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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/03 トライアングル (5)  2009/02/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/03 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル トライアングル
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 郷田亮二(江口洋介)
 黒木舜 (稲垣吾郎)
 葛城サチ(広末涼子)
 郷田唯衣(相武紗季)
 志摩野鷹也(堺雅人)
 富岡康志(谷原章介)
 秋本了 (佐々木蔵之介)
 丸山慶太(小日向文世)
 葛城均 (大杉れん)
 葛城清子(風吹ジュン)
 黒木信造(北大路欣也)
原  作  新津きよみ『トライアングル』
脚  本 水橋文美江
主題歌  小田和正『さよならは言わせない』

あらすじ  第5回 消された真実

 絵画教室が終わると、郷田亮二(江口洋介)は志摩野鷹也(堺雅人)
に、葛城清子(風吹ジュン)をどうしたのか聞く。
 志摩野は、清子は知り合いの心療内科医に診て貰っている、と言う。
 ずいぶん手回しがいいなというと、これは葛城サチ(広末涼子)も
了承している、と志摩野。

 そうやって、佐智絵の手紙も燃やしたのか?と亮二。

 志摩野は、25年前は上海にいた。志摩野は、上海育ちなのだ。そ
して、中国語で、心穏やかなら、風景も美しく見える、という諺を言
う。

 亮二は、過去を知ると言うことは、いけないことですか?と聞く。

 立ち去ろうとする志摩野を亮二は、公務執行妨害で逮捕し、大田西
署へ連れてくる。


 丸山慶太(小日向文世)が黒木舜(稲垣吾郎)に、警察を辞めた宮
部がやっている中華料理屋へ行ったら、舜の父・信吾(北大路欣也)
が来ていて、豚キムチをごちそうになっちゃった、と言う。


 サチは義父・葛城均(大杉れん)に、清子が志摩野の知り合いの心
療内科医のところに入院したことを電話で伝える。


 呆然とする丸山と舜。
 亮二が志摩野を連れて行ったのは、取調室ではなく、会議室。
 志摩野が丸山に、どういうこと?と聞くと、亮二は研修に来ている
だけで、警察官ではない、と言う。
 だったら公務執行妨害は成立しないですね、志摩野。

 亮二は、今回怒ったことを捜査していると、もれなく25年前の事
件がついてきちゃうんですよね、と言う。

 志摩野は、亮二は今回、以前からサチと接触があったのではないか。
10年前に医者を辞め、ニューヨークで犯罪心理学を学び、インター
ポールに就職した。
 ファイル官を勤めていた亮二は、佐智絵ちゃん殺害事件より、もっ
と、ずっと残酷な事件を沢山見てきたのではないのか?佐智絵ちゃん
殺害事件なんて、かすんでしまうぐらい、と言う。

 亮二は、この事件には“新藤利道”(宅麻伸)が噛んでいる。結婚
前、清子は新藤と同じ職場にいて、新藤と付き合っていたのだ。
 清子と新藤の仲は、清子の結婚後も続いていたのではないか。それ
に感づいた佐智絵が邪魔になって、2人は殺した。

 でも、清子については、過誤記憶症候群( False Memory )ではな
いのか、と亮二と志摩野は同時に言う。

 丸山は志摩野に、どうぞおかえり下さいと言い、志摩野は帰って行
く。

 亮二は、舜が元気なら、一緒に一杯どうかと聞く。
 丸山が三人で飲もうと言うが、亮二は、舜と2人だけで飲みたいよ
うで、自分の家で鍋をやろうと言って、約束が成立する。


 帰宅したサチは、家の中に新藤がいることに驚く。

 新藤は、不用心だな。鍵が開いていた、と言う。

 サチがこっそり携帯で連絡を取ろうとしたが、新藤は警察なんて無
駄だ、と言う。


 丸山は、上の人間から、もうこの件からは手を引くように言われる。
 その理由を聞くと、それも含めて手をひけってことだ、と言われる。
 丸山は、自分はよくても、連中が言うことを聞くかは、わかりませ
んよと答える。


 サチの携帯が鳴る。
 電話の相手は均で、清子が佐智絵を殺したと言ったのかもしれない
が、忘れてくれ、と言う。

 でも、その電話を聞いていたのは新藤。電話は、サチが返して貰う
前に、切られてしまっていた。

 新藤は、先日自分がサチたちをエレベータに閉じこめたのは、
25年前のことを調べるなっていうちょっとした警告。
 でも、清子は思い出したのかもしれない。サチが聞いたら、思い出
してくれるかもしれない。よろしく頼むよ、と言う。


 亮二と舜は並んでキッチンに立ち、鍋の用意をしている。
 亮二は、フランスじゃもつ鍋の材料が手に入らなかったと言う。
 舜が、もつの用意は無いので、買ってこようかというと、亮二は入
れるものなんて、適当でいいと、スパムを取り出す。
 それはない、と舜。

 亮二は、舜は白黒付けないと、気が済まない質なんだ。ということ
は、佐智絵殺害の犯人は、信吾ということにしておこうか、と言い、
舜は怒る。


 車から降りる郷田唯衣(相武紗季)。
 すると唯衣は、フイに後ろから肩を叩かれる。


 サチは入院している清子の枕元に座っていた。


 帰宅する唯衣。
 唯衣に続いて、富岡康志(谷原章介)と堀米卓也(マギー)がやっ
てくる。
 富岡が亮二に、連絡してから来ようと言ったのに、堀米がいきなり
来て、驚かそうというものだから、と言い訳する。
 亮二が、先客がいるけどいいか?と聞き、舜が2人に挨拶する。
 堀米は狂言強盗のことを亮二に詫び、出てこられたと言う。

 5人で鍋を囲む。
 亮二、富岡、堀米は声を揃えて、小学校の校歌を歌う。
 唯衣が、小学校の校歌なんて覚えているの、すごい、と驚く。
 亮二が、自分たちのクラスは特別だったのだと言う。男女入り交じ
って遊んだ。仲のいいクラスだったと思い出を語る。

 舜が佐智絵はどんな子だったのか聞く。
 三人は、可愛い子だったという。オレ達の時間は、あの時から止ま
ったままなのだ、と。

 亮二は富岡に、佐智絵の手紙が見つかったという記事を載せたのだ
ろう、と言う。

 富岡は、新藤を捕まえてやろうと思った。警察手帳はないから、代
わりに万札を切った。おかげで金欠になってしまった、と言う。

 堀米が何の話か、知りたがる。
 富岡が、大声を出すなと言うと、堀米は自分が第一発見者だったの
だ。知る権利がある、と言う。

 舜が堀米に、あの日雨が降ってきたんですよね?と聞く。
 堀米は、そうだと答える。
 あの時、すぐに犯人は捕まると思っていた。それがまさか今になっ
てもまだ捕まらないとは思わなかった、と言う。
 富岡も、あの頃は、悪いことをしたら、必ず警察に捕まると思って
いたんだという。

 そのうち富岡と堀米は寝てしまい、2人に毛布を掛ける。

 唯衣が、亮二はつらい思いをしてきたんだね、と言う。
 亮二は、そうばかりではない。ニューヨークでは、金髪美人と付き
合っていたこともある。
 リヨンに移ってからは、忙しくてそんな暇も無くなったけど、と言
う。

 パソコン一つで世界中の凶悪犯罪がわかる。凶悪犯罪はなくなるど
ころか、どんどん増えている。みんな誰が被害者で、誰が加害者なん
てことに、興味を持たなくなっているのだ。犯罪に対する間隔が麻痺
して言ってると力説する。
 亮二の説を拝聴している唯と舜。


 信吾は、佐智絵殺害事件の調書を開いていた。


 清子が目を覚まし、枕元に座っていたサチに、語りかける。
 佐智絵のことを思い出していた。佐智絵は男の子達に混ざって遊ん
でいた、と言う。


 丸山が亮二と舜に、捜査中止を伝える。
 呆然とする2人。


 昼食を食べている丸山の所に、亮二が、舜は現場に調べに行った。
新藤はエレベータに閉じこめたのだから、まあ、もう何も出ないだろ
うけど、現場百編という言葉もあるから、と断る。

 丸山が、捜査中止を伝えたよな、と言うが、それを飲んだのは丸山
であって、亮二も舜も関係ない。亮二もこれから葛城家に行く、と言
う。

 丸山は、亮二は警察の人間じゃないからな。こっそれやれよ、と言
う。


 応接室で清子と話をする志摩野。
 志摩野は清子に、佐智絵を忘れようとしたことが、無意識に殺した
という言葉になってしまったのではないか?と言う。

 清子は、自分が佐智絵を殺した。あの時のことを思い出したら、霧
が晴れたようにスッキリしたという。

 そこにサチがお茶を持ってきて、清子はもう、何も話したくないと
言っているのです、と牽制する。

 志摩野は清子に封筒を渡すと、去っていく。

 志摩野を見送ったサチの前に姿を現す亮二。
 サチが、清子に用ですか?と聞くと、亮二はサチと話をしたくて来
た、と答える。そして、ちょうど葛城家の前だから、中で話そう、と
言う。
 だがサチは、清子は自分で佐智絵を殺したと思いこんでいるだけで、
実際には違う、と言う。

 亮二は、志摩野には何の狙いがあるんだ?と聞く。
 サチは、志摩野は自分の絵のファンだと言う。
 亮二が、それは考えにくいと言うと、サチは自分の身体が狙いなの
ではないか、と言い出す。

 亮二の携帯が鳴り出ると、その間にサチは家に入ってしまう。


 警察署に呼び戻された亮二と舜。
 丸山の上司が、丸山に特別功労賞が出ると伝える。

 丸山が受賞の条件は、部下の管理を完全に行う必要がある、と言う。


 唯衣が車に乗ろうとすると、じっと信吾が見ている。

 気味悪くなった唯衣が、勇気を出して聞くと、信吾は怖がらせて悪
かったと詫び、名刺を渡す。


 データベースにアクセスし、信吾について調べている舜。

 携帯が鳴り、出ると、唯衣が、信吾が名刺だけ置いていった、と言
う。
 舜にも意味が分からない。


 丸山の上司は信吾に、丸山達を牽制したことを報告する。


 屋上で丸山は、亮二と舜に話をする。亮二は出向だし、舜は準キャ
リ。どうせこの部署だって、一通過点に過ぎないだろう。でも、自分
としてはそんな2人と心中する気はない、と言う。


 丸山は表彰式を前に緊張している。

 表彰式に出席している亮二と舜。
 亮二は舜に、このまま権力に屈していいのか?舜がこの道に入った
のは、信吾に憧れたからだろう。でも、それで舜は自分の人生を生き
ていると言えるのか?と聞く。

 サチから亮二に電話。清子がいなくなったという。サチは清子に、
新藤からの伝言を伝えた、と。
 何を伝えた?と亮二。
 サチは、新藤は暫く東京を離れる。その前に会いたいと言っていた、
と言う。
 それを伝えると、清子は「何を言うの」と取り乱した。

 どこへ行ったんだ?と亮二。
 それが分からないから聞いているんでしょ、とサチ。

 亮二は、携帯の電源を切れと注意されて、キレる。
 サチは、唐突に切れた携帯の通信をいぶかる。

 トイレから戻ってきた丸山は、信吾とすれ違う。
 信吾は丸山に、「君も案外簡単な男だったな。もっと骨があるかと
思ったよ」と言う。

 授与式の間も、亮二は舜と、清子の行きそうな場所を考える。2人
が以前働いていた職場か。

 舜が、社名は変わったが、場所はかわっていない。東京タワーのそ
ばだという。
 私後を交わす2人は、まわりから睨まれる。

 丸山が表彰状を貰い、列席者の方に向いたとき、亮二は立ち上がり、
深く頭を下げる。

 丸山は、迷った挙げ句、貰った表彰状を破りかけ.....それを授与
した人に返す。
 そして、亮二と舜と共に、丸山も式場を出て、聞き込みに出かける。
 遂に亮二が舜を「黒助」と呼ぶように、「丸助」と丸山を呼ぶ。

 丸山は、『刑事の鼻』を利かせろよ、と2人に言う。

 亮二は、25年以上前からある喫茶店を聞き、そこへ昇ろうとした
途中、路上に人待ち顔に立つ新藤を見つける。


 唯衣は、車に乗り込もうとして、ワンボックスカーのトランク部分
に、青いビニールシートが広げられているのに気付く。
 車の後ろに回り、ハッチを開けると、血に染まった腕が、だらんと
飛び出してくる。

 思い切ってシートをめくると、頭から血を流した男の死体が置かれ
ていた。


寸  評  丸山は、もともとは熱血刑事だったのでしょうね。でも、段々人
を管理する立場となり、保身を計るようになった。でも、亮二達に触
発されて昔の気持ちを思いだした、といったところでしょうか。

 舜の父親・信吾の唯衣に対する行動、メチャクチャ怪しいですよね。
 あの死体は誰だったのでしょうか?そして、殺したのは誰?

 新藤はやはりエレベータ閉じこめや葛城家不法侵入以外に、殺人等
の重罪を犯しているのでしょうか?

 あと、ここへ来て、サチの元義父・均が怪しいのですが。黒幕って
感じで。

 もう、だれが犯人か、分からなくなってきてしまいました。

 それだけ、ミステリーとしては、優れているってことですね。
 この枠、去年の『チームバチスタの栄光』に続けて、いい仕事、し
ていますね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 CMですでに流れ始めましたが、方々で宣伝されている映画
『Austria』を試写会で見てきました。2時間45分と長丁場ですが、
なかなか充実していました。
 見る前にコマーシャルなどの予告から想像していた内容と実際の内容が違っ
たので、ずっと、ストーリーがどう展開して結びつくのだろう、とひたすら考
えていました。
 史実から考えると矛盾点も多々ありますが、娯楽映画としては、お勧めです。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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