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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/07 銭ゲバ (4)  2009/02/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/07 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 銭ゲバ
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時00分
キャスト 蒲郡風太郎(松山ケンイチ)
 三國 緑(ミムラ)
 萩野 聡(宮川大輔)
 三國 茜(木南晴夏)
 由香  (石橋杏奈)
 野々村保彦(光石 研)
 野々村洋子(りょう)
 蒲郡健蔵(椎名桔平)
原  作 ジョージ秋山『銭ゲバ』
脚  本 岡田恵和
主題歌   『』

あらすじ  第4回 僕の家族は母親だけズラ

 三國茜(木南晴夏)はなぜ?と聞く。
 蒲郡風太郎(松山ケンイチ)は、もちろん茜のことを愛しているし、
ずっと一緒にいたい。でも、結婚は無理だ、と言う。

 どうして!?と茜。
 それは、茜が三國家の人間だからだ。あまりに身分が違いすぎる、
と言う。

 三國緑(ミムラ)が、そんなこと、気にしなくていいと言う。
 風太郎は、自分が結婚しようとしても、今度は父・三國譲次(山本
圭)が反対しただろう。そのことは正しい。自分には、紹介できる両
親さえいない。母親は病死したし、父親はどこをふらついているかわ
からない。人は、同じ境遇で暮らしてきた人と結婚するのが一番だ、
と。

 茜は、それなら自分が家を出る、と言う。

 風太郎が反対する。茜には、貧しさがどういうものか分かっていな
いのだ。例え最初はお互い愛し合っていても、貧しさは人生を変えて
しまう。

 そして足を引きずりながら譲次の前に跪くと、自分が三國家に入れ
て貰ったために、こんなことを引き起こしてしまったことを詫びる。
だから、自分はこの家を出ていく、と言う。

 荷物をまとめた風太郎は、三國家の庭にたち、思う。お前達金持ち
は、こういう貧乏人が好きなんだよ。身の程を知り、必要以上に欲を
かかない。金持ちには刃向かわない。お前達が金持ちでいられるには、
そういう貧乏人が必要なんだ。怖いんだよ。金持ちである理由なんて
無い。ご先祖様がちょっと喧嘩に強かっただけ。
 頼むぞ、茜。迎えに来てくれよ、とつぶやく。


 緑は父に、白川(田中圭)が、風太郎に用心するよう言っていたけ
ど、風太郎は悪い人じゃなかった、と言う。
 譲次は、風太郎とは、どういう男なんだ。自分の言いたいことをす
べて言いよった、と言う。

 緑が白川の携帯に電話するが、留守電。とりあえず風太郎が出て行
ったことを吹き込む。


 風太郎は、毎日派遣として働きながら、迎えが来るのを待っていた。
あのまま結婚するわけにはいかない。信用される必要があるのだ。


 緑が女中の桑田晴子(志保)に茜の様子を聞くと、一歩も部屋から
でない。食事の時でさえも、と言う。

 心配になった緑が茜の部屋を覗くと、茜は手首を切って倒れていた。


 風太郎の職場に緑が来て、すぐ三國家に来て欲しいと言う。父も認
めている、と。

 三國家に入ると、緑も譲次も、「お帰りなさい」と風太郎を迎える。
 「ただいま」と風太郎。

 風太郎は、茜の両手に手を添え、茜の身体を抱きしめる。


 風太郎は、白川の遺体を埋めたところへ行くと、遂に白川と同じ金
持ちの仲間入りをした。しかもこちらから強引にではなく、向こうか
ら、三國家へ来て欲しいと頭を下げのだ、とつぶやく。


 風太郎が応接室の前を通ると、中から楽しげな笑い声が聞こえる。

 風太郎がドアを開けると、そこには父親・蒲郡健蔵(椎名桔平)が
座っていて、譲次と談笑していた。
 困る風太郎。

 風太郎も同席し、三國家の家族も一緒になり、話す。

 健蔵は風太郎がやっかいになっていると聞いて、ご挨拶をと思って
来ましたが、結婚とは実にめでたい。
 茜にも、これから『父さん』と呼んで、と言う。

 健蔵は、風太郎は暗いけれども、自分と違い、歌も歌わないし、ま
じめに働く。燃費のいい車っていったところだ、と言う。

 風太郎は健蔵に、みんな疲れているのだから、そろそろ帰るよう言
う。
 健蔵は、風太郎の部屋に泊めて欲しいと言い、緑は晴子に寝台の用
意をさせる。

 トイレへ行きたいという健蔵に、緑が案内するという。
 健蔵は緑に、風太郎の母親は死んでしまい、自分も失業して荒れて
いた時期もある。風太郎の目を怪我させてしまったのも自分だ。そん
な風太郎に、家族ができるのは嬉しい、と言う。

 緑は、風太郎と上手くやっていけると思う。可愛い義弟だから、と
言う。

 緑が行ってしまうと、健蔵は「いい女だねぇ」と言う。

 風太郎の部屋で話す健蔵。
 健蔵は、うまくやったな。まさかたまたま好きになった子が、金持
ちだったということなんて、無いだろう。緑の方は美人過ぎて無理だ
ったから、妹を狙ったか、と言う。
 そして2人で力を合わせて、この家の金を吸い尽くしてやろうぜ、
と言う。

 風太郎は、自分は人を好きにならない。生きていて欲しいと思う人
は亡くなり、死んで欲しい人は死なない。あの時、殺してやっておけ
ば良かった、と言う。
 健蔵は、やはり他人を殺すのと、身内を殺すのとは違うか?と言う。

 風太郎は、隠してあった万札の束を健蔵に投げ、これで出て行って
くれ、と言う。
 健蔵は、風太郎は物わかりがいいわね、と言うが、風太郎はこれは
警告だ。守らなければ、命の保証しないとすごむ。

 健蔵は、風太郎は怖いけど、出て行くのは明朝にする。金持ちの朝
飯ってものを、食べてみたいからな。そして最後の親子水入らずで語
り合う夜だ、と言う。

 風太郎は、健蔵に背を向けて寝てしまう。

 庭に、懐中電灯を手に、ゴミ捨てに出る晴子。

 緑は、白川に電話していた。
 庭の隅から聞こえる着信音に、おびえる晴子。

 やがて留守番電話が出て、緑は、茜と風太郎の結婚を吹き込む。


 晴子は、シャワーを浴びていた風太郎のジャンパーに大量の土が付
いていたことを思い出す。


 うなされながら目覚める風太郎。
 部屋に健蔵の姿はない。

 朝食の席で風太郎が、健蔵が帰ってしまったことを告げると、みん
なもっと話したかったと残念がる。

 晴子は体調が悪くなって、今日は休んでいる。

 譲次は風太郎に、茜にせっつかれている。結婚式に希望はあるか?
と聞く。
 風太郎が何もないと答えると、譲次はすべて任せて欲しい。こうい
う家だから、いろいろあって、と言う。
 譲次は、結婚後もこの家で暮らすことでいいな、と問う。
 頷く風太郎。
 譲次が茜に家事ができるとは思えないと言い、口をとがらす茜。
 緑が譲次に、茜と一緒に暮らしたいだけでしょ、と言う。

 茜のドレスを選ばなければ。風太郎のタキシードも.....と話が進
む。

 緑が三人で選びに行こう、と言う。
 戸惑う風太郎。

 茜が緑に、先に結婚してゴメン、と言う。
 緑がまじめに取ると、実は茜は舌を出している。

 譲次が、そうだなと言うと緑は、結婚して外国に言っちゃうかもと
言い、譲次は、それは困る、と言う。

 風太郎は、もう家族なんだからと言われ、子供の時のことを思い出
す。
 母・蒲郡桃子(奥貫薫)の葬儀の時、新聞販売所を経営していた萩
野宏(近藤公園)から、父親を捜そう。家族なんだからと言われ、父
親なんて、家族じゃないと反発をしたのだ。

 緑は風太郎に、自分はお義姉さんなんだよ、弟君、と言う。


 派遣として働き続けている風太郎。
 派遣の一人が、監督に怒られる。お前の代わりなんて、いくらでも
いる、と言われている。

 その2人の間に割って入って、頭を下げる風太郎。

 監督は立ち去り、風太郎はその派遣を手伝う。
 その派遣は礼を言い、何でもないと風太郎。


 定食屋『伊豆屋』に野々村由香(石橋杏奈)の兄野々村真一(松山
ケンイチ・二役)が帰ってきて、また金儲けの話があるから、金をく
れ、と言う。
 今まで、ことごとく失敗してきたのだ。

 野々村祥子(りょう)は、地道に働いた方がいいと諭すが、真一は
今回は絶対だとみんなにチラシを渡す。

 伊豆屋の主人・野々村保彦(光石研)は、手元にあった現金を全額
真一にやってしまう。
 真一はその金を持って、今度は成功させるというと、さっさと店を
出て行く。

 由香はみんなに、ひどい兄で済みません、と謝る。

 そこに風太郎が入ってくる。
 祥子は、もう少し早く来られたら、真一とご対面できたのに、と残
念がる。

 伊豆屋のみんなは、真一がお金を持っていってしまったという。
 風太郎が、その金が無いとどうなるかと聞くと、保彦は、首つりの
マネをする。わずかな額なんだがな、と言いながら。
 でも、そんな話をしながらも、伊豆屋の一同は明るい。

 風太郎が、そんな状況なのに、どうしてみんな明るくいられるのか
聞く。

 祥子は、この世はお金だけがすべてではない。そのうちどうにかな
る。でも、風太郎にお願いするとしたら、もっと食べに来て、と言う。
 祥子の話に、母・桃子の言葉を思い出す風太郎。

 伊豆屋を出た風太郎は、店の外の泥落としの上に、懐から万札が十
数枚入った封筒を取り出して、置くと、外にあった椅子を蹴飛ばし、
その封筒の上に載せる。

 そして物陰に姿を隠すと、伊豆屋の様子を盗み見ながら、「心なん
かじゃ生きていけないんだよ。使えよ、その金。見せてくれよ、大切
なのは金だって。大切なのは、銭ズラ」とつぶやく。

 やがて由香が店から出てきて、封筒に気付いて、拾うと、それを持
って、店に入っていく。

 風太郎が、やっぱりなという顔をしていると、やがて伊豆屋から全
員が飛び出してきて、道の向こうが世を自転車で走っていたお巡りさ
んをわざわざ呼び止め、落とし物だとその封筒を渡す。


 刑事の萩野聡(宮川大輔)は、風太郎が三國家に潜り込んでいると
いう情報をキャッチしていた。

 そこに萩野を指名して、たれ込みの電話。三國家に.....という声
が聞こえる。


 茜のウェディング・ドレスと、風太郎のタキシード選び。

 茜と緑ははしゃいでいるが、風太郎は関心が無い様子。

 茜が気に入ったドレスの試着のため、着替えに行っている間、緑が
風太郎に花婿になる気持ちを聞く。
 風太郎は、自分のような者が、三國家の一員になれるなんて、と言
う。
 今まで金持ちとは、金のことばかり考えているのだと思っていた。
金のためなら何でもする、と。
 でも、三國家の人たちを見ていて、そうではない人たちがいるとい
うことがわかった。この世には、金持ちがいるから、貧乏人もいる。
それが世の中の真理なのだ、と言う。

 緑が風太郎をたしなめる。そうやって、世の中のことを決めつける
のが、風太郎の悪い癖。世の中に、『お金持ち』なんて名前の人はい
ない。自分は自分だし、茜は茜だ、と言う。

 その時、ドレスを試着した茜が出てきて、風太郎にどうかと問う。
 風太郎は、金持ちの顔なんて、札束にしか見えないよと心の中で思
う。
 風太郎は、「きれいだよ。似合っている」と茜に言う。


 萩野は相棒の菅田純(鈴木裕樹)を連れて、三國家の前に乗り付け
る。
 菅田は、管轄外なのに、と止めるが、萩野はその時の責任は一緒に
取るのだ。オレ達はチームなのだから、とにたりと笑う。

 三國家に乗り込んできた萩野は、一同に、三國家の庭に死体が埋ま
っているとのたれ込みがあった。正確な位置まで指摘していた。今、
令状は持っていないので、断るなら、令状を持って出直してくること
もできる。だが、その場合はおおごとになってしまう。それは三國家
にとっても得策ではないのでは?と言う。

 三國家のみんなが立ち会い、たれ込みのあった地面を掘る。

 風太郎の表情の微妙な変化も見逃すまいと、風太郎の顔を凝視する
萩野。

 穴が深くなるに従い、風太郎の顔が暗くなっていく。

 穴を掘っていた菅田が遂に掘り出す。
 それは紙で、『へのへのもへじ バカが見るぅ』と書かれていた。

 一同、気が抜ける。
 風太郎は顔を下げ、垂れ下がった髪で表情を見えなくすると、クッ
クと声を出さずに笑う。


 その頃、健蔵は若い女と旅館で食事しながら、「風太郎ちゃん、お
前の生殺与奪の権は、オレが握ってるんですよ」とつぶやく。


寸  評  最初、風太郎が本当に三國家の庭に死体を埋めたのか、疑問に思
っていました。自分の近くに置くことは、常に見張っていられる利点
はありますが、工事や造園で掘り返されて発見されたら、犯人が絞り
込まれるというリスクがあります。風太郎は、どうそのリスクを回避
しようとしたのでしょうか?

 でも、その死体をいつのまにか健蔵が移してしまった。そのチャン
スは、風太郎の部屋に泊まった晩ですよね。
 最初、朝までいると言っていたのは、見つからなかったときに、昼
間探す時間を稼ぐ予定だったのでしょうか?それがうまくいったので、
ばれる前に白川の遺体を夜陰に乗じて動かすため、夜のうちに出て行
ってしまったのですね。
 その上で、たれ込みをした?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このところ、ちょくちょくと短期の出張があり、その間、あらすじが書けず、
まだ見ていないものが貯まってしまっています。
 家にいる日に、頑張って進めていかなければ、と思います。
 皆様にも遅れてご迷惑をおかけしており、申し訳ございません。
 これから、頑張っていきます。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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