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===================================================== 発行部数 26 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2009/02/04 (Wed) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.水曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 水曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル キイナ〜不可能犯罪捜査官〜 局 名 日本テレビ系 放映日時 水曜22時 キャスト 春瀬キイナ（菅野美穂） 山崎尊 （平岡祐太） 工藤真一郎（塚地武雅） 遠藤桜 （小池栄子） 御手洗修司（草刈正雄） 雅一馬 （沢村一樹） 脚 本 吉田智子 主題歌 『』 あらすじ 第３回 蘇る死体 このドラマは真実から生まれた。 春瀬キイナ（菅野美穂）は恋って不思議だよね、とベンチの横に座 った男性に語りかける。 でも、その相手は山崎尊（平岡祐太）。 ２人は、張り込みをしていたのだ。 キイナは、どうせこんな場所なのだから、恋の話でもしたくて、と 言う。 尊は、もう付き合いきれない、と立ち上がる。そもそも今回探して いるのは亡霊だぞ、と言う。 なんでこんなことになったのか..... 死んだはずの人に会ったという通報があったのだ。 その男を、別班が捜すことになった。 でも、その男の死体は検死しているし、もう葬式も出していた。 キイナは人混みにその男を見つけ、フラフラとついていくが、すぐ 見失う。 管理官・御手洗修司（草刈正雄）はキイナに、頼むと言うが、一課 長の雅一馬（沢村一樹）は、所詮死んだ人間なんだと、適当に報告書 を作れと言う。 尊も、人混みだから見間違いかもしれない、と弱気。 キイナは尊に行くよ、と言う。 ２人は亡くなった渋沢圭吾（山崎樹範）の夫人・渋沢瞳（紺野まひ る）話を聞く。 キイナは、瞳の目が不自由なのでは？と聞く。 瞳は、小さいとき、病気で失明した。でも、普段は気付かれないの に、キイナはどうして？と聞く。 キイナは、瞳が麦茶を出すとき、パック上部の切り欠きを手で確認 していたから、と答える。 キイナは、壁に貼ってある写真について聞く。 瞳は、プロポーズされたときの記念の写真と答える。 捜査一課に戻ったキイナは、死者が生き返った例についての本を読 む。 遠藤桜（小池栄子）が課員にお茶を配り、キイナが説明を始める。 死者の蘇りとは、多くヨーロッパでは、土葬されたときに仮死状態 で、それが生き返ったため。 ２００７年のベネズエラでは、亡くなった人の身体にメスを入れた ら、「痛い」と言って、生き返った例がある。 １９７７年の日本では、ふぐ毒で中毒死したと思われた人が、 ２４時間後に目を覚ましたという例もある、と言う。 雅が、すなわち誰も死んでないってことじゃないか、と言い、みん なハッと気がつき、去っていく。 尊は、あんな場所で写真を撮っても夫人は見えなくてかわいそうで すね、と言う。 キイナは、瞳は目が見えないと言っても、光を感じることはできる。 だから圭吾はろうそくの光があふれていたあの場所で写真を撮ったの だろう、と言う。でも、その光も段々分からなくなってしまうのだ、 と。 キイナは、改めて圭吾を探し出さなければ、と言う。瞳が光さえ分 からなくなる前に、と。 被害者は、事故当時、仮設事務所で一人当直をしていたところ、石 油ストーブが原因の爆発事故に遭遇し死亡した。遺体の損傷が激しか ったため、死因の特定には至らなかったが、被害者は、建設会社で現 場監督をしていた渋沢圭吾だと、血液型、遺留品の結婚指輪を目の見 えない瞳が確認した。内臓まで損傷している遺体だったので、いずれ にしろ、遺留品での確認しかない。歯医者への通院歴もないので、歯 形での確認も出来ない。 尊は、いずれにしろ、これって事故ですよね？もう捜査は終了しろ って言われてるんですから、何してるんですか、と怒鳴る。 帰宅した瞳。 電気を付けようとして、何かの気配を感じ、「誰？」と声を掛ける。 迫ってくる気配に、「圭ちゃん、助けて！」と叫ぶ。 だが、侵入した何者かは、置物を手に取ると、瞳の頭を殴る。 警察が渋沢家で現場検証を行う。 そこに駆けつけてくる男性。圭吾のかつての同僚で友人だった河野 祐一（松尾敏伸）と、瞳が紹介する。 帰る際、河野に圭吾が目撃されたことについて聞くと、あのばかげ た噂ですか。瞳の気持ちも考えないで、と言う。 キイナは、野次馬の中に圭吾らしき人影を見つけ、追いかけるが、 見つけられない。 尊は、本当に事件が起こるなんて、と言う。 捜査一課で、瞳の殴打事件の検討。 雅はこの事件の担当に、尊を選ばない。 この件をずっと追ってきたのになぜ！と抗議する尊。 雅はキイナに、引き続き瞳の身辺警護を命じる。 尊は雅を追いかけ、事件を担当させてくれたことの礼を言う。 雅は覚めた声で、そんなに事件を担当したいか？と言う。着任早々 の時も、すぐに事件捜査に加われてラッキーだと言っていたな。だが、 楽しい事件なんてないんだ、と言う。 雅が行ってしまうと、御手洗は、みんな青いときは同じなんだ。雅 も若い頃はそうだったってことだ、と言う。 みんな、早く犯人を挙げて、被害者を喜ばせたいと意気込む。 だが、事件そのものがなければ、被害者も生まれない。オレ達の仕 事は、暇が一番なんだ、と言う。 張り切って、渋沢家のまわりを聞き込みに回る尊。 キイナは瞳の所にいる。 瞳はお茶を淹れましょうと行って、メモ用紙をボードに止めようと して、ピンを触ると、急に様子が変わる。 キイナは、心配なら泊まりましょうか？と聞くが、瞳は大丈夫です から、と断る。 キイナが捜査本部に帰ると、主任の津田明彦（金田明夫）たちが有 力な目撃情報もないから、明日はもう少し範囲を広げようかと、話し ていた。 そこに尊が戻ってきて、河野について調べてみると、会社で使い込 みがあったと言っていた。 その使い込みはすべて圭吾のやったことになっているが、本当は河 野がやったのではないか。それを圭吾のせいにするために、爆発を起 こして、圭吾を殺した。 でも、その圭吾が生きているという噂が広がり、怖くなった河野は、 確かめるために、渋沢家に忍び込んだ。そこに瞳が帰ってきたので、 とっさに襲ったのではないか？と推理を披露する。 雅は津田に、河野の預金の出入りを調べるよう命じる。 キイナが、瞳がおかしい、と悩む。 そして、あのピンだ！と気付き、渋沢家のボードに刺さっていた配 置を再現する。 点字ではないかと思い、ウェブで検索し、読み上げる。『オレハイ キテイル』。 キイナは、圭吾から瞳へのメッセージなんだ、と言う。 そして、定点カメラ！と叫ぶ。圭吾の姿が映っているのではないか、 と飛び出していく。 御手洗は尊に、新人、先輩はもう行ったぞ、と声を掛ける。 キイナが警視庁科学捜査研究所の工藤真一郎（塚地武雅）の前に、 骨壺を置き、この方の死因が焼死かどうか、調べて欲しいという。 真一郎は、遺灰とわずかな遺骨からでは、焼死かどうかは分からな い、と言う。 どうしても不可能？とキイナに聞かれ、致死量に至る毒物でも残っ ていれば、別だけど、と言う。 テトラドトキシンとか？とキイナが言うと、焼いても残る重金属と か、と真一郎。ナポレオンはその遺灰から、砒素中毒だったと分かっ ている、と言う。 尊は防犯カメラの映像をチェックしているが、量が多くて音を上げ ている。 桜が尊を励ます。 そこにキイナがやってきて、この事件の犯人、どうしても見つける んでしょ。もっとモニター持ってきて、と言う。 三人で映像をチェックする。キイナの再生速度は速い。 そして遂にキイナは、圭吾の姿を見つける。 でも、更にキイナは考え、その前にもっと大事なものが映っていた と言う。 遂にそれを発見し、「みぃつけた」と言うキイナ。 真一郎からキイナに電話。キイナは運のいい人だと言って、真一郎 は失言を詫びる。 遺灰から致死量の重金属元素が発見された。すなわち、焼死ではな く、毒殺だったのだ。 キイナはこのお礼はきっとすると言って、電話を切る。 真一郎は、「やっぱりキイナさんだ」と嬉しそうにつぶやく。 河野の所に、圭吾から電話が掛かってくる。芝本町の倉庫で待って いるので来て欲しい、と。 河野が倉庫前にやってくると、圭吾らしき人物が立っている。 その男は倉庫の中へ入るので、追って入る河野。 するとやはり河野が持っていたのだと声がして、瞳の手を引いたキ イナが現れる。 圭吾と思われた人影は、尊。 キイナは河野に、圭吾殺害の容疑で逮捕すると言いかけて、そうじ ゃないですね、と言う。 キイナは、圭吾も近くにいるんでしょ、とあたりに声を掛ける。 すると遂に圭吾が姿を現す。 キイナは、答えがやっとわかったという。 河野は会社の金を横領していたが、それがばれそうになって、圭吾 に毒を盛って、殺そうとした。 でも、その河野の目撃情報を聞き、心配になった河野は、目撃情報 のあったところに出かけていった。このうよに河野が映っていると、 ビデオから撮った写真を見せる。 そして圭吾が隠れているとしたら自宅ではないかと思い、あの時、 忍び込んでいた。だから尊が圭吾のマネをして掛けた呼び出しの電話 にも、引っかかった。 河野は、なぜ生きていたのなら、すぐ警察に訴え出なかったんだよ、 と圭吾に文句を言う。 キイナは、それは瞳に光を見せてあげられると思ったからですよね、 と言う。 圭吾は、あのこのことを話す。 河野が現場監督をしている圭吾を訪ねてきた。 圭吾は使い込みを明日会社に言うと、言う。 河野は、わかった。自分がギャンブルにはまり、借金を作ってしま ったのが悪かったのだと言って、差し入れを置いていく。 だが、河野が知らなかったが、圭吾は家も身よりもない現場作業員 を、こっそり監督小屋に泊まらせてあげていたのだ。 その人は『富さん』と呼ばれており、圭吾は、河野からの差し入れ の珈琲を渡した。 でも、その珈琲を飲み始めた富さんが、突然倒れる。 圭吾は富さんを助けようとしたが、無理だった。 その時、圭吾は考えた。富さんを自分の身代わりにしようと。圭吾 は自分の結婚指輪を富さんにはめると、石油ストーブに毛布をかぶせ て、火災を起こす。 圭吾が逃げ出した後、小屋が爆発を起こす。 キイナが、圭吾が自分が死んだことにしようとしたのは、自分の死 亡保険金を瞳に残し、目の手術ができるようにしようとしたのだろう。 でも、本当にそれが瞳の望んだことだったのだろうか。圭吾のいない 世界で目が見えるようになっても、嬉しくないだろう。瞳は、圭吾の そばで生きていきたいのだ、と言う。 キイナは圭吾に、きちんと罪を償ってくるよう言う。 瞳は、圭吾が罪を償って戻ってくるのを待っているという。 圭吾と河野を確保したとの報告を受けた雅は、「ご苦労」と言う。 御手洗は、これで新人も少しは成長しただろう、と言う。 婦警達が尊に、事件解決おめでとうございますと言って、差し入れ のお弁当を渡す。 尊は、別にめでたくないですとぶっきらぼうに言ってしまって、謝 る。 御手洗が尊に、一緒に天丼食べに行こうと、声を掛ける。 差し入れを貰ったので尊が迷っていると、雅も行ってこい、と言う。 キイナが尊にお礼を言う。尊が、殺した人間が生きていると言われ れば、怖くなって確かめたくなると言わなければ、真相に気づけなか った、と。 そして早く行かないと、御手洗に置いて行かれちゃうよ、と送り出 す。 キイナの手に、尊が貰った差し入れがある。その差し入れをおいし そうに食べるキイナ。 寸 評 トリックとしては、よくある身代わりですよね。 しかも圭吾は、爆発で富さんの身体の損傷が激しかったから成り立 ったわけで、あれが中途半端に燃えたところで終わっていたら、成り 立ちませんでしたね。それも、圭吾は爆発前に逃げ出していますから、 富さんの死体損壊が中途半端でも、気付かずになり、圭吾がむしろ殺 人犯として、指名手配されてしまう危険が大きいと思います。 もうこのドラマのアイディアも息切れしてしまっているのでしょう か。 執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp) ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- キイナは、速読だけでなく、動画についても、速い速度で見ていくことができる、というのが、今回の新発見ですよね。 速読と、動画が早く見られるというのには、関連性はあるのでしょうか？ わたし自身は、最近、あらすじを書くときと『笑点』以外は、全部２倍速で録画を再生しています。そのため、ＨＤＤレコーダーは東芝製を愛用してます。 ＤＶＤドライブが弱いことは困りものなのですが。 いつも倍速で見ているせいか、生で、通常速度で見ると、間延びしてしまって。 確かに、わたし自身は本を読むのは早いほうだと思います。だいたい３０分で５０ページぐらいの速度です。 でも、これと倍速で見て、理解できることと相関があるかと言われると、実感されるものは無いのですが。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 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