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タイトル:Daily Drama Express 2009/02/06 ラブシャッフル (4)  2009/02/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/02/06 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ラブシャッフル
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 宇佐美啓(玉木 宏)
 逢沢愛瑠(香里奈)
 世良旺次郎(松田翔太)
 大石諭吉(DAIGO)
 早川海里(吉高由里子)
 上条玲子(小島 聖)
  香川芽衣(貫地谷しほり)
 菊田正人(谷原章介)
脚  本 野島伸司
主題歌  アース・ウインド&ファイアー「FANTASY」

あらすじ 第4話「君を守るのは僕だ」

 ラブシャッフル開始から3週目。組み合わせは啓(玉木宏)と愛瑠
(香里奈)、旺次郎(松田翔太)と海里(吉高由里子)、諭吉
(DAIGO)と芽衣(貫地谷しほり)、そして菊田(谷原章介)と
玲子(小島聖)。

「お互いアシストしましょうよ」
 諭吉は啓に持ちかけた。
「お前、まだアイアイ諦めてなかったの?」
 たしか諭吉と愛瑠は他のメンバーと違って、自分に合う相手を探す
ことにしていたはずと啓は思った。
「そのふりをしていただけですよ」
 重たがられるからと諭吉は言った。そんなわけで諭吉はお互いアシ
ストし合って元の鞘に収まろうという。悪い話ではないと啓は思った。
本来その目的で始めたのだから。

 愛瑠は芽衣に呼び出された。
「別に心配しなくていいよ。タイプじゃないし」
 愛瑠は笑った。芽衣が啓のことを気にしているのがなんだかかわい
らしく見えた。が、芽衣は違った。
「もしアイアイが啓のことを気に入ったら応援してもいいって思って
た」
 芽衣は本気でそう言っているようだった。
「啓とアイアイがつきあったら応援できるし、吹っ切れると思う」
「抜けているけど、ホッとするような奴だと思うけどな」
 愛瑠は笑い流そうとしたが、芽衣はどこまでも本気の様子だった。

 啓は愛瑠を夕食に誘った。
「あいついい奴じゃないか、よりを戻すことを考えてくれないかな」
 啓は話の途中でそれとなく言ってみた。啓の話から諭吉がまだ自分
に未練を持っていると知った愛瑠は気が重そうな表情を見せた。
「彼には気をつけてね」
「どういうこと」
「すごく屈折しているところがあるの」
「あいつはいい奴だぜ」
「見間違いもあるわよ」
「俺は自分で見たことしか信じない。あいつはいい奴だ。でも間違え
ることもあるか。俺はお前がいい奴だと思ってからな」
 売り言葉に買い言葉で啓は思わず愛瑠に皮肉を浴びせた。愛瑠はむ
っとして「バーカ!」というとグラスの水をかけて出て行ってしまっ
た。

 旺次郎は海里も同様にスタジオに連れて来て、写真を撮った。例の
如くいろんな質問を浴びせて本心を引き出そうとしたが、海里はまっ
たく乗ってこなかった。旺次郎は核心に迫った。
「君は自分の才能がないことを知っている。父親の期待が重荷なだけ
だ」
 だが海里は無表情に「ちがうよ」と答えるだけだった。
「おまえ、感情ってものがないのか!」
 旺次郎は全く隙を見せない海里にいらだちをぶつけた。

「あたしはあることに気づいたの。あなたがラブシャッフルを支配し
ているんじゃないかって」
 玲子は含みのある笑みを浮かべた。
「考えすぎですよ」
 菊田は冷静さを崩さなかった。玲子は構わず続けた。
「たぶんあなたは何かの実験をしている」
「ははは。あなたはストレスがたまってますね。そういうことは診察
室で聞きますよ」
「私はもう一つ知ってるわ、あなたの秘密を」
 玲子はどこか意味ありげな笑みを浮かべた。菊田は言葉に詰まった。

 啓と諭吉は互いの状況を報告し合った。諭吉は啓のことを猛烈にプ
ッシュしたが、芽衣は啓のためにがんばる諭吉を見て自分に好感を持
ったのだという。
「おい、なんだよそれ」
「すいません、すいません」
 諭吉はひたすら謝った。

 次の日、啓は愛瑠をドライブに誘った。
「昨日はごめん」
 愛瑠はさほど気にしてなかった。
「あたしが言いたいのは、彼の性格。盲目的になっていくのよ。相手
のためにはなんでもするの」
 好きになった相手のためならなんでもする。あの国が嫌いだからと
言ったら核兵器でも買いかねないと。だから諭吉と付き合うには絶え
ず自制心が必要になる。愛瑠はそのことがつらくなったのだ。
「なるほど、責任重大ってわけか」
「でしょ。逃げだしたくなるわ」
「でも今でもそばにいる」
「ピュアだから幸せになってほしいのよ」
 そんなことを話してたら、後ろからクラクションが鳴った。見ると
諭吉と芽衣が手を振っている。
「あいつはどこかにGPSでもしかけているのか?」
 啓はびっくりした。

 死にたがっている海里に対して、旺次郎は痛烈に罵倒した。
「世界中にはな生きたくても死んでく奴がごろごろいる。どうせ死ぬ
気もないくせに、生きたいやつが聞いたらマジ怒るぜ」
「死ぬよ」
「なら、今ここで死ね」
 旺次郎は橋の下の河川を指差した。
「今はダメ。菊田先生と約束している」
「んなもの理由になるか。早く死ね!」
 すると海里は本当に川に飛び込んだ。ボシャッという音に驚いた旺
次郎はすぐ自分も飛び込んだ。助け出すと海里は言った。
「あたし、うそつきじゃない」
「ああ」
 旺次郎も認めざるをえなかった。
「お前、なんなんだよ」
 海里は何も答えず旺次郎に抱きついた。とにかく感情が読めない。
「おもしれえ」
 旺次郎は海里に興味を抱いた。イカレテいる女はイケてる女でもあ
る。

 玲子は菊田のマンションに案内された。本がいっぱいの部屋に玲子
は感嘆した。ふと見ると写真立てが伏せられている。玲子はそれを手
に取った。
「きれいな人ね。今度会わせてもらえるかしら」
「もういないんだ」
 菊田は写真をひったくった。
「君の望みはなんだ」
 菊田は鋭く言った。
「もちろんセックスよ」
 玲子ははぐらかすように答えた。

 啓は諭吉たちと合流し、浜辺でビーチボールをしたりして過ごした。
なんだか久しぶりに味わう解放感だった。会社、辞めようかなと啓は
思った。今の会社に入る前はバイトで食いつなぐ日々だったけれど、
毎日毎日が楽しかった。今はなんだか先のことを考えてばかりして今
を生きてなかった。芽衣の目からはそれが色褪せて見えたのかもしれ
ない。そんな風に思ったことを愛瑠に言ってみた。
「辞める勇気あるの?一流企業、高年収」
「未練残らないように、派手な問題でも起こすか」
 啓はそう言って、浜辺で無邪気に砂遊びをしている芽衣と諭吉を見
詰めた。

 マンションに戻った菊田と旺次郎はサウナに入った。
「あまり深入りはしない方がいいんじゃないかな」
 旺次郎に海里の話を聞いて菊田はそう言った。
「どうして」
「彼女は本物のアーティストだからね。君が壊されるんじゃなかって」
「ほう、俺が偽物だと?ならますますちょっかい出したくなるね」
「そうだね」
 菊田は意味深な笑みを浮かべた。

 玲子と海里はマンションのエレベーターホール前のフロアにいた。
「どうして死にたいの?」
 玲子が切りだした。
「どうして生きたいの?」
 海里が聞き返した。
「でもどうして死にたいの?」
「でもどうして生きたいの?」
 海里はオウム返しするばかりだった。それでも玲子は気分を悪くは
しなかった。
「ねえ、おっぱい触っていい?」
 海里が言うと、玲子は「いいわよ」と笑顔で答えた。海里は「おっ
きい」とニコッとした。

 夜になった。啓と諭吉は花火や食材を買い出しに行き、浜辺は愛瑠
と芽衣だけだった。
「なんか啓とアイアイが本当のカップルに見えた」
「なに、ヤキモチ?」
「ううん、そう言うのとは違う。いい風が吹いてくるって感じ。アイ
アイはどうだった?諭吉さんとあたしを見て」
「別に、なんか生暖かい風が吹いてたって感じ?」
 そんな話をして笑い合っていたら、いきなり不良たちが現れた。
「ねえ一緒に遊ぼうよ」
 愛瑠は拒否したが、不良たちは無理やり愛瑠と芽衣を連れ去った。

 旺次郎は海里を自宅まで送って行った。帰り際、旺次郎は耳元で囁
いた。
「なあ、どうせ死ぬなら抱かせろよ」
「……」
「ジョークジョーク」
 ポンポンと頭を叩いて旺次郎は帰ろうとした。すると海里が言った。
「今日はパパがいない」
「あ、ああ」
 これには旺次郎も面食らった。

 浜辺に戻って来た啓は2人がいないのを見て驚いた。だが諭吉は落
ち着いて言った。
「僕のアタッシュケースにGPSがついてますからわかりますよ」
 啓と諭吉はすぐさま探しに行った。

 ついた場所は機材などを置く倉庫だった。すでにバイクを乗り付け
た族たちに占拠されている。啓はその中をかいくぐり愛瑠と芽衣を見
つけた。芽衣は膝をすりむいていて、心細そうな眼をしていた。
「お前ら!」
 啓は怒りがこみ上げ、そばにあった鉄パイプを取り上げた。
「つるまねえと何もできない弱虫どもが!取り柄がなくていじける気
持ちもわからないでもないが、女子供に手を出したら本当の屑だ。熱
くなるならアフガンでテロリストでも捕まえてこい!」
「ちょっと待って!」
 愛瑠が叫んだ。
「違うのよ」
 芽衣も言った。この族たちはこのあたりを縄張りにしていて、不良
にからまれた愛瑠と芽衣を助け出したのだった。
「うそ」
 啓は言葉を失った。
「すいません」
 すると今度は諭吉が言った。不良たちは諭吉が雇った劇団員で芽衣
をさらわせて、啓が助けるシーンを演出しようとしたのだ。
「ユッキー」
 愛瑠がたしなめた。すいません、すいませんと諭吉はひたすら頭を
下げた。

 族たちは気分を害し、簡単に許してくれそうにもなかった。
「けが人がいるんだ。日を改めよう」
「どうせ逃げるんだろ」
 啓は逃げない証拠として会社の名刺を差し出した。それでようやく
解放された。

 玲子はいつもの通りホテルへと菊田を誘った。菊田は部屋まで来た
が、何もせず帰ろうとした。
「確かにあなたは魅力的だが、僕は欲望を制御できないほど若くはな
いし、野蛮人でもない」
「みんなにあなたの秘密をばらすわよ」
「どうぞ。恥じることでもない」
 菊田は取り合わなかった。
「亡くなられた恋人、このラブシャッフルに似ている人がいるわね、
とても」
「……」
 菊田は部屋の電気を消した。そして玲子を押し倒した。
「野蛮人ね」
 玲子は勝ち誇った笑みを浮かべた。

 諭吉は芽衣を送る道中、ひたすら謝っていた。
「お金で今まで解決してきたの?」
「はい。友達もできたし、彼女も作れました」
「でもそれは安っぽい関係ね」
「ええ。高い出費なのに。それを分かってくれて付き合っていたのは
愛瑠だけかもしれない」
「かわいそうな人」
 芽衣は諭吉が気の毒になった。諭吉はシュンとなった。
「でもかわいい人」
「えっ?」
「ファイト!」
 芽衣はにっこりとして拳をぐっと握って見せ、車を降りて行った。
諭吉は思わず体が震え泣き出した。嬉しかったのだ。

 翌日、族たちが啓の会社に乗り込んできて、会社は大騒ぎになった。
啓はこうなることに覚悟を決めていたから落ち着き払って、族のヘッ
ドを屋上へと連れ出した。
「いいのかよ。クビになるぜ」
「心配してくれるの?まあ君らみたいなのにはいい子が多いんだよね、
実は」
「ガキ扱いすんな!」
「俺だってもとは2流のクズ。背伸びしたけどそこへ戻るだけさ」
 啓は上着を脱ぐと、取っ組み合いを始めた。

 諭吉は啓に呼び出されてやってきた。
「すいません、本当すいません」
 諭吉は平謝りした。自分のしたことで、事が大きくなってしまった。
「いや、それはもういい。で、今仲直りってことでおごってるんだ」
 突然汽笛が鳴って、族たちを乗せた漁船が川を渡っていくのが見え
た。愛瑠が甲板に出てきて言った。
「2人とも早く!」
「悪いんだけどさ」
 啓が言った。諭吉はすぐにわかった。
「貸し切りなんですね」
「ああ。金、出してよ」
「も、もちろんです」
 たぶん、これが初めてのまともなお金の使い方に違いなかった。そ
う思うと諭吉はむせび泣いた。


寸  評  今回もなかなか面白かったです。啓にも変化が出始めてどうやら
会社を辞めて自分を取り戻そうとし始めて話も動いていますね。一方
で菊田の狙いは何か、というポイントもあって話が少々複雑な気もし
ます。ラブシャッフルというゲーム自体を描いているのか、啓という
人物の変化を描いているのか。どっちつかずで中途半端な感じもしま
した。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 保険の見直しを勧められて見直しをしました。新入社員時によくわからない
まま加入したものだったので、改めて見てみるとニーズにマッチしておらず、
この内容で毎月保険料払っていたのかと愕然としてしましました。結局内容を
見直して、保障額も下げて若干保険料を落としてということで決着したのです
が、正直言えば都民共済で事足りるし、その方がもっと安くなるなというとこ
ろ、しかし解約するとそれはそれで損してしまうので、難しいです。保険につ
いてちゃんと勉強しなくてはと思いました。(けん)

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発行元:ドラマ研究会
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