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タイトル:Daily Drama Express 2009/01/24 銭ゲバ (2)  2009/02/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/01/24 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 銭ゲバ
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時00分
キャスト 蒲郡風太郎(松山ケンイチ)
 三國 緑(ミムラ)
 萩野 聡(宮川大輔)
 三國 茜(木南晴夏)
 由香  (石橋杏奈)
 野々村保彦(光石 研)
 野々村洋子(りょう)
 蒲郡健蔵(椎名桔平)
原  作 ジョージ秋山『銭ゲバ』
脚  本 岡田恵和
主題歌   『』

あらすじ  第2回 愛は金で買えるズラ!!!!

 気がついた蒲郡風太郎(松山ケンイチ)は、三國緑(ミムラ)に、
子供の頃、伊豆の別荘で会ったことを覚えているか聞く。
 覚えている、と緑。

 風太郎は、緑の車の前に、出てしまったんだ.....と言う。

 緑が治療費も含めて、すべて償わせて貰うという。

 風太郎はそんなことは言わないでください。むしろ弁償しなければ
ならないのは、自分の方だ。高級車を傷つけてませんか?と聞く。

 緑は、自分に何ができるだろう、と言う。
 「お友達になってください.....って、図々しいお願いですよね」
と風太郎。

 緑は気軽に、お友達になりましょう、と言う。

 風太郎は、招かれてクルーザーに乗せて貰う。
 緑に、海のそばに住んでいたけど、海から陸を見たのは、初めてだ
という。

 緑は、風太郎が自分の父親の会社に勤めているなんて、すごい偶然
と言う。
 風太郎は、派遣で、今まで何カ所もの職場を渡り歩いてきていると
言う。

 風太郎は、亡くなった母親が、大切なのはお金ではなく、心がけだ
と言っていた。それって、本当だと思いますか?と聞く。
 緑はあっさりと、そう思うと答える。

 風太郎は、キャビンの一番後ろの席に座っていた三國茜(木南晴夏)
の顔の痣は、生まれたときからなのかと聞く。
 緑は、そうだと答える。そのせいで、茜は小さいときから引っ込み
思案で、と。

 風太郎は、自分には茜の気持ちもよく分かる。自分にもこの傷があ
るから、と緑に見せる。

 その頃、キャビンの中では、一人のボンボンが、腕時計の自慢をし
ていた。今はめている時計は、オークションで落札したもので
500万円はくだらない、と言う。

 風太郎は茜の後を付けていく。茜は、足も不自由なようだ。

 風太郎は、茜の部屋の前で、さっきボンボンが自慢していた腕時計
を拾う。
 その時計のガラスは割れていて、時間も狂っていた。
 風太郎はその時計を、そっと自分のポケットに入れる。

 その時計の持ち主が、時計が無くなったと騒いでいる。
 その男性の後にトイレに入ったのは、風太郎。風太郎が盗ったのだ
ろう、と言われる。

 緑は、風太郎を疑うことなんて無い、ととりなすが、風太郎は疑い
を晴らす、と着ていたものを脱いでいく。

 でも、時計は出てこず、風太郎の疑いは晴れる。

 下船すると緑は、みんなと飲みに行くという。
 風太郎は、仕事があるので、と断る。
 茜も行かない、と言う。

 緑は、茜を一人で残して行けないと困る。
 すると風太郎が、自分が一緒に残っていると言う。

 風太郎は、広いキャビンに、茜と2人きりになると、茜に、茜の気
持ちもよく分かる。幸せそうな人たちを見ると、壊してやりたくなる
のだろう、と言って、ゴミ箱から壊れた時計を取り出して茜に見せる
と、海へ捨てる。


 刑事の萩野聡(宮川大輔)が殺人事件の死体を調べている。
 同僚に、殺人犯は風太郎だと考えているんじゃないか?とからかわ
れる。
 萩野は、風太郎は今、三國造船で働いている、と言う。


 風太郎は午前の仕事を終え、社食で昼を食べる。
 下膳すると、後ろから萩野に声を掛けられる。
 風太郎が子供の時、新聞配達をしていたが、そこの店主をしていた
のは自分の弟だという。
 風太郎は懐かしそうに、お元気ですか?と聞く。
 だが、萩野は殺された。風太郎にやられたと思っている。絶対、風
太郎を捕まえてやる、と言う。
 風太郎は、その人の死を悼んで泣く。
 萩野は同僚に、風太郎の傷のない方の目を見たか?あの冷たい目
絶対犯人だという。

 風太郎は食堂・伊豆屋へ連れて行かれ、伊豆屋のみんなから自己紹
介を受ける。

 風太郎が外へ出ると、女子中学生が写真を見せて、兄を捜している
と言う。


 風太郎が街を歩いていると、無銭飲食で店からつまみ出された男が
いた。
 風太郎の父親・蒲郡健蔵(椎名桔平)で、風太郎の姿を見ると、刑
務所に行きたくないので、払っておいてくれ。たいした額ではないか
ら、と言う。

 でも風太郎は、「その人を知りません」と言うと、去っていく。


 午後の仕事をしながら風太郎は、今までの父親とのことを思い出し
ていた。
 仕事の最中、緑がやってきて、茜の件で風太郎に来て欲しいという。
 風太郎は、仕事が終わってからでいいか?と聞き、それでいい、と
緑。

 緑が運転する車に同乗している風太郎。緑に、「緑さんから見れば、
どうでもいい仕事かもしれないけれども、ボクはあれでお金を貰って
いるんだ」と言う。
 謝る緑。

 車は三國邸へと入る。

 風太郎は、幼い日、母・蒲郡桃子(奥貫薫)が、「何が違うんだろ
うね、同じ人間なのに」と言った言葉を思い出す。

 三國家のリビングに通される風太郎。
 緑はもうすぐ父も帰ってくるが、先に話をする、と言う。

 それは、茜からお願いされたことなのだが、茜がお願いすることな
ど滅多にないので、父はそれだけで喜んでいる、と言う。
 お願いは、風太郎にこの家に住んで欲しいと言うこと。茜の話し相
手になって欲しい。茜が人と話をすることなどほとんど無い。茜と話
をし、たまには相談に乗って欲しい。そして外にも連れ出して欲しい。
これは緑にも父親にも出来ないことだから、と。

 そこに父・三國譲次(山本圭)が帰ってきて、風太郎の顔を見て、
一瞬固まる。
 その後、譲次は風太郎の顔を見ないようにし、うちの品川工場で、
派遣として働いてくれてるんだって、と言う。

 そのリビングの前の廊下で、中の話を立ち聞きしている茜。
 女中が紅茶とケーキを持ってくる。女中の姿に身を固くする茜。

 風太郎は、トイレを借りたいという。

 風太郎が部屋の外へ出ると、譲次はすぐみどりに、「なんだ、あの
薄気味の悪い男は!」と怒鳴る。

 廊下で茜を見た風太郎は、「君の気持ちは嬉しいよ。でも、難しい
かもしれない」と言う。

 トイレに入った風太郎は、「茜、頑張ってくれよ。こんなチャンス、
二度と無いかもしれないからな」と祈る。

 譲次は緑に、あんな薄気味の悪い奴、うちは女しかいないんだぞ。
何か盗まれたらどうするんだ、と言う。
 緑は、そんな人じゃないと言うが、譲次は聞かない。

 そこに茜が入ってきて、風太郎は自分の年収よりも高い時計を自分
のために海に捨ててくれた。自分のお願いを聞いてくれないなら、死
ぬから、と言う。

 その会話をドアの外から聞いていた風太郎は、忍び笑いをする。
 女中が風太郎を、気味悪そうに見ている。


 帰り道、雑誌の裏表紙に載っていた少年の顔写真を踏みつけ、子供
の頃を思い出す風太郎。

 −*−*− 昔 −*−*−

 遠足の写真が廊下に張り出される。風太郎が一番よく写っていた。
 だが、1枚50円と書かれているのを見た風太郎は、諦める。
 母親には、自分が写っている写真は一枚も無かったと言う。
 残念そうにする桃子。

 −*−*−*−*−

 それを思い出した風太郎は、道上に狂ったように笑いながら、転げ
回る。

 夜道をほくそ笑みながら歩く風太郎の後を付けていく健蔵。


 車いすで庭に出ている茜。
 茜の前に跪き、礼を言う風太郎。そして自分は口べただから、こう
いうことしかできないけれども、と言って、茜の両耳を両手で塞ぐと、
 「オレは、こんな顔だから、みにくい者は嫌いだ。だからこの顔も
嫌いだ。本当は、緑がよかったが、緑は手に入らないだろう。だから
お前で我慢する。お前と結婚して、この家に入る。金のためなら、な
んでもできるずら」
と言う。
 茜は、風太郎の手を外して。風太郎の話を聞きたい、と言う。


 風太郎は手を外すと、茜を愛している。この痣も含めて、茜を好き
だと言う。

 茜は自分の上体を風太郎に預ける。
 風太郎は、茜の身体を抱きしめる。


 三國家の前にやってきた健蔵。風太郎は昔から親思いの子だったよ
なと言うと、三國家の門扉に手を掛け、身体を引き上げ、中を覗く。


 緑は二階の窓から、庭で抱き合っている風太郎と茜を見て、微笑む。


寸  評  あれれ、風太郎はこんな簡単に三國家に入り込めてしまったので
すか?
 風太郎は底辺から金だけを信じて生きていくのではないのですか?
 緑の車の前に飛び出して、接触するなんて言う、当たり屋がやる古
典的な手法で。なんでこんなことで緑はコロッと騙されてしまったの
でしょう。
 それに、風太郎が同情して優しくするだけで、茜までコロッと騙さ
れるのですから。

 こんな簡単だったら、今まで回り道せず、最初から三國造船に派遣
で潜り込んでさっさと当たり屋のマネをすれば、目的は達成できるわ
けではないですか。

 ところで風太郎は金のために結婚するわけですが、序盤で達成され
てしまったら、風太郎はこの先、どこへ向かうのでしょうか?三國造
船を乗っ取って、さらに大きな企業の経営者を目指すってこと!?
 でも、経営者となってしまうと、目的は金では無くなってしまいま
すよね。金はもちろん不可欠ではあるが、付随的な存在となってしま
います。

 この後のストーリー展開が気になります。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 TBSの昼ドラまで『ラブレター』をやっています。これって、ストーリー
展開は、今のところ、『砂時計』とそっくりです。障害は、『砂時計』は母親
が亡くなった後、東京に戻ってしまうこと。『ラブレター』は、耳が聞こえな
いことと、そのため聾学校に行くため、実母のいる東京に行くこと。
 そして、初恋の相手の男性は、それぞれ訳ありの女性と一緒に暮らしている。
 でも、お互い、まだ思い合っているらしいこともわかる。
 『ラブレター』も、『砂時計』のようなハッピーエンドになるのでしょうか?

 この展開、『君の名は』ではないですが、古典的手法ながら、どうしても、
胸がきゅんと締め付けられて、切なくて、見入ってしまいますね。(鈴木)

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