

 カメラマンが鶏小屋のそばで、カメラを手になくなっていた。


 石末亮介(生田斗真)は、立っている茶柱を写真に撮り、そんなも
のの写真を撮る奴の気が知れないと言う加地大己(瑛太)といつもの
ように言い合い。

 そこにいた久保秋佳奈子(石原さとみ)も話に入ってきて、茶柱を
写真に撮るなんて、考えられない、と言う。


 今日の死体。
 岡原浩介(吹越満)。43歳。フリーカメラマン。昨日、民家の鶏
小屋のそばに、倒れているのを、住民が見つけ、通報。近くの病院に
運ばれたが、まもなく死亡。

 仕事で来ていたわけではなさそう。フリーのカメラマンといっても、
ゴシップ写真専門なので、のどかな田舎とは結びつかない。

 佳奈子が、ゴシップ写真を撮っているなら、かなりの人に恨まれて
いそうですね、と言うと、刑事の大和田敏(山崎樹範)も、だからふ
いに背後から殴られてもおかしくない、と言う。

 所持品は一眼レフのカメラにリュックサック、フィルムが数本。毛
布、折りたたみ椅子。
 撮影された写真が30枚。大部分が不倫現場の写真だが、一枚だけ、
めんつゆをドアップで写した物があった。プロのカメラマンが、およ
そ撮影する被写体とは考えられない.....


 解剖は進み、心臓340グラム。
 後頭部の外傷は、倒れたときにぶつけただけで、それが死因ではな
い。
 死因は、肺血栓。俗にエコノミー症候群と呼ばれ、長時間同じ姿勢
でいたことが原因となる。下肢を長時間動かさないことが原因なので、
それは折りたたみ椅子に座っていても、起こることがある、と法医学
教授・佐川文彦(時任三郎)。
 肺動脈に沢山ある赤い瘤が、その血栓と、助手の夏井川玲子(矢田
亜希子)。

 鶏小屋の前で岡原は、長時間座っていたと言うことになるのか、と
の声に、玲子は、必ずしも亡くなった場所に座っていたとも限らない。
下肢に出来た血栓が、動くことによって、剥離して、肺動脈に詰まる
ことが原因なので、どこかに長くいて、たまたま動いて血栓が詰まっ
たのが、鶏小屋の前と言うことも考えられる、と言う。


 桐原哲平(遠藤雄弥)が解剖で気分が悪くなった羽井彰(佐藤智仁)
を介抱し、水を飲ませる。

 佳奈子が、鶏小屋の前だったから不思議に思うけど、犬小屋の前だ
ったら、不思議に思わなかったのではないか、と言う。

 桐原が、判断を誤らせるのは、頭のいい犯罪者と、自分自身だと言
い出す。
 CSIのセリフか?と突っ込まれると、自分で考えた、と桐原。

 鶏小屋について考える大己たち。

 それに対して佳奈子は、鶏小屋について考えるより、岡原がどこで
血栓ができるほど、同じ姿勢でいたか、考えた方が早いのではないか、
と提案する。


 その鶏小屋の鶏を、じっと観察している大己と亮介と羽井。
 でも変わったところがないので、佳奈子の言う通り、たまたまかも
しれない、と亮介。

 大己は、なぜ岡原はここに来たのか?ゴシップカメラマンが、何を
撮ろうとしたのか?と悩む。
 空や土や花とか?と亮介。

 大己が、いくらフィルムが余ったからって、めんつゆを撮るか?と
悩む。

 亮介は、ブログに何でもかんでも写真をアップする奴がいるという。

 岡原には、別れた妻子がいることが分かる。

 岡原の元妻をクリーニング店に訪ねる。
 岡原は、以前はプロのカメラマンになりたくて写真を撮っていたが、
それだけでは、食べていけず、スーパーのチラシなども撮影していた
という。

 岡原が、今はゴシップ写真まで撮っていると知って、落ちたものね
と言う元妻。

 元妻は離婚後も岡原と会ったことがある。息子を会わせるために。
 でも、半年前から、息子を岡原には会わせないことにした。再婚し
たい人がいるから、と言う。


 岡原の身体を調べた蕪木誠(泉谷しげる)は、LDLも高く、中性
脂肪も多く、ヘビースモーカー。これじゃあ、エコノミー症候群にな
らない方がおかしいと言う。

 桐原は、これは何ですか?とビニール袋に入った者を聞く。岡原の
髪に付着していた葉っぱだと蕪木。
 何の葉か分からないかな?と桐原。
 蕪木は、岡原自身の組織を分析するだけでも大変。葉っぱまで手が
回らない、と断る。
 しかしながら、この初期のCD、なかなか手に入らないんだよね、
とつぶやく。
 桐原は、明日全部持ってきます、と言う。
 蕪木は、葉の標本なら、二番に入っているよ、と言う。


 また、桐原家に集まる一同。
 佳奈子は、男三人揃って、鶏を見ていただけで、岡原がエコノミー
症候群になった原因は結局わからなかったの?と言う。

 岡原の元妻にも会ってきた、と大己は言う。

 桐原が、岡原の死んだ場所の近くに、ソヨゴの木がなかったかと聞
く。
 みんな、そんな木があったのか分からない。

 羽井が作ったのは、親子丼。鶏と卵とめんつゆで考えられる料理だ
という。

 また大己がすねる。卵は卵、鶏肉は鶏肉で別々に食べた方がおいし
い。それに子である卵が、親である鶏肉を包むのだ、逆じゃないか、
と文句を言う。


 翌日、岡原がいた事務所を訪ねる。
 沢野との共同経営だった。一人で事務所を構えるだけの余裕がなか
ったので、二人で折半しているのだ。
 沢野はヌード写真専門。

 みんなは岡原が写した写真を見る。同じ建物を写した写真がある。


 実は、あのめんつゆは希少価値があるのではないかと言い出す。

 でも、羽井の母親・羽井鳳子(濱田マリ)は、スーパーの特売で、
1本198円で売っている品だという。

 めんつゆがありふれた品だと言うことに、みんながっかりする。


 朝、亮介が玲子に声を掛ける。
 玲子は、島田教授から聞いたけど、父親・石末貴之(名高達男)に
刃向かったんだって?と言う。
 亮介は、「刃向かっちゃいました」とおどけて言う。

 玲子は、でも亮介は、イヤになったら戻れるからほかの学生よりも
気楽よね、と言う。

 亮介は、大己などを見ていると、自分なんて、どんなことが優れて
いるのか分からないけれど、やれるところまでやりたい、と言う。

 玲子は、それって20代の特権よね、と言う。そんな青臭いこと言
っていても、警察に捕まらなくて、と。


 研究室でルービックキューブをいじっている大己。
 佐川が、完成させたことがあるか、聞く。

 無いという大己に対して、佐川は完成されられる、と言う。
 でも、佐川はルービックキューブを六面揃えると言うことよりも、
ルービックキューブの動きそのものに興味があるという。
 一つの面を動かすと、他の面も動く。
 たとえば、ポケットの中のゴミを捨てたとする。するとポケットは
空になり、スッキリするが、一方町を汚したとも言える。
 すなわち、一つのアクションが世の中に、どのように影響していく
かと言うことなのだ、と言う。

 研究室では、玲子がそこにいた4人に、課題を出す。蕪木からの出
題。
 防寒具を付けずに零下20度の雪山にいると、人は2時間ともたな
い。しかし、10時間もった、ご遺体がある。
 その理由を、血液と各臓器のサンプルから、導き出すこと。
 課題の提出期限は今週いっぱい。もし遅れたら、単位は与えられな
いと言う。

 みんな実験するしかない。間に合わない、と青くなる。

 玲子は、組織検査をしている蕪木に、今年も同じ問題でしたね。自
分の時も、同じ。手抜きじゃないですか?と言う。
 蕪木は、すぐれた問題なら、変える必要は無いじゃないかと言う。
 玲子は、確かに、この課題に鍛えられましたけど、と言う。

 みんなが頭を悩ませてるところに大己がやってくる。
 みんながこんなに厳しい課題が出たと言っても、大己は関心を示さ
ず、ひたすら岡原の事件を考え続けている。
 課題については、寝袋があればいいんじゃない?と気がなく言う。

 大己は珈琲を飲むマネをして、これは普通は単に珈琲を飲んでいる
と言うことであるが、見方を変えれば、コップの中の珈琲が、大己の
体内に移動し、消化活動が始まる、とも言える、と言う。
 桐原は、当然です、と言う。

 佳奈子が、大己のいうことは、益々わかりにくくなっている、と言
う。
 大己は、それだって自分が珈琲を飲んだことから波及しているんだ
ろう、と指摘し、更に訳分からないと佳奈子に言われる。

 大己は、課題については、週末までまだまだ時間があるから、岡原
の事件を調べると言って、出かけていく。


 また、大己と亮介は、鶏小屋を見ている。
 亮介が、前回と違うところといったら、ひよこが生まれていること
ぐらいだと言う。

 大己は、通りかかった地元の人に、岡原の残した建物の写真を見せ
て、近くにあるか聞く。
 その人は、その丘の向こう側にあると教えてくれる。

 大己と亮介は、その建物のそばに行く。
 写真と同じアングルが見つかり、その場所のそばには、ソヨゴの木
も生えている。

 大己は、そこに残る。寝袋があれば、一晩過ごせる、と。


 戻ってきた亮介から大己のことを聞いた佳奈子は、あきれる。
 羽井の実家の店で飲みながら話す4人。

 羽井の母親は、若い頃川原でキャブをし、寝袋に入って寝ていたら、
川が増水し、寝袋ごと浮いた。
 水の中でファスナーを下ろして脱出するのは、大変だと言う。

 みんな今頃大己は、寝袋だけで大丈夫だろうかと案じる。


 朝、佳奈子が差し入れを持って、やってくる。
 心配する佳奈子に、大己は寝袋で熟睡できたと、伸びをする。

 2人は、たわいもないやりとりをしながら食べる。
 佳奈子は、大己が用意した折りたたみ椅子を見て、これに座ってい
たら、血栓もできるだろうという。

 そこにカメラマンがやってきて、ここは自分の場所だと言うが、大
己がカメラマンではないことを知ると、ここはもともと岡原が使って
いたが、最近来ないので、この場所を使わせて貰っている、と言う。


 大己は町へ出て、あの餃子の写真の中華料理屋へ入る。
 岡原がいつも餃子を頼んでいるのかと聞くと、普段岡原はビールと
シュウマイを食べている。その餃子の写真を撮ったときのことはよく
覚えている、と主人。


 大己が研究室に戻ってくる。
 課題については、あっさりと、その人は一人だったのではなく、も
う1人いたんだろうという。
 みんな、そんなずるいこと、と言うが、大己は一人だったとは書い
ていない。2人いれば、お互いの身体を温め合えるし、励まし合うこ
ともできる、と言う。

 みんな段々大己のいうことが本当らしく思えてきて、蕪木に聞きに
行く。
 本当に大己の言ったことが、答えだったらしい。

 一人残った大己は、事務員が呼んでいた新聞を、読ませて貰う。巨
大与党の汚職が書かれており、その記事に添えられている写真が、あ
の建物。


 また、岡原の元妻を訪ねる大己。
 大己は、いきなり雪山にいても、1人でいるより2人でいる方が、
ずっと長く生き延びられたんですね、と言う。

 訳が分からないままの岡原の元妻に、あの新聞記事を見せ、この写
真は本当は岡原が撮る予定だった。自分も一晩、寝袋に入ってみて思
ったが、何時撮れるか分からない一枚のために、ずっと待っているこ
とはつらい。この写真は、20年ぶりの大スクープ。
 でも、岡原はこの写真を撮るために、長時間同じ姿勢でいたため、
亡くなった。

 だが、元妻は否定する。岡原がそんなまじめな写真を撮るわけがな
い。酔うと、いつもカメラマンになんてなるもんじゃないと言ってい
たと言う。

 大己は、岡原は変わった。変えたのは息子の稔。稔に最後に会った
とき、「お父さんみたいなカメラマンになる」と言われ、カメラマン
として頑張ろうと思った。この話を岡原の行きつけの中華料理屋で聞
いた、と言う。
 そして、『餃子』の写真の前には、『うなぎ』か『うさぎ』を撮ら
なかったか?と稔に聞く。
 『うさぎ』と稔。
 これで、『めんつゆ』『ゆうひ』『ひよこ』とつながった、と大己。
 岡原の写真を整理していたら、仕事の写真に混じって、いろいろな
写真があった。岡原はこれで稔としりとりをしていたのだ。
 それでなぜ、岡原が鶏小屋の前にいたかわかった。ひよこの写真を
撮るためだった。

 大己は岡原の元妻に、稔を少しお借りしたい、と言う。


 大学の教室の壁一面に白い大きな布を貼っている羽井たち。
 そこに大己が稔を連れてくる。

 白い布が外されると、引き延ばされた岡原の写真の数々が貼られて
いる。
 大己が、岡原はフィルム写真にこだわっていた。今まで、稔は携帯
のメールでしか見たことがなかっただろうけど、と言う。

 桐原が、本当はデジカメの方が、簡単で安上がりなんだけれどね、
と付け足す。
 羽井は、やっぱりフィルム写真には味があるな、と言う。

 岡原は、しりとり用の写真を撮って、現像すると、スキャナーでス
キャンして、稔の携帯に送っていた。

 稔は、このしりとりは内緒にすると岡原と約束したのだという。

 校庭に出ると大己は、岡原の遺品のカメラを稔の首からつるす。

 稔は、岡原がどこへ行ってしまったか聞く。
 大己は、岡原は稔の頭や胸の中にいる。どこにもいかない。でも、
そんなにしょっちゅう思い出してはいけない。
 なぜなら、岡原が出たり入ったりで、忙しくなるからだ、と説明す
る。
 納得する稔。

 そしてみんなで建物前の階段のところまで来ると、稔に写真を撮っ
て貰う。
 桐原が撮影方法を指導し、稔が初めて撮影。


 研究室では佐川が桐原達に、今年は蕪木の問題が解けたんだって?
研究室始まって以来の快挙だよ、と言う。
 でも桐原は、解いたのは大己だという。
 「加地大己、やっぱりな」と佐川。
 そして桐原に、何回実験した?と聞く。
 10回、と桐原。
 佐川は、その実験が大切なのだ。基礎を訓練することに意義がある、
と言う。

 桐原は、大己は一度も実験せずに答えを見つけてしまいましたけど、
と言う。
 佐川は、来年から問題を変えるよう蕪木に言っておこう、と言う。


 噴水の写真を携帯で撮っている大己。
 どうしたんだ?と亮介に聞かれても、内緒。男同士の約束だから、
と言って答えなかった。


寸  評  今回、目新しい情報としては、エコノミー症候群での死亡は、必
ずしも、長時間座っていたところで発生するとは限らない。血栓がで
き、そのあと動いた後で、肺動脈が詰まることがある。死亡していた
ところを捜しても、原因物は無いかもしれない、ということですね。
 うちも老人を抱えているので、気をつけなければ。

 大己、行動力がありすぎですよね。冬に寝袋で一泊するなんて。
 そして、課題は一瞬で解いてしまう。
 この力を佐川は見抜いて、大己を無理矢理法医学教室に入れたので
しょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 やはり、2月が28日しかないのは、短いですよね。
 家人の確定申告の集計の手伝いもしているため、3月が近づくと、焦りが募
ります。
 3月になると、仕事自体も忙しくなりますので、今月のうちに、目鼻を付け
ておかなければ、という状態です。
 花粉症もすっかり本番となり、かゆみと鼻水とくしゃみと闘いながらの日々
です。
 役者さんも、花粉症がひどいと困るだろうな、と思いますね。花粉症の役な
ら、素でやれるでしょうが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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