メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2009/02/02 ヴォイス (4)  2009/02/12


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/02 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ヴォイス〜命なき者の声〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 加地大己(瑛太)
 石末亮介(生田斗真)
 久保秋佳奈子(石原さとみ)
 桐原哲平(遠藤雄弥)
 羽井彰 (佐藤智仁)
 蕪木誠 (泉谷しげる)
 佐川文彦(時任三郎)
脚  本 金子茂樹
主題歌  『』

あらすじ  第4回 解剖台の親友

 法医学教授・佐川文彦(時任三郎)に心配を掛けたことを詫びる久
保秋佳奈子(石原さとみ)。
 佐川は、お母さんのことを自分なりに納得できたのか?と聞く。
 はい、と佳奈子。
 佐川は、ここにいると、事件を解決してくださいとか、死者の無念
を晴らしてくださいとか頼まれることがある。
 そんなことができるのかと思うことがある。佳奈子は今回、遺族の
気持ちを知ることが出来た。その気持ちを大切にしなさい、と言う。


 加地大己(瑛太)は桐原哲平(遠藤雄弥)と食事をしている。

 桐原は、携帯のアドレス帳のグループ毎に着信音を変えている。
 そのことを不思議がる大己。
 桐原は、出る前に相手が分かると、気持ちが切り替えられると言う
が、大己は、その2秒後には、出ているのだから、関係ないじゃない
かという。


 バイトで父親の病院にいる亮介。
 意を決して、父親に話そうと、院長室の前まで来ると、携帯が鳴る。
 高校の時からの友人からで、彼らの友人が、大麻で死んだというの
だ。

 実習の準備をしている5人。いつも陽気な石末亮介(生田斗真)が、
今日は沈んでいる。

 助手の夏井川玲子(矢田亜希子)が、急いで。今日のご遺体は、み
んなもニュースで知っているかと思うけど、一昨日亡くなった山倉医
科大学の学生だという。

 刑事の大和田敏(山崎樹範)が、ご遺体について説明する。
 遺体の主は五十嵐富士夫(田中圭)。医大生だが、親に高級マンシ
ョンに住まわせて貰っていて、おまけに大麻を吸っていた。
 部屋には、卒業アルバムに、食べかけのシーフードピザ。飲みかけ
のペットボトル。ジュースが入ったコップに、五十嵐の携帯が入って
いた。大麻で朦朧として、携帯を落としたのだろう。
 大麻は、同じイベントサークルの高沢(細田よしひこ)という評判
の悪い学生から手に入れたようだ。
 五十嵐は、殴られて倒れていた。ろくでもない奴だ、と言う。

 その大和田の言葉に、亮介がキレる。五十嵐は、自分の大事なダチ
だった。五十嵐のこと、何も知らないのに、そんなこと言うな、と言
うと、解剖室を飛び出していく。

 玲子が亮介を追いかけ、解剖は死者の声を聞くこと。自分の自分の
感情に振り回されずに冷静になりなさい。法医学を志すなら、それぐ
らいの分別は必要だ、と言う。

 解剖した佐川は、五十嵐の死因は、殴られたことではない。窒息死
だと言う。眼瞼結膜に溢血点がある、と。
 大麻で窒息したのか?と大和田。
 玲子が、大麻で窒息したという事例は滅多にない。それに喉に何か
を詰まらせたあとはない、と言う。


 大学を出て、一緒に歩いている大己と佳奈子。
 佳奈子は、友達なら、亮介を励まさなければと大己に言うが、大己
はどうやって励ませばいいかわからない。分からないのは、佳奈子も
同じ。

 大己はまた、五十嵐が亡くなったときの状況について考える。


 桐原は蕪木誠(泉谷しげる)に、手伝いたいと言う。
 桐原にできる事なんて、無いと蕪木。
 桐原は、亮介の親友が亡くなった。だから少しでも早く、事件を解
決したいという。
 蕪木は、それならまず、そこのシャーレを全部滅菌しろと言う。
 さっそく取りかかる桐原。


 学食でカレーを食べているとき、大己の携帯が鳴る。ニュースで五
十嵐殺害の容疑者として、高沢が逮捕されたと流れているというので、
慌ててチャンネルを切り替える大己。

 大己は研究室で大和田の話を聞く。
 高沢は五十嵐を殴ったらぐったりしたので、怖くなって逃げた、と
いうのだ。その殴った原因は、五十嵐がピザを食べたから。

 そんなことで人を殴るかな?と首をひねる大己たち。

 五十嵐が、高沢と仲が良かったと言うが、それはいわゆる高沢の
『パシリ』だったのだ。イベントサークルには、無理矢理入れられた
だけで、五十嵐自身は抜けたがっていた。
 大麻も、高沢に無理矢理吸わされていたようだ。
 だが、止めると言えば、大麻のことを親に言うと、脅されていたの
だ。


 羽井彰(佐藤智仁)の実家の沖縄料理屋で、亮介を励まそうとする
大己、羽井、佳奈子。
 でも、うまくいかない。

 亮介は後悔しているのだ。
 一ヶ月前、五十嵐に会ったとき、五十嵐の話を真剣に聞いてやらな
かったのだ。
 公園で会ったとき、五十嵐は来月のクラブイベントに、頭30分で
いいから、亮介に来て欲しいと言った。でも、亮介は即座に断る。そ
してクラブでイベントなんて、五十嵐のキャラじゃないだろう。高校
の文化祭の時、ステージで冴えない弾き語りをしていただろう、と言
う。
 亮介は、あのあと、君には才能があるって電話貰わなかった?と聞
く。
 五十嵐は貰った、と思い出す。
 亮介は、あれ、オレが掛けたと言う。
 五十嵐は、あの後、プロになるか真剣に悩んだんだからな、と言う。

 亮介は、五十嵐の様子がおかしいことを心配する。
 だが五十嵐は、来月話すというだけで、その時は話さなかった、と
亮介。


 研究室に戻ると、桐原が飛び込んでくる。
 五十嵐の血液検査の結果、五十嵐はアナフラキシーショックを起こ
して亡くなったことがわかったのだ。
 でも、何でショックを起こしたのかは、胃の内容物のうちのどれか
というだけで、それ以上は分からない、と桐原。
 大己が、家族なら知っているんじゃないか、と言うと、亮介が、え
びだよ、と言う。
 海老を食べたら、オレは死ぬと五十嵐が言っていたのは、冗談かと
思っていたけど、と亮介。

 アナフラキシーショックぐらいで、窒息死するかな?との質問に佐
川は、腫れた咽頭が気道を塞ぐことがあるという。
 蕪木が、この咽頭に出来た浮腫は、死ぬと消えてしまう、やっかい
なものだという。

 大己は、シーフードピザのえびって、分かり易いよね。それをなん
で食べたのだろう、と疑問を呈する。

 大麻で、意識がもうろうとしていたからじゃないか?という答えに
対して、大己は、なぜ高校の卒業アルバムがあったのだろう。さして
仲良くもない奴と一緒に見る者じゃない、と言う。

 連絡先を知りたかったのだろう、とひらめく大己。
 携帯は、その時、誤ってジュースの中に落とした?

 蕪木が、携帯の指紋を調べればいいと言う。
 でも、携帯はジュースの中にと言う桐原に、それぐらいでは指紋は
消えない、と蕪木。

 指紋を調べると、高沢のものはでなかった。五十嵐は、朦朧として、
エビを食べ、ジュースに携帯を落としたのか!?

 桐原が、五十嵐の血中の大麻濃度を測定する。
 鏑木が、検出された濃度はごく微量。朦朧とするような量ではない。
ただ、アルコール濃度と同様、個人差があるので、絶対朦朧としてい
なかったとは、言い切れない、と言う。

 亮介が、この件はもういい、と言い出す。大麻に手を出して死んだ
奴なんか、と。

 大己は、このままでは亮介は親友の死をきちんと受け入れられない
のではないか。とりあえず五十嵐の家族に話を聞いてこよう、と言う。
 佳奈子も一緒に行くと言う。

 その頃亮介は屋上に立ち、携帯の五十嵐の登録を見て、思い出して
いた。
 高校の卒業旅行として、2人は地味に原付に2人乗りして、近くの
山を走っていた。
 適当なところで止まると、語り合う。
 自分たちは親が病院を経営していて、自分たちもその跡を継ぐべく
医学部に通っている。世間から見れば、恵まれた身分なんだけれども、
この状況はそれなりにつらい。
 父親はすごく腕がいいので、自分には後継者はつとまらないだろう、
と五十嵐。


 大己と佳奈子が五十嵐の父を病院室に訪ね、エビのアナフラキシー
ショックについて聞く。
 院長である父親は、大麻を吸うなんて面汚しは、関係ないと言いな
がらも、五十嵐は小学校五年生の時、給食に出たエビフライを口にし
て、アナフラキシーショックを受け、死にそうな騒ぎになった。その
後検査をしたら、レートは最高の『6』だった。すなわち、口にした
ら死ぬ可能性があると言うことだ。馬鹿な奴だ、と言う。

 大己と佳奈子は、五十嵐が通っていた小学校へ行く。
 五十嵐の担任だった教師に話を聞くと、あまり五十嵐のことを覚え
て異な手様子。
 ただ、確かその後救急車で運ばれたことは覚えていた。


 今度は、大己は亮介と共に、五十嵐の父親を訪ねる。最近の給食は
しっかりしていて、アレルギー物質の表示の欄がある。それなのにな
ぜ敢えて食べたのか。

 あの日、五十嵐はまわりの児童に、医者の息子は食べなくてもいい
ものがあっていいなとはやされ、エビを食べた。
 もちろん、ショックを起こした。五十嵐は、プライドのために、エ
ビを口にしたのだ。

 多分今回も、エビを食べたのは五十嵐自身の意志。命を賭けて、プ
ライドを守ったのだ。

 あの日、借金があり、大麻の売りさばき先に困っていた高沢は、五
十嵐の部屋を訪ね、高校時代の友人に片っ端から電話しろ、と命じた。

 だが、五十嵐は高校の友人の前では今までの五十嵐でいたかった。
 そこで抵抗として、ジュースのコップの中に携帯をわざと入れた。

 すると高沢は、自分の携帯を渡し、最低でも10人捕まえろ、と命
じる。
 すると五十嵐は、エビ入りのシーフードピザをもりもりと食べ始め
た。
 高沢は、何食べてるんだ、と五十嵐を殴った。

 五十嵐はショックを起こし、動かなくなる。
 五十嵐は、そうやってプライドと友情を守ったのだ。
 涙ぐむ五十嵐の父親。
 亮介は、五十嵐は決して弱くない。自分も見習わなければならない、
と言う。


 研究室では、桐生や大己が、オシャレをしていた。バレンタインの
チョコを待っていたのだ。その後、デートかもしれないからだ。

 高校生の時、机の中にチョコが三つ入っていたと自慢していた亮介
に小包が届く。
 あけてみると、中にはハート型の箱。期待を込めてあけると、中に
入っていたのは手紙だけ。
 五十嵐からで、高校の時、亮介の机にチョコを三つ入れたのは自分
だと書いてある。
 五十嵐の隠し事は、これだったんだ!


 亮介は意を決して、院長室に入る。
 院長である父は亮介に、島田教授の所には挨拶に行ったのか?と聞
く。
 亮介は、父親は立派で、自分がそんな立派なことができるかと自問
していた。
 父親は、最初は自信が無くても、やっている間に、後から付いてく
ると言う。
 亮介はそうではなく、父親と違う道を歩みたいと思った。だから法
医学はやめないから、と宣言する。


寸  評  今回、事件としてし面白かったと思います。それに、法医学の知
識もそれなりに使っていますし。
 とはいえ、今回も、メインは亮介と友人との関係を軸にした捜査で
あり、法医学の知識としては、アナフラキシーショックと、今はやり
の大麻についてがちょこっとだけですね。
 月9という時間帯上、グロテスクな解剖が出来ないというならば、
もっと違う時間帯で放送すればよかったのに、と思えます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 最近、アメリカのドラマをよく見ています。
 総じて感じるのは、女性の主張が強いですよね。
 最初はまったのは、「アーリー My Love」でした。
 同じような独身キャリアウーマンでは「SATC」で、郊外の有閑マダムた
ちでは「デスパレートな妻たち」。
 まだ、「Lの世界」は見ていませんが、ここまでついていけるのかどうか。

 あ、もちろん「CSI」シリーズはテレビ東京で時々放送しているので、全
部見ています。
 あの被害者の人間だか人形だがは、リアルっぽくて迫力あって、好きです!
(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。